Data #10:今場所の目玉商品

照ノ富士

5月場所、前半戦に3敗を喫したが「焦り? 特にないですね。そういう細かいことはあまり気にしないので」と、最後まで集中力を切らさなかった。
連覇に向けて「いつもと変わらず、筋トレから土俵での稽古、しこ、すり足というのは普通にいつも通りやっている」「順調」と問題なしを強調した。
「名古屋での優勝はない。今までどんなときでも支えてくれていた名古屋の後援者の方々やファンもいますから今年こそという気持ちはあります」と力を込めた。

貴景勝

22日、稽古を報道陣に公開し、しこや鉄砲などの基礎運動で汗を流した。
前日までは追手風部屋へ出稽古し、連日20番以上の番数をこなして「体の反応的に新鮮なものが得られた」と振り返った。
この日は相撲を取らず調整。
「まだ番付発表前なので、しっかり体を疲れさせてやっていきたい」と本場所へ向けて仕上げていく。

御嶽海[カド番 初]

22日、5月の夏場所で右肩を負傷していたことを明らかにした。「ぶっつけ本番でもやらないといけない」と悲壮な覚悟を口にした。
先場所初日の高安戦で土俵下に落ちた際に痛めた。
現在はしこなどの基本運動中心で汗を流し、相撲を取る稽古の再開は不透明だという。「焦りはないが、ちょっともやもやする」と率直に話す。
名古屋は4年前に初優勝した思い出の場所。
「間に合わせる。しっかり結果を残す」と気を引き締めた。

正代[カド番4度目]

15日、取材に応じ「考え過ぎてもしょうがない。なるようになる」と心境を吐露。
賜杯レースに絡めない状況が続くが「頑張らないといけない。今は誰が優勝してもおかしくない」と自らを鼓舞した。

若隆景

13日、気迫にあふれる朝稽古を行った。
関脇の阿炎、幕内の霧馬山と北勝富士が同部屋に出稽古で訪れ、「いろんな関取と稽古できたのはありがたかった」と喜んだ。
名古屋場所の成績次第で大関昇進の可能性を残す。
17番取った若隆景はいつものように「本当に下から(攻める)」という意識を持ちながら、阿炎や霧馬山と胸を合わせて9勝8敗だった。
関脇の地位で勝ち続ける重みを知るからこそ「しっかり地道にいくだけです」。
名古屋場所に向けて「初日からしっかりとしていきたいです」と誓っていた。

大栄翔[再関脇]

出稽古が約2年3か月ぶりに解禁され、部屋の稽古に参加した幕内高安と11番取って5勝6敗。
「コロナ禍はずっと部屋の力士しかやってなかった。(出稽古は)新しい収穫だったり、自分の新しい弱点を発見できる。
そういうプラスなところはたくさんある」と汗をぬぐいながら振り返った。
稽古後は2人でストレッチを行う場面も見受けられ、大栄翔は「高安関は昔腰を痛めていて、自分も今腰が痛いので教えていただいた」。
続けて「すごい効きました。体のことをすごい勉強しているなと。出稽古や巡業がないと、そういう会話もないので。改めて出稽古というのは良いものだなと思います」と感想を語った。

霧馬山

20日、追手風部屋に出向き、大栄翔や貴景勝らと計21番の申し合い稽古を行い15勝6敗と好調ぶりを示した。
先週までは荒汐部屋に通い、この日から追手風部屋へ。
「久しぶりだし凄く楽しめた」と充実の表情を見せた。

高安

18日、荒汐部屋へ出稽古し、計12番の申し合いを行った。
6日に解禁されてから追手風、時津風、佐渡ケ嶽と“行脚”して、この日で4部屋目。
春場所の優勝決定戦を争った若隆景らと汗を流し「みんな強いから楽しいですね。いろいろな力士と肌を合わせて得るものもたくさんあります」と充実の稽古で手応えを得た様子。

翔 猿

6日、出稽古が再開され高安が同部屋を来訪。
他の部屋の力士たちとの稽古は「やっぱり全然違いますね。ピリッと引き締まりますね」と緊張感を感じ取っていた。
申し合いでは高安や同じ部屋の大栄翔と6番取り、2勝4敗。
「上位でやるためには、上位の人たちと稽古した方がいいのかなと思います」と語り、出稽古の良さを実感。
終盤戦まで衰えぬ体力アップを課題に「とりあえず勝ち越し目指して頑張ります」と話す。

志摩ノ海

22日、都内での部屋で稽古を行った。
19日の挙式披露宴後初めての稽古では16番とって関取衆とは4勝1敗。
「稽古場なのでしっかり自分の得意な形とか展開をチェックしながら取っていた」と納得の表情を見せた。
清香夫人について「すごく支えてもらっている。『相撲だけ頑張って』と常々言われて。
『元気な相撲を取ってくれるだけでうれしい』と言ってくれる。
相撲だけに集中できる」と内助の功に感謝。手料理も「本当に何でもおいしい。栄養とかも考えてくれる」と絶賛した。
新婚パワーも得て臨む名古屋場所へ向け「先場所負け越したし、大勝ちして借りを返したい」と燃えていた。

剣 翔

返り入幕(3場所ぶり)

大奄美

返り入幕(6場所ぶり)

錦富士[新入幕]

27日、大相撲名古屋場所の新番付で新入幕を果たした。
「ようやくスタートラインに立てた。ここで止まらず、もっと精進したい」と意気込みを示した。
青森・三本木農高では、中退した幕内阿武咲と同学年だった。
自身は近大を経て入門。
ようやく顔を合わせる地位まで昇進し、「いつも負けて悔しい思いをしてきた。当たったら、しっかり勝ちたい」と対戦を心待ちにする。
同じ青森県出身の師匠、伊勢ケ浜親方が「地道に稽古をして、しっかり体をつくってきた」と評価するように、60番以上取る日もある。
「横綱ら部屋の関取衆の胸を借りて一歩一歩、三役に向かっていきたい」と目標を定めた。

千代丸

返り入幕(2場所ぶり)