大相撲ニュース

■過去の情報■

18/12/10
貴ノ岩 引退! 】
7日、冬巡業先で付け人の弟弟子に暴力を振るった責任を取って引退することを表明した。

同日夜に東京都台東区の千賀ノ浦部屋で、師匠の千賀ノ浦親方とともに記者会見し、

「相撲を続けたい気持ちは今でもありますけど、やっぱり引退して責任を取る気持ちの方が強かった」と

決断に至った心境を語った。



18/11/26
2018.11 本場所 千秋楽 翌朝情報! 】
■高安
25日、福岡市博多区の福岡国際センターで行われ、土浦市出身の大関高安は関脇御嶽海に敗れて3敗目を喫し、初優勝を逃した。
結びの一番で御嶽海のすくい投げに屈した。
相手に押し込まれながらも耐えたが、右上手を取って前に出たところをすくわれた。
取組後の支度部屋で高安は、悔しさを押し殺すように無言を貫いたが、支援者らを前にした打ち上げでは「近い将来、優勝報告できるように頑張る」と来場所以降の活躍を誓った。

■御嶽海
初優勝を目指した大関高安の夢を打ち砕いた。
勝てば小結貴景勝との優勝決定戦に持ち込める高安を、すくい投げで破って7勝目。
すでに負け越しが決まっている中での一番だったが、意地を見せた。
長期戦を覚悟していた。
高安のかち上げに負けず、立ち合い左差しで土俵際まで後退させたが残られた。
それでも「すぐには決まらないと思っていたから焦らなかった」。
その後は互いにまわしをつかんで探り合い。
1分を過ぎたところで右を巻き替え、すくい投げで大関を転がした。
前日14日目に負け越しが決まったが、関脇在位の可能性も残した。
今年最後の一番を会心の相撲で飾り「良かったです。次につながる良い相撲だった」とうなずいた。

■貴景勝
25日、東小結の貴景勝が13勝2敗の成績で初優勝を果たした。
22歳3カ月での初制覇は、年6場所制となった一九五八年以降に初土俵を踏んだ力士で六番目の年少記録。
初土俵から所要二十六場所での賜杯獲得も、幕下付け出しを除けば年6場所制では曙に並んで4位のスピード記録となった。
貴景勝は9月の秋場所後に所属していた貴乃花部屋が消滅し、千賀ノ浦部屋に移籍して臨んだ九州場所での賜杯獲得となった。

■妙義龍
千代大龍を圧倒して勝ち越した。
2日目に稀勢の里を破って約5年ぶりの金星を獲得した場所を「本当に良かった。勝ったり負けたりだったけど、15日間のトータルだから」と振り返った。
来場所は19場所ぶりの三役復帰が確実。
この間、けがで十両落ちも経験した32歳は「今から強くなるわけじゃないから、この状態を維持できるようにしたい」と静かに意気込みを示した。

■松鳳山
昨年名古屋場所以来となる2桁白星を挙げた栃ノ心との一番は、立ち合いが3度目で成立。
怪力の大関から計3発のかちあげをもらい、ぱっくり切れた上唇からの流血が痛々しかったが、「勝利の勲章」と胸を張った。
最初は手つき不十分。
藤島審判長が手を挙げたのに気付かず、10秒ほど相撲を取って松鳳山が土俵下へ転がった。
行司待ったとなった後の3度目は、物言いが付いたものの、相手の右爪先が蛇の目をはいており、軍配通りに勝ち名乗り。
苦労して手にした白星に「うれしいが、頭がくらくらする」。

■阿武咲
敢闘賞をもぎ取った。
勝てば受賞が決まる一番は2戦負けなしと好相性の豊山。
立ち合いで低く当たって相手を起こすと、持ち味の突き押しで一気に土俵下まで運んだ。
今年初場所で右膝を痛め、十両陥落も味わった。
それだけに11勝での受賞に「素直にうれしい」と笑顔。
「膝の状態も良くなった。けがをしてから、ここまで前に出られることはなかった。自信になる」と話し、来年の飛躍を予感させた。



18/11/25
2018.11 本場所 千秋楽 朝情報! 】
■高安
千秋楽を前に、高安がようやく貴景勝を捕まえた。
敗れれば22歳で幕内最年少の貴景勝に初優勝を許す大一番で大関の意地を示した。
劣勢からの鬼気迫る逆転劇に、「紙一重だった。体がよく反応してくれた」と安堵(あんど)感をにじませた。

■栃ノ心
14日目、今場所1番の内容で、勝ち越しを決めた。
立ち合いですぐ左まわしをとり、関脇御嶽海を一気に押し込んで寄り切った。
「う〜ん、いい立ち合いだったね。高かったけど、勝っても負けてもあれぐらい当たれたらいいよな」と喜んだ。

■貴景勝
勝てば初優勝の大一番に敗れた貴景勝は、ショックを隠せなかった。
支度部屋では沈んだ表情のまま。
高安を土俵際まで攻め込む場面もあっただけに「悲観する内容ではない。そう簡単にうまくいくとは最初から思っていなかった」と、気を取り直すように自分に言い聞かせた。

■錦木
錦木が自己最高位の東3枚目で勝ち越し、5連勝と弾みをつけて千秋楽へ。
高安とトップで並ぶ貴景勝との一番に向け、「すごく乗っている力士。対戦したいというのはあった」と不敵な笑みを浮かべた。
給金を直した相撲は宝富士に得意の左四つを許したものの、巻き替えると迷わずに寄った。
「あそこしかなかった。思い切って出ようと思った」と振り返り「自分でもびっくり」と喜んだ。



18/11/24
2018.11 本場所 14日目 朝情報! 】
■高安
1差で追う高安は自力優勝の可能性を残すためには落とせなかった。
その重圧を振り払うように攻め抜いて、大栄翔を退け「全開でいけた」と納得した。
相手の低い突きに、いなしやはたきで応戦。
機を見て前傾姿勢となって押し込み、最後は土俵下へ吹っ飛ばした。
14日目には貴景勝との直接対決を迎える。
八角理事長が「気迫があった。あすに向けて勢いがつく」とうなれば、阿武松審判部長は「きょうの高安を見て読みづらくなった。良い勝負になる」と期待した。

■貴景勝
13日目、平幕碧山を押し倒して12勝目を挙げ、1敗で単独首位を守った。
14日目の直接対決で貴景勝が高安に勝つと、千秋楽を待たずに初優勝が決まる。
激戦の末に元関脇の32歳、碧山を下し、初の賜杯に大きく近づいた。
それでも支度部屋に戻った貴景勝はいつもと同様、表情を変えることもなく、淡々とこの日の一番を振り返った。
「気持ちでいけた。パワーも経験も全て負けているので、気持ちでいこうと思った」

■魁聖
13日目、8敗目を喫した竜電戦で左ふくらはぎを再び負傷した。
取組後は自力で歩きながらも「前に出たときに左足が滑って、『パキッ』と音がした。めちゃくちゃ痛い」と話した。
14日目の出場については、当日朝の様子を見て判断する。
魁聖は場所前の稽古で左ふくらはぎを負傷。
2日目まで休場し、3日目から途中出場したが、3勝にとどまっている。

■琴奨菊
福岡県柳川市出身の琴奨菊が九州場所で3年ぶりに勝ち越した。
12歳下の阿武咲に土俵際まで押し込まれたが、外四つでがぶってきめ出した。
「状況状況で体も反応して、意識も反応できた」と納得の表情で振り返った。
連日大きな声援を受けての土俵。
「福岡ではいろいろなものを背負っている。ちょっとほっとしたね」と正直な胸の内を明かした。

■隠岐の海
13日目、松鳳山をすくい投げで破って10勝目を挙げ、少しではあるが優勝の可能性を残した。
「微妙ですね。やりにくい」と内容には不満げだったが、11勝を挙げた昨年九州場所以来の2桁勝利に「久しぶりでうれしい」と喜んだ。
7日目から7連勝の快進撃にも「たまたま勝っているだけ」と33歳の実力者は淡々とした様子。
残り2日間へ意気込みを聞かれると「目立たないように、こそこそいきます」と控えめに意欲をのぞかせた。

※里山
23日、里山浩作(尾上部屋)の引退と、年寄「佐ノ山」の襲名を発表した。
鹿児島県出身の里山は日大を経て、2004年春場所で初土俵。
07年夏場所に初入幕し、幕内在位は計6場所だった。



18/11/23
2018.11 本場所 13日目 朝情報! 】
■高安
大関同士の意地のぶつかり合いは、初優勝を狙う高安に軍配が上がった。
豪栄道の休場で、今場所唯一の大関戦。
不戦勝を除けば過去8勝8敗と互角の栃ノ心を「力を出し切って勝ちたかった」と、言葉通りに全力で土俵の外へ投げやった。
星一つの差で追う貴景勝とは直接対決を残しており、残り3日にして自力優勝もちらつき始めた。
だが、直近の2場所は14日目と千秋楽に連敗している。
「集中して、浮つかないようにしたい」と力を込めた。

■貴景勝
12日目、小結貴景勝は玉鷲を突き落とし、11勝1敗で単独首位を守った。
突き、押しで玉鷲の上体を起こし、左から一撃の突き落とし。
初優勝の重圧を感じさせず、1敗を守った。

■嘉風
12日目、阿炎の強烈な突きにも、押しにもひるむことなく、前に前にと出続けた。
最後は力強く押し出し、7勝目。
36歳の気迫あふれる戦いに、館内は大声援に包まれた。

■松鳳山
ご当所場所で2年ぶりに勝ち越した。
5連敗中と苦手にしていた千代大龍との一番は、互いに張り合う激しい相撲。
「(相手が)頭を上げてくれなかったから」と、ボクシングのアッパーのような張りも見舞って、最後は寄り切りで仕留めた。
10月の巡業中に祖父を亡くしたという。
自身を熱く応援してくれていただけに「今場所はどうしても勝ち越したかった。良かった」としみじみと話した。



18/11/22
2018.11 本場所 12日目 朝情報! 】
■豪栄道
12日目、日本相撲協会に休場を届け出た。
11日目に勝ち越しを決めて8勝3敗の成績だった。
12日目の対戦相手、御嶽海は不戦勝。
休場は、途中休場した今年夏場所以来で、通算8度目。

■高安
11日目、物言いの末、関脇逸ノ城をはたき込んで9勝目を挙げ、優勝戦線に踏みとどまった。
結びの一番が揺れて、壊れた。
自身初優勝を狙う高安の一番には物言いがつき、土俵そのものも崩落する異例の事態に館内が2度、沸いた。
高安の右足と逸ノ城の左足の踏み越しに物言いがついたが、ビデオ室の係には大関の師匠、田子ノ浦親方がいた。
「(高安の)足は残っていた。それにしても大きな逸ノ城を引き、はたく意味がよくわからない。でも、白星は大きい」。
反省が頭をよぎるのだろう。
高安は支度部屋では一度も口を開かず、無言で引き揚げた。

■栃ノ心
11日目、今年57勝目を挙げ、初めての年間最多勝を決めた。
53勝で追う高安が並ぶ可能性はある。
秋場所を終え、51勝でトップに並んでいた鶴竜は九州場所初日から休場している。
栃ノ心は初場所で14勝を挙げて初優勝を遂げ、13勝をマークした夏場所後に大関昇進。
新大関だった名古屋場所は右足親指のけがで途中休場していた。

■貴景勝
栃煌山に快勝。
三役で初の2桁勝利を挙げた。
しっかり当たると、差し身がいい相手を中に入れさせず、はたき込んで料理。
「余裕はないが、白星につながって良かった」と冷静に振り返った。
単独トップのまま11日目を終え、初賜杯への期待も高まる中、「意識する前に自分でやることがある。気持ちを切り替えて、あしたの準備をするだけ」。
一戦必勝の気持ちは初日からぶれない。

■碧山
3日目から9連勝。
豊山を突き放し、反撃に遭うと右から強烈な喉輪で応戦した。
最後は押し込んでからのはたき。
「体重が同じくらいなので立ち合いで負けないよう意識した。先に攻めていけた。稽古の成果が出ている」とうなずいた。
昨年の名古屋場所で白鵬と優勝争いをした。
再び大きなチャンスが訪れているが「それはまだ早いでしょ。一日一番」と冷静だった。



18/11/21
2018.11 本場所 11日目 朝情報! 】
■高安
10日目、千代大龍を右四つに組み止め、胸を合わせて寄り切った。
8勝目を挙げて勝ち越し。
貴景勝を1差で追う、2敗を守った。
立ち合い、千代大龍の激しいぶちかましに当たり負けせず「押し込まれないように踏み込もうと思った。落ち着いて前へ出られた」。
貴景勝とは直接対決を残しており、終盤戦へ向かう。
「一日、一日。前向きに、上向きに…」。
3横綱の休場で、大関の責任感を漂わす。

■御嶽海
10日目、平幕正代に押し出されて5勝5敗となり、場所後の大関昇進が事実上消滅した。
昇進の目安とされる直前3場所合計33勝に届かないことが決まった。
残り5日間を全勝しても合計32勝にとどまる。
昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長は、高い次元の成績を求めていた。
昇進について明言を避けたが「最初から何勝というものもない。とにかく自分の相撲を取り戻してほしい」と話した。

■貴景勝
北勝富士を難なく押し出し、1敗を堅持した。
「1敗とか2敗とか関係ないんで。自分がどう戦っていくかだけ考えてました」と無心であることを強調したが、この9勝目は価値ある白星となった。
新入幕した2017年初場所から在位12場所目で幕内100勝目に「そうなの。頑張らないといけないと思います」。
疲れもたまる終盤戦「大丈夫です。全然。疲れるの当たり前なんで。あしたの準備をしっかりして備えたい。負けて後悔しない相撲を。それだけ考えたいと思います」と弱音は吐かない。

■大栄翔
持ち味を発揮し、給金を直した。
低い当たりで隆の勝を押し込み、土俵際のはたきにも構わず前進。
「白星が多いので気持ち的に楽に取れている。とりあえず一安心」と喜んだ。
10日目で勝ち越しを決めるのは、今年初場所に並び自己最速だが、その場所は9勝止まりだった。
それだけに終盤戦が重要。
「負けた次の一番はより気合を入れて連敗しなかったのが良かった」とここまでを振り返り、「一日一番、集中したい」と残り5日間を見据えた。

■碧山
10日目、初の8連勝を飾り、勝ち越しを決めた。
西前頭8枚目宝富士にまわしを与えず、小刻みな突き押しを約330発見舞って体を起こし、最後ははたき込んだ。
「押し切りたかった。相撲は良くないけど、押していたから(はたきが)効きましたね」。
7連勝は13年名古屋場所6日目からと、優勝次点だった17年名古屋場所初日からの2度あったが、自己記録を更新して2場所ぶりの勝ち越しを決めて表情は緩む。

■阿武咲
10日目、千代翔馬を出足で圧倒し、10日目で勝ち越しを決めた。
立ち合いで相手の得意の左を差されたが、「下手を殺せた」と右肘を絞り、まわしを遠ざけて前へ。
左を差して自慢の馬力で一気に出ると、相手の苦し紛れの投げに乗じて寄り切った。
得意の押し相撲に加え、四つに組んでも強さを発揮し、「落ち着いて対応できた。集中できている」と充実の表情だ。



18/11/20
2018.11 本場所 10日目 朝情報! 】
■高安
優勝争いに食らいついている。
平幕・嘉風を立ち合いから攻め、余裕を持ってはたき込み。
2敗を守った。
3横綱不在の中、看板力士として踏ん張り、悲願の初優勝を目指していく。
嫌な相手を危なげなく仕留めても、高安は満足していなかった。
支度部屋の風呂から上がっても、表情は険しいまま。
相撲内容については「前に出て勝ちたかった」と答えただけだった。

■御嶽海
竜電に寄り切られて4敗目。
大関獲りが出直しとなることが決定的となった。
数字上は残る6番を全勝すれば昇進の目安とされる直近3場所33勝に届くが、審判部の阿武松部長は「結論は言えないが、かなり厳しい」と見解を示した。

■貴景勝
栃ノ心を寄せつけず、一番乗りで勝ち越しを決めた。
鋭く踏み込み、出足を利かせて前進すると、相手にまわしを取らせず押し倒した。
横綱、大関戦は3戦全勝。
再び連勝街道に乗っても、「ここから負けたら8勝7敗。15日間の戦いというのは10日目から(が勝負)だと思う」と気を引き締めた。
支度部屋を引き揚げ外に出ると、2人の男性ファンが「貴景勝〜、優勝〜!」と絶叫した。
期待が高まっても、本人は極めて冷静で「15日間の勝負。9日目が終わった時点での成績は何一つ参考にならない。あてにならない。あとどう向き合うか」ときっぱり。
未体験ゾーンに突入しても浮足立つことはない。

■碧山
9日目、碧山が存在感を発揮している。
191センチ、197キロの巨体を生かし、明生を立ち合いから圧倒。力強く前進して押し倒し、2連敗後に白星を七つ並べた。
「足も動いていたし、相手も見えていた。落ち着いていた」と納得顔だった。
前日の九州場所8日目は、晩ご飯にもつ鍋を食べるのが恒例になっているという。
英気を養って2場所ぶりの勝ち越しへあと1勝とし「いつもより親方がもつを多く入れてくれたと思う。食べて元気がついた」と目尻を下げた。

■阿武咲
大奄美を押し出し、2敗を守った。
「しっかり立ち合いから足を運ぶことができました。思い通りの相撲が取れました」。
右膝後十字じん帯損傷で初場所を途中休場し翌場所も全休。
名古屋場所から幕内に復帰したが、先場所は4勝11敗と負け越していた。
「先場所は苦しかったのでその分、気持ちも体も充実している。攻めてしっかり前に出ることの大切さを身に染みて感じました」と振り返った。



18/11/19
2018.11 本場所 9日目 朝情報! 】
■高安
鬱憤を晴らすかのような豪快な押し出しだった。
正代を3秒ほどで退けた大関・高安。
前日は竜電に2分近い長い相撲の末に敗れただけに、「攻めないと相撲にならない」。
支度部屋で口調は淡々ながらも、言葉に強い意志がのぞいた。

■栃ノ心
竜電の初挑戦を退け、4日ぶりに白星を挙げた。
先に引いてしまい、右を深く差される苦しい展開。
左腕を引っ張り込んでしのぎ、相手が振りほどいてきたところで、うまく得意の右四つに。
最後は両まわしを引いての寄り切りで仕留めたが、「立ち合いで引いた。高くても前にいかないと」と反省した。
五分の星での折り返しに「落ち着いた」と一息つきつつ、後半戦に向け「まだまだですよ」と静かに闘志を燃やした。

■御嶽海
8日目、幕内最重量227キロの逸ノ城を圧倒し、関脇対決を制した。
呼吸が合わずに3度目で立ったが、低い姿勢で当たって懐に入り、自身より57キロも重い巨漢をもろハズで一気に押し出した。
序盤で3敗も、その後は3連勝で5勝目を挙げ、復調気配を見せている。
立ち合い不成立に反省しながらも「体の調子はいい。いつも通りしっかり取るだけ」。
混戦模様の場所で、名古屋場所の覇者が巻き返しを誓う。

■貴景勝
妙義龍を引き技で仕留めて1敗を堅持し、単独トップに立った。
仕切りの合間に土俵上で締め込みを締め直すハプニングがあった。
2回目の仕切り後に呼び出しから締め直してもらったが、「水にぬらして硬く締めてる」という締め込みに呼び出しも苦戦。
2人がかりで1分以上かけてなんとか締め直した。
長さ調整に失敗したといい、貴景勝は「全部おれが悪いです。ああいうことも15日間あったらある。
勉強になった。
あれで精神がぶれたらそこまでです」と反省しきりだった。



18/11/18
2018.11 本場所 中日 朝情報! 】
■高安
7日目、竜電に寄り切られ、2敗目を喫した高安は支度部屋で厳しい表情を浮かべ、報道陣の質問にも無言を貫いた。
今場所は兄弟子の横綱稀勢の里が5日目から休場し、3横綱不在という異常事態。
大関として優勝争いを引っ張るどころか、後退してしまった。

■貴景勝
7日目、全勝で単独トップに立っていたが、関脇御嶽海にはたき込みで敗れて、今場所初黒星を喫した。
立ち合いから何度も突いて、いなしたが勝負を決められなかった。
それでも粘って突き続け、左に回り込もうとしたタイミングで、御嶽海に反応されてはたき込まれた。
両手を土俵につけて立ち上がる瞬間に、左手でまげを触った。
すると物言いが付いた。
御嶽海がまげをつかんだのではないかと物言いが付いたが、協議の結果、つかんでおらず軍配通りとなった。
今場所初黒星にも「早からずこういう日が来るとは思っていた。勝った時もそうだけど、終わったことなので明日に向かって準備したい」と淡々と話した。
折り返しの8日目に向けては「前半戦は何もなかったことにして、クリーンにしていくだけ。明日も一生懸命やれたらいいかな」と平常心を心がけた。

■竜電
7日目、28歳の竜電が高安を破り、大関戦初勝利。
右股関節の大けがで十両から序ノ口に転落する挫折を味わっており「やってきて良かった」。
苦労人の左目から涙が流れた。
右前まわしを引いて頭をつける。
大関に左で振られても、しがみつくようにして1メートル90の長身を折り曲げた。
愚直に寄り切って2分近い熱戦を制し、「余計なことをしないで前に前に、と思った」と喜びに浸った。

■嘉風
7日目、連日果敢な取り口で会場を沸かせている。
この日の相手は栃ノ心。
大関との対戦は今年1月の初場所6日目に豪栄道をはたき込みで破って以来で、燃えないわけがない。
立ち合いから鋭く当たり、頭をつけてじわじわと攻める。
最後は相手が強引に右小手投げにすくい投げを打ち返し、左手を土俵につかせた。
気迫あふれる勝利に場内は拍手喝采だ。
嘉風も「勝つためには弱い方がおじけづいていられない」と胸を張る。
これで4勝3敗と白星が1つ先行した。
8日目も豪栄道との大関戦。
この日の勢いをさらに加速させる。



18/11/17
2018.11 本場所 7日目 朝情報! 】
■貴景勝
6日目、魁聖を突き落とし、初日から無傷の6連勝。
平幕栃煌山が敗れたため、単独首位に立った。
横綱が不在となった場所で、小結貴景勝がますます乗ってきた。
身長で20センチ高い1メートル95、体重では37キロ重い207キロの魁聖に頭から低く当たって喉輪で押し上げると、素早く左へ回り込んで突き落とした。
「差されたくなかったし、四つにもなりたくなかった。相手の形になると勝てないですから」
57キロも重い227キロの関脇逸ノ城を押し出した前日に続き、またも巨漢力士を問題にせず、無傷の6連勝だ。
それでも22歳の若武者は冷静だった。
栃煌山が敗れたことで単独首位に立ったことにも「相撲は6日で終わるわけではない。納得したら終わり。明日に集中するだけです」と浮かれた様子はなかった。

■錦木
6日目、初の上位戦を闘う28歳の錦木が全勝の栃煌山を破った。
もろ差しを許しながら、力強くきめ出し。
5日目に大関戦初勝利を挙げた豪栄道戦に続いて存在感を発揮し「良かったです。次は(全勝で単独首位の)貴景勝を止めますか」と黒縁眼鏡の奥の目を細めた。
大の芋焼酎好きで知られ、5日目の夜は当然のように祝杯を挙げた。
4連敗からの2連勝に気分も上々で「今日もいいお酒が飲めそう。まあ、勝っても負けてもお酒はいつも同じ味だけどね」と冗舌だった。

■嘉風
6日目、相手は今年3度対戦し、1勝2敗とやや苦手にしている輝。
しかし、この日の嘉風は勝利への執念が違った。
立ち合いで当たった後、体を起こされ、土俵際まで追い込まれた。
だが、ここで踏ん張り、右に回って体勢を入れ替えると頭をつけて逆襲。
最後は相手の右膝の裏を左手で取り、引きつけながら押し倒した。
決まり手は「渡し込み」。
「引かなかったのが良かった」と納得の表情で振り返る。

■松鳳山
6日目、長い相撲の末、琴奨菊とのご当所力士対決を制した。
互いに34歳のベテランの意地がぶつかった。
土俵際に追い込まれたが、左からすくいながら上手をひねって逆転した。
九州場所では0勝4敗だった相手から待望の初白星。
それでも「感慨よりもきつかった」と肩で息をした。



18/11/16
2018.11 本場所 6日目 朝情報! 】
■貴景勝
巨漢の逸ノ城をうまく攻略した。
立ち合いから捕まらないよう相手の右差しをおっつけで封じ、左からうまくいなし体勢を崩して土俵外へ追いやった。
「重いのは分かっている。その中でどう戦うか。差させないように、取らせないように」と納得の一番だった。
この日は稀勢の里が休場し、3大関が相次いで敗れた。
そんな中での5連勝に「考え過ぎず、相撲の内容を意識したい」と冷静だった。

