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相撲史神事と武道の華麗なる融合
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Vol.32 中村楼事件

以前は相撲会所の改革を叫ぶなど相撲界への貢献が高かった高砂浦五郎は、東京大角力協会の取締になり、東京相撲を手中におさめる独裁者となっていた。明治24年(1891)には一門系統の年寄を言いくるめて永久取締りを宣言するが、他の年寄である雷、尾車、友綱らの反対を受け宣言を撤回させた。
明治28年5月場所では、西ノ海と鳳凰の取組に物言いをつけて自分の弟子である西ノ海の肩を持ち傍若無人ぶりを見せつけた。翌年1月場所で発表された番付に高砂系で占められている東方に鳳凰が回されていたが、鳳凰はもちろん西方の力士も納得せず11日の初日になっても場所入りしないので、強風を理由に閉場となった。
15日には西方大関の大戸平以下33人は高砂独裁体制改革を要求し、17日には雷ら年寄は1月場所終了後に着手、5月場所より実行すると回答した。18日には両国中村楼にて手打式を行い19日から1月場所所初日となったが、西ノ海は休場でそのまま引退した。2月には協会規定を大幅に改正して70条の申合規約が発表された。
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