Data #10:今場所の目玉商品

照ノ富士

横綱在位9場所目。
東横綱に就いた。
膝のケガで出場するか否かは微妙だが、出場すれば4場所ぶり8度目の優勝を目指す土俵となる。
一人横綱は番付上で8場所連続。
先々場所は両膝のケガで10日目から休場。
先場所は全休しており、その回復具合が注目される。

貴景勝

正代が大関から関脇へ転落し、看板力士は横綱照ノ富士と大関貴景勝の2人だけ。
1横綱1大関は1898年1月場所以来125年ぶりの異常事態となった。
照ノ富士は10月に両ヒザを手術した影響で休場が濃厚。
貴景勝はハイレベルな成績での優勝なら綱取りもあり得るだけに、大きな期待を背負う。

若隆景

22日、都内の同部屋で22番の申し合い稽古を行った。
出稽古に訪れた霧馬山、錦木、千代翔馬と若元春を含め幕内力士5人による白熱した申し合い稽古が繰り広げられた。
若隆景は計22番取って16勝6敗。今年の春場所で初優勝を果たすなど全6場所で勝ち越し、年間最多勝も獲得した若隆景。
大きく飛躍した1年を経て「2023年はもう一つ上の番付という目標に向けて精進していきたい」と意気込んだ。
現実的に近づいてきた大関の地位を見据え「しっかり成績を収めないともう一つ上の番付にはいけない。
もっともっと自力をつけて上を目指す」と向上心をのぞかせた。

豊昇龍

20日、東京都台東区の立浪部屋で稽古し、大関昇進の足場固めを狙う初場所に向け「2桁勝ちたい。今年は6場所で勝ち越せたが、来年はもっといい年にする」と貪欲に語った。
稽古では幕内明生らと計18番で14勝4敗。
11月の九州場所は11日目まで1敗と賜杯レースを引っ張ったものの、12日目からの3連敗が響いて11勝4敗にとどまった。
「10勝したら『優勝』という思いが出てきた。
終盤戦は緊張感があった」と述懐。
23歳のホープは「悔しかったけれど、これで終わりではない」と雪辱の思いを口にした。

高 安

先場所は惜しくも優勝を逃すも、殊勲賞を獲得。
去年7月の名古屋場所以来となる東の関脇に座る。
三役復帰は去年9月の秋場所以来。

正 代

23日、都内の時津風部屋で取材に応じた。
この日は土俵に上がらず、大きなタイヤを使ったトレーニングで汗を流した。
今年は3度のカド番の末に陥落を経験。
「大変でしたね。長い一年でした」と振り返った。
10勝以上で大関復帰となる初場所へ「勝ちたいですけどね」と本音を漏らしながら「意識しすぎないようにしたい。自然体でいけたら」と意気込んだ。

琴ノ若[新小結]

新三役の小結に昇進。
オンラインで記者会見に臨み「うれしいが、気が引き締まる思いもある。なかなか三役に上がれなかったが、上で戦う力がついたというか、自信がついた状態で上がれたので、いい経験だった」と心境を語った。
また、先代の師匠で祖父の元横綱 琴櫻の映像を見て技を磨いたことを明らかにし「先代のような押しを磨いていこうと思って研究した。そのまま押して前に出る力がついてきて少しずつ変わった」と手応えを口にした。

若元春[新小結]

新小結に昇進した。
所属する荒汐部屋からの三役昇進は2021年名古屋場所の弟の若隆景以来で、兄弟三役の誕生は1991年九州場所の若花田・貴花田以来となる史上4組目。
31年ぶり史上4組目の兄弟三役について若元春は「名誉なことだと思いますが、(他の方々が)ビッグネームすぎます」と恐縮しきり。
年6場所全てで幕内で相撲を取り続けた2022年について「躍進できた1年。自分の相撲人生の中で間違いなく一番良い人生でした」。
今年5月には子どもが生まれ、私生活でも変化があった。
「(2022年に)躍進したから、次の年はなんなんですかね…。公私ともにさらに充実できたら良いですね」と言葉をひねり出した。

御嶽海

東の前頭2枚目となりました。
先場所は大関復帰をめざしましたが、6勝9敗と負け越し、関脇から番付を落としました。
平幕となるのは、2020年の春場所以来2年10カ月ぶりとなります。

阿 炎

11月の九州場所は三つどもえの優勝決定戦の末に初優勝。
東前頭3枚目に番付を上げた。
ただし、阿炎本人は「優勝は優勝として、自分の中では次の場所に切り替えて準備している。番付が上がったことはうれしいけど、やることは変わらないので相撲のことだけ考えてやりたい」と表情を引き締めた。
先日は地元の埼玉・越谷市で優勝パレードが開かれるなど祝福ムードに包まれた。
「すごく喜んでくれているのを感じたし、また頑張ろうという気持ちになった」と励みになった様子。
V力士として迎える初場所に期待がかかるのは間違いないが「プレッシャーではあるけど、しっかり自分で受け止めて『一番集中』を続けていけたら」と言葉に力を込めた。

錦富士

16日に東京・江東区の「DAH」でトレーニングを公開。
佐藤幸弘パフォーマンスコーチの指導を受け、体幹を鍛えるプログラムを中心に1時間以上にわたって汗を流した。
普段の稽古のような激しい運動はないものの、慣れない体の動きに苦悶の表情。
「普段使わない筋肉、肩甲骨付近やお尻をいじめてもらってヘロヘロです」と疲れ切った様子だった。
伊勢ヶ浜部屋専属トレーナーの篠原毅郁氏は「テーマは(体の)可動域を広げたり、持っている筋肉を100%使ってパワーに変えられるようにすることです」。
立ち合いの瞬発力や土俵際の攻防などさまざまな場面でレベルアップを図る。

逸ノ城

日本相撲場開は26日、コロナ対策違反で、初場所の出場停止処分を決めた。
一昨年11月場所と昨年8月に新型コロナ対策のガイドラインに違反する外出があったとした。
師匠の湊親方は、3ヵ月の報酬減額20%の処分。
湊親方夫人への暴力疑惑は、悪意がないことなどから処分対象から外れた。
初場所の全休で十両転落は確実となった。

剣 翔

2場所ぶりの返り入幕。

水戸龍

2場所ぶりの返り入幕。

千代丸

3場所ぶりの返り入幕。