■栃煌山
五日目、高安との全勝対決を制し、3日連続で横綱・大関陣を撃破した。
立ち合いから低く当たって「押し込めた分、相手の腰が伸びた」と攻め、高安に左四つを許さず、強引に出てきた相手を左からすくった。
栃ノ心とは同部屋のため対戦がなく、この日で大関以上との戦いを終えた。
2012年夏場所で12勝し、旭天鵬に敗れたものの優勝決定戦に進んだ実力者は「まだ5日目。一日一番やっていく」と気を引き締めた。

■錦木
豪栄道を破り、初日を出した。
もろ差しを許して一気に出られたが、逆転の小手投げ。
支度部屋では「ノーコメント」と冗談を飛ばすほど上機嫌で「全力を出せた。土俵際で思った以上に残せた」と振り返った。
自己最高位の東3枚目で挑む今場所。
初の横綱戦は稀勢の里の休場でなくなったが、大関戦を1勝2敗で終え、「実力が足りないと思った」。
貴重な経験を中盤戦以降に生かしたいところだ。

■阿武咲
5日目、西前頭11枚目隠岐の海を押し出しで破り、4勝1敗とした。
ベテラン相手に盤石の相撲を見せた。
のど輪で相手の上体を起こし、左ハズも効いた。
「しっかり下から、下からの意識ですね。やっと良い感覚になってきた」。
1度も止まらず、隠岐の海に何もさせなかった。
若手の期待株が1敗をキープして前半戦を終えた。
西前頭6枚目だった先場所では4勝11敗と苦しんだが、今場所は「集中力をしっかり維持できている」と話す。



18/11/15
2018.11 本場所 5日目 昼情報! 】
■稀勢の里

5日目の15日、休場を表明した。

初の一人横綱で臨んだ今場所は1931年春(1月)場所の宮城山以来87年ぶりとなる横綱の初日から4連敗(不戦敗を除く)を喫し、不振に陥っていた。

8場所連続休場明けの9月の秋場所では10勝5敗。

土俵人生の危機をひとまず脱したが、進退問題の再燃が必至の情勢となった。

白鵬、鶴竜は初日から休んでおり、一年納めの今場所は3横綱全員が不在。

7月の名古屋場所以来で昭和以降6度目の事態に陥った。

稀勢の里の休場は名古屋場所以来2場所ぶり10度目。

5日目の対戦相手、玉鷲は不戦勝。



18/11/15
2018.11 本場所 5日目 朝情報! 】
■稀勢の里
行司軍配差し違えの末、平幕栃煌山に敗れ、初日から4連敗を喫した。
気迫の出場に打って出たものの、すくい投げに屈し、勝ち運もスルリ。
横綱の初日から4連敗(不戦敗を除く)は11日制だった1931年春(1月)場所の宮城山以来87年ぶりの屈辱。
金星配給は自身3度目となる3日連続で計16個目となった。
10度目の途中休場を決断する時は迫り、引退危機が再燃する。

■高安
大関陣でただ一人、無傷の4連勝。
この日は初顔の錦木をかち上げ気味の体当たりで押し込んでから、タイミング良くはたきが決まった。
「相手の頭が低かったから引いてしまった。本当なら前に押して勝ちたかった」と納得はしていないが、初日から2横綱が不在の場所は初優勝のチャンスでもある。
しかし、兄弟子の稀勢の里が不振にあえいでいるのもあってか、「まずは勝ち越せるよう頑張る」。控えめに目標を語った。

■御嶽海
四日目、東前頭筆頭の妙義龍に寄り切りで敗れ、二勝二敗となった。
相互に腕を出し合った立ち合いの後、御嶽海は、妙義龍の頭を起こして土俵際まで詰めた。
しかし、こらえられて土俵中央で右四つに。
左腕で巻き返そうとしたところを、前に出られた。
苦しい体勢ですくい投げを打とうとしたものの、妙義龍に体を預けられ、勢いで土俵下まで落ちた。

■貴景勝
初めての初日から4連勝。
正代を一方的に押し出し、「自分の相撲をやった。差させない、(まわしを)取らせないことを意識して」。
会心の内容を充実感たっぷりに振り返った。
稀勢の里、豪栄道を連破した後も、前へ出続けるきっぷのいい取り口が続く。
「負けて腐らない、情けない相撲は取らない。力を出し切れたらいい」との心意気で臨み、勢いに乗っている。

■栃煌山
4日目、横綱稀勢の里をすくい投げで破り、勝ちっ放しの4連勝を飾った。
2関脇、大関に続く上位陣撃破。
金星は昨年夏場所に稀勢の里を破って以来通算5個目となった。



18/11/14
2018.11 本場所 4日目 朝情報! 】
■稀勢の里
4日目に出場することが決まった。
師匠の田子ノ浦親方が福岡県大野城市の田子ノ浦部屋で明言。
初の一人横綱として臨んだ今場所は初日から3連敗と不振が続いている。
稀勢の里は8場所連続休場明けの先場所で10勝を挙げ、進退問題の危機をひとまず乗り切った。
だが完全復活を目指した今場所は取り口に精彩を欠き、横綱としては1992年初場所の旭富士以来となる初日から3連敗を喫した(不戦敗を除く)。

■高安
納得の内容で3連勝とした。
魁聖に思い切って当たり、押し込んでからのはたきで仕留めた。「しっかりと当たれた。踏み込んで前に出ようと思っていた。きょうが一番、立ち合いが良かった」と自賛した。
横綱、大関陣ではただ一人の勝ちっ放しだが、表情を変えずに「あしたも頑張ります」と話した。

■栃ノ心
呼び出しの次郎が栃ノ心のしこ名を前の取組で勝利した同じ春日野部屋の栃煌山と言い間違えるハプニング。
栃ノ心は「あれっと思った。完璧(に間違えていた)」と大笑い。
相撲では相手の頭が低くなったところを、下がりながらはたき込んだ。
次郎も同じ春日野部屋だけに、栃ノ心は「わざと言っているのかなと思った。負けたら次郎さんのせいにしていたけど、勝ったからいいかな」と笑顔だった。

■貴景勝
初顔合わせの竜電を圧倒して3連勝。
立ち合いから勢いよく前に出て、持ち味の力強い突き押しで攻め切り、「積極的に行けたのがよかった。でもあと全部負けたら意味がない」と、淡々と振り返った。
初日から上位陣がぴりっとしない場所で、その充実ぶりが際立つ。

■北勝富士
北勝富士は大きくうなずいた。
うまく距離を取り、足を使いながら右からおっつけて左差しを封じた。
徐々に横綱の腰を浮かせると、左からは喉輪攻め。
最後は右から突き落とし、「あれしかないでしょ。右おっつけというイメージしかなかった」。
支度部屋に戻ると気持ちよさそうに大粒の汗をぬぐった。
初場所で白鵬を破って以来となる通算5個目の金星で飾った。
その初場所は4勝11敗と大きく負け越しただけに「気を引き締めてやりたい。まだ上位戦もある」と口元を結ぶ。

■佐田の海
昨年初場所以来となる幕内での3連勝発進。
豊山の突っ張りを下からあてがい、いなしも残すと、右を入れて攻め返した。辛抱の利いた取り口に「体が動いているから結果につながっていると思う」と言葉に実感を込めた。
今年は十両も含めて5場所連続で勝ち越し、納めの準ご当所に臨んでいる。
「九州だからとかではなく、毎場所勝ち越しは目指している」。
さらりと語る口ぶりに自信がにじんだ。



18/11/13
2018.11 本場所 3日目 朝情報! 】
■稀勢の里
2日目の12日、一人横綱の稀勢の里が妙義龍に寄り倒され、初日に続いて黒星を喫した。
初日からの2連敗は、大関時代の2015年春場所以来。
横綱昇進後、初めて連敗発進となった稀勢の里は支度部屋に戻って風呂場へ入るなり、言葉にならない叫び声をあげた。
妙義龍との対戦が2年ぶりなら、敗れたのは3年半ぶり。
支度部屋でだんまりを決め込む横綱の姿に悔しさがにじんだ。

■高安
ひやりとさせられながらも星を拾った。
かち上げで押し込めず、北勝富士のおっつけで左差しも封じられる苦しい流れ。
1勝3敗と分が悪かった難敵に背中も取られかけたが、向き直って相手が出てきたところではたいて難を逃れた。
上位陣でただ一人の連勝スタートも、内容が悪かったためか、支度部屋では険しい顔。報道陣の問い掛けにも応じなかった。

■貴景勝
2日連続で殊勲の星を挙げた。
初日の横綱・稀勢の里に続き、2日目は大関の豪栄道から白星。
両肘を絞って差し手を封じ、突き放した上でのいなしで勝負を決めた。
前日に続いて相手にまわしを取らせない取り口が光った22歳の成長株は「身長が174センチしかないし、工夫するしかない」。
横綱、大関の連破にも「あと全部負けたら終わり。集中していく」と笑顔も見せず、気持ちを引き締め直していた。

■妙義龍
横綱稀勢の里を寄り倒しで破り、自身33場所ぶり3度目の金星を挙げた。
左四つから右でおっつけ、素早く巻き替えてもろ差しになった。
「パッと右を差し替えられたのが良かった」。
じわりじわりと寄り、最後は横綱を寄り倒した。
左膝半月板損傷で、昨年の九州場所14日目から休場し、次場所は十両に陥落した。
「去年休場した場所で、まだ1年もたっていないけど、戻ってきて結びを取ることができてうれしい」と語る。

■朝乃山
2日目の12日、西前頭5枚目の朝乃山は輝との北陸対決を制し2連勝とした。
過去4戦全敗だった相手を初めて破った24歳の若武者は「あいくちは考えないようにしていた。指が上手に掛かってくれたので、思い切り投げるだけだった」と語った。

■阿武咲
碧山を押し出し、2連勝を飾った。
「よかったですね。1発1発が重い相手なので、そこを気をつけた」というが、立ち合いから一気に巨漢の相手の上体を起こし、突き押しをもらう間もなく勝負を決めた。



18/11/12
2018.11 本場所 2日目 朝情報! 】
■稀勢の里
小結貴景勝にはたき込まれて、いきなり土がついた。
初の一人横綱は、波乱の船出になってしまった。
突き押し合いに応じた稀勢の里が、貴景勝の左からのはたきこみでバランスを崩し、うつぶせで倒れ込んだ。
大歓声から悲鳴そして沈黙へ、一瞬で静まり返った土俵上でうつむくしかなかった。
相手得意の展開でも、どっしりした足腰でこらえて押し込んだ末、逆転を許した一番。
支度部屋に引き揚げ、攻めの手応えを問われると「そうっすね」と悔しさをにじませるようにポツリ。
その後は闘志を持て余すように目を見開き、無言を貫いた。

■豪栄道
北勝富士をさばき、白星発進。
左で張って相手の出足を止め、しつこい突き押しにも引かなかった。
右喉輪もよく伸びて、埼玉栄高の後輩に貫禄を見せた。
「我慢できたのがよかった。今日はいい具合に(相手が)見えていた」と胸を張った。
12勝の先場所は、結果的に初日の黒星が響きV逸。
それだけに「慢心せず、一番一番引き締めて取りたい。いい相撲で勝ちに結びつけたい」と、言い聞かせていた。

■栃ノ心
玉鷲に完敗。
頭からの低く鋭い当たりで起こされると、一気に土俵外へ追いやられた。
支度部屋に戻っても表情は険しいまま。「当たれなかった」と悔しさをにじませた。
初のかど番で、右足親指のけがも抱えながら9勝した先場所と比べれば重圧は少ない。
白鵬、鶴竜が休場しており、優勝の好機と言える場所で初日に痛い黒星を喫した。

■御嶽海
痛恨の黒星発進だ。
立ち合いで当たって左右の喉輪で押し込むまでは良かったが、あと一歩で栃煌山にいなされて前のめりになり、突き落とされた。
内容、星数次第では大関獲りの可能性もある今場所。
「まだ始まったばかり。一日一番、しっかりやっていくだけ」。
昇進の目安になる直近3場所計33勝には11勝が必要。
気持ちの切り替えが大事になる。

■貴景勝
貴乃花部屋の消滅に伴い千賀ノ浦部屋へ移籍した小結貴景勝が、一人横綱の稀勢の里をはたき込み、白星発進した。
支度部屋に戻っても収まらない荒い息、額や鼻ににじむ血が激闘を物語る。
貴景勝は稀勢の里に張られ、突かれても前に出続けた。
最後は左に回り込み、はたき込みで横綱を土俵に転がした。
「何も考えずに夢中でいった。あの状況で勝ち切れたのは良かった」と語る。



18/11/11
2018.11 本場所 初日 朝情報! 】
■稀勢の里
10日は福岡国際センターで土俵祭りが開催された。
一人横綱で本場所を迎える心境を問われた稀勢の里は「やることは変わらない。最後までしっかり務め切りたい」と柔和な表情で話した。

■御嶽海
10日、土俵祭りに参加し「始まってみないと分からないが自分の相撲を取るだけ」と淡々と語った。
横綱白鵬と鶴竜の2人が休場。
3横綱不在の中で初優勝した今年の名古屋場所と状況がかぶる。
「横綱がいなくても自分たちが盛り上げていきたい」と意気込んだ。
星次第では今場所での大関昇進の声も上がる。
「プレッシャーはいつも感じているが、前回よりは気持ちは楽。稽古してきたものを出せれば」と話した。

■貴景勝
10日午前、福岡国際センターで土俵祭りが開かれた。
22歳の小結貴景勝は元貴乃花親方の日本相撲協会退職に伴い、千賀ノ浦部屋へ移籍して初の本場所に臨む。
環境の変化を心配する声もあるが「場所が始まったら、やることは変わらない。新しい部屋で成績を残さないと始まらない。結果を残せば、そういう心配もなくなってくる」と新天地での再出発へ決意をにじませた。



18/11/10
2018.11 本場所 1日前 情報! 】
■稀勢の里
初の一人横綱として、稀勢の里が本番モードに突入した。
福岡県大野城市の田子ノ浦部屋での朝稽古に、今場所の取組で使う予定のなす紺色の締め込み姿で登場。
相撲こそ取らなかったが、約1時間をかけて、四股やすり足などで、じっくりならしていった。
8場所連続休場明けで進退を懸けた秋場所前は“本番仕様”を披露することがなかっただけに、若い衆の稽古を見守る笑顔と相まって余裕たっぷり。
結びの一番を担い続けることになる重圧は、感じさせなかった。

■栃ノ心
年間51勝で最多勝争いのトップに立つ栃ノ心は福岡・東区の春日野部屋で朝稽古。
終了後に食品メーカー「フジッコ」から、同社の商品で独特の粘りが特徴の「カスピ海ヨーグルト」にちなんだ『ねばり勝ち!』の文字が入った化粧まわしが贈呈された。
九州場所の11日目から披露する予定で「最後の5日間は大事だからね。粘りが大事」と感謝していた。

■御嶽海
昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長は9日、関脇御嶽海の大関昇進について具体的な条件を示さず「高い次元の白星が求められる」と話した。
名古屋場所で13勝して初優勝。
秋場所で大関とりに挑んだが、9勝6敗で失敗した。
今場所で11勝すれば昇進の目安とされる直近3場所合計33勝に届くが、機運を再燃させるには成績や内容面のアピールが必要となりそうだ。

■魁聖
9日、大相撲九州場所を初日から休場する診断書を公表。
「左腓腹筋内側の肉離れで約2週間の安静加療を要する見込み」との内容だった。
場所前の稽古で左ふくらはぎを負傷した。
魁聖の休場は昨年の春場所以来2度目。
師匠の友綱親方は途中出場させる方針を示している。



18/11/09
2018.11 本場所 2日前 情報! 】
■白鵬
8日夜、福岡市中央区内のホテルで開催された、宮城野部屋九州後援会主催による部屋の激励会に、師匠の宮城野親方はじめ全力士ら部屋関係者ととも出席した。
既に「主役」の場所休場はニュースで午前中から伝えられており、出席した後援者らは「早く治して、また元気な姿をみたい」など励ましの声が飛んでいた。
後援会関係者、師匠らに続いて白鵬があいさつで登壇。
「このたび、九州場所を休むことになりました。夏からずっと膝の痛み、傷、違和感が残っていました。やっと四股を踏めるようになりましたが」と経緯などを説明。
今後に向けて「場所中も体を動かし、冬巡業も初日から出ます」と話した。
また、自分以外の出場する力士の奮闘を期待し、また後援者らへは力士への応援を求めていた。

■鶴竜
全休することが8日、決まった。
右足首に不安を抱えており福岡市内の病院で「右距踵関節損傷で約2週間の安静加療を要する見込み」と診断された。
師匠の井筒親方が明らかにした。

■稀勢の里
横綱白鵬、鶴竜が九州場所を全休することを受けて稀勢の里が初めて一人横綱になることが確定。
横綱ワースト記録の8場所連続休場から復帰し、秋場所で10勝を挙げて引退危機を乗り切った稀勢の里が、ひときわ大きな期待と注目を集めることになった。
稀勢の里はこの日、福岡市内での前夜祭に出席した。
九州場所の会場と同じ福岡国際センター。
約4200人のファンが詰めかけて本番さながらの熱気に包まれた中、横綱でただ一人、登場した稀勢の里は力強い土俵入りを披露した。
この日の朝に白鵬、午後には鶴竜の休場が決定。
初の一人横綱となっても、いつも通り淡々としていた。
「やるべきことを、しっかりやるだけだから」



18/11/08
2018.11 本場所 3日前 情報! 】
■白鵬
出場可否の判断は8日に持ち越された。
福岡県篠栗町の所属部屋での朝稽古に姿を見せたが、四股やテッポウにとどめた。
師匠の宮城野親方は出場の可否について「明日、相談して決める」と話した。
白鵬は先月18日に右膝の骨片と右足首の遊離軟骨を除去する手術を受けて以降は相撲を取れておらず、休場の可能性が高まっている。

■稀勢の里
7日、福岡県大野城市の境川部屋に出稽古し、東前頭筆頭の妙義龍との三番稽古で13勝2敗と上々の仕上がりを見せた。
この日は7年前に急逝した先代師匠の鳴戸親方の命日。
そのことを問われると「はい」と神妙にうなずいた。
思いは心にとどめたものの、師が旅立った九州で完全復活を遂げる。
前日も出稽古で西前頭筆頭の北勝富士を圧倒し「優勝」を宣言。
本場所で当たる相手と連日、稽古を重ね「悪くない。力のある相手とやるようにしている」と力を込めた。
8場所連続休場から再起を期した先場所、10勝を挙げて再起。
故障に苦しんだ左腕にも力は戻っている。
「左?いいんじゃないですか」と自信があふれた。

■栃ノ心
7日、福岡県新宮町の出羽海部屋に出稽古し、関脇御嶽海との9番で7勝するなど計13番を取って11勝2敗。
「(九州場所へ)気持ち良くいきます」と手応え十分だった。
先場所前は「相撲にならなかった」と状態は良くなかったが、なんとか9勝を挙げてかど番を脱出。
窮地を乗り越え「あとは上に行くしかない」と気を引き締めた。



18/11/07
2018.11 本場所 4日前 情報! 】
■白鵬
10月中旬に右膝の骨片除去手術を受けた大相撲の横綱白鵬について、師匠の宮城野親方は6日、九州場所への出場が厳しい状況にあるとの見方を示した。
稽古のペースが上がらず「四股だけ。運動はしているけれど」と話した。
福岡県篠栗町の宮城野部屋で取材に応じた。
白鵬は右膝の他に、右足首の遊離軟骨を取り除くクリーニング手術も受けた。
膝は冷えると痛みが出るそうで、同親方は「暖かければ大丈夫。寝るときも(膝に)カバーをつけている」と明かした。
最終的な決断は近日中に下すという。
6日の朝稽古で白鵬は報道陣の前に姿を見せなかった。

■鶴竜
3回目の優勝を狙う横綱・鶴竜が6日、同じ一門の時津風部屋に出稽古に赴き、右足に不安を抱えながら精力的に動いた。
前頭筆頭の妙義龍と同3枚目の錦木も出稽古に来ており、本場所で対戦する可能性が高い2人と、同じ相手と続ける三番相撲を取った。
錦木には11勝1敗で妙義龍には6勝1敗。
鶴竜は「思ったように稽古ができている」と軽やかな口調で話した。
一方、昨年7月の名古屋場所で痛めた右足首が秋巡業中から思わしくなく、かばっているうちに膝にも痛みが出た。
「あした、あさって、しっかり稽古できたらいい」と慎重だった。

■稀勢の里
6日、福岡市中央区の九重部屋への出稽古で、同じく出稽古に来た北勝富士と12番取り、9勝3敗だった。
幕内・千代の国、千代翔馬ら九重部屋の関取衆もいたが「いろんな人とやろうと思ったが、気合が入っちゃって」と北勝富士と取り続けた。
相手の低い当たりを受けても下がる場面は少なく、左から上体を起こして前に出るなど力強さが目についた。
「勢いのある力士なので刺激を受ける。ガツガツ頭から来て、今日は気持ちがよかった」と充実感を漂わせた。
目標は、これまでの「優勝争いをしたい」から「もちろん優勝」という明確なものに変わった。
「1日1日、15日間しっかり集中して、初日からやり通す。その結果だと思う」と話した。

■豪栄道・高安
6日、豪栄道、高安の両大関が、福岡県志免町の時津風部屋へ出稽古。
約20分間の熱のこもった三番稽古(同じ相手と続けて取る稽古)で汗を流した。
立ち合いのあたりを身上とするだけに、互いの体がぶつかり合う衝撃音が稽古に響いた。
その後も先手争いで激しい突き、押しの攻防を繰り広げ、腹の底から振り絞るような、うなり声が両者の口から漏れた。
結果は豪栄道の8勝4敗。
激しい動きの連続で豪栄道は「立ち合いで思い切り当たってくれるので、いい稽古になる。
昨日は千代大龍のかちあげだったし、今日も。
2日続けて右肘が腫れるぐらい」と言いながらも、心地よい汗とともに穏やかな笑みも。
一方、高安も「しっかり当たれているので内容はいいと思う。攻防がある中で若干、まだ懐に入られることがある」と課題も指摘しつつ「いつも(場所前に)やる豪栄道関との稽古と比べても今日は良かった」と充実の表情を浮かべていた。

■栃ノ心
6日、コカ・コーラボトラーズジャパン(東京)から「ジョージア」の缶コーヒー420本が差し入れられた。
缶コーヒーの「ジョージア」は米ジョージア州から名付けられたが、栃ノ心が2015年に会員制交流サイト(SNS)で愛飲しているとコメントした縁から、今年1月の初場所で初優勝した祝い品として贈られている。
同社の本坊俊一郎・西日本営業本部長から手渡された栃ノ心はさっそく1本を一気飲み。
「おいしいね」とご満悦だった。
年間最多勝争いでは鶴竜と並んで51勝でトップ。
名古屋場所で負傷し、秋場所でも痛みが残っていた右足親指は順調に回復しており「2018年を良い思いで締めたいね」と「ジョージア」パワーで5場所ぶりの賜杯を狙う。



18/11/06
2018.11 本場所 5日前 情報! 】
■鶴竜
5日、福岡県志免町の時津風部屋宿舎に出向いた。
豪栄道と高安も出稽古に来ていたが、手合わせはせずに朝乃山と豊山を申し合いの相手に指名。
左前みつを取って出る形を繰り返した。
不安を抱える右足を時折気にするそぶりを見せたが、「痛みが軽くなってきているのは確か。もう休むのはつらいから出たい。ベストを尽くす」。
6日後に初日を迎える九州場所出場へ意欲を示した。

■稀勢の里
5日、福岡県大野城市の田子ノ浦部屋で、相撲は取らずにスクワットなどの運動で終えた。
佐渡ケ嶽部屋で行われた2日の二所ノ関一門連合稽古では関脇・逸ノ城、3日は出稽古に来た幕内・竜電、4日は阿武松部屋への出稽古で幕内・阿武咲と3日続けて計39番取ったこともあり、体を休めることを優先させたもよう。
大関・豪栄道が横綱との稽古を希望していたが、この日は断ったという。
師匠の田子ノ浦親方は「(相撲を取る稽古を)やればいいというものじゃない。(稀勢の里は)体は動いていると言っている」と説明した。

■栃ノ心
5日、福岡市内の所属部屋で三役経験者5人と相撲を取り計13勝5敗と存在感を見せた。
「(顔が)明るいでしょ。めんたいこで4キロ太ったよ」と笑顔だった。
この日、関脇・御嶽海が所属する出羽海部屋との合同稽古に、一門の垣根を越えて小結・魁聖、幕内・宝富士も参戦。
幕内・栃煌山と碧山の春日野勢も加わった申し合いで栃ノ心は開始早々、この5人をなぎ倒し8連勝。
しばらく土俵を譲らなかった。
御嶽海にも計5勝2敗と力を見せつけた。
名古屋場所で痛めた右足親指も「全然気にならない」。
鶴竜と並ぶ51勝で首位に立つ年間最多勝にも「気にしないけど、取れたらいいね」と目を輝かせた。

