Data #10:今場所の目玉商品

照ノ富士

横綱在位21場所目。両膝痛などにより2場所連続全休中。冬巡業が12日、兵庫県宝塚市で行われ、朝稽古で大関大の里と8番4勝4敗。土俵上で相撲をとるのは、10度目の優勝を遂げた7月の名古屋場所千秋楽以来。この1年について、「悔しい気持ちが一番あった」と振り返った。横綱は来年の初場所に向け、「悔しさを初場所にぶつけていけたら」と、3場所ぶりとなる出場へ意欲を語った。

琴櫻

九州場所では、14勝1敗で初優勝。冬巡業では稽古十分。初場所は、横綱だった祖父のしこ名を受け継いでから、初の綱取りに挑む。

豊昇龍

冬巡業では、前に出る力が増し稽古十分。初場所へ向け「いい感じに稽古できている。しっかり準備して頑張りたい」と闘志をたぎらせた。九州場所、自己最多の13勝を挙げ、初場所は初の綱取りに挑む。

大の里

大関2場所目。自身3度目の優勝を狙う。

若元春

4場所ぶりの東関脇。

阿炎

5場所ぶりの小結。

若隆景

冬巡業では精力的に汗を流す。再入幕から3場所連続で2桁勝利を挙げ、昨年夏場所以来10場所ぶりの三役復帰。

霧島

右尺側手根伸筋腱鞘炎で冬巡業を休場。大関経験者だが2年半ぶりの平幕西前頭筆頭。

王鵬

愛知県西矛市で江戸時代から続く伝統行事「乙亥大相撲」に参加。

千代翔馬

九州場所で自身初の2桁勝利を挙げ、大きく番付を上げ西前頭5枚目で挑む。

高安

変形性腰椎症に伴う急性腰痛症、右足関節捻挫のため冬巡業を休場。

美ノ海

冬巡業を痔ろうのため休場。

明生

頸椎症性神経根症のため冬巡業を休場。

尊富士

右下腱蜂窩織炎、皮膚腫瘍のため冬巡業を3日目から休場。

湘南乃海

愛知県西矛市で江戸時代から続く伝統行事「乙亥大相撲」に参加。

琴勝峰

左母趾MP関節脱臼、第一中足骨遠位剥離骨折のため冬巡業を休場。

北勝富士

右膝膝蓋骨脱臼手術後のため冬巡業を休場。

金峰山

2024年秋場所以来の返り入幕。

伯桜鵬

2023年秋場所以来の返り入幕

北の若

2024年秋場所以来の返り入幕

玉正鳳

現師匠「元関脇玉春日」が片男波部屋を継承してから初の新入幕力士。2011年秋場所初土俵。31歳9カ月17日での新入幕は戦後8位の高齢昇進。初土俵から所要79場所は、外国出身では阿夢露の74場所を抜く同1位のスロー昇進となった。2025年3月で32歳を迎える。

2024年秋場所以来の返り入幕