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相撲史神事と武道の華麗なる融合
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Vol.60 栃若と街頭テレビの時代

角界はどたばたとした戦国時代に区切りをつけ、新たな時代へと入っていくことになる。相撲の新時代を象徴したのは、昭和28年5月から始まったNHKテレビの実況中継放送だ。これによって、相撲人気は全国的なものへと拡大し、新たなファンを生み出すことになる。そして、二人の傑出した横綱を中心とした戦後初の黄金時代が築かれる。その二人は栃錦と若乃花、人々はこの時代を「栃若時代」とよぶ。
栃錦は、小学校をでるとパルプ工場に勤めたが、すぐに春日野部屋に入門した。栃錦の相撲はうまくて、強靭な足腰を生かし、土俵狭しと暴れまくり、勝負にかける執念深さから「マムシ」という異名をとった。すべての決まり手を使うのではないかと思われるほど多彩な技を駆使し、三賞を通算9回も受賞した技能派力士で、名人横綱とよばれた。
栃若時代のもう一方の主役である若乃花は昭和21年11月、に初土俵を踏む。苦労の絶えなかった若乃花であったが、土俵では順調で出世は早く、昭和25年には入幕。33年3月、45代横綱に昇進。最高時でも108キロという軽量力士だったが、人の何倍もの稽古量たまものであった。巡業の稽古でさえ殺気がみなぎり、周囲の人間を震え上がらせた。若い時には「狼」とよばれ、のちには「異能力士」、そして「土俵の鬼」とよばれた。
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