■御嶽海
4日、福岡市東区の春日野部屋宿舎であり、関脇・御嶽海(出羽海部屋)が精力的に稽古に取り組んだ。
春日野部屋の大関・栃ノ心らと11番に及ぶ申し合いを行い、「とにかく番数をこなしたい」と表情は明るかった。
大関昇進の話題を再浮上させるには、目安とされる「三役で直近3場所33勝」をクリアした上で内容も求められる。
御嶽海は「(大関取りを)意識せずにまずは2桁」と平常心を強調した。

■貴景勝
5日、福岡県篠栗町の同部屋稽古(けいこ)場で熱気ある稽古を重ねた。
平幕の隆の勝や幕下の貴公俊らと申し合い。
積極的に土俵に上がり、16番を取った。
本来の鋭い出足ではなかったが、押しにこだわる自分の形を丁寧に確認していた。
貴乃花部屋の消滅で移籍し、これまでと違う環境で迎える今場所だが「ここまではハイペース」と調整は順調な様子。
9月の秋場所で初めて小結で勝ち越した22歳は、逆境をものともせずに前進する。

■遠藤
5日、福岡・西区の追手風部屋で幕内大栄翔ら6人の関取と10番取って8勝2敗。
引かれても前へ落ちない下半身の粘りが目立った。
9月の秋場所は故障した膝などに不安を抱え、関取になって皆勤した場所では自己ワーストの3勝に終わった。
「(下半身は)もう問題ない。平成最後の九州場所。ここいらで頑張らないといけない」と再浮上に気合を入れる。



18/10/09
輪島大士氏が死去! 】

大相撲史上ただ一人の学生出身横綱で幕内優勝14回を遂げた第54代横綱・輪島大士(ひろし)の輪島博(わじま・ひろし)さんが70歳で死去した。

13年12月には咽頭がんの手術を受け、発声が困難な状況に。

15年11月20日、北の湖前理事長が多臓器不全で62歳で死去した翌日には、発声不可能のため、文書でコメントを寄せ「俺はもう少し頑張る。(理事長には)よく頑張ったね、お疲れさまと言いたい」と弔いの言葉を贈っていた。



18/10/02
貴乃花部屋消滅! 】

史上6位となる22回の優勝を誇り「平成の大横綱」と呼ばれた貴乃花親方が角界を去った。

9月25日に退職を届け出ていたが、1日付で受理された。

また、この日の臨時理事会で貴乃花部屋の力士が千賀ノ浦部屋へ移籍することも承認。

部屋も消滅し、「貴乃花」という名が角界から消えることとなった。

会見に臨んだ八角理事長の言葉には、やりようのない寂しさが詰まっていた。



18/09/26
貴乃花親方「引退届」!? 】

25日、東京都内で記者会見し、日本相撲協会に引退届を提出したことを明らかにした。

3月に内閣府へ提出した告発状の内容が事実無根であると認めるように、協会から圧力を受けたことが主な理由。

新団体の設立を否定するなど、今後も協会と争う姿勢は見せなかった。

協会は圧力を否定し、引退届は受理できないとの認識を示した。

また、貴乃花親方は、部屋に3人いる関取(十両以上)を含む力士8人と床山、世話人各1人の移籍先として、千賀ノ浦部屋を希望した。



18/09/24
2018.09 本場所 千秋楽翌日 朝 情報! 】
■白鵬
14日目に41度目の優勝を決めた白鵬は千秋楽、鶴竜を送り出して15戦全勝で終え、自身の持つ最多記録を更新する14度目の全勝優勝を果たした。
横綱800勝、幕内1000勝と次々と自身が持つ記録を更新していった場所を、これまた自身の最多記録を更新する14回目の全勝優勝で締めくくった。
「久しぶりに相撲の神様が私にほほ笑んでくれたと思いました。今年はけがに泣き、4月におやじが天国に旅立ちまして寂しい思いをしましたけど、これで無事いい報告ができると思います」と土俵下での恒例の優勝インタビューでは、四方に手を振って大歓声に応えてみせた。

■稀勢の里
10勝で秋場所を終えた。
千秋楽は、豪栄道に左差しに行ったところをおっつけられ、俵に詰まると突き落としに土俵で一回転。
支度部屋では硬い表情で無言を貫いた。
8場所連続休場明けの今場所。
田子ノ浦部屋の兄弟子、西岩親方は「これだけ長く休み、2桁勝てたのは良かったのでは」と話す。
ともに先代師匠の元横綱・隆の里から厳しい指導を受けた間柄だけに「優勝して本当の復活。今場所は最初の一歩」。
横綱としての復活は、まだまだとみる。

■御嶽海
千秋楽、阿炎をはたき込みで下し、大関とりのかかった秋場所を9勝6敗で終えた。
立ち合いから激しい相撲になったが、阿炎の諸手突きをうまくいなし、最後は先輩力士の意地と粘りで大きな1勝を手にした。
11勝すれば大関昇進の目安「三役以上で3場所合計33勝以上」に届くところだったが、横綱・大関陣勢ぞろいの場所で苦戦し、9勝に留まった。
それでも初優勝した先場所の13勝と合わせて、これで2場所合計して22勝。
今場所同様、来場所でも11勝が昇進の目安になった。

■貴ノ岩
千秋楽、隠岐の海を上手出し投げで破り、10勝5敗の二桁勝利で千秋楽を締めくくった。
「二桁勝てて良かったです。言い訳にできませんが、終盤は体調を崩して力が出なかった。いい流れの時になぜこうなるんだろうと反省しました」と時折、咳き込みながら振り返った。

■嘉風
千秋楽、前頭九枚目・北勝富士を寄り切りで下し、2015年秋場所以来となる11勝目を挙げた。
先場所は初日から13連敗と絶不調だったが、今場所は番付下位で実力の差で圧倒。
9番も多く勝ち健在ぶりを見せつけた。

※懸賞
日本相撲協会は23日、大相撲秋場所の懸賞が史上最多の2160本になったと発表した。
これまでの最高は、昨年夏場所の2153本。

※三賞
23日、両国国技館内で三賞選考委員会が開かれ、史上初めて三賞とも該当者なしという異例の決定がなされた。
殊勲賞、敢闘賞、技能賞の三賞は、横綱・大関以外で、成績が優秀だった幕内力士に贈られる。
日本相撲協会の審判委員と記者らの投票で決定するが、今場所は上位陣が安定して勝ったことから目立つ力士がおらず、過半数を得た候補はいなかった。
三賞が1947年11月場所から実施されて以降、史上初の珍事となった。
出席した藤島審判部副部長は「いつも厳しめに(選考を)やっている。何が何でも(誰かを)選ぶということはしません」と毅然(きぜん)とした表情で話した。



18/09/23
2018.09 本場所 千秋楽 朝 情報! 】
■白鵬
14日目、大関豪栄道を上手投げで下してただ一人14戦全勝とし、前人未到の幕内千勝を達成した。
5場所ぶり41度目の優勝も成し遂げ、大記録に花を添えた。
休場明けの今場所は勝負強さが光り、後続に3差をつけて千秋楽を待たずに賜杯獲得を決めた。

■稀勢の里
14日目8場所連続休場から復帰した稀勢の里は鶴竜を寄り切り。
昨年3月の春場所で横綱へ昇進して以来、初めて横綱対決を制して10勝目を挙げた。
進退をかける場所で白星を2桁へ乗せ、横綱として説得力を持つ数字を示したとみられる。

■栃ノ心
14日目で、大関かど番を脱出した。
左を深く差して阿炎をつかまえ、投げで裏返しに。
大きな8勝目を手にし、「今までの勝ち越しで一番うれしい」と素直な思いを口にした。
新大関だった先場所に痛めた右足親指は万全ではなく、「場所前の稽古で勝てなくて自信をなくしていた。プレッシャーは毎日あった」と明かした。
いつもの笑顔も取り戻し、「場所が終わったら巡業もあるので良い稽古をして自分の相撲に自信をつけたい」と精進を誓った。

■貴景勝
14日目、ベテラン妙義龍を下し、小結で初めて勝ち越し。
来場所で新関脇の可能性も出てきた。
張り手にも動じず、右に動いて引き落とし「大事な相撲だった。弱い自分が出てきそうになったが勝てて良かった」とほっとした様子だった。
新小結で挑んだことしの初場所は5勝10敗。
師匠の貴乃花親方は「技術的にはまだまだ」と評するが、今回の勝ち越しで成長を示したといえる。
千秋楽の朝乃山戦に向け「とにかく後悔なく場所を終わらせたい」と意気込んだ。


アニメ「火ノ丸相撲」スタートに向け、キャストたちのコメントがありました!
https://news.walkerplus.com/article/163204/こちらに載ってます。



18/09/22
2018.09 本場所 14日目 朝 情報! 】
■白鵬
13日目、横綱同士の対戦は稀勢の里を寄り切って13戦全勝とした。
14日目に白鵬が大関豪栄道に勝てば、5場所ぶり41度目の優勝が決まる。
盤石の強さだった。
稀勢の里が最高位に昇進して以来、初めて実現した「横綱対決」に白鵬が完勝。
史上最多41度目の優勝とともに、前人未到の幕内1000勝に王手をかけ、支度部屋で柔らかな笑みを浮かべた。

■豪栄道
見事な速攻で鶴竜を破って2敗を守り、優勝の可能性を残した。
立ち合いで張って左を差すと一気に走って勝負を決め、「狙った通り。自分の相撲を取れている」と満足げだった。
14日目は白鵬戦。
敗れれば白鵬の優勝が決まる一番に向け、「お客さんを沸かせられる相撲を取りたい。思い切ってやるだけ」と決意を示した。

■高安
13日目、2敗を守り、全勝の白鵬とは2差のまま。
優勝争いに踏みとどまった形にも「(優勝は)ないでしょ。次の場所に向けて大事になるんで、明日も一生懸命頑張ります」と表情を変えずに淡々と話した。
阿炎の突っ張りに後退したが、冷静にいなして攻勢となり、一気に突き出した。
大関の貫禄を示し「集中できた。しっかりいい相撲が取れた」と、内容には満足そうだった。

■栃ノ心
13日目、勝ち越しまであと1勝としながら2連敗。
しかもこの日は平幕の正代に敗れ、かど番脱出はお預けとなった。
報道陣に「もう駄目ですね」と繰り返し、残る2番への意気込みを問われると「やれるかどうか分からない」と、珍しく弱音をこぼした。
右四つでまわしをしっかり取れないまま前に出たところを、正代の右すくい投げで土俵にたたきつけられた。
支度部屋では「くそー」と怒鳴り声を上げたり、タオルを近くに投げつけたりと感情をあらわにした。



18/09/21
2018.09 本場所 13日目 朝 情報! 】
■白鵬
12日目、栃ノ心を秒殺した白鵬が全勝を守り、12戦全勝。
13日目の稀勢の里との“横綱初対戦”に「楽しみですね。明日は特別だね」と目を輝かせた。
ライバルを撃破した上での優勝は価値が高まるかを問われ、「そうなる」と腕をぶした。
尻上がりに調子を上げて41度目の優勝へ独走態勢に入った第一人者と、復活を期す和製横綱。
互いの意地がぶつかり合う大一番へ「頑張ります」と短い言葉に気合をにじませた。

■稀勢の里
12日目、上手を取られて、頭もつけられた。
まわしに手が届かない稀勢の里は、辛抱しかない。
御嶽海が連発する出し投げを、左足を軸にして土俵中央で2回転。
我慢の時間を抜けて、おっとり刀で反撃に出た。
左からすくい投げ。
体が離れて得意の左差し。
最後は右上手を引きつけ、寄り切った。
年6場所制が定着した昭和33年以降、横綱としてだれも経験したことのない8場所連続休場明け。
役力士との対戦が続く終盤では心身の疲労も蓄積するが、「あと3日ですからね」と短い言葉で自身を奮い立たせた。

■高安
12日目、鶴竜を上手投げで破って優勝争いに踏みとどまった。
横綱が左四つの体勢から右を巻き替えにきた。
そこを「あそこで黙っていたら中に入られるから」と振り回すようにして投げ飛ばし、「しっかり胸を合わせられたのが勝因」と胸を張った。
13日目は平幕阿炎と対戦する。
白鵬を2差で追う展開に「自分のスタイルで、悔いのないようにやり切りたい」と誓った。

■栃ノ心
12日目、横綱白鵬にすくい投げで敗れ、7勝5敗。
かど番脱出を決められなかった。
立ち合いから左でまわしを引いたが、前に出た瞬間を狙われ、土俵に落ちた。
「左でいいとこ、とれたんだけどな」と残念そうだ。
それでも、残り3日で1勝すれば勝ち越しが決まる。
13日目は正代戦。
因縁の相手だ。
合口は5勝4敗1不戦敗とほぼ五分で、昨年初場所は5日目に負け、右膝を痛めて途中休場した。
今年も春場所で負け、右肩を負傷。夏場所も負け、右手首を痛めた。
「大事な3日間です」。
死力を尽くし、白星を取りに行く。

■御嶽海
12日目、横綱稀勢の里に寄り切られて、6勝6敗となり場所後の大関昇進が完全に消滅した。
2桁勝利に届かないことが決まり、昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長は「(昇進は)もうないです」と明言した。
先場所に13勝を挙げて初優勝した御嶽海は、8日目から5連敗と白星を伸ばせなかった。
阿武松部長は来場所の大関とり継続について「最後まで見てだが、また一からやり直し。積み重ねていってもらいたい」と振り出しになるとの私見を述べた。



18/09/20
2018.09 本場所 12日目 朝 情報! 】
■白鵬
11日目、1敗の高安を退け、今場所初の単独首位。
立ち合いで相手と呼吸を合わせない作戦は、第一人者の姿とは程遠かった。
最初は高安が突っかけ、2度目は白鵬が「待った」。
3度目、白鵬は自分の間合いだけで素早く立ち、まだ中腰状態の高安を右で張り、体当たりで押し倒した。
後味の悪さが残ったが「勝ちは勝ちですから」と気にせず。

■稀勢の里
11日目、前日に勝ち越しを決めた稀勢の里は、ふがいない相撲で黒星。
幕内最重量227キロの逸ノ城に対し、立ち合いは迷ったかのように中途半端な踏み込み。
まわしにこだわらず、突いて出てきた相手にいいように押されて土俵を割った。
負け残りの土俵下では何度も顔をしかめ、悔しさをにじませた横綱は、支度部屋では無言。
終盤戦の土俵に上がるのは新横綱優勝を果たした昨年春場所以来だが、久々の横綱戦も控える今後に不安を残した。

■栃ノ心
11日目、いきなり懐に入られて絶体絶命。
だが、そこからなんと、クレーンのように鶴竜をつり上げた。
八角理事長も「横綱が二本差して、つられるなんて見たことがない」と驚いた大技。
今場所は鳴りを潜めていた怪力で、カド番脱出まで残り1勝とした。

■御嶽海
11日目、平幕魁聖に寄り倒されて6勝5敗となり、場所後の大関昇進が絶望となった。
昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の阿武松部長は「まだ(審判部で)話し合ってはいないが、もう難しいでしょう」と昇進に否定的な見解を示した。



18/09/19
2018.09 本場所 11日目 朝 情報! 】
■稀勢の里
10日目、優勝した昨年3月の春場所以来、9場所ぶりの勝ち越しを決めた。
西前頭3枚目の遠藤と3度立ち合いが合わなかったが、今場所最短2秒3で寄り切り快勝。
元横綱日馬富士と並ぶ、歴代6位タイの幕内通算712勝目を挙げた。
年6場所制となった1958年(昭33)以降の横綱では、歴代最長の8場所連続休場から進退を懸けて出場した場所で、引退危機回避へ最低ラインは死守した。
師匠の田子ノ浦親方は「まだまだこれから。勝ち越しが目標じゃないので」と、口数の少ない本人の思いを代弁した。
引退危機の完全消滅へ、さらに勝ち続けるつもりだ。

■高安
10日目、1敗同士の注目の大関対決は高安が豪栄道を退けて、初優勝に望みをつなげた。
けんか四つの対戦で差し勝ち、左下手を引く。
相手の左腕を抱え、タイミング良く右でかいなひねりを決めた。
横綱、大関陣でただ一人、優勝経験のない高安にとって11日目の白鵬戦は大一番。
多くの質問に無言だったが「もう一回、気を引き締めます」とだけ述べ、集中力を高めていた。

■御嶽海
10日目、鶴竜に寄り切られて4敗目となり、場所後の大関昇進が厳しくなった。
昇進問題を預かる審判部の阿武松部長も「(昇進は)厳しい状況でしょう」と明言した。
3連敗の御嶽海は「横綱が強かった。まだ5日間あるからね。しっかり気持ちを切り替えて」と前を向いたが、前日の白鵬戦から2日連続での横綱戦の黒星に険しい表情を浮かべていた。

■旭大星
両膝の負傷で4日目から途中休場し、9日目から再出場していた西前頭11枚目の旭大星が10日目の18日、琴勇輝戦で敗れた際に右膝を悪化させ、再び休場を示唆した。
土俵を割る際に右膝から崩れ、取組後は右足を引きずりながら歩いた。
旭大星は「(痛めたのは)土俵際でいなされた時。完璧に治すまで休んだ方がいい」と話した。

■貴ノ岩
10日目、栃煌山に快勝して1年ぶりに幕内での勝ち越しを決めた。
投げを打ってきた相手の左脚に右脚をかけて転がし、「うれしい。三役に上がれるように頑張りたい」。
師匠の貴乃花親方は「土俵に上がれることに感謝しているでしょう」と弟子を思いやった。



18/09/18
2018.09 本場所 10日目 朝 情報! 】
■鶴竜
9日目、遠藤を押し出し、白鵬とともに全勝をキープした。
8日目まで1勝と元気がない相手だったが「昨日まで調子が悪くても、今日は分からない」と油断せず、盤石の取り口で退けた。
この日の朝稽古後では遠藤について「自分の形を持っているので、そうならないように」と警戒していた。
突き、押し、はたきを繰り出し、土俵際で粘られても慌てずに勝負を決めた。

■白鵬
9日目、御嶽海との約1分20秒に及ぶ熱戦を制し、全勝を守った。
第一人者の執念、うまさが光った。
土俵中央で左前まわしを許し、棒立ちになった場面だ。
御嶽海に頭をつけられながら、「足の位置を見ていた」と顔を動かして相手の左足を確認する。
その左足に右足を飛ばし、左上手を切ってからの右下手出し投げで形勢逆転。
一気に寄り切って力を見せつけ「勝つことだけを考えていた。最後はタイミング良く(土俵外に)出した」と笑顔だった。

■稀勢の里
9日目、ようやく本来の力強さをのぞかせた。
立ち合い、頭で当たり左でおっつけて出ていった。
先に右上手も取り左も差し勝った。
栃ノ心が何とか粘って左から振って崩そうとしたが、左四つだから食わなかった。

■御嶽海
9日目、白鵬との1分19秒の激戦の末に敗れ、3敗目。
大関昇進へのムードがしぼみ始めた。
横綱の寄りを残して左に回り込み、左前まわしを引いて頭をつけるが、ここで攻めが止まった。
右下手出し投げに泳いで寄りに力尽きた。
引き揚げる花道で「あー、くそ」と叫び、支度部屋ではいらだったまま。
報道陣に背中を向け、無言だった。

■逸ノ城
九日目、前頭筆頭・勢を豪快な上手投げで下し、今場所3勝目を挙げた。
173キロの大型力士を、227キロの超大型力士が左手一本で投げ捨てる様に、館内のファンがざわついた。

■竜電
9日目、平幕でただ一人1敗を守り、早くも勝ち越しを決めた。
2日目から8連勝と元気いっぱいだ。
左おっつけで松鳳山に右を差させない。
突き、押しにも対応し、俊敏な動きで右小手投げ。
「松鳳山関は動きが速い。何とか勝てて良かった」と胸をなで下ろした。
「しっかり基礎をやってきた。一番一番、攻める気持ちを持ってやっていきたい」と謙虚に話した。


宇良
右膝の大けがから6場所ぶりに復帰し東三段目91枚目。
5番相撲で夏野登岩(湊)を寄り切って勝ち越した。
「ずっと番付を落としてきたので、少しでも上がるのがうれしい」と素直に喜んだ。
休場中に上半身の筋力を強化してきたが、下半身のトレーニングは「リハビリ程度」にしかできず、理想の動きにはまだほど遠い。
そんな中でひとまず結果を出し、「あと2番、気を引き締めていきたい」と上積みを誓った。



18/09/17
2018.09 本場所 9日目 朝 情報! 】
■白鵬
豊山を一蹴し、自身が更新し続ける横綱としての勝利数で通算800勝。
「新記録か大台かは分からないけれど、中日でできるとは思わなかった。うれしい」と感慨を込めた。
600勝以上している大鵬、北の湖らと比べても勝率8割7分9厘は堂々のトップだ。
幕内1000勝にもあと6勝。
「一番一番。いきたいね」。
史上最多13度の全勝優勝や40度の幕内制覇を果たして33歳になっても、歩みを止めない。

■稀勢の里
中日、完敗の稀勢の里は立ち合いがまずかった。
一発のある玉鷲の当たりを止めてつかまえてしまえばという気持ちが強すぎたのか、右で引っ張り込むように手が出て自分で呼び込むような立ち合いになってしまった。
圧力負けしないように押し込んでいくべきで、玉鷲の強烈な突き押しになすすべなしの完敗だった。

■高安
中日、正代を攻め切れず、初黒星を喫した。
強烈なかち上げからの突き、押しで土俵際まで追い込んだが、もう一押しが足りない。
相手に左差しを許すと形勢逆転。焦って出たところを引き落とされた。

■御嶽海
大関とりの関脇御嶽海が手痛い2敗目。
過去6戦全勝だった勢に、一方的に押し出された。
「何でだろう。めっちゃ弱かった」とつぶやき、「集中はしていた。(疲れは)感じていない」と肩を落とした。
3横綱1大関戦を残し、昇進の目安となる11勝まで残り7日で5勝がノルマとなる。
9日目の相手は横綱白鵬。意気込みを聞かれても無言のままだった。


安美錦
中日、十両の安美錦が琴勇輝に対し、幕内の土俵では初の「とっくり投げ」を記録した。 相手のまげをつかんだかの物言いで判定は覆らず「勝てて良かった。ほっとした」と目を細めた。



18/09/16
2018.09 本場所 中日 朝 情報! 】
■白鵬
横綱800勝へ土つかずで王手をかけた。
遠藤を自身3度目、2016年名古屋場所13日目の豪栄道戦以来となる腰砕けで難なく撃破。
支度部屋で人さし指を立てて「あと1勝。ここまで長いような早いような感じ」と悦に入った。

■稀勢の里
横綱相撲には、ほど遠かったかもしれない。
それでも、稀勢の里が踏ん張った。
何度も千代の国に突き起こされては、いなされて揺さぶられた。
上手投げは右足1本で我慢した。
最後は、左下手で引いたまわしを離して体ごと寄り切り、遅れて出た相手の投げで土俵上にあおむけ。
6勝目をもぎ取り、何とか1敗を死守した。
「まあ、しっかりやることをやった」

■御嶽海
7日目、6日目に連勝が5で止まった御嶽海は、貴景勝の強烈な左右の張り手を食らったが「ひるんだら駄目。やり返しては駄目」と冷静だった。
前に出ていったところで、いなしから体を入れ替えられても、土俵際でのけ反りながら残す。
さらに相手の突進を右に動いてかわすと、突き落としで逆転。大関昇進を狙う場所で連敗はせず「稽古の成果が出た。下半身には自信がある」と胸を張った。

■北勝富士
平幕唯一の7連勝を飾った。
本来は押し相撲の力士。
しかし、この日は四つ相撲が得意な佐田の海のお株を奪った。
相手の上手を切って右を差し、体を密着させての寄り切り。
うまさが光る内容に「センスです」とニンマリ。
反応の良さにも「日頃の行いがいいから」とおどけた。
名古屋場所で焼き肉で牛肉を食べた翌日に敗れたため、今場所は我慢。
場所後の焼き肉もモチベーションにする。


7日目、テニス全米オープンのシングルスで日本人初優勝を果たした大坂なおみが観戦。
午後4時20分頃にメガネ姿で現れて興味深そうに会場を見回し、土俵を撮影すると早速インスタグラムに投稿。
午後5時5分に審判交代で取組が中断された時には、付近の観客がほぼ総立ちでカメラを向け「なおみ〜」と叫ぶ男性もいた。



18/09/15
2018.09 本場所 7日目 朝 情報! 】
■白鵬
白鵬が行司差し違えの際どい勝負をものにした。
正代を追い詰めながら捨て身の投げを食って土俵下へ転落。
軍配は正代に上がったが、「知らなかった。悪くてもう一丁かなと思った」。
負けた感じはなかったようだ。
しぶとく残った要因を「身に染みている相撲勘だと思う」と自己分析。
稀勢の里に土がついたが、決意を新たに「引っ張っていきたい」と話した。

