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Vol.23 ペリーの度肝を抜く小柳

嘉永6年(1853)浦賀沖に黒船来航。この時は幕府も混乱したが一週間ほどで黒船は去った。翌年再び黒船が訪れた時、幕府は日本人の力を誇示するためにアメリカ人に相撲を見せることにした。
大関小柳、鏡岩、関脇常山、小結雲龍以下30数名を向かわせ、ペリー一行への贈り物である米俵を運び込む手伝いをした。水兵達は2〜3人がかりで1俵運んでいたが、力士達は1人で2〜3俵を軽々と運び一行を驚かせた。
土俵入りのあと、ぶつかり稽古で巨体同士が激しくぶつかり合う様を見てペリーは震えあがったという。最後に小柳常吉と水兵達の対戦で、レスリングとボクシングの選手3名との1対3の戦いはそれぞれを差し上げ、小脇に抱え、踏みつけた小柳の圧勝だった。
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