Data #10:今場所の目玉商品
照ノ富士
腰骨の一部が折れていたことが判明。
「腰椎椎体終板障害、糖尿病」で秋巡業を初日から休場。
13日から秋巡業に合流し、20日の奈良県桜井市で初めて申し合い稽古に参加。
霧島
10月2日、全日本力士選手権で初優勝。
豊昇龍
10月8日、都内で開かれた優勝祝賀会に出席。
「来場所はしっかり稽古して、優勝を狙って頑張りますので、応援よろしくお願いします」と力強く活躍を誓った。
大栄翔
今年は、5場所で計51勝を挙げ、1場所を残して年間最多勝争いで単独首位。
秋場所で10勝を挙げ、九州場所で公言通り優勝を果たせば、大関昇進の気運が高まる。
若元春
昨年秋場所から7場所連続勝ち越し。三役在位は6場所連続。
琴ノ若
秋巡業が28日、広島市のマエダハウジング東区スポーツセンターで行われた。
公開稽古は横綱・大関が申し合い稽古を行わないなか、関脇・琴ノ若が15番取って14勝1敗と存在感を示した。
今年初場所の小結昇進から三役で5場所連続で勝ち越し中の期待の星。
「ここで止まることが目標でもないので、しっかりとやっていきたい」と話した。
阿炎[再小結]
「右変形性肘関節症」で秋巡業を初日から休場。
2場所ぶりの小結復帰。
北勝富士[再小結]
2場所連続勝ち越し中。
21場所ぶりの小結復帰。
朝乃山
秋場所は、左腕と右足親指にけが抱えながら9勝し、再入幕の夏場所から3場所連続勝ち越し中。
左腕は完治していないが、秋巡業に参加。
28日、広島市で行われた朝稽古で左脚を肉離れの疑いで秋巡業最終日を休場。
高安
「腰椎椎間板症、変形性腰椎症」で秋巡業を初日から休場。
阿武咲
「両膝半月板損傷、右陳旧性PCL断裂、腰椎椎間板ヘルニア」で秋巡業を初日から休場。
湘南乃海
28日、秋巡業が広島市で行われ、小結・錦木らと5番取った。
193センチ、185キロの巨体をぶつけ、鋭い出足をみせた。
豪ノ山に2敗するなど2勝3敗。
それでも「(7勝8敗の)先場所は反省ばかり。巡業ではたくさん試している」と充実感を漂わせた。
佐田の海
19日、秋巡業が京都市で行われ、ご当地となる九州場所に向け、熊本出身の佐田の海は基礎運動を中心に調整。
その後はぶつかり稽古で胸を出すなどし、汗をかいた。
初土俵からの通算在位場所は、佐田の海が現役関取最多の122場所で、次いで玉鷲が117場所。
「自分より年上が頑張っているのだから『自分もまだまだできるぞ』」と玉鷲の存在が発奮材料になっているという。
平戸海
15日、秋巡業が愛知・大府市で行われ、長崎・平戸市出身の平戸海は、前日に引き続き霧島に三番稽古で指名され、4番取って2勝2敗と上々の内容だった。
「(自分を)かっていただいてありがたいですね。大関なので緊張しますけど、胸を借りるつもりで思い切り、引いたりせずに行こうと思ってやっています」と充実感をにじませた。
王鵬
9日、秋巡業が神奈川・伊勢原市で行われ、朝稽古で同期の豊昇龍に指名され、連続8番取って3勝5敗。
関取衆の申し合いと合わせて12番(6勝6敗)は、この日の幕内力士では豊昇龍と並ぶ最多の番数だった。
大関からの指名には「ありがたい」と感謝した。
豊昇龍が「負けたくない」と意識していたと聞くと「気合を入れてきてくれる。それに応えられるように、また対戦できるようになるためにも、上位に定着しないと」と、静かな口調の中に、九州場所への意欲をのぞかせた。
宝富士
「腰椎椎間板ヘルニア」で秋巡業を初日から休場。
友風[返入幕]
4年前の九州場所で膝を大怪我し、7場所連続休場。
一時は西序二段55枚目まで番付を下げる。
幕内経験者が序二段から復活するのは、史上場3人目。
一山本[返入幕]
西十両7枚目で13勝を挙げ十両優勝。
夏場所以来3場所ぶり。
東白龍[新入幕]
玉ノ井部屋からは、2013年夏場所以来10年ぶり。
東京都出身では、2022年初場所以来で戦後33人目。
東洋大出身では、2019年九州場所以来4年ぶり。
通算26場所。
美ノ海[新入幕]
木瀬部屋からは、初場所以来。
沖縄県出身では、2006年秋場所以来で戦後5人目。
日大出身では、2023年春場所以来で、41人目。
通算45場所。
狼雅[新入幕]
二子山部屋からは、現師匠が部屋を創設して以来初。
ロシア出身では、2014年九州場所以来6人目。
通算29場所。
十両を6場所で通過。
初の秋巡業に参加。
錦富士
「右前下脛腓靱帯(じんたい)断裂、左肋間筋挫傷」で秋巡業を初日から休場。
北の若[新入幕]
八角部屋からは、2016年九州場所以来7年ぶり。
山形県出身では、2013年春場所以来10年ぶりで戦後8人目。
通算27場所。
「目指してきたところにやっと来られたんだなという感じがする」と喜びを語った。