■稀勢の里
6日目、初黒星を喫した。
初日からの連勝は5で止まり、土俵上に舞う座布団を見ながら口を一文字に結んだ。
支度部屋では「また、あしたはあしたで。やっていく」。一言だけ口にした。

■御嶽海
6日目、大関豪栄道に寄り切られて連勝が5で止まった。
支度部屋でグッと目を閉じて悔しさをかみしめた。
「大関相手なので集中できていたが、立ち合いも動きも駄目」。
相手に立ち合いで張られ前に出られると、両上手をがっちり取られて土俵の外へ運ばれた。
大関昇進の目安とされる11勝まで、あと6勝。
「また明日から」と気持ちを切り替えていた。

■千代大龍
6日目、連続休場から復帰し進退を懸ける横綱稀勢の里を押し出してやぶり、3個目の金星を挙げた。

■北勝富士
6日目、26歳の北勝富士が平幕でただ一人、全勝を守った。
栃煌山をしっかり押し込んでから、はたき込んだ。
「絶対に差させないようにと思った。がむしゃらですよ」と笑顔だ。
学生時代からしのぎを削った同学年の御嶽海が、大関昇進に挑戦していることが刺激になっているという。
東前頭9枚目の北勝富士は今場所、対戦圏外だが「御嶽海に当ててもらえるように、連勝を続けていきたい」と張り切っていた。



18/09/14
2018.09 本場所 6日目 朝 情報! 】
■白鵬
5日目、西小結貴景勝をはたきこみで下し、5連勝とした。
貴景勝を押し出そうとした瞬間に左にいなされ、右足が俵にかかってヒヤリ。
こらえて体勢を整えると、飛び込んできた相手を左手ではたき込んだ。
とっさの反応からの白星に「よかったね(崩されたけど)余裕があったから勝てた」。

■稀勢の里
5日目、無傷の5連勝を飾った。
東前頭3枚目の正代を相手に左を固めて立ち合い、その後は左をねじ込んで右上手も引いた。
得意の形だったが反撃にあい、押し込まれかけたが、体を開いて右からの上手投げで仕留めた。
連日、会場を悲鳴から大歓声に変える取組にも、支度部屋では変わらず冷静だった。
「1日一番、しっかり集中して」などと、自らに言い聞かせるようにして話した。

■高安
5日目、勢を退け、昨年の夏場所以来となる初日からの5連勝とした。
左を差して出足を止め、強引に出てきた相手を左からの投げで泳がせて送り出した。
「当たって前に出るのが理想。ちょっと守りに入った。内容的にはじっくり取った」と淡々と振り返った。

■御嶽海
5日目、立ち合いから低く当たってもろ差し。
両上手をつかんで粘ろうとする大関栃ノ心に反撃の余地を与えなかった。
息をつかせずにそのまま寄り切って、御嶽海は5連勝だ。
「弾いて前に出よう思っていた。しっかり弾けたと思う」
今場所初の上位との対戦で完勝して、胸を張った。
7月の名古屋場所で初優勝を飾ったが、この日の栃ノ心を含め3横綱1大関が不在だった。
大関昇進の目安は直前3場所で計33勝。
最近2場所で22勝の御嶽海は11勝が“ノルマ”だが、その内容も問われている。

■嘉風
5日目、2013年の秋場所以来5年ぶりに、初日から5連勝とした。
千代丸に低く当たると、素早く左を差して圧倒し押し出した。
36歳のベテランは「昨日までは緊張しなかったが、今日は緊張した。疲れた」と安堵の表情を浮かべた。
幕内在位74場所を誇るが、先場所は2勝13敗と苦しんだ。
復活を期す今場所は上々の内容で白星を積み重ねており「勝つときはしっかり腹をくくっていけている。ぶれずにやれることをやる」と充実感をにじませた。



18/09/13
2018.09 本場所 5日目 朝 情報! 】
■稀勢の里
8場所連続休場から復活を目指す横綱稀勢の里が、流血しながらも無傷の4連勝を飾った。
西前頭筆頭の207キロ魁聖を、得意の左四つで寄り切った。
魁聖戦は12戦全勝となった合口の良さに後押しされ、幕内で2番目に重い相手を撃破。
支度部屋では今場所初めて、一瞬ながら表情を緩めた。

■栃ノ心
小結玉鷲との取り直しの一番を制し、3勝1敗とした。
立ち合いから玉鷲に押し込まれ、一気に土俵際まで後退。左ではたき軍配は栃ノ心に上がったが、栃ノ心の足が出たと物言いがついた。
協議の結果同体となり取り直し。
その際に栃ノ心の右眉上辺が裂傷し、顔面に血がまみれた。
タオルで顔をぬぐった栃ノ心。
再び鋭い出足の玉鷲に押されたが、右へ回り込んで辛うじて左へ突き落とした。
玉鷲とは先場所6日目、小手投げを食らった際に右足親指付け根を痛め、途中休場の直接的な原因となった。
因縁の相手ではあるが「そこは気にしていない」と話した。
裂傷した右眉に関しては「(いつけがしたのか)分からない」と首をひねった。
傷は深く刻まれ、視界に変化はあるか問われ「それはない」と答えた。

■御嶽海
逸ノ城との関脇対決を危なげなく制し、大関とりへ最初のの関門を突破した。
低く、鋭い当たりから227キロの巨体を一気に押し出し、「しっかり前に出ることができた。きょうの(一番)は良い流れに乗れると思う」とうなずいた。
5日目の相手は大関栃ノ心。
優勝した名古屋場所では対戦がなく、対戦成績は2勝5敗。
「いつも通りに」と力を込めた。

■豊山
5日目の13日、東前頭2枚目の豊山が日本相撲協会に休場を届け出た。
師匠の時津風親方によると、3日目の稀勢の里戦で左肘を痛めた。
豊山の休場は2016年春場所の初土俵以来、初めて。
5日目の対戦相手、大関豪栄道は不戦勝ちとなる。



18/09/12
2018.09 本場所 4日目 朝 情報! 】
■稀勢の里
連日の逆転劇で、横綱・稀勢の里が3連勝を飾った。
初顔合わせの平幕・豊山に粘られて土俵際まで追い込まれたが、起死回生の突き落とし。
物言いがついたが、行司軍配通りで勝ち名乗りを受けた。幕内707勝とし、武蔵丸を抜き単独史上7位となった。
初場所5日目以来となった結びの一番を締め「それは良かったと思う」と振り返った。

■栃ノ心
かど番の栃ノ心が初黒星を喫した。
過去1勝3敗だった貴景勝を捕まえ切れず、引き技にばったり。
支度部屋でも険しい表情のまま「引かれると分かって落ちたのが悪い」と自分を責めた。
新大関だった名古屋場所を右足親指のけがで途中休場。
その影響を感じさせない内容で連勝していただけに悔しさは隠せない。切り替えていくかと問われ、「それしかないでしょ」と言葉少なに引き揚げた。

■御嶽海
3日目、物言いがついた最初の相撲も、御嶽海は「勝ったのは自分」と落ち着いていた。
取り直しの相撲は快勝し、三役以上との今場所初対戦を乗り切った。

■旭大星
3日目の11日、大栄翔をとったりで下した一番で右膝付近を負傷した。
旭大星は取組後、竜電戦が組まれた4日目について「厳しいと思う。出たら余計悪くなる」と休場する見通しを示した。
本人によると、土俵際で残した際に痛めたという。
「ボキッという音が聞こえた。治すしかない」と顔をしかめた。
右膝を思うように伸ばせず、付け人の肩を借りて引き揚げた。


安美錦
明生をはたき込みで下し3連勝を飾った。
明生の低い立ち合いに土俵際まで押し込まれた。
明生の右手と安美錦の左足が同時に出て物言いがついたが、軍配通りに安美錦が勝った。
「かかとが残っていたから負けはないかなと。最後残ってよかった」と安堵(あんど)の表情をみせた。
この日で通算1731回出場。
歴代4位で元大関・魁皇(現浅香山親方)に並んだ。
新弟子の頃から稽古をつけてもらっていたという大先輩の記録に「魁皇関に並べるのはありがたいね。(相撲界に)入った時からかわいがってもらったから」と表情が緩んだ。



18/09/11
2018.09 本場所 3日目 朝 情報! 】
■鶴竜
2日目、午前8時15分には入場券完売の「満員札止め」となった。
館内のファンの期待に応えるように、3横綱3大関の現在の上位陣が初めて、全員そろって勝った。
東の正横綱に座る鶴竜は前まわしをつかみ、鮮やかな出し投げで魁聖を崩して連勝スタート。
白鵬、稀勢の里の両横綱も2連勝で滑り出しており「いい刺激になる。自分も、という感じ」と充実感を漂わせた。

■稀勢の里
2日目、8場所連続休場から復帰して進退を懸ける土俵に立つ横綱稀勢の里は、2連敗を喫していた小結貴景勝を土俵際の逆転の突き落としで破り、優勝した昨年3月の春場所以来となる初日から2連勝スタートとなった。
この日の横綱土俵入りは自己最速の所要時間で、元気に躍動する体もアピール。
初日の平幕勢に続き、直近の対戦で敗れていた相手を連破し、序盤から勢いづく。

■栃ノ心
2日目の10日、カド番の栃ノ心が2連勝。
「ちょっと落ち着いたかな」と笑みを浮かべた。
離れて取ろうとした豊山に右をのぞかせながら前に出て左上手を取った。
さらに右下手も引き、土俵際で粘る相手を両まわしを引きつけて寄り切った。
怪我も「気にならない。昨日、今日みたいな相撲を取れば大丈夫」と手応えを口にした。

■御嶽海
2日目、大関昇進を狙う御嶽海は、過去4勝4敗だった千代大龍の鋭い当たりに後退したが、冷静におっつけて回り込むと一気に押し出した。
2連勝に「危なかったけど反応していた。体がよく動いた」と満足そうだった。
優勝した翌場所で、一気に注目を浴びる存在となった。
「いい緊張感ですね。15日間思うような相撲が取れないのは当たり前なので、その中で自分の相撲を出していければ」と貫禄すら漂うコメントだった。


宇良
2日目、右膝の負傷で6場所連続休場していた東三段目91枚目の宇良が、西三段目91枚目の須磨ノ海を素早い動きで寄り切り。
多彩な技が話題を集めた人気力士が1年ぶりの復帰戦を白星で飾り、復活への第一歩を踏み出した。
「すごく緊張しました。不安しかなかった。1番勝って安心しました」と語った。



18/09/10
2018.09 本場所 2日目 朝 情報! 】
■白鵬
立ち合いは左で張って玉鷲の勢いと止めて、左を差して一気に土俵外へ運んだ。
風呂から上がり髪を結ってもらう時に、支度部屋に集まった報道陣を見て「向こうに行った方がいいよ」と、8場所連続休場明けで白星を挙げた横綱稀勢の里のところに取材に行くように、冗談めかしながら促した。
その稀勢の里の相撲について「しびれたというか感動したというか。いい相撲でした」とほめた。
自分自身の相撲については「いい相撲でした」と自画自賛した。

■稀勢の里
進退を懸けて4場所ぶりに戻ってきた横綱・稀勢の里が、復活へ白星発進した。
前頭筆頭・勢を寄り切って、今年初場所2日目以来、237日ぶりの勝ち名乗り。
左大胸筋負傷などに苦しんできたが、あえて得意の左差しを繰り出す完勝で、初日の連敗も「4」で止めた。

■栃ノ心
初日を白星で飾り懸賞を手にする。
かど番脱出へ幕内通算400勝目でスタートした。
西前頭2枚目千代大龍から得意の左四つを奪い、一方的につり出し。「だいぶよかったね」と内容にも好感触だった。

■御嶽海
初の大関とりへ、御嶽海が白星スタート。場内も大きく沸いたが、本人はどこか涼し気だ。
「いつも通りですから、そんなにあおらないで。初日は初日」とピンチに見えた場面にも本人だけは落ち着いていた。
名古屋場所の優勝の原動力となった生命線の立ち合いに鋭さを欠き、正代に逆に押し込まれた。
だが、「相手が見えていた」と左腕をグイと伸ばし、左喉輪を決めて体勢を立て直すと、そのまま休むことなく前に出て押し出した。

■貴ノ岩
竜電を下し白星スタートを切った。立ち合いで鋭く踏み込み左を差すと力強く寄り切り。
「狙い通りの相撲?それに近いですね。前に攻めているんで良かったです」
昨年の秋巡業中の酒席で元横綱・日馬富士から暴行を受け九州場所と初場所を休場した。
春場所から復帰し名古屋場所で十両優勝を飾り、5場所ぶりの幕内復帰を決めていた。
幕内の土俵の感触については「普通です。特に何も考えてないです。先場所と同じ気持ち?はい」とさらり。
十両優勝した先場所に続く今場所の目標を聞かれると「2桁勝ちたいですね」と話していた。

■嘉風
千代翔馬に攻められた嘉風は土俵際まで追い詰められ、右足が徳俵にかかる絶体絶命のピンチ。
しかし、ここから右上手、左下手をしっかり引くと、豪快につり上げてうっちゃり、白星発進を決めた。
嘉風は「とっさに出ました。長年、相撲をやってきた本能かも。ほめられた内容ではなかったですけど…」と、36歳のベテランならではの大逆転に苦笑い。


協会あいさつ
台風や北海道の地震による被災者へお見舞いの意を表明した。
北海道広尾町出身の理事長は、あいさつの冒頭で「各地での台風、北海道での地震により被災された皆さまには心よりお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧、復興をお祈り致します」と述べた。
北海道芽室町出身の十両矢後関は「避難所にいる知り合いもいるので、心配。15日間いい相撲を取って、少しでも元気づけられたらいい」と奮起を誓った。



18/09/09
2018.09 本場所 初日朝 情報! 】
■稀勢の里
8日、東京・両国国技館で行われた土俵祭りに4場所ぶりに出席。
進退を懸けて臨む今場所でまずは東前頭筆頭の勢を下し、9場所ぶりの白星発進で勢いに乗る。
会場を後にする際には、一般公開で集まった観客から「信じてるぞ! 稀勢の里!」「稀勢関、頑張って!」などの声援が飛んだ。
「いよいよ始まるという感じ。特に気負いもなく、いい状態で稽古ができた。1日一番しっかり集中してやりたい」。
いつも通り、淡々と話した。

■御嶽海
土俵祭り終了後、自身初の優勝額贈呈式に出席。
国技館の天井四方に飾られる巨大な優勝額を前に「ニヤニヤしました」と、あらためて名古屋場所での初優勝を実感した。
その名古屋場所では13勝、前の夏場所では9勝を挙げたため、今場所で11勝以上を挙げれば大関とりの条件となる三役で3場所33勝以上を達成する。
気合が入る場所になるのは間違いないが、自信を問われると「ないです」とおどけてみせて「(目標は)勝ち越しでいいんじゃない。8番も10番も一緒」と御嶽海節をさく裂させた。
大関とりへ数字の達成も必要だが、重要になる横綱からの白星については「倒さないといけない」と言葉に力を込めた。



18/09/08
2018.09 本場所 1日前 情報! 】
■白鵬
秋場所を3年連続で休場している横綱白鵬は「いかに暑さに弱いか、夏巡業に弱いか」と苦笑交じりに自らを皮肉った。
それでも「調整はできている」と充実の表情。
「ライバルであり仲間」と語る稀勢の里が出場を決め「場所前の調子は良かった。(対戦は)できたら望むところ」と、17年初場所以来の顔合わせへ意欲を見せた。

■稀勢の里
試練の序盤戦に向け、非公開で進退の懸かる秋場所前の稽古を打ち上げた。
7日、都内の部屋で最終調整。
関係者によると四股、すり足などで汗を流したという。
稽古後、帰宅の際には、若い衆が乗り込むタクシーに報道陣を近づけず、無言で引き揚げた。
夏巡業後、稽古の完全非公開もノーコメントも初。
9場所ぶり皆勤へ緊張感を漂わせた。
師匠の田子ノ浦親方は「序盤が大事。後半になれば力を出すタイプなので」と話す。

■栃ノ心
かど番の大関栃ノ心が頭を抱えた。
都内の部屋で平幕の栃煌山、碧山と場所前最後の申し合い稽古を行い6勝7敗。
まわしを取った際の力強さは健在だったが、負傷している右足親指の影響により立ち合いは鋭さに欠けた。
仕上がり具合を聞かれても「見ての通り。稽古しても気持ちよくない。ちょっと心配」と肩を落とした。
それでも最後は「でも勝つしかないから」と自分に言い聞かせた。

■御嶽海
7日、番付編成を担う審判部の阿武松部長は、大関昇進に挑む関脇御嶽海について「星数が多いに越したことはないが、内容が問われる」と取り口を重視する見解を示した。
10場所連続で三役に在位する御嶽海は、関脇だった先場所を13勝2敗で初制覇。
2場所前は小結で9勝を挙げた。
大関昇進の目安とされる直前3場所合計33勝に乗せるには、11勝が必要だ。
阿武松部長は「挑戦の場所だから内容を見たい。場所の一番に懸ける集中力は稽古場とは違う。自分よりも上位の相手に対し、どういう相撲を取るかが楽しみだ」と積極的な取り口を期待した。


妙義龍
7日、東京・品川の総合食品メーカー・江崎グリコで行われた化粧まわしの贈呈式に出席した。
高校時代から同社のサプリメント「POWER PRODUCTION」を愛用しており、その縁で過去にも同社から同サプリメントのロゴが入った化粧まわしを贈られていた。
今回は1月に同サプリメントのデザインが一新されたことを受け、新たな化粧まわしの贈呈となった。
関係者から「まわしがパワーアップしたので妙義龍関もパワーアップして活躍してほしい」と激励された妙義龍は「しっかり体のコンディションを作り頑張ります」と、秋場所での奮闘を誓っていた。



18/09/07
2018.09 本場所 2日前 情報! 】
■鶴竜
6度目の優勝を狙う横綱鶴竜は6日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古に赴き、平幕豊山らと12番取り、全勝だった。
「ちょっと疲れが残っている。もうちょっと元気になって(場所に)入りたい」と言いつつ、動きは軽快だった。
7月の名古屋場所で休場の要因となった右肘のけがは万全ではなく、1月の初場所で負傷した右手の指も痛みは消えていないという。
「うまく(けがと)付き合っていくしかない。常にケアをしながら悪化させないように、負担がかからない相撲を取りたい」と語った。

■稀勢の里
秋場所に出場することになった。
師匠の田子ノ浦親方が6日、明らかにした。
ここまで、年6場所制になった1958年以降の横綱でワースト1位の8場所連続で休場中。
秋場所は進退をかけた土俵となる。
稀勢の里はこの日、阿武松部屋に出稽古し、若手の阿武咲相手に10勝4敗だった。
その後、師匠と電話で相談して出場を決めたという。
師匠は「前向きに気持ちは固まっている。本人もやらなきゃいけないと思っている」と話した。

■高安
6日、兄弟子の横綱・稀勢の里(ともに田子ノ浦部屋)が秋場所(9日初日、両国国技館)に出場する意向を示したことに、「本場所で自分も前向きにいけると思う」と気持ちを高ぶらせた。
この日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古した。
平幕の正代相手には立ち合いで上体を起こし、喉輪から攻撃の手を緩めずそのまま仕留めるなど7勝2敗としたが、関脇・逸ノ城には苦戦。まわしを取られると足が動かず200キロを超える相手に馬力負けする姿が目立った。
6番で1勝5敗だった。
現在も腰などに不安を抱えている。
ベテランの域に入りつつある28歳は「しっかり工夫して、これからは頭使って相撲を取りたい。これまでは体力だけでやってきたけれど」とケガを向き合いながら新たなスタイルを確立させる考えを示した。


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18/09/06
2018.09 本場所 3日前 情報! 】
■白鵬
5日、東京都墨田区の時津風部屋へ出稽古(げいこ)した。
豊山、正代、隆の勝と計15番。
平幕を問題にせず、順調な仕上がりをうかがわせた。
先場所12勝を挙げて敢闘賞の豊山と6番、関脇経験者の正代と5番。
左前みつを取ってから安定した攻めを見せた。
新入幕の隆の勝には昇進を祝う意味も込めて4番、胸を貸して圧倒した。
白鵬は「まだまだ。幕内は(十両と)全然違うからね」と余裕の口ぶりだった。

■稀勢の里
5日、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で約1時間半、四股、すり足などの基礎運動で汗を流した。
相撲は取らなかった。
2日の阿武松部屋への出稽古と3、4日の二所ノ関一門の連合稽古では小結玉鷲、大関豪栄道と三番稽古(同じ相手と何度も取る)を行い、3日連続で土俵に立ち「だいぶ疲れていたし、(体の)バランスも悪くなっていたから」と疲労を抜いた様子。
だが、昨年の秋巡業以来となる8月の夏巡業を全うし、場所前も役力士との稽古を消化。
「(調整の)大きいところ(大枠)はしっかりできている。順調にきている。ここ何場所前とは全然違う」と、秋場所出場へ意欲をにじませた。

■豪栄道
5日、時津風部屋に出稽古し、平幕の正代、豊山と計6番取って全勝。
同じく出稽古に来ていた大関高安とも6勝1敗で「いい稽古になった。調子はいいと思う」とうなずいた。
所属する出羽海一門では栃ノ心が大関昇進、関脇御嶽海が7月の名古屋場所で初優勝。
「刺激になっている。まだまだ負けられない。現役でいる限りは優勝を目指す」と気合十分だった。



18/09/05
2018.09 本場所 4日前 情報! 】
■白鵬
東京都墨田区の友綱部屋で行われた伊勢ケ浜一門連合稽古に2日連続で参加し、幕内の魁聖や宝富士らと相撲を取り12勝1敗。
前日から動きに迫力が増し、「ようやくいい流れできている」とうなずいた。
横綱通算800勝まで8勝、幕内通算1000勝まで14勝。
大記録を追う第一人者は「今場所におけるモチベーション」ときっぱり。
5場所ぶりの賜杯にも「意識しないと(記録は)ついてこない」と意気込んだ。

■稀勢の里
二所ノ関一門の連合稽古が4日、東京都江東区の尾車部屋でああり、8場所連続休場中の横綱稀勢の里は、一門外から出稽古の大関豪栄道を相手に3勝8敗と苦戦した。
進退を懸ける秋場所の出場については「やることをやって場所に臨みたい」と前向きであることをあらためて強調したものの、またしても不安を露呈した形となった。
稽古後にはどこか開き直った表情で取材に応じた。「やることをやって場所に臨みたい。あと3、4日、調整して」。
秋場所出場に前向きな姿勢は変わらなかった。
芝田山親方は「進歩がない。受けてるだけ」。
これ以上に手厳しいのは、本紙評論家の北の富士勝昭さん(元横綱)だ。「この場所に懸けるという気迫が感じられなかった。それが一番残念」とため息をついた。

■豪栄道
4日、二所ノ関一門の連合稽古に参加した。
「横綱(稀勢の里)と高安とやるつもりできた」。
横綱審議委員会による稽古総見でも稀勢の里と胸を合わせ2勝2敗だった。
出羽海一門は、栃ノ心の大関昇進、7月の名古屋場所では関脇御嶽海が初優勝し、秋場所では大関とりとなる。
「いい感じで稽古ができた。(調整は)順調にきている」と語る。

■高安
前日3日の二所ノ関一門の連合稽古に姿をみせたものの、腰痛を理由に相撲は取らずに稽古途中で引き揚げた大関高安は4日、小結玉鷲との三番稽古で13番取って7勝6敗だった。
「悪くないと思う。(2連敗スタートとなり)頭を上げていった。押し込まれるところもあったけど、前へ出られてよかった」。
症状は、秋場所出場には問題はない、という。

■栃ノ心
4日、出稽古に来た関脇御嶽海、同じ部屋の栃煌山、碧山相手に相撲を26番とった。
名古屋場所6日目の玉鷲戦で右足親指付け根の靱帯(じんたい)を損傷。
ケガから復帰し、本格的に稽古を再開した8月29日にも26番とっているが、相手は三段目、幕下。
関取相手では再開後最多の番数となった。
患部の不安を忘れるぐらい、無我夢中だった。
「え? 26番もやった? 18、19番ぐらいと思ったけど…。途中から力入ったからなあ」。
内訳は15勝11敗。
相撲再開後1週間と下半身に疲れがたまりだしたこともあってか、この日は立ち合い負けが多かった。
「あ〜っ、くそっ!」と何度も叫び、納得いかない相撲に、仕切りに入ろうとした御嶽海、碧山を押しのけ、強引にもう一丁をお願いする場面が3度もあった。

