Vol.21 土俵入りの二つの型横綱土俵入りには雲龍型、不知火型がある。10代横綱雲龍久吉、11代横綱不知火光右衛門の型が素晴らしく後世に伝えられたといわれている。型が定まったのは昭和に入ってからで、羽黒山が36代横綱になったときに太刀山の型を受け継いだ土俵入りをし、それを見た相撲研究家が不知火型だと決め付け、それ以外はすべて雲龍型とされてしまった。しかし原型である太刀山は雲龍型だと言い、雲龍型といわれている二代目梅ヶ谷は不知型を元にしているという。 実は雲龍型が不知火型、不知火型が雲龍型という可能性もあるが、肝腎の二人の土俵入りに関する資料では推定も出来ず、現状の呼称のままである。 |
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