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Vol.63 全てが破格の輪湖時代北玉時代があっさりと終わりを告げたあとには、輪島、北の湖による「輪湖時代」が到来する。輪島は、名門日本大学相撲部の出身で、「アマチュア史上最高の横綱」といわれた輪島は、大きな期待をになって花籠部屋に入門した。「蔵前の星」とよばれ、45年1月場所にデビューし、トントン拍子で大関昇進。身長186センチ、体重132キロのがっしりとした体に強い腕力。しかし、派手好き、目立ちたがり屋だった。なにかと批判も多かった輪島だが、優勝14回という立派な成績を残し、昭和56年3月場所を最後に引退した。 北の湖は、三保ヶ関部屋に入門し、早いデビューが幸いし、49年の7月場所後に推挙された時は21歳2か月で、大鵬の記録を破る史上最年少横綱の誕生であった。身長179センチ、体重169キロというどっしりとした巨体を生かし、前へ前へと出ていく相撲を取った。昭和60年1月、引退する。引退後の北の湖は、協会からその功労によって一代年寄を贈られ、北の湖部屋を創設した。 |
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