■御嶽海
4日、都内の春日野部屋で出稽古を行い、大関栃ノ心、平幕の栃煌山、碧山と相撲を16番とった。
5勝11敗と“場所相撲”の男らしい内訳だが、栃ノ心相手に低く鋭い踏み込みを見せるなど、ペース配分を考えている様子。
前日は逆に出稽古に来た3人と19番とった。
この日の稽古後は「疲れたね。ノルマが15番って決まってたらいいのに」と苦笑いを浮かべた。
5、6日も春日野部屋でき、スタミナ強化を狙って同じくらいの番数を重ねる予定だ。
普段の場所前より、熱のこもった稽古を続けているように見えるが、本人は「いつも通りです」とマイペースを守っている。



18/09/04
2018.09 本場所 5日前 情報! 】
■稀勢の里
3日、千葉・船橋市の二所ノ関部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加。
小結玉鷲を指名して連続10番取って9勝1敗と圧倒した。
さきの横綱審議委員会(横審)による稽古総見(8月31日)でも横綱鶴竜、大関豪栄道、栃ノ心と胸を合わせており、連合稽古でさらなる実戦モードへ突入した。
稽古場だから勝ち負けには気を使わない。
やりたいことをやってみる。
稀勢の里が右上手を狙った立ち合いや左おっつけ、はず押しからの攻め。
得意の左差しにもこだわった。
「相手は力があるからね。しっかり集中してやった。いい状態でやれていると思う」。

■高安
連合稽古に姿をみせたものの稽古場にとどまることなく、途中で引き揚げた。
その際、「大丈夫」と一言だけ残した。
見守った二所ノ関親方(元大関若嶋津)には「(稽古を)やろうと思っていましたが、腰痛がひどいのでやめておきます」と説明した。
さきの横審による稽古総見も欠席しており、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「だいぶよくなっているが、無理はさせられない」とした。

■御嶽海
3日、都内の同部屋で出稽古に来た大関栃ノ心、平幕の栃煌山、碧山と19番相撲をとった。
結果は6勝13敗で、栃ノ心とは3勝4敗。
19番という番数に「疲れました」と苦笑いするものの「いつも通りです。順調? はい」と、稽古の狙いや内容には満足している様子。
「体力、スタミナ強化を考えているので。(栃ノ心には)右四つで来るから、それを封じるようにね。立ち合いの出来はまだ半分くらい。もう少し出足を低くして、前に出られるようにしていきたい」と話した。


栃ノ心
3日、都内で行われた缶コーヒー「ジョージア グラン 微糖」新製品発表会にCM出演する俳優・山田孝之とともに参加した。
大関が母国のジョージアと同名ということから愛飲。
それを聞いたコカ・コーラ社が缶コーヒーを部屋に差し入れて交流ができた。
春場所以降は「−エメラルドマウンテンブレンド」の懸賞を懸けてきたが、秋場所では「−グラン 微糖」の懸賞も追加し、15日間、栃ノ心の取組に2本を懸ける。

二所ノ関親方
昨年10月に体調不良で倒れ、頭部の手術を受けた大相撲の二所ノ関親方(61)が3日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋での二所ノ関一門連合稽古を見守り、「元気にしているよ」と順調な回復ぶりをうかがわせた。



18/09/03
2018.09 本場所 6日前 情報! 】
■稀勢の里
2日、千葉・習志野市の阿武松部屋へ出稽古し、西前頭6枚目阿武咲と連続13番取って10勝3敗だった。
横綱にとって場所前の出稽古は今回が初めて。
突き押しに徹して力を余すところなく攻めてくる阿武咲を真正面から受け止め、秋場所へ向け、心身ともに高まりをみせた。
この感触を欲していた。
阿武咲との三番稽古(同じ相手と何度も取る)の間、稀勢の里の表情にはうっすら笑みさえ浮かんでいた。
充実の13番を終えた稀勢の里は「力をつけているし、なかなか稽古場で力を出して激しくやってくれる人はいない。(阿武咲は)いい相手」とうれしそうだった。

■栃ノ心
大関昇進披露パーティーが1日、東京・文京区の東京ドームホテルに、関係者約1300人を集めて盛大に開かれた。
パーティーには八角理事長ら親方衆、力士では鶴竜、白鵬、稀勢の里の3横綱、豪栄道と高安の両大関らが出席。
八角理事長らがあいさつした後、栃ノ心が壇上に立ち「お疲れさんでございます」の発声の後、感謝のあいさつ。
「日本の心、(出身地)ジョージアの心、相撲の心、春日野部屋の心を大切に、日本とジョージアのみなさんのために、さらに上を目指して稽古に精進、努力します」と謝意を示した。
パーティー前に取材に応じた栃ノ心は「プレッシャーもあるけど番付も番付だし、頑張らないといけない。3、4日前に申し合い(稽古)も始めたし、しっかり場所が始まるまで稽古して今場所を迎えたい。(患部は)それほど痛くはないし、稽古できないわけじゃない。大丈夫、頑張るしかない」と気丈に話した。



18/08/31
2018.09 本場所 9日前 情報! 】
■稀勢の里
30日、都内の部屋で弟弟子の大関高安を相手に連日の三番稽古を行い、13番取って10勝3敗と好感触。
31日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見で復活をアピールする準備を整えた。
いきなりの2連敗から逆襲。
3番目以降は踏み込み鋭く、がっぷり組んで圧倒した。
土俵際で逆転の突き落としで勝った際は「あー!!」と気迫の雄たけび。
高安が腰痛を抱え13番で途中終了したが、前日の20番に続き、元気いっぱいだった。
「(連敗した)最初の相撲が大事だから、そこだけ修正して。後は問題ない」と自信を示した。

■御嶽海
30日、出稽古を開始して東京都墨田区の春日野部屋を訪れ、大関栃ノ心らに3勝10敗だった。
「踏み込みだけを意識した。まだ力負けしている」と立ち合いの圧力を課題に挙げた。
栃ノ心には2勝5敗。
踏み込みが弱いと、すぐにつかまってしまい一方的に寄り切られた。
体重197キロの平幕碧山の突っ張りに圧倒される場面もあった。
力強い立ち合いをした時は、本来の低く鋭い攻めもあっただけに「(しっかり)踏み込めたときと、踏み込めなかったときの差がある。それを縮めていきたい」と安定感を求める。



18/08/30
2018.09 本場所 10日前 情報! 】
■稀勢の里
29日、進退のかかる秋場所へ、東京・江戸川区の部屋で相撲を取る稽古を再開した。
弟弟子の大関・高安と20番取って14勝6敗の勝ち越し。
「前に前に、という気持ちで行った」と生命線の左差しで主導権を握り、寄り切る場面が目立った。
休場の要因となっている左大胸筋痛の不安も感じさせず、8番目からは圧巻の10連勝をマーク。
約1か月間に及んだ夏巡業でも三番稽古は16番が最多で、巡業を上回るハイペースな朝稽古に「番数以上に手応えがあった。ようやく良くなってきた感じがある」と前向き。
31日には横綱審議委員会の稽古総見が控えており、復活ロードを慎重に歩んでいく。

■栃ノ心
29日、東京都墨田区の春日野部屋で、右足親指を痛めて途中休場した名古屋場所以来、久々に稽古(けいこ)の相撲を取った。
この日の稽古では、幕下と三段目の力士計4人と26番。
土俵を割る場面もあり、「体が相撲の感覚を忘れている」。
それでも、地位にこだわらず番数を重ね、「気持ち良かった。(相撲勘は)戻ってくるでしょう」と前向きだった。


常幸龍
約2年半ぶりに、十両以上の関取で構成される力士会に出席した。
秋場所では、14場所ぶりに十両に復帰。
力士会後「多くの人から『おかえり』と言ってもらえてうれしかった。戻ってきたな、という実感がわいた」と、終始笑顔で話した。



18/08/29
2018.09 本場所 11日前 情報! 】
■稀勢の里
28日、各部屋で稽古が本格的に始まった。
年6場所制になった1958年以降で、横綱としてワーストの8場所連続休場中の稀勢の里は東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で約2時間、四股やすり足に汗を流した。
7月29日から約1カ月間行われた夏巡業に初日から参加し、稽古を積んできた。稀勢の里は「しっかり体を作り、稽古もでき、良い巡業だった」と手応えを口にした。

■白鵬
28日、都内の部屋で綱打ちを行い、今後の夢を語った。
綱打ち後に自らの提案で内弟子の十両炎鵬、幕下山口に太刀持ち、露払いを務めさせて土俵入りを行った。
「相撲人生の夢であり目標。石浦、炎鵬、山口が幕内にいないと実現しないけど」と内弟子を従えて、本場所で土俵入りすることを夢見た。

■嘉風
27日、アメブロにてオフィシャルブログを開設。
大相撲秋場所に向けて「たくさん拍手をいただけるような自分らしい相撲を取ります」と意気込みを明かした。
「ブログ始めました」と題して初投稿。
「皆様初めまして。大相撲の現役力士、嘉風と申します」と自己紹介すると、「大分県佐伯市出身 尾車部屋所属 36歳 B型 趣味:相撲、釣り、ゴルフ、スポーツ観戦、神社巡り(御朱印集め) 特技:水泳」と細かい情報も。
続けて、「この度オフィシャルブログを始める事になりました」と改めてブログ開始を報告し、「ブログを通じて自分なりに相撲の魅力、また日々感じた事などを発信していきたいと思います。
気軽に見ていただけると嬉しいです」とブログへの意気込みを綴った。

嘉風雅継オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/yoshikaze-official/



大露羅
現役力士の定期健康診断が27日、都内の両国国技館で行われ、ロシア出身で歴代最重量を誇る序二段12枚目・大露羅(おおろら、35)=山響=が体重292・6キロの新記録を計測した。
昨夏の健診で元大関小錦の285キロを超え歴代最重量の288キロをマークしていたが、自らの記録を4・6キロも更新した。
故北の湖理事長(元横綱)から『一番になれ!』と教えを受けた史上最大の巨漢力士。前人未到の300キロも近い!?


18/07/23
2018.07 本場所 千秋楽翌日 朝 情報! 】
■御嶽海
悔しい初賜杯を大関獲りにぶつける。
14日目に初優勝を決めていた関脇・御嶽海は、平幕・豊山に掛け投げで敗れ、13勝2敗の成績で終えた。
初めての表彰式に喜びを感じながらも、千秋楽を白星で締められなかった悔しさも味わった。

八角理事長は秋場所が大関獲りの場所となる御嶽海の昇進の可能性について改めて言及した。

表彰式で初めて天皇賜杯を抱いた。
館内から浴びせられた大きな拍手。
「メチャクチャ重かった。こんなに声援を受けると思っていなかったので、メチャメチャうれしい」。
平成生まれの日本出身力士では、誰よりも早く、賜杯の重みを感じた。

■豊山
御嶽海を渾身の力で裏返した。
館内は優勝力士を倒した“番狂わせ”に大歓声。「最後まで出し切れたと思います」と顔を紅潮させた。
御嶽海に寄り立てられたが、土俵際でこらえて逆襲。左上手を取って投げの打ち合いに勝った。
自己最多の12勝。
初三賞となる敢闘賞も受賞した。
同期の朝乃山との同時受賞に「もっと上で(一緒に)やれると思う」と目を細めた。
これで時津風部屋で豊山を継承した力士は、大関になった初代から3代続けて三賞を獲得。
2代目も三役を経験しており、来場所で三役を狙える番付になる豊山にも期待が懸かる。

■貴景勝
10勝目を挙げ、来場所の再三役を濃厚にした。
「千秋楽なので、変な相撲を取ると(次場所までの)2カ月、悔いが残ってしまう。それだけは嫌だった」と2桁星は意識せず、高い集中力で今場所好調の朝乃山を圧倒した。
勝っても厳しい表情は変わらなかったが、兄弟子の十両・貴ノ岩が優勝したことについては「気になっていた。本当に良かった」と口元を緩めていた。

■阿武咲
再入幕場所を10勝目で締めくくった。
9勝同士の妙義龍を寄り切った。
「張り手を食らって、ちょっとイラッと…。ボーッとしたけど、このまま負けたら格好悪いと思った」と1度は土俵際に押し込まれたが、押し返した。
御嶽海が優勝し、豊山が12勝、朝乃山が11勝、貴景勝も10勝。
若手の活躍が目立った場所を振り返り「次の世代といわれる中で、自分が先頭を切って引っ張るつもりでいきたい。だからこそ誰よりも稽古しないとダメ。足りない点は明確に見えているので、それは強みと思っています」。
番付が上がる秋場所へ、早くも闘志を燃やしていた。

■朝乃山
22日、11勝4敗となり、新入幕だった昨年秋場所以来で2度目の敢闘賞を受賞した。
貴景勝に寄り切りで敗れた。
終盤まで優勝争いに踏みとどまり、11勝は幕内6場所目で自己最多となった。



18/07/22
2018.07 本場所 千秋楽 朝 情報! 】
■御嶽海
14日目で平幕の栃煌山を寄り切って13勝目を挙げ、初の幕内優勝を決めた。
長野県出身力士の優勝は優勝制度が定められた1909(明治42)年以降で初めて。
3横綱と新大関が休場する事態となった中、小結から2場所ぶりに関脇に戻った御嶽海は初日から連勝街道を突っ走った。
相手の取り口を冷静に分析して前に出る自分の相撲を貫き、中日8日目に幕内で初のストレート勝ち越しを決めた。
10日目には10場所目を迎えた三役で初の2桁勝利を達成。
12日目に大関高安に敗れたものの、13日目には大関豪栄道を破って持ち直した。
3敗の平幕2人に追われた14日目の白星で、千秋楽を待たずに優勝が決まった。

日本相撲協会の八角理事長は御嶽海について、次の秋場所が初の大関とりになるとの見解を示した。
新大関となれば、1795(寛政7)年に昇進した旧大石村出身の雷電以来となる。

■豊山
御嶽海が優勝を決めた一番を土俵下で見届けた後の結び。
鋭く当たってから、右をはずに掛けて一方的に押し出した。
場所前に胸を借りた大関に恩返しを果たし、「最高です」と充実感をにじませた。
終盤まで優勝争いに加わり、「きょうまでいい夢を見させてもらった」。
自己最多の11勝目を挙げ、千秋楽は御嶽海戦。
「これから先の相撲人生で大事な一番になる」と闘志を燃やした。

■朝乃山
遠藤に勝って幕内で自身初の11勝目を挙げた。
「人気力士を倒したかった。あと1番楽しくやるだけ。三賞が一つ欲しい。」と語る。



18/07/21
2018.07 本場所 14日目 朝 情報! 】
■御嶽海
13日目で大関豪栄道を送り出しで破って12勝目(1敗死守)を挙げ、初優勝に王手をかけた。
21日の14日目で平幕の栃煌山に勝てば優勝が決まる。
負けても、3敗の平幕豊山と朝乃山がそろって敗れれば、御嶽海の優勝が決まる。
御嶽海が優勝すれば、優勝制度が定められた1909(明治42)年以降、長野県出身で初の優勝力士になる。
名古屋場所で御嶽海は初日から11連勝とし、12日目に大関高安に惜敗して初黒星を喫したが、連敗はしなかった。
大関昇進は三役3場所で33勝以上が目安とされ、先場所9勝の御嶽海は、優勝によって来場所で大関とりが懸かる可能性が高くなる。

■勢
千代の国の休場により、勢が不戦勝で勝ち越した。
場所前にプロゴルファー、比嘉真美子との婚約が公になったばかり。
思わぬ形とはいえ、秋に予定している結婚へ弾みもついた。
「7勝までしていたわけですから。運も実力のうちと言いますし」と語る。

■豊山
栃煌山を賜杯争いから引きずり下ろした。
左はず押しと右喉輪で実力者を一気に土俵下へ追いやった。
「一日一番、勝っても負けても(気持ちが)変わらない。それが白星につながっている」と自己分析した。
14日目は結びで高安戦。
出番前に御嶽海が2敗に後退すれば、逆転優勝に望みをつなぐ一番となるが「失うものは全くない。思い切っていくだけ」と無心を強調した。

■朝乃山
20日、10勝目を挙げ、優勝の可能性を残した。
立ち遅れて妙義龍に押し込まれたが、回り込みながら懐の深さを生かして左上手を取り、最後は寄り切った。
「土俵際で体が動いたので残れた」と朝乃山。
14日目は遠藤と対戦する。
トップを走る御嶽海とは2差があるため、優勝争いの重圧は感じていないようで、「明日は人気力士を倒して、僕が人気力士になりたい」と口も滑らかだった。



18/07/20
2018.07 本場所 13日目 昼 情報! 】
■千代の国
13日目の20日、休場した。
12日目の玉鷲戦で左肘付近を負傷していた。
休場は2016年名古屋場所以来、15度目。
12日目の対戦相手の勢は不戦勝となる。



18/07/20
2018.07 本場所 13日目 朝 情報! 】
■高安
式守勘太夫の軍配は御嶽海に上がるが、勝負審判から物言いがつき、協議した結果議、審判長の阿武松親方が「高安の指が残っており、行司軍配差し違え」とアナウンスすると、大歓声が上がった。
押し出されたかに見えた高安は、俵にかかった右足一本で残り、起死回生の突き落としを見舞っていた。
「気持ちですね」高安の一言に、大一番が凝縮されていた。
高安は勝ち越しを決め、カド番を脱出した。

■千代の国
玉鷲戦で左肘付近を負傷した。
取組後、13日目の出場の見通しについては語らなかった。
玉鷲が右小手投げを放った際に痛めたとみられ、左肘を押さえながら土俵に転がった。
支度部屋では患部を氷で冷やし「(状態は)分からない。ボキボキ、バキバキという音がした」と険しい表情だった。

■3敗力士
栃煌山は実力者の妙義龍の圧力に屈し、「やることをやれていない。立ち合いがふわっとして硬かった」と伏し目がちに話した。
朝乃山は左からおっつけて出たが、魁聖のすくい投げで体勢を入れ替えられて逆転負けを喫し、「急ぎ過ぎた。ああいうところがまだまだ」と意気消沈。
結びで御嶽海に土がつき、2差で変わらなかったことを前向きに捉えられるか。



18/07/19
2018.07 本場所 12日目 朝 情報! 】
■豪栄道
7度目のカド番を脱出した豪栄道の口から「ほっとした、というのはある」と本音が飛びだした。
横綱不在の場所で、大関として最低限のノルマを果たし胸をなで下ろした。
この日、土俵下で見ていた藤島審判長は「カド番のプレッシャーから脱出して、伸び伸び行けると思う」と期待を寄せた。

■御嶽海
Vへ無傷11連勝。
過去4戦全敗の魁聖に対し、当たりながら左に動いて左差し。
巻き替えられても前に出て、左手が万歳となりながら体を預けて押し出した。
「しっかり考えてやれたかなと思う。足はよく出ていた。(勝てたのは)大きい」。
これまで204キロの巨漢にまわしを与えて敗れてきたが、同じ轍(てつ)は踏まなかった。

■遠藤
出直しの場所で勝ち越した。
この日は馬力がある貴景勝のまわしが取れず、離れて見合う場面が何度もあった。
だが、最後は相手が出てきたところを、ひらりと体を開いての引きで土俵にはわせた。
「勝ち越しを前向きに考えて、明日を迎えられれば良いかな」。
昨年秋場所以来の2桁白星も見えてきた。

■栃煌山
千代大龍を押し出しで破り、2敗を守った。
過去2勝4敗と分が悪く、強烈な当たりに定評がある相手に当たり負けせず、引き技にもこらえ、白星をもぎ取った。
「ちょっとバタバタしました。もう少し膝を曲げて低くいきたかったけど、当たり負けしなかった。(相撲は)よくなっている」と初Vへ闘志。

■北勝富士
今年4場所目で初の勝ち越しを決めた。
妙義龍を突き落としで破った。
「けががあって、いろいろ悔しい思いをしてきたけど、ようやく“北勝富士らしい相撲”をとれるようになってきました」。
素直な喜びを口にした。



18/07/18
2018.07 本場所 11日目 朝 情報! 】
■御嶽海
輝を勢いよく寄り切り、初日からの10連勝で単独首位をキープした。
ただ一人1敗だった平幕朝乃山が敗れたため、後続とは2差がついた。

■琴奨菊
11日目の18日、休場した。
7敗目を喫した10日目の玉鷲戦で左肘を負傷していた。

■栃煌山
御嶽海を追い掛けなければいけない1、2敗勢に次々と土がつく中、栃煌山だけが2敗を死守した。
優勝争いへの関心をぎりぎりのところでつなぎ止め、「しっかりついていくしかない」と課せられた責任の重さを自覚する。



18/07/17
2018.07 本場所 10日目 朝 情報! 】
■両大関
カド番の両大関は危ない相撲ながらも白星を拾って優勝争いに踏みとどまった。
高安は左からおっつけられて後退したが差していた左腕を抜いて一回転すると勢い余った相手は土俵の外へ。
豪栄道は右四つから前に出るも勝負を決められない。
逆襲を受けて俵に詰まったが上手投げで逆転。

■御嶽海
大翔丸に寄り切りで勝った。
好調を維持し、初日から九連勝で引き続き幕内単独トップに立っている。
立ち合いを頭から強く当たった御嶽海は、左に体を開いて避けようとする大翔丸を逃さずもろ差しに。
素早く足を運んで体を寄せ、上体の起きた相手を寄り切る危なげない取り口で、力の差を見せつけた。

■朝乃山
会心の相撲で石浦を圧倒し1敗を守った。
3横綱、1大関が休場し平幕勢にもチャンスが広がる中で、V候補に名乗りを上げた。
自己最速、9日目の給金は通過点にすぎない。
朝乃山が石浦を問題にせず押し出した。
まわしにこだわらず前に出て、最後は右手一本で吹き飛ばした。
前日から「チャンスはものにしないと。優勝を狙います」と宣言。
優勝を意識しながらの完勝は成長の証だ。



18/07/16
2018.07 本場所 9日目 朝 情報! 】
■御嶽海
快進撃が止まらない。
中日に給金を直すのは自身初。
3横綱1大関を欠き荒れに荒れている場所で、力強く優勝争いを引っ張っている。
「目標(勝ち越し)の1つは達成できた。意識しなかったといえば嘘になる」と未体験の領域に足を踏み入れた緊張感を漂わせた。

■遠藤
執念あふれる二番だった。
一番目は妙義龍の出足に後退しながら、土俵際の粘り腰で裏返りながら相手を道連れに落ちた。
物言いで同体判定となり生還。
二番目も上手を許し、押し込まれながら、左四つ。
腕を返す技ありの寄りで逆転した。
「最後まで気持ちを切らさずに相撲が取れて良かった。勝ち切れて良かった」。
中日で7勝を挙げ、勝ち越し王手は16年秋場所以来。
この場所は13勝を挙げ準優勝している。



18/07/15
2018.07 本場所 中日 朝 情報! 】
■高安
19年ぶりに3横綱全員を欠き、新大関の栃ノ心まで休んだ土俵で、高安が連敗を免れて白星を手にした。
反省を生かして2敗を守り、「きょうはよかった」と一息ついた。

■御嶽海
初日から7連勝。
相手得意の左四つとなり、右上手を引いたのは「たまたま」としつつ、「前に出ることには変わりないので」。
迷いない攻めで元大関を寄り切った。
内容も伴う白星を重ねて単独トップを走っている。
名古屋の暑さにも負けず、「しっかり体が動いてくれている」と好調ぶりを実感。
ますますファンの注目を浴びそうで、意気揚々と引き揚げた。

■遠藤
旭大星を一蹴して1敗を守った。
低い姿勢で攻め込み、相手の土俵際での突き落としにも構わずに押し出した。
初顔を問題にせず、「しっかり集中して取れていると思います」と振り返った。
上位陣に休場が相次ぐ中、優勝争いでは御嶽海を1差で追う状況だが、「特に」と意識はしていない。
後半戦に向けても「変わらない」と話し、平常心を貫いた。

■千代大龍
日体大の先輩、妙義龍との1敗対決を制した。
立ち合いで相手が少し右へ動いても冷静。
よく見て突いてから右を差し、左も巻き替えて両まわしを引いて寄った。
「相手が動いたのが分かった。何も考えずにすぐに出られたのが良かった」と振り返った。



18/07/14
2018.07 本場所 7日目 朝 情報! 】
■栃ノ心
7日目の14日、新大関の栃ノ心が日本相撲協会に休場を届け出た。
師匠の春日野親方によると、5戦全勝で迎えた6日目、小結玉鷲に敗れた一番で右足親指を負傷した。
痛みが和らげば、再出場も検討するという。
今年初場所で優勝を経験し、夏場所後に大関に昇進した。
今年ここまで幕内で最多の計42勝を挙げている。
休場は昨年初場所以来。
再出場できなければ、来場所はカド番となる。

■御嶽海
全勝キープ!
立ち合ってすぐに、御嶽海が左前まわしへ手をかけた。
さらに、上手を取って頭をつけてすかさず右から出し投げ。
正代の体勢を崩し、押し出した。
5秒5。
攻めのハーモニーを奏でてただ一人、全勝。単独首位に立った。
「思った以上に体が動いている。いろんな展開を考えながら結果に結びついている」

