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Vol.55 角聖 双葉山の登場

双葉山定次は17歳に立浪部屋に入門した。はじめはとくに目立った存在ではなかったが、十両下位にいるときに春秋園事件が起き、特別措置で入幕してから徐々に頭角を現してくる。
昭和11年の5月場所9日目、双葉山が対するは横綱玉錦。当時玉錦は全盛期を迎えていた。仕切り直すこと7回、両者は制限時間前に立った。猛然と突っ張ってくる双葉山に対して、玉錦も負けじと突き返し、さっと右を差した。双葉山は左上手を引きつけ、右をのぞかせると、左上手の取れない玉錦は左を巻きかえにいった。そこを逃さず、双葉山は右から一気に寄った。土俵際に詰まった玉錦は、左で双葉山の首をうっちゃろうとするが勝負は決していた。双葉山は右をはずにし、ぐいっとばかりに寄り倒した。
この一番のあと、両者は3回顔を合わせているが、とうとう玉錦は1回も勝てずに終わった。まさに「双葉山時代」の幕開けを告げる「覇者交代の大一番」であった。
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