■千代の国
4日目の白鵬戦に続いて鶴竜戦で不戦勝。
1場所で2人の横綱からの不戦勝は1999年秋場所の玉春日以来、史上4度目。
『喜ぶよりも、あしたからしっかり気を張っていかないと』と語る。


3横綱全員が不在の事態となった名古屋場所6日目の13日、幕内土俵入りの後で本来行われるはずの横綱土俵入りがなかった。
4日目(11日)の当日午後に急きょ横綱白鵬が休場を届け出た際には、鶴竜の土俵入り後に休場を告げる館内アナウンスが流れたが、この日はなし。
取組の際に鶴竜の不戦敗が伝えられると、観客席から「えー、何で」との声が上がった。
興行の一つの見せ場でもある横綱土俵入りが消えたことに、八角理事長は「残念だ。とにかく(出場する力士が)いい相撲を見せることが大事だ」と奮起を促した。
8場所連続で休んだ稀勢の里を含め、番付に載る3横綱が全て休場。
これは1999年春場所以来19年ぶりで、昭和以降5度目となった。
横綱が本場所で不在になるのは、一人横綱の朝青龍が3日目から休んだ2006年夏場所以来。



18/07/13
2018.07 本場所 6日目 朝 情報! 】
■鶴竜
6日目の13日、日本相撲協会に休場を届け出た。
5日目に阿炎に敗れ、2日連続で金星を配給して3勝2敗だった。
6日目の対戦相手、千代の国は不戦勝。
今場所は白鵬と稀勢の里に続いて3横綱全員が休場となった。
3横綱全員の休場は若乃花(3代目)、貴乃花、曙の1999年春場所以来、19年ぶり。

■栃ノ心
快調に5連勝。
「気持ちいい」と喜びに浸った。
立ち合いから得意の形に持ち込めなくても、焦りは全く見られない。
最初は左上手が届かなかった展開を「ちょっと(上体が)高かった。右は取れたけど、左が全然」と話す。
それでも怪力を生かして振り回すような右下手投げで元大関の琴奨菊を揺さぶり、最後は左上手を引く盤石の体勢で寄り切った。

■御嶽海
7連勝した今年初場所以来2度目の5連勝発進。
立ち合いで松鳳山が繰り出した張り手にも動じず、続く突き押しも上へはじくように前進して最後は押し出した。
一方的な内容に「良かったよね。体が相手のいる方に流れた。相手を前に置いておかないと何が起きるか分からない」と納得顔。

■阿炎
付け人時代の恩人から感謝の白星を挙げた。
結びで横綱・鶴竜を突き出し、先場所の白鵬戦に続いて2度目の金星を獲得。
支度部屋に引き揚げる際には感激の涙を流した。



18/07/12
2018.07 本場所 5日目 朝 情報! 】
■白鵬
4日目の11日から休場した。
日本相撲協会に「右膝蓋腱(しつがいけん)損傷、右脛骨(けいこつ)結節剥離骨折の疑いにより2週間の安静を要する」との診断書を提出した。
白鵬の休場は3月の春場所以来で通算9度目。
今場所は3日目まで3連勝していた。

■御嶽海
出足のいい相撲で全勝を守った。
立ち合いで下から低く当たって玉鷲の上体を起こすと、すかさず右を差し、回り込もうとする相手を力強く押し出した。
昨年春場所から9場所連続で三役を務めているが、2桁勝利には一度も届いていない。
今年の初場所では初日から7連勝するも8勝7敗で終わるという経験もしただけに、「いつも通りでしょう。前半は調子がいいから」と4連勝にも慎重な物言いだった。

■勢
鶴竜を一方的に押し出した勢の興奮が支度部屋に戻っても収まらない。
会心の一番で今場所の初日を出し、「しっかり踏み込んで頭から思い切っていけた。横綱相手にああいう相撲が取れたのは自信になる」と喜びを爆発させた。
場所直前にプロゴルファーの比嘉真美子との婚約を発表。
相撲界で金星は平幕が横綱から挙げる「白星」以外に、「美しい女性」をも意味する。
場所前に続き本場所でも金星を挙げ、「うれしいです」と照れ笑いを浮かべた。



18/07/11
2018.07 本場所 4日目 朝 情報! 】
■栃ノ心
“半端ない”怪力で松鳳山をつり出して3連勝を決めた。
もろ差しを許すピンチにも、「先に左上手を取っていたからね」と、腰を落とした相手を外四つで強引に2度つり上げて土俵の外へ。
先場所の対戦と似た勝ち方だった。「内容はよくないね」と振り返りながらも、「取りあえず勝ったからね。白星が一番」と結果に満足していた。

■御嶽海
初場所以来の初日から3連勝を飾った。
過去2勝3敗と黒星が先行していた貴景勝の勢いを受け止め、左前まわしを引く。
1枚まわしだったが、相手の動きを操るようにして、送り倒しを決めた。
「ちゃんと自分の想像していた相撲が取れました。しっかり相手が見えてましたからね」。
故郷長野から連日、大応援団が館内を埋める。
「まだまだ本調子じゃない。これから調子を上げて、後半にバテないように、前半は気持ちで(相撲を)とっていきたいです」と話していた。

■千代の国
驚異的な柔軟性で大関戦初白星を挙げ、28歳の誕生日を自ら祝った。
高安の強烈な下手投げを推定160度の開脚でこらえた。決まったと勘違いした相手が力を抜くと、土俵際での投げの打ち合いにも粘り勝ち。
高安に5度目の挑戦で初勝利となり「凄くうれしい」と笑顔がはじけた。

■遠藤
千代翔馬を下し、幕内29場所目で初の3連勝スタート。
「日に日に良くなれば」。
土俵上でも眉一つ動かさないクールな人気者は、右腕の現状について明かさない。
師匠の追手風親方は「(筋肉)3本のうち一番大きいのが切れている。あとの3割でどれだけ10割に持っていけるか。良くなるのは、半年とか1年経っての話になる」。
深刻な状況を明かして「簡単に手術と言うけど1年間、棒に振るわけにはいかないですから、年齢的にも」と続けた。



18/07/10
2018.07 本場所 3日目 朝 情報! 】
■白鵬
横綱の手つき不十分で立ち合い不成立となった後も、左前まわしを引いて一気に寄る同様の取り口で仕留めた。
何の警戒もなく同じ手を食ったように見えた正代は「何か違うことをしてくるんじゃないかと思ってしまった」。
白鵬は余裕たっぷりに「2回相撲を取ってしまったね」と話した。

■鶴竜
先場所は注文相撲で降した琴奨菊を、この日はうまさで退け、鶴竜は「とりあえず良かった」と静かに汗をぬぐった。
夏場所10日目。
馬力相撲でかつては大関も務めた琴奨菊に対し、鶴竜は立ち合いで変化。
観客から不評を浴びて「負けた方が良かった」と嘆いた。
今場所は立ち合いに集中した。

■豪栄道
初日に黒星を喫したカド番大関の豪栄道が、巧みな相撲で連敗を免れた。
2度、玉鷲が突っかけた後の立ち合い。
頭で当たりながら素早く左上手を取ると、出し投げを打って背を向かせ、そのまま送り出した。
わずか2秒の速攻に「まずまず」と語る。

■高安
かど番の高安が、薄氷を踏む思いで星を拾った。
張り差しを狙ったが腰が高く、前傾姿勢で休まず出てきた松鳳山に攻め込まれた。
回り込んだところで、相手の足が流れてつきひざとなった。
初日に続いての逆転勝ち。
初の全休明けの影響もあるのか、かち上げで先手を取って圧力を生かす本来の姿は示せていない。
「落ち着いて取れた」と言う言葉も、どこか強がりに聞こえた。

■栃ノ心
栃ノ心が新大関の重圧を感じさせない。
初日の勢に続いて千代の国を寄せ付けずに押し出し、連勝発進。
「攻めていたからいいんじゃないですか」と言葉が弾む。
「突っ張ってくる。速いしね」と警戒していた千代の国の突き押しに、得意の左上手が取れなくても動じない。
腰のすわった突き押しで応じ、まったく危なげなく勝負を決めた。
「状態は悪くない」と手応え上々の口ぶりだ。



18/07/09
2018.07 本場所 2日目 朝 情報! 】
■白鵬
玉鷲を退け、4場所ぶりの優勝へ好スタートを切った。
相手の突き放しに張り差しを阻まれながらも左四つに。
「見てしまった感じ」と、もろ差しを許して土俵際に追い込まれるピンチに陥ったが、すくい投げで逆転した。
冷や汗の勝利を「落ち着いて取れた感じじゃなかったかな。なんだかんだで初日ですよ」と振り返った。

■鶴竜
年6場所制になった1958年以降で8人目になる3連覇に向けて、白星でスタートした。
松鳳山を相手に「自分のタイミングで当たることを考えた」と語る。
松鳳山とは二所ノ関一門の連合稽古でも胸を合わせていた鶴竜は「体も自然と動いている」と納得した表情だった。

■豪栄道
先場所は途中休場して7回目のカド番で迎えた大関・豪栄道は初日から土が付いた。
立ち合いから押し込んだものの、差した左が浅く、正代に巻き替えられると、双差しを許して後退。
逆転を狙った右の上手投げも不発に終わり、背中を押されて土俵を出た。

■高安
昨年の九州場所以来、自身2度目のカド番を迎えた高安は、土俵際に追い込まれながらも、詰めに来た琴奨菊に対して足を浮かしてくるりと反転。
最大のピンチをしのいでの白星に「本来の相撲ではないが、気持ちは前向きになりました」と安どした。
先場所は場所前の稽古で左肩を負傷して全休。
調整を不安視する声もあったが「明日また堂々と」と前を向いた。

■栃ノ心
初めて聞く「大関、栃ノ心」の館内コールに「うれしい」と気持ちが燃えた。
踏み込み鋭く、左上手を素早く引けば無敵。
そのまま豪腕に力を込め、5秒2の速攻で寄り切った。
「落ち着いていたな。(重圧は)ないことないけど、相撲を取る時は忘れた。いい相撲が取れた」と、会心の大関1勝を振り返った。



18/07/08
2018.07 本場所 初日 朝 情報! 】
■白鵬
15日間の安全を祈願する土俵祭りが7日、ドルフィンズアリーナで行われた。
横綱白鵬は昨年、歴代1位の通算勝利を達成し優勝も飾った名古屋で4場所ぶり41度目の優勝を期す。
七夕の短冊の願い事には「1000勝」と刻み、あと17勝に迫る幕内1000勝を視界。
あと11勝となる横綱800勝は今場所でクリアするつもりだ。
「平成最後の名古屋で頑張ります」と短い言葉に気持ちを込めた。

■鶴竜
7日は会場で土俵祭があり、三役以上の関取らが出席し、15日間の土俵の無事を祈った。
自身初の3場所連続優勝を狙う横綱・鶴竜は「しっかり集中して臨みたい」と意気込んだ。

■栃ノ心
七夕の7日、今日8日に初日を迎える名古屋場所の土俵祭に参加し、短冊に「優勝できますように」と願いを書いた。
ジョージア出身とあって「優」の漢字の中にある「心」が抜ける誤字だったが笑い飛ばした。
心技体の技と体は準備万全。
何度も「気合」と繰り返し、あとは「心」を整え、平成以降では栃東、白鵬に続く3人目の新大関優勝を狙う。



18/07/07
2018.07 本場所 1日前 情報! 】
■栃ノ心
取組編成会議が6日行われ、新大関栃ノ心は初日に勢、2日目に千代の国との対戦が決まった。
また3日目以降の序盤で東前頭筆頭正代との対戦が濃厚。
直近3場所で2敗したのは横綱鶴竜と正代だけだ。
朝稽古後、正代の印象を問われると「やりづらいね。柔らかいというか、もろ差しに入るのがうまい。力抜いてるようで、スッと入ってくるんだよね」。
関脇経験のある実力者で、合口は5勝4敗とほぼ五分。
負けた取組ではケガまでした。
“天敵”へのリベンジが躍進のカギを握りそうだ。



18/07/06
2018.07 本場所 2日前 情報! 】
■稀勢の里
「必死に稽古したが、調整がうまく進まず、まだ(自分の)相撲が戻らない。自分の気持ちに納得がいかず、今場所は休場することにしました」
4日夕方、師匠に「休場させてほしい」と自ら申し出た。
この日、取材に応じた師匠も「相撲はしっかり取れるようになってきたが、まだ痛みが少しあるのではないか。稽古で自信をつけさせたい。もう一度、チャンスをもらいたい」。
苦渋の表情で弟子をかばった。
これで休場は8場所連続。
年6場所制となった昭和33年以降では7場所連続全休の貴乃花を抜き、横綱のワースト記録を更新することになった。
このまま名古屋に残り、本場所期間中も部屋で稽古を続ける意向。
関係者によると、場所後の7月29日に始まる夏巡業には初日から参加する方向で調整している。

■栃煌山
5日、新大関・栃ノ心と愛知県春日井市に置かれている同部屋で三番稽古を行った。
16番とって9勝と“勝ち越し”も、栃ノ心とは普段から稽古場での合口がいいこともあって「ぼくが(栃ノ心の相撲を)一番よく知っているので。向こうからも当たってきてくれているから」と謙虚。
それでも、立ち合いで相手に踏み込み負けしない内容には「角度がよかった」と自己採点で合格点を付けた。



18/07/05
2018.07 本場所 3日前 夕方 情報! 】
■稀勢の里
8日初日の名古屋場所を休場することが5日、明らかになった。
稀勢の里は「必死に調整してきたが、まだすもうが戻らず、休場することにした。(9月の)来場所に向け、すべてを賭けて頑張っていきたい」と話した。
これで連続休場は8場所となり、年6場所制が定着した昭和33年以降では、横綱として単独で最長となった。
休場の理由は「体はだいぶ良くなってきたが、もう一つ二つ(万全と言えるには)惜しいかなと思う。自分の気持ちに納得がいかなかった」と語る。



18/07/05
2018.07 本場所 3日前 情報! 】
■稀勢の里
4日、名古屋市東区の九重部屋へ出稽古し、平幕千代の国に9勝2敗と上々の内容を披露した。
だが注目される名古屋場所の出場は明言しなかった。
稀勢の里は3日連続の出稽古。
先場所で初の敢闘賞に輝いた千代の国の右上手投げに裏返しとなる場面こそあったが、左おっつけや左四つからの攻めが光った。
不安を抱える左大胸筋の影響を感じさせず「動きそのものに切れが出てきた。力が相手に伝わっている」と手応えを実感する。

■豪栄道
7度目のカド番を迎える大関・豪栄道が4日、三番稽古で新大関・栃ノ心を圧倒し復調を印象付けた。
「良かったです。(意識していることが)できている。自分のやることを腹に決めてやるだけ。あとはしっかり体をケアして、疲れを取って臨みたい」



18/07/04
2018.07 本場所 4日前 情報! 】
■稀勢の里
自身の誕生日の3日、名古屋市緑区に宿舎を置く宮城野部屋への出稽古を初めて敢行した。
横綱白鵬との2日連続の手合わせは実現しなかったが、プレゼント代わりのぶつかり稽古で「体のスピードが出てきた」と納得顔。
ただ、名古屋場所の出場については5日まで判断を持ち越す慎重な姿勢を崩さなかった。
三番稽古では、幕内正代を相手に11番を取り全勝だった。

■豪栄道、栃ノ心、高安
3大関が3日、出稽古先の出羽海部屋で申し合い。
豪栄道は力強く前に出る取り口が大半で11勝1敗。
左足首の不安もないようで「いい緊張感の中でやれた」と表情も明るい。
栃ノ心は5勝7敗だったが「3人で力を試して気持ちよかった」。
高安は元気なく2勝。
栃ノ心との最後の一番では地面にたたきつけられ、腰付近を痛めた。稽古後は無言だった。



18/07/03
2018.07 本場所 5日前 情報! 】
■稀勢の里
2日、名古屋市東区の九重部屋で横綱・白鵬と三番稽古を行った。
7場所連続休場中で名古屋場所への出場が不安視される中、10番で2勝8敗。腰が高く終始圧倒されたが、左四つから寄り切るなど必死に食らいついた。
偶然出稽古が重なり、声かけに応じたことで、昨年春場所前の3月8日以来、1年4カ月ぶりの白鵬との稽古が実現。
「目覚めた気がする」。
帰り際に残した短い言葉に充実感がにじんだ。
土俵を割ると「あーっ!」と悔しがり、ハツラツとした表情が戻った。

■栃ノ心
2日、愛知・犬山市に宿舎を構える出羽海部屋で出稽古を行った。
出羽海部屋の御嶽海、部屋の同僚の栃煌山、碧山と申し合いをして17勝4敗。
栃煌山相手の立ち合いで、先場所負傷した右手首に痛みが走って顔をしかめる場面もあったが、その後も9番消化してみせた。
名古屋入りし、相撲を取り始めてこの日で6日目。
立ち合いのスピード、力強さも上がってきた。
左上手で浅い位置のまわしを素早く引き、一気に寄る取り口も何番かあった。
「日に日に(内容は)よくなってますよ。右手首? 大丈夫」と大汗をしたたらせながら、満足そうに話した。

■琴恵光
宮崎県出身では44年ぶりに新入幕を果たし、地元は記念式典が開かれるなど大盛り上がり。
琴恵光は期待の声に「温かい言葉を掛けてもらい、本当に励みになっている」と活躍を誓った。



18/07/02
2018.07 本場所 6日前 情報! 】
■鶴竜
二所ノ関一門連合稽古には一門外から横綱・鶴竜が参加した。
出稽古の理由は対戦したことのない輝、先場所敗れた松鳳山がいたため。
輝との稽古では「圧力がどんなものか感じたかった」とあえて受ける相撲もあった。
踏み込む足も変えるなど、さまざま試しながら10勝1敗で終えた。

■白鵬
4場所ぶり41回目の優勝を狙う横綱白鵬が意外な悩みを打ち明けた。
28日に名古屋市緑区の宮城野部屋で稽古をした白鵬は、大型化する力士の流れの中で「軽いもんねえ。多少は(重くした方が)ね」と語った。
「何で(ほかの力士たちは)太るんだろうね。逆に太りたいよ。軽いもんねえ。多少は(重くした方が)ね」と打ち明けた。

■稀勢の里
名古屋場所を休場する可能性が、ますます高まった。
初日を1週間後に控えた1日、愛知・稲沢市の神社で土俵入りを披露したが、稽古は行わずに休養。
前日6月30日までの2日間の二所ノ関一門の連合稽古では、両日とも対戦の可能性が極めて低い幕内下位との稽古に終始し、調整遅れを露呈した。
次の出場場所では結果が求められ、今場所出場には急ピッチの調整が必要な中、ペースダウンした。
今日2日から稽古を再開するかという問いに「はい」と答えただけ。出場の可否は明言せず、足早に引き揚げた。
連合稽古後に解説者の舞の海氏は「今場所は出場を見送るのでは」と予想していたが、この日の休養で、さらに休場へと傾いたことを印象づけることになった。


元大関照ノ富士が6月25日に都内の病院で両膝の手術を受けたことが30日、分かった。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が明らかにした。
名古屋場所出場については明言しなかったが、極めて難しい見通しだ。
照ノ富士は左膝のけがのため、昨年11月の九州場所で大関から関脇に落ち、糖尿病も患って春場所から十両に転落した。
夏場所では左膝負傷で4日目に休場し、11日目から再出場したものの9敗6休に終わった。
幕内優勝経験者としては初の幕下転落となり、名古屋場所では東幕下6枚目まで番付を落とした。



18/06/29
2018.07 本場所 9日前 情報! 】
■白鵬
28日、名古屋市緑区内に宿舎を構える宮城野部屋で、41度目の優勝を目指し名古屋場所に向けた稽古を行った。
いつも通り、たっぷり1時間半をかけて入念に準備運動。一呼吸置いて土俵に入ると炎鵬ら幕下以下の若い衆3人を相手に7番。
その後、平幕の東前頭15枚目の石浦(28)相手に8番取った(6勝)。
立ち合いの突進、受けの稽古も通常通りに行い、3時間近い稽古を切り上げた。

■稀勢の里
28日、名古屋市内の部屋で弟弟子の大関高安(28)と連日の三番稽古で前日と同じく12番取り10勝2敗と貫禄を見せた。
途中、小手に振られ、右肘に激痛が走り顔をしかめるアクシデントがあった。
ヒヤリとさせたがその後は3連勝。
最後はぶつかり稽古で高安に転がされ泥だらけになって元気いっぱい。
稽古後は右肘に関し「大丈夫、大丈夫」と問題ないことを強調した。
初日まで10日。「しっかり一日一日意識してやるだけ」と短い言葉に決意を込めた。

■高安
28日は名古屋市西区の田子ノ浦部屋で横綱稀勢の里に2勝10敗。
右上手を許すと、あっさりと土俵を割る場面も多かった。
馬力十分の相撲を千秋楽まで取り切って、優勝争いに絡むことを常に意識している。
「もっと番数を取りたい。僕の体力が消耗してきたのが横綱に分かって、稽古をやめたんだと思う。そうさせてしまったのが、自分の課題」と浮かない顔だった。

■豪栄道
28日、愛知・扶桑町の境川部屋で出稽古に訪れた関脇御嶽海と三番稽古(同じ相手と何度も取る)で連続17番取って14勝3敗と圧倒した。
5月の夏場所では左足関節の炎症で9日目から途中休場したが、6月は巡業もなく「体もケアできた。もう痛みはない」と手応えを口にした。



18/06/28
2018.07 本場所 10日前 情報! 】
■稀勢の里
27日、名古屋市西区の田子ノ浦部屋で、番付発表後では初めて相撲を取り、本格的に始動した。
入念に四股、すり足で体を動かした後、弟弟子の大関高安を相手にした三番稽古(同じ相手と続けて取る)では10勝2敗。
右上手を引いて前に出る形が目を引いた。
それでも相撲内容には「まあまあ」と満足しておらず、調子についても「まだまだ」と口数は少なかった。

■栃ノ心
27日、愛知県春日井市の春日野部屋宿舎で、昇進後初めて関取を相手に相撲を取った。
幕内の栃煌山と16番。
夏場所終盤に痛めた右手首をかばっていたせいか、立ち合いの当たりはあまり強くなく、得意の左上手を引けない場面も。
新大関は「稽古を始めたら痛いとは言えない。落ち込んでいたらダメ」と笑い飛ばし、「少しずつやっていくしかない」と、徐々にペースを上げていく考えを示した。

■遠藤
5月の夏場所で右上腕二頭筋を断裂した人気の遠藤は27日、三重・鈴鹿市の追手風部屋で名古屋入り後、本格的な稽古を再開した。
幕内大翔丸、大栄翔ら部屋の関取衆との申し合い(勝った者が何度も取る)で11番取って5勝にとどまった。
夏場所は途中休場後に再出場。
千秋楽まで6連敗で終え「(稽古の)内容を考えている余裕はない。(負傷と)うまくつきあっていかなきゃ」とピッチを上げる。



18/06/27
2018.07 本場所 11日前 情報! 】
■稀勢の里
左大胸筋などを痛めて7場所連続休場中の横綱稀勢の里が26日、名古屋市内の田子ノ浦部屋で当地入り後の稽古を再開した。
四股、すり足、ゴムチューブを使った基礎運動後に部屋の三段目力士に胸を出し、当たりを受け止めた。
約2時間汗を流し、相撲は取らなかった。
途中休場した1年前の名古屋場所に触れ「今年こそ、という気持ちはある。しっかり稽古をして初日に元気な姿をみせられたら」と出場へ向け意欲を示した。

■高安
左上腕筋の部分断裂で先場所を全休し名古屋場所がカド番の大関高安が26日、名古屋市西区に移転した新宿舎で稽古を開始した。
三段目相手に胸を出し体の動きを確認。
立ち合いの当たりも入念に行うなど2時間、みっちり調整した。

■勢
大相撲の元関脇で東前頭2枚目の勢と、女子プロゴルフの比嘉真美子(24)沖縄県本部町出身が、今秋にも結婚することが26日、分かった。
2人の誕生日が同じ10月11日で、その前後に婚姻届を提出する予定。挙式、披露宴の日程は未定。



18/05/28
2018.05 本場所 千秋楽翌日朝 情報! 】
■鶴竜
自身初の連覇を成し遂げた。
昨年名古屋場所以来、5場所ぶりの横綱同士の対戦で、白鵬を外四つから寄り切り。
14勝1敗で2場所連続5度目の優勝を飾った。
モンゴルからは両親がサプライズで来日。
妻と2人の子供とともに喜びを分かち合った。

■栃ノ心
栃ノ心らしい相撲だった。
勢と右四つで胸を合わせ、左上手を引きつけての寄り。
大関昇進の目安、3場所計33勝を大きく上回る37勝は、3代目若乃花らに並ぶ史上最多。
結びで白鵬が鶴竜に敗れたため優勝決定戦は実現しなかったが、最後まで盛り上げた。
「ドキドキしながら(結びを)見ていましたね」。
13日目の正代戦で右手首を痛め、病院で検査すると、以前に骨折した痕が2カ所も見つかった。
「いつやったのかな。気づかなかった」。
前夜はジョージア風の鍋などを作り「料理はリフレッシュできる」。
気持ちを切り替えて千秋楽に臨み、笑顔が戻った。

■松鳳山
鶴竜に土をつけた一番を評価され、初の殊勲賞を手にした。
受賞の条件は自身が勝ち越し、鶴竜が優勝することだった。
速攻で宝富士を下して給金を直した後、結びで鶴竜が勝ったのを見届けると、「ドキドキして吐きそうだった」と言って胸をなで下ろした。

■千代の国
12勝3敗の成績を残し、自身初の敢闘賞を受賞した。
今場所は初日から白星を重ね、九日目で勝ち越しを決めていた。
この日の取組は輝を突き落としで破り、白星の数を幕内で自己最高の12に伸ばして三賞受賞に自ら花を添えた。
受賞インタビューでは「(12勝は)自分でもびっくりするくらい、いい成績なのでうれしい。今場所はしっかり当たって先手を取って動けていたし、落ち着いて相撲が取れていた。また、稽古を頑張って、万全の状態で来場所に挑みたい」と語った。

■旭大星
北海道出身として26年ぶりの新入幕だった旭大星は、素早い動きで千代丸を圧倒し、晴れて敢闘賞を受賞した。
勝てば三賞をもらえることを取組前に知っていたというが、硬くならなかった。
「負けても9番だから。気持ちいい」と自然と笑みが広がった。
かつては「相撲王国」と呼ばれた故郷の期待を背負い、連日生きのいい取組を続けた。
6月9日には芳恵夫人との挙式披露宴を控え、土俵外でも充実の日々。
「(敢闘賞の賞金は)披露宴に回す。こんなに勝てるとは思っていなかったのでうれしい」と上機嫌だった。

※阿武咲
十両は元小結の阿武咲が11勝3敗で並んだ剣翔をはたき込んで優勝した。
右膝の負傷の影響もあり十両に落ちていたが、2場所ぶりの幕内復帰が確実。

※照ノ富士
元大関で東十両8枚目の照ノ富士は、今場所を9敗6休で終えた。
来場所の幕下転落は確実だが「誰もやめるとは言ってないよ」と現役続行に意欲を示した。
再起を期し、当面は故障を抱える左膝や内臓疾患などの治療に専念する。
大関経験者の幕下転落は、昭和以降初めてとなる。
師匠の伊勢ケ浜親方は「若い(26歳)から下に落ちたからといってやめさせるとかじゃない」と説明した。



18/05/27
2018.05 本場所 千秋楽朝情報! 】
■鶴竜
綱の意地をみせた。
大関昇進を確実にし、2度目の優勝も現実味を帯びていた栃ノ心の挑戦を退け、単独トップに立った。
自身初の連覇へ大きく前進し、「そういう気持ちは抑えて集中していきたい」と静かに闘志を燃やした。

■栃ノ心
鶴竜の投げに屈すると、土俵を右の拳で一度たたき、悔しさからか、しばらく動けなかった。
千秋楽に向けて「思い切り行く」と気合を入れ直す。
阿武松審判部長は、連敗にも「評価は変わらない」と述べ、場所後の大関昇進が確実な状況は変わらないとの考えだ。

■逸ノ城
白鵬を破って給金を直した。
立ち合いですぐに左上手を取り、右をのぞかせて前へ。
「先に先にと思って出た」。
225キロの巨体で圧力を十分に伝え、最後は強引な下手投げにも乗じて横綱を投げ捨てるようにして仕留めた。



18/05/26
2018.05 本場所 14日目情報! 】
■鶴竜
1敗を守り、栃ノ心に並んだ。
立ち合い鋭く右を差し、一気の寄り。
幕内最重量225キロの逸ノ城に粘られはしたが、最後は落ち着いて腰を落とし、寄り切った。
14日目は栃ノ心との一番。
優勝と横綱のプライドをかけた戦いを前に「いつも通り集中してやるだけ」と静かに語った。

■栃ノ心
大関昇進と優勝へ、初日から破竹の12連勝中だった関脇栃ノ心が、ついに止まった。
3月の春場所で右肩を痛めた上に敗れた、因縁の前頭正代に再び黒星を喫した。
立ち合いから攻めながらも、土俵際の引き落としで逆転された。
前日12日目に横綱白鵬を破った勢いを持続できなかった。
それでも今日14日目は、1敗で並んだ横綱鶴竜と対戦。
勝って2度目の優勝に王手をかけ、勢いを再加速させるつもりだ。

■御嶽海
2場所ぶりに給金を直した。
左を差して琴奨菊の出足を止め、右も入れてもろ差しに。
小手に振られて一瞬体が離れたものの、すぐにまたもろ差しとなって元大関を寄り切った。
昨年春場所から三役を守り続け、大関候補と期待されながら、三役での最高は9勝どまり。
8勝目は通過点か、と問われると「ここからですね」と答えた。

■千代の国
佐田の海を寄り切りで下し、幕内で自己最高の10勝目を挙げた。
十三日目の取組を終えた時点で、3敗は平幕で千代の国だけ。



18/05/25
2018.05 本場所 13日目朝情報! 】
■鶴竜
自分の相撲を取り切って優勝争いに踏みとどまった。
頭で当たってから攻め続け、右前ミツを切られても構わず出て押し出した。
「相手にまわしを取らせず、自分で動いて攻めようと思った。体もよく動いていた」と納得の内容だった。

■栃ノ心
優勝争いの先頭を走る関脇栃ノ心が力の入った相撲で横綱白鵬を寄り切り、土つかずの12連勝。
過去の対戦で全敗だった横綱を26度目の挑戦で初めて破り、場所後の大関昇進に限りなく近づいた。
「がっちり(上手を)つかんだから大丈夫。力しかないんで。横綱に勝って一番うれしい。いい1勝ですね」

■正代
うまく下から攻め、うるさい松鳳山を中に入れさせずに快勝。
4日ぶりに白星を挙げ、13日目は勝ち越しを懸けて無敗で単独トップの栃ノ心に挑む。



18/05/24
2018.05 本場所 12日目朝情報! 】
■鶴竜
劣勢をはねのけて優勝争いに踏みとどまった。
小結・御嶽海の逆襲に俵に足がかかったが、右に回り込みながらはたき込み。
1敗を死守し、優勝の翌場所では初めて2桁勝利に乗せた。

■白鵬
正代を寄り切って1敗を死守した。
当たった瞬間に目を痛め、患部を手で押さえながら勝ち名乗りを受けたが、表情には充実感が漂った。
「ま、いい相撲だったけど(当たる)角度が悪かった。肩にどーんと目ん玉が当たっちゃって、最初見えなかった。温かいものも流れていたし、破裂したのかと思った。だんだん見えてきてよかった」
12日目の結びの一番では両者の直接対決が実現。
白鵬が勝てば1敗で並び、逆転のV41が現実味を増してくる。

■栃ノ心
琴奨菊を力強い上手投げで転がし11連勝。単独トップのまま、12日目の結びで、1差の白鵬との対戦が組まれた。
08年九州場所での初顔以来、25戦全敗という天敵中の天敵。
大関昇進は濃厚で、重圧からは解放された。
苦い過去を払しょくするには最高のタイミング。
「気合入ります。やってやろうという気持ち」。
白鵬の休場などもあり、対戦は昨年7月の名古屋場所が最後。
優勝を占う大一番で、成長した姿を見せるチャンスだ。
八角理事長も「(白鵬が)上手をとられたら簡単にはいかない」と栃ノ心にもチャンスありとみる。

■旭大星
十両の臥牙丸を豪快な下手投げで破り、勝ち越しを決めた。
旭大星は北海道旭川市出身。
北海道出身力士の新入幕での勝ち越しは、91年名古屋場所の大翔鳳以来27年ぶりとなった。
取組直後にはNHKのインタビュールームへ。
息を弾ませながら勝ち越しインタビューを受け「うれしいですね。心地いいですね」と振り返った。
高校までは柔道で汗を流し、道大会で優勝した経験もある。
体を開いて巨漢の臥牙丸を土俵に転がし「柔道の体落としみたいなものですね」と笑った。



18/05/23
2018.05 本場所 11日目朝情報! 】
■鶴竜
1敗を守った鶴竜はまるで敗者だった。
圧力のある琴奨菊に対して選択したのは、立って右に飛ぶ注文相撲。
はたき込んで白星こそ手にしたものの、支度部屋に戻ると「絶対にやらないと思っていたんだけど、これだったら負けた方がよかった」と反省の言葉ばかりが口をついた。

■白鵬
この日から再出場した遠藤を下して1敗を守った。
立ち合いで一気に土俵際まで追い込んだ際にいなされたが、左に逃げる遠藤をさらに追いかけ、中に潜ってきたところをいなして送り出した。
「いなされて離れた分、間をとりながらね」と余裕があった。
1差で関脇栃ノ心を追う展開に「今まで通りついていくだけです」と淡々と話した。

■栃ノ心
念願の大関へ、迫力と説得力を前面に押し出す完勝だった。
かち上げを持ち味とする千代大龍の立ち合いを、貫禄たっぷりに受け止めた。
外四つから、自身より21キロ重い190キロの相手を2度つり上げ、問題にせず寄り切り。
土つかずで10勝目をガッチリつかんだ。
立ち止まる気配は全くない。
支度部屋では「まだまだ、明日(11日目)からが大事でしょ? もっと頑張らないと」と先を見た。

■遠藤
右上腕二頭筋遠位部断裂で7日目から休場していた新小結が再出場で奮闘した。
「遠藤コール」が湧き起こる中、結びで白鵬と対戦。一気に押し込まれたが回り込み、懐に入ろうと試みた。
最後は送り出しで敗れたが、サポーターを巻いた右腕を気にするそぶりもなく取り切った。
「(声援に)応えられれば良かったが、勝負なんで。再出場でも変わらず応援していただけるのはうれしい。明日以降の励みにもなる」。
4日ぶりの土俵でファンに感謝していた。


18/05/22
2018.05 本場所 10日目朝情報! 】
■栃ノ心
危なげなく大栄翔を退けた。
負けなしの9連勝に「気持ちいいね。疲れてないよ」と笑顔を見せた。
大関昇進の目安とされる3場所計33勝にも到達。
それでも平成以降に誕生した大関は、全て昇進を決めた場所で10勝以上を挙げている。
今日の10日目は師匠、春日野親方の誕生日。
栃ノ心は「目標は2桁。あと1勝やな。勝たないと」と力を込めた。

■阿炎
204キロの魁聖を破り、4勝5敗とした。
立ち合いから225キロに次いで幕内2番目に重い相手を押し込むと、相手が押し返してきたところで引き落とした。
6日目に横綱白鵬から金星を挙げ、7日目に大関豪栄道を破ったものの、前日の中日は琴奨菊にいいところなく敗れていただけに「昨日は考えすぎちゃったから、今日は考えないようにした。(自分は)考えて相撲を取る人じゃないから」と、相手の動きをよく見て繰り出した、タイミングの良い引き技を振り返った。

■千代の国
平幕でただ一人、1敗を守る千代の国の勢いが止まらない。
2日目に黒星を喫したものの、豪風を下しての7連勝で自己最速となる9日目での勝ち越し。
4場所ぶりに給金を直し、「自分でもびっくり」と端正なマスクをほころばせた。

■安美錦
史上最高齢の39歳6カ月で再入幕を果たしたが、阿武咲に負けて負け越しが決まった。
正面からぶつかるも耐えきれず、引いてしまい押し出された。
負傷している膝の影響からか、今場所は思うような相撲が全く取れていない。
それでも「しっかり当たってどんどん押していこうと思った」と言い訳はしない。
両膝のテーピングの量が、負傷具合を物語っているが「やめることは簡単なこと。いつでもやめられる。しっかり向き合って今できることをやる。まだまだできることがあるから頑張ります」と、これからも土俵に上がり続ける。

※遠藤
10日目の22日から再出場することになった。
結びで白鵬と対戦する。
6日目の御嶽海戦で右腕を負傷。
「右上腕二頭筋遠位部断裂」との診断書を提出し休場していた。
師匠の追手風親方は21日、「20日の夕方に稽古をして、今朝(出場を)決めた」とコメント。
痛みや違和感は残るが、遠藤自身の希望もあり、手術をせずに再出場することが決まった。



18/05/21
2018.05 本場所 9日目朝情報! 】
■豪栄道
夏場所9日目の21日から休場することが決まった。
師匠の境川親方が明らかにした。
豪栄道は8日目まで3勝5敗で、再出場して勝ち越さなければ名古屋場所は7度目の大関かど番となる。
9日目の対戦相手、逸ノ城は不戦勝。

■栃ノ心
大関昇進を目指す栃ノ心は逸ノ城との関脇同士の対戦を力強く寄り切り、8戦全勝で勝ち越しを決めた。
力と力の激突を楽しむように、栃ノ心が攻めまくった。
右四つがっぷりから逸ノ城につられても、まったく動じない。
右下手からの投げで揺さぶり、もろ差しに持ち込んで危なげなく寄り切り。
48秒に及んだ濃厚な真っ向勝負を制し、無傷で勝ち越しを決めた。
「勝ち越しが目標じゃないからね。これからが大事」。
自身初のストレート給金も、まだまだ通過点。
そう言い切るだけの充実感を支度部屋で漂わせた。

■千代の国
平幕でただ一人1敗を守る。
「意識は特に変わらない。一番一番、しっかり集中できている」と実感を込めて。



18/05/20
2018.05 本場所 中日朝情報! 】
■栃ノ心
不戦勝で7連勝。
自身もけがで苦しんだ時期があるだけに遠藤を気遣いつつも「大きいよね」。
大関昇進が懸かる場所での1勝の重みをかみしめた。
支度部屋では普段通り入念に四股を踏むなどして汗を流し「気持ち的にね。やることを変えたくなかった」と緊張感を保った。
ストレート給金を懸けた8日目の逸ノ城戦へ「ここ3日は元気がなさそうだけど重いから」と気を引き締めていた。

■大翔丸
1敗を守った。
立ち合いで貴景勝の圧力に負け、いったん後退したが、土俵際で踏ん張った。
そこから逆襲に転じ、右からの強烈な突きで一気に形勢を逆転。
吹っ飛んだ相手を押し出した。4連勝で区切りの幕内100勝目を挙げた。

■阿炎
豪栄道を破って、上位陣を連破。
もろ手で大関の出足を止めると、すかさず思い切りの良いはたきを決めた。
「相手が当たってくるのを感じた。落ち着いていた」。
6日目に白鵬を押し出して金星を挙げたのに続いて、土俵を沸かせた。

※遠藤
ようやくつかんだ新三役の場所で、昨年の名古屋場所以来、5度目の休場となった。
7日目の19日に「右上腕二頭筋遠位部断裂で今後約3週間の加療を要する見込み。治療方針決定後に治療期間が変更になる可能性あり」との診断書を相撲協会に提出。
師匠の追手風親方は「この部分を完全に断裂しているのは3%くらいらしい」と、極めて珍しい部位の負傷であることを明かした。



18/05/19
2018.05 本場所 7日目朝情報! 】
■白鵬
自身19個目の金星を配給した。
初顔合わせの前頭2枚目・阿炎を相手に、立ち合いの喉輪でのけ反るとそのまま後退。
一方的に敗れて初黒星がついた。

■栃ノ心
大関とりの栃ノ心は初顔合わせの豊山に土俵際まで押されたが、振り払うような突き落としで白星を拾った。
ヒヤヒヤの内容で初日から6連勝を決め、開口一番「焦った〜」。
白鵬、正代が敗れて単独トップに立ったが、その質問には左手を左右に振って無言。
平常心をアピールした。

■遠藤
7日目の19日、日本相撲協会に休場を届け出た。
新三役となった今場所、6日目までで3勝3敗だった。

■阿炎
自慢の長い手を伸ばす突き押しにスピード。
すべての武器を生かし、白鵬にぶつかっていった。
立ち合いで鋭く踏み込むと、左上手でまわしを許す前にもろ手突き。
頭もつけて突進を緩めず、横綱に何もさせずに押し出し、初金星をもぎ取った。

■旭大星
2日目から5連勝。
関脇経験もある碧山の突き押しを受けて後退したが、右へ左へと回り込んで圧力をかわし、右上手に手が掛かると勝機を逃さずに出た。
「あれだけ逃げ回って勝てた。調子が悪いと押し出されている。体がよく動いている」と振り返った。



18/05/18
2018.05 本場所 6日目朝情報! 】
■栃ノ心
大関昇進を狙う栃ノ心が観客をうならせる力強さを見せ、無傷で序盤戦を終えた。
体重204キロの魁聖に頭をつけて両まわしをがっちり取ると、引き付けながらじりじりと寄り立て何もさせなかった。
「動き、良いんじゃないですか」と語る顔は、自信に満ちあふれていた。

■遠藤
つぶれて乱れきった遠藤のまげが激闘を物語っていた。
度重なるけがを克服して初の三役に昇進した小結が、17場所ぶりに関脇に返り咲いた逸ノ城を大熱戦の末に破った。
八角理事長が「うまく取った」と評した一番に拍手は鳴りやまなかった。

■旭大星
新入幕の旭大星が返り入幕の佐田の海を引き落としで破り、4勝目を挙げた。
立ち合いから佐田の海に突っ張り続け、土俵際を回りながらこれをかわしていくと、最後は突っ込んでくる佐田の海を引き落とした。
花道を引き揚げてきた旭大星は「回り込めてよかった」と、ほっと一息。
序盤5日間で4勝も「体は動いているんですけど、攻める相撲が少ないことがここからの課題です」と言い残し支度部屋へ帰っていった。

■安美錦
昭和以降では最年長となる39歳で再入幕を果たした安美錦が、ベテラン対決を制して初白星を挙げた。
1歳下の豪風がつっかけた後の立ち合い。
「思い切って何でもやろう」と開き直り、当たると同時に手を首の後ろに掛けて手前に引き落とした。



18/05/17
2018.05 本場所 5日目朝情報! 】
■白鵬
横綱、大関陣で唯一4連勝の白鵬は、体が動いてきた。
体重204キロと関取では2番目に重い魁聖に対し「相四つだから前みつを取るか、差されないようにと考えていた」。
立ち合いで右を差し左上手を取ると、素早い出し投げで魁聖を土俵に転がした。
目の前で鶴竜が敗れただけに、横綱として「締めなきゃいけないという思いはある」と白鵬。
2場所連続で休場し土俵勘が戻っているか心配されていたが、問題なさそうだ。

■栃ノ心
実力者の御嶽海に何もさせなかった。
鋭く踏み込んで左上手を取ると、右からは強烈におっつけて休まず寄り立てた。
大関昇進が懸かる場所で内容の伴う4連勝スタート。
「ここまで悪くないでしょう。やっぱり気持ちが大事」と上機嫌で話した。
左脚の付け根に不安を抱えながら臨んだ先場所は恐怖心もあって厳しい立ち合いがなかなかできなかった。
「今場所は当たれているからね。自信が増している。勝てるイメージしかない」と強気に言い放った。

■正代
勢との3連勝同士の一番を制した。
激しい差し手争いの末、右を差された。
相手得意の体勢になってもまわしは与えず、つかんだ左上手を引き付けて力強く寄り切った。
「(立ち合いでは)相手の右を入れさせないようにした。最後はすくい投げを警戒しながら出た。体が動いている」と振り返った。
三役返り咲きへ好発進を決めても、「まだ上位と当たっていないので」と気を緩めることはなかった。

■松鳳山
2場所連続制覇を目指す横綱鶴竜を押し倒して自身5個目の金星を挙げた。
17年10月に倒れ、頭部を手術した師匠の二所ノ関親方が順調に回復。
場所前にゲキを飛ばされ、師の教え通り、一歩も引かず気迫の今場所初白星となった。

■旭大星
北海道出身として26年ぶりの新入幕を果たした旭大星が奮闘している。
錦木を下して2日目からの3連勝に「体が動いている」とにっこり。
28歳の道産子が国技館、そして地元の好角家を大いに沸かせている。
「捕まったら勝てないので動いていこう」という狙い通りの相撲だった。
立ち合いで力強く踏み込んで主導権を握り、いなして相手のバランスを崩す。
休まず攻め立てて最後は押し倒し。
「立ち合いから流れがよかった」と自画自賛した。


元大関で東十両8枚目の照ノ富士が16日から休場した。
左膝外側半月板損傷で「夏場所の休場を要する」との診断書を提出。
再出場しなければ名古屋場所での幕下への転落が濃厚となる。
師匠の伊勢ケ浜親方は「まずは痛みを取ること。それができれば再出場も考えたい」と話した。


貴ノ岩への傷害事件で昨年11月に引退した元横綱・日馬富士の断髪式が9月30日に両国国技館で開かれることになった。
伊勢ケ浜親方が16日に明らかにした。



18/05/16
2018.05 本場所 4日目朝情報! 】
■白鵬
圧巻の強さを見せつけた。
立ち合いで一気に押し込み、松鳳山にいなされても反応良く押し出した。
1秒6で仕留め「体が動いている」と納得の表情。

■栃ノ心
「ライバル」と認める玉鷲に快勝した。
強烈な突きに一歩も引かず、攻め込みながらのはたき込み。
「下がらなかった。よく攻めましたね」と自画自賛した。

■逸ノ城
関脇に返り咲いた逸ノ城が命拾いした。
大栄翔との一番は「取り直しかと思った」と振り返った物言いがつく勝負。
我慢し切れず、相手の頭が下がったところでまともに引いて、ずるずる後退させられたが、左足が土俵の外に出るより大栄翔の手がつくのが早く、軍配通りとなった。
3連勝の好スタートにも「悪い癖が出ている。繰り返さないように、あしたこそ前にいく」と反省しきりだった。

■遠藤
成長を印象付ける一番で満員の館内を沸かせた。
豪栄道を終始攻め続けての快勝。
連勝で白星も先行させ、「気持ちよかった」。短い言葉にも実感がこもった。
前傾姿勢を崩さず、圧力をかけ続けた。
たまらずはたいて回り込む相手に、しっかり足を運んで逃がさないように対応。
最後はのぞいた右で間髪入れずに肩透かし。
場所前に連日胸を借りた大関に最高の形で恩返しを果たした。

■御嶽海
初顔の阿炎を圧倒。
突いてからのいなしが武器の新鋭を正面に置いて攻め続け、豪快に押し倒した。
「相手が逃げているのが見えている。体は良いと思う」と自信たっぷりに話した。



18/05/15
2018.05 本場所 3日目朝情報! 】
■白鵬
2場所連続休場から復帰の白鵬が冷や汗をかかされた。
「合わなかった」という立ち合いで御嶽海をつかまえられず、呼び込んで防戦一方に。
それでもうまく回り込みながら最後は上手投げで窮地を脱し、「体は動いている」と冷静に振り返った。
万全の四つ相撲をみせられずにいるが、白星を拾いながら鈍っている相撲勘を取り戻したいところだ。

■栃ノ心
初顔の阿炎を寄せ付けず、節目の通算500勝目を挙げた。
もろ手突きを受け止め、突っ張り合いに応じながらまわしをつかんで寄り切った。
落ち着いた相撲に「初日より今日の方が良かった。引かれても、足が出るようにだけ気をつけた」と胸を張った。

■遠藤
はたいて豊山に土俵際まで追い込まれると、猛然と突き押しに応戦。
相手が前のめりになった瞬間に引き落とし、新三役初白星をもぎ取った。
大歓声と拍手を背に引き揚げた支度部屋では、いつも通り目をつぶったまま。
相撲内容については「勝ったのでうれしいです」とボソリ。
自己最高位の新小結での1勝目にも「特にいつもと変わらない」と表情を変えなかった。

■旭大星
14日、北海道出身としては1992年初場所の立洸以来26年ぶりの新入幕を果たした旭大星が安美錦相手に幕内初勝利。
同じ伊勢ケ浜一門に所属し「若い衆のころから教えてもらった相手。うれしいです」と破顔した。


ロシア出身元幕内の阿夢露が14日、両国国技館で会見し、引退を発表した。
左肩の筋断裂で「力が出なかった」と引退を決意。
在位9場所で最高位は東前頭5枚目だった幕内時代を「本当に幸せだった」と振り返った。
新十両だった12年初場所の右膝負傷で序二段まで番付を落としたが、外国人では戦後最も遅い所要74場所で14年九州場所新入幕。
師匠の阿武松親方は「こつこつやって辛抱する部屋の手本だった」と労をねぎらった。
今後は「勉強してスポーツトレーナーになりたい」と、目標を語った。


昨年11月に大相撲の貴ノ岩に対する傷害事件の責任を取って現役引退した元横綱・日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏9月30日に東京・両国国技館で引退相撲を開催することが14日、分かった。
師匠だった伊勢ケ浜親方が明らかにした。



18/05/14
2018.05 本場所 2日目朝情報! 】
■鶴竜
連覇を狙う鶴竜が新三役の遠藤を危なげなく退けた。
春場所は右手の指を痛めたままの出場ながら13勝で優勝し、一人横綱の責務を果たした。
今場所前は順調に稽古をこなし準備は万全だが「だからといって(本場所で)良いとは限らない」と語る。
好発進にも表情を引き締めた。

■白鵬
玉鷲を危なげなく退け、白星発進した。
左で張って攻め込み、相手との距離ができた中盤は両腕を広げて「さあ来い」のポーズ。
冷静に動いて怪力を仕留めると、「張り差しから形をつくっていった。
(途中)多少、間があったけど前に出られていい相撲」と納得の表情を見せた。

■栃ノ心
大関獲りがかかっている栃ノ心が松鳳山をつりからの寄りで下し、順調なスタートを切った。
先場所痛めた右肩も、不安を感じさせなかった。

■御嶽海
前頭三枚目の大栄翔に押し出しで勝ち、四場所連続で白星スタートを切った。

■安美錦
錦木の押しに屈し、高見山に並ぶ歴代3位の幕内在位97場所目の初日を白星で飾れなかった。
自身が持つ昭和以降の再入幕最年長記録を39歳6カ月に更新し、2場所ぶりの幕内復帰。
「とにかくけがなく終われるように、一日一日頑張りたい。その日その日をしっかりやる」。
再スタートへの抱負を述べた。


貴乃花親方が新たな役職の審判を務めた。
3月28日の職務変更で審判部配属となり、序二段と幕下上位、十両の取組で目を光らせた。
十両では貴ノ岩、貴源治が白星を挙げたが、「勝負ですから。集中しなければいけない」と弟子の勝利にも心は揺れ動かなかった。



18/05/13
2018.05 本場所 初日朝情報! 】
■鶴竜
初の2場所連続優勝のかかる鶴竜が12日、優勝額贈呈式に出席した。
「あらためて実感がわきます。身が引き締まる思い。毎回ここ(贈呈式)に立つようにという気持ちになる」。
過去3度の優勝翌場所はいずれも10勝に届かなかった。
昨年九州場所で痛めた右手薬指には「ケアしながらやっていくしかない」と不安が残るが「状態的にはよく来ている。場所で流れをつかみたい」と話した。

■白鵬
2場所連続休場から復活を目指す白鵬が、7場所連続休場の稀勢の里の分まで横綱の責任を背負い土俵に上がる。
12日の土俵祭り後、稀勢の里休場について「その分、頑張りたいなと思う。託されたというのかな」としみじみ。
「ケガというのは目に見えないもの。横綱というのは休める地位。完全に治してからね」とエールを送り、3場所ぶりの優勝へ「千秋楽までやり切るだけ」と気合を入れた。

■栃ノ心
大関とりのかかる関脇栃ノ心は12日、同所で土俵祭り、初優勝を飾った初場所の優勝額贈呈式に出席した。
優勝額は国技館の天井四方に飾られる。
13年初場所以降の優勝力士による32枚の中の1枚だけに「夢でした」と大感激。
もう1人の自分の前で大関とりの条件になりそうな10勝以上、そして2度目の優勝を狙う。

■遠藤
新三役の小結遠藤が12日、三役以上の力士だけが出席する土俵祭りに初めて参加した。
休場の稀勢の里、高安を除く7人の末席に加わり、神妙な面持ちで、土俵を清める神事を見守った。
「気が引き締まります。いいもんですね」。
初日は鶴竜を相手にいきなり結びの一番で相撲をとる。
「頑張ります」と短い言葉に力を込めた。


ニッカンスポーツ・コムは、大相撲夏場所初日の限定生放送を実施します。
インターネットテレビ局の「AbemaTV」が提供する次世代中継を、
取組速報ページ(https://www.nikkansports.com/battle/sumo/score/)で放送します。
視聴の対象は、幕内開始の「錦木−安美錦」から「栃ノ心−松鳳山」まで。
以降はAbemaTVにて、登録不要の無料視聴が可能です。



18/05/12
2018.05 本場所 1日前情報! 】
■白鵬
10日は友綱部屋で、夏場所前最後となる出稽古を行い、先月9日に76歳で死去した父ジジド・ムンフバト氏に思いをはせた。
「千秋楽は四十九日ですから、その日にいい報告ができたらいいですね」。
この日は魁聖や新入幕の旭大星らを相手に13番。
2場所連続休場中の横綱は、勢いのある力士を圧倒して相撲勘を戻した様子。
だが、その一方で、「状態はちょっとオーバーワーク。稽古しすぎたところがあるかも」と疲労感を口にした。
「幕内1000勝を目指して、優勝も目指したい」と自らに言い聞かせるように話した。

■御嶽海
10日、夏場所に向け、4日から行われた同じ一門の春日野部屋との連合稽古を終えた。
大関昇進が懸かる関脇栃ノ心ら幕内3人と胸を合わせ、一日十数番をほぼ連日取り続けた。
2場所ぶりの勝ち越しを目指し、「体も引き締まり、仕上がりは良い」と語った。


元幕内で西幕下23枚目の大岩戸が11日、日本相撲協会に引退届を提出した。
同日、両国国技館で会見し、「やり切ったという、スッキリした気持ち。あちこちケガをして年とともに治りにくくなった。終わるタイミングかなと思いました」と晴れやか。
今後は神奈川県内で会社員として働くという。
師匠の八角親方は「培ったものを生かしてくれたら」とねぎらった。



18/05/11
2018.05 本場所 2日前情報! 追伸 】
■高安
初日から休場することが決まった大関高安が11日、都内の部屋で報道陣に対応した。
高安は7日の二所ノ関一門の連合稽古で、前頭豪風と2番取ったところで左上腕を痛めており、この回復が遅れて休場になった。
師匠の田子ノ浦親方によると「(筋肉が)部分断裂している」という。



18/05/11
2018.05 本場所 2日前情報! 】
■白鵬
2場所連続で休場していた横綱が10日、堂々の41回目優勝宣言だ。
場所前最後の出稽古となった10日は友綱部屋へ。
魁聖、宝富士、新入幕の旭大星、誉富士を相手に13番全勝。
「いろんな関取衆と稽古できた。その中で改めて場所前の意気込み、戦う姿勢、そういったものを考えていかないといけないと勉強になった」と3場所ぶりの出場へ自らを戒めた。

■稀勢の里
初日から休場することが11日、決まった。
師匠の田子ノ浦親方が同日朝に電話で話し合い、昨年春場所中に痛めた「左大胸筋」の負傷で「(治療には)1カ月くらいかかる。激しい運動はできない」と説明。2場所連続で全休することになった。
横綱の7場所連続休場は、年6場所制が定着した昭和33年以降、貴乃花と並んで最長となる。

■高安
左上腕付近を痛めている大関高安は10日、部屋で三段目力士に胸を出すなどして調整。
仕上げのぶつかり稽古で転がった際に再び患部に痛みを感じたようで、顔をしかめた。
だが、稽古後は問題ないことを強調し「もちろん(場所に)出る気持ちでやっている。しっかりと治療をして、いい方向にいくように努力する」と前向きに話した。

■栃ノ心
初の大関とりへ順調に稽古を積んできたが、場所前最後となった10日の出稽古では精彩を欠いた。
出羽海部屋へ出向き、小結御嶽海や平幕栃煌山らと9勝8敗。
まわしが取れず、中に入られて一方的な寄りに敗れる場面もあり「今日は悪い稽古だな。忘れるしかない」と首を振った。
右肩の痛みが尾を引いているようだが、目前に迫った場所へ「気持ちで取るしかない」と精神面を強調した。

■栃煌山
10日、出羽海部屋で合同稽古を行い、栃ノ心に7勝4敗、碧山に4勝1敗、御嶽海に3勝0敗と好調を印象づけた。
かつて三賞を6度受賞した31歳も最近4場所で負け越し。
番付は前頭15枚目まで下がった。
初場所で左胸を負傷した影響で苦しい戦いが続いていたが「痛みは全くない。もう大丈夫です」と明るい表情を見せた。
春巡業では稀勢の里、高安らと三番稽古を行い互角の星取り。
部屋に戻ってからは傷が癒えたことで「日に日に良くなっている」と手応えを得ている。



18/05/10
2018.05 本場所 3日前情報! 】
■稀勢の里
9日、全体の稽古終了後、幕が下ろされてからも稽古を続け、四股やすり足、立ち合いの確認などで約2時間、汗を流した。
夏場所を4日後に控えるが、仕上がりについては「どうだろう。まだ分からない」と、トーンは上がらなかった。
三役以上の申し合いで3勝5敗だった3日の稽古総見以降、精彩を欠く稽古が続き、親方衆らから調整遅れを指摘されていた。
夏場所出場可否はこの日も本人は明言しなかったが、師匠の田子ノ浦親方は「もう少し話して体調を見て」と話し、今日10日にも決断する見通しだ。

■高安
9日、都内の部屋で調整した。
若い衆のぶつかり稽古に胸を出し、立ち合いの強い当たりも何度も試した。
7日の二所ノ関一門の連合稽古で左上腕部を痛めた。
番付発表後には右肩を2度痛めるなど、出場が不安視されたが患部の回復は順調で出場に問題はない様子だった。

■栃ノ心
大関獲りが懸かる栃ノ心は、出羽海部屋で御嶽海らと申し合いを行い7勝2敗だった。
痛めている右肩の大事を取って9番で切り上げたが、低い重心から寄る充実の内容。
「足も腰も大丈夫。下半身に不安がないことは大きい」と明るい表情を見せた。
稽古を見守った春日野親方も「大丈夫です。いい感じできている」と目を細めた。

■逸ノ城
9日、3年ぶりに関脇に復帰した逸ノ城が時津風部屋で出稽古を行い白鵬に4勝2敗と勝ち越した。
一時は197キロまで落ちた体重は225キロと自己最重量を更新。
重いだけではなく相撲のうまさも光る。
夏場所では大関獲りへの足固めを狙う。
白鵬は「ただ重いだけじゃない。うまくなっている。立ち合いの圧力もある」と成長を認めた。
白鵬との稽古以外には幕内・正代らと16番取り全勝だった。



18/05/09
2018.05 本場所 4日前情報! 】
■白鵬
伊勢ケ浜一門連合稽古が伊勢ケ浜部屋で行われ、白鵬が好調をアピールした。
前頭筆頭の魁聖らと13番取って全勝。
十両・照強は「人類最強。水風船というかゴムみたいな体で、はじかれて気づいたら土俵外だった」と驚いた様子だったが、横綱は「(調子は)まあまあ」と平然。

■稀勢の里
8日、二所ノ関一門の連合稽古が佐渡ケ嶽部屋で行われた。
左大胸筋などのけがで6場所連続休場中の稀勢の里は、平幕の琴奨菊との相撲を16番取った。
だが、馬力が身上の大関経験者に一方的に攻められ、夏場所出場に不安を残した。
琴奨菊の低く鋭い立ち合いに終始劣勢。
懐に入られて上体も起こされ、何度も土俵を割った。
攻めも左で差しに行くか、右で上手を狙いに行くのかが中途半端。
「まあ、また、やるだけ。また、これから」と言葉少なに稽古場を後にした。

■遠藤
初めての三役で迎える遠藤が時津風部屋で出稽古を行った。
鶴竜と2日続けての三番稽古を行い、2勝15敗に終わったが最初の1番で勝利。
本人は「(7日と)あまり変わっていない」と答えたものの、立ち合いから押して仕留めきるなど収穫はあった。
前日と比べて横綱を追いつめる場面も増え「しっかり自分の相撲を取ることだけ考えていました」とこの日の課題を明かした。
初日の対戦が有力視される鶴竜との稽古については「いいんじゃないですか」とコメント。
「体調はこれからよくなっていくんじゃないかな」とし、今後の出稽古は「体と相談する」と短く話した。



18/05/08
2018.05 本場所 5日前情報! 】
■鶴竜
自身初の2場所連続優勝を目指す横綱鶴竜が7日、時津風部屋に出稽古した。
遠藤や十両隆の勝らと19番取って18勝。
「ほぼ大丈夫って感じ。でも稽古してマイナスにはならないから続けてやっていく」と充実感をにじませた。

■稀勢の里
1週間を切った7日、尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加。
嘉風との三番稽古(同じ相手と何度も取る)で連続9番取って全勝だった。
だが、見守った芝田山親方や大相撲解説者・舞の海秀平氏は、6場所連続休場からの再起に懐疑的な見方を示した。
「(本場所で)復調をみせる内容じゃない。このままの稽古では(出場は)厳しい。番数が少なすぎるし、10人以上の関取がいるんだから、片っ端から回してやるくらいじゃないと」

■高安
7日、尾車部屋で行われた二所ノ関一門による連合稽古で左上腕付近を負傷した。
先場所まで2場所連続12勝の高安は右肩も痛めており、初優勝が期待される夏場所へ不安が増す事態となった。
豪風との稽古の2番目で右からおっつけられた際に痛みを訴え、稽古を切り上げて患部を冷やす処置をした。
8日も連合稽古が予定されており、高安は「頑張ります」と参加する意向を示した。
ただ師匠の田子ノ浦親方は「音がしたと言っていた。様子を見てみないと分からない」と心配そうな表情だった。

■遠藤
5日、境川部屋に出向き、豪栄道と21番取った。
立ち合いで圧力負けする内容が目立ったものの、左が入れば攻め返していけた。
2日連続の出稽古で大関と手合わせし「こんなにやれたのは久しぶり」と充実した表情。
豪栄道は遠藤の印象を「前はうまさだけだったけど、全体的にパワーがついている」と述べ、成長を感じ取っていた。

■栃ノ心
4日、春日野部屋に出稽古に来た稀勢の里と三番稽古を行い、大関昇進を期待させる相撲で稀勢の里を圧倒した。
迷いのない力強く踏み込んだ立ち合いと、左右どちらで組んでも苦にしない器用さで9勝。
土俵中央で四つに組み合っても、強引に寄り切ってパワーの違いを見せつけた。
「もっと強く当たりたい。右肩が気になった」と春場所で負傷した右肩に不安があるというが「痛くてもこれぐらいできるから大丈夫」と自信をつけた。

■安美錦
3日、稽古総見で関取最年長の安美錦はぶつかり稽古で妙義龍に胸を貸し、元気な姿を披露した。
館内から大声援を受け、「本当にありがたい。この声援を力に変えたいね」と笑った。
十両に転落した先場所、勝ち越して昭和以降では最年長となる39歳6カ月で再入幕を果たした。
百戦錬磨のベテランは「いつも通りの相撲を取って力を出せたらいい」と自然体を貫く。
明治以降、幕内力士を輩出し続ける都道府県は青森だけ。
右脚のけがの影響で十両に落ちた阿武咲、弟弟子の誉富士の同郷2人の幕内復帰を祈り「みんなで盛り上げたい」と語った。



18/03/27
今日のニュース 】
■八角理事長の続投決定
日本相撲協会は26日、東京都墨田区の両国国技館で新たに選任された親方の理事10人が出席した新理事会を開いて理事長を互選し、現職の八角理事長の続投を決めた。
無投票とみられる。
任期は1期2年。
新理事会に先立って評議員会が開かれ、2月の理事候補選挙で当選した親方10人の理事選任を決めた。

■池坊保子氏、評議員会議長退任の意向
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長は26日、議長を退任する意向を示した。
「4年間務めたし、来期は別の方がいい。(今後は)自由な評議員としてお話しできるかな」と語った。

■愛知県体育館「ドルフィンズアリーナ」名称変更
愛知県は26日、大相撲名古屋場所の会場として使用されている愛知県体育館の命名権(ネーミングライツ)について、バスケットボール男子Bリーグの名古屋を運営する名古屋ダイヤモンドドルフィンズ株式会社と契約を結ぶことで合意し、4月1日から「ドルフィンズアリーナ」に名称変更すると発表した。
契約料は年間2500万円で、期間は3年間。

■元十両の琴弥山が引退
日本相撲協会は26日、元十両の琴弥山の引退を発表した。
1999年春場所初土俵。 史上4番目の遅さとなる85場所をかけて2013年名古屋場所に新十両に昇進し、十両を2場所務めた。



18/03/26
2018.03 千秋楽 翌日 朝情報! 】
■高安
相手に軍配が上がった鶴竜との取り直しの一番で持ち味を発揮。
圧力を生かして一気に寄り切り、「気合を入れていった。横綱に勝つと負けるとではだいぶ違う」と一息ついた。
先場所に続いて12勝を挙げたものの、連敗スタートが響き、「優勝争いに絡めるようにしたい」と反省。
「稽古が足りなかったかもしれないし、場所への体の持っていき方をもう少し考えないといけない」と述べ、初賜杯への課題を口にした。

■栃ノ心
逸ノ城を降して10勝目を挙げ、大関取りの足固めに成功した。
2場所連続の殊勲賞も受賞。
大関昇進がかかる来場所へ弾みをつけた。
先場所は14勝1敗で初優勝しており、八角理事長は「当然、来場所はそうなる」と、夏場所が大関取りとなる認識を示した。

■遠藤
左四つの相撲が評価されて2度目の技能賞。
松鳳山に押し出され、2桁白星には届かなかったが「勝ち越しは、勝ち越しなので」と、いつも通り淡々と語った。
来場所は新三役が確実。
「特別なことはなく、いつも通り。変わらずに一生懸命やっていきたい」と平常心を強調した。


東十両2枚目の安美錦が西前頭15枚目の妙義龍をはたき込みで破り、千秋楽での勝ち越しを決めた。
初場所は右膝負傷で6日目から3日間休場して十両に落ちていたが、自身の記録を更新する昭和以降最年長の39歳6カ月での再入幕が確実となった。
「思い残すことはないんじゃないか。毎日最後だと思って上がっている。つながるというのはありがたいこと」と表情を緩めた。


西十両筆頭で北秋田市出身の豪風は9勝目を挙げた。
1月の初場所で負け越して十両に転落したが、今場所の結果により、1場所での幕内復帰を確実にした。



18/03/25
2018.03 千秋楽 朝情報! 】
■鶴竜
豪栄道を下して8場所ぶりの優勝を決めた。
度重なる故障を乗り越えて決めた4度目の優勝に、「一番よかったのは折れずにチャレンジできたこと」と感慨深げに口にした。
豪栄道に低く踏み込まれ、こらえきれずに引き技に頼る。
何とか土俵際で踏みとどまってはたき込み「相撲は最悪だった」と苦笑しつつ、「何が何でも(優勝)という気持ちだった」と振り返った。

■遠藤
10日目から5連勝で9勝目。
来場所の新三役昇進が大きく近づいた。
報道陣とは、相変わらず木で鼻をくくったようなやりとりに終始したが、観客からは一段と大きな声援を集めそうだ。


左足親指の負傷で大相撲春場所を休場した横綱白鵬が、4月1日開始の春巡業に最初から参加する見通しとなった。
師匠の宮城野親方が24日、明らかにした。
同親方は「少しずつ力が入るようになってきた。本人も初日から巡業に出ると言っている」と話した。



18/03/24
2018.03 14日目 朝情報! 】
■鶴竜
13日目、12日目に連勝が止まったが敗戦のショックを引きずらず、1敗をキープ。
立ち合いで低くぶつかってきた魁聖を引いて土俵に両手をつかせ、「切り替えはできた。また初日の気持ちでいこうと思った」と冷静だった。
14日目は豪栄道戦の前に優勝が決まる可能性もある。
「そういうことを考えると良くないので、自然体で。平常心」。
欲を見せずに集中力を保つ。

■高安
合口の良い豪栄道との大関対決を制した。
突いて出て、さがりをつかんで食い付こうとした相手をタイミング良くはたいた。
優勝の可能性は残したが、トップの鶴竜とは2差のまま。
「しっかりあしたの相撲の準備をして、ベストを尽くしたい」と淡々と話した。

■遠藤
前頭筆頭で勝ち越しを決め、新三役へさらなる歩みを進めた。
過去3度の前頭筆頭ではいずれも負け越していたが、「4度目の挑戦」で初の給金直し。
「目の前の相撲に集中してやった結果。またあしたも集中してやるだけです」と一喜一憂せず、千秋楽まで気を緩めないつもりだ。



18/03/23
2018.03 13日目 朝情報! 】
■栃ノ心
初日から11連勝だった鶴竜に土をつけた。
大きな1勝で勝ち越しを決め、横綱の13日目の優勝決定も阻止。
来場所での大関獲りの足固めも進んでいる。

■遠藤
悲願の新三役にあと一歩と迫った。
1敗だった魁聖を下し、前頭筆頭では自身初の7勝目。
「集中してやるだけだった。白星は白星なので」とクールな表情を貫いた。

■千代丸
高安から初白星を挙げて、2大関を撃破した。
180キロの高安を、両手で突き起こして慌てさせた。
それでも左上手を許して振られ、土俵際に追い込まれたが、うまく体勢を入れ替えて突き落とした。
「今日も思い切り前に攻められた。当たろうと思っていた」とシンプルな考えが功を奏した。


蒼国来が12日目の22日、休場届を提出した。
11日目の取組で右足甲の骨折などで「全治2カ月」と診断された。
2016年春場所以来4回目の休場。



18/03/22
2018.03 12日目 朝情報! 】
■鶴竜
逸ノ城を寄り切って11連勝。
関取最重量の215キロを誇る逸ノ城に押し込まれ、相手得意の右四つを許して館内がざわめいたが「むしろ、そこでもっと良い体勢になれた」。
相手が力任せに寄って棒立ちになった瞬間に、左上手を切って形勢逆転。
右で前まわしを引き、力強く寄り切って全勝を守った。

■高安
強烈な立ち合いで栃ノ心を下し、三日目から9連勝で、優勝争いに踏みとどまった。
立ち合いから持ち味である強烈なかち上げを見せると、そのままの勢いで一気に土俵際まで詰め寄った。
踏みとどまったかに見えた栃ノ心だったが、かかとが土俵の外に出ていた。

■魁聖
貴景勝の休場により、不戦勝で10勝目を挙げた。
幕内での2桁勝利は2016年春場所以来2年ぶり。
10日目の逸ノ城戦で疲労が蓄積したようで「いい休みになった。パワーを使って筋肉痛」と冗談交じりに笑顔を見せた。


貴景勝が11日目の21日、「右足部挫傷で疼痛(とうつう)著明であり、約6週間の安静を要する見込み」との新たな診断書を日本相撲協会に提出して休場した。
当初は「右足内側打撲傷で3週間の安静、休養が必要」の内容だった。



18/03/21
2018.03 11日目 朝情報! 】
■鶴竜
10日目、まわしをしっかりつかんで2場所連続の10連勝。
相手のもろ手を警戒し張ってから右四つになり、危なげなく寄り切った。
指を痛めた右手の状態は「ぼちぼち」で、単独トップで中盤を終えても「まだあと5日間ある。余裕と思っちゃいけない」と慎重な口ぶりだった。

■高安
正代を立ち合いではじき、左の喉輪で上体を起こすとまわしを取らせない。
突き押しで前に出て一気に押し出し、8連勝で勝ち越し。
終盤戦での追い込みの準備は整った。
「しっくりくる当たりじゃなかったけど、二の手、三の手がしっかり伸びましたね。今日みたいな相撲をイメージして、前に出られたらいい」
何度もうなずき、口調も明るくなってきた。その一方で浮かれず、完勝の中でも反省も忘れない。

■逸ノ城
魁聖の寄りを残し、時間をかけて勝機を探ると、最後は相手の体を浮き上がらせるように力強く寄り切った。
1分ジャスト。
この日幕内最長の力比べを制し、勝ち越しを決めた。
「長かったですね。きょうは早く勝負をつけたかったんですが、相手も重くて(205キロ)。
三役で勝ち越しはありますが、10日目は初めてっスね。前よりちょっと成長した感じです」


十両筆頭の豪風は巨漢の碧山を突き落として勝ち越し、再入幕へ大きく前進した。
復帰が決まれば昭和以降最年長39歳0カ月の安美錦に次ぐ、38歳10カ月の2位となる。
付け人と力強く握手し「必死だった。そう簡単にはいかないと思っていた」と満足した様子だった。



18/03/20
2018.03 10日目 朝情報! 】
■鶴竜
攻め切れず引いてしまい、あっという間に土俵際に後退。
とっさに左に回り込んで正代の突進をかわすと、土俵上で大きく口を開いて苦笑いを浮かべた。
間一髪で星を拾っての9連勝となったが「15日間全て自分の相撲を取るのは難しい。こういうときでも白星を取ることが大事」と気持ちは前向き。
もっとも優勝争いの話には乗ってこない。
10連勝の後に4連敗した先場所のこともあるせいか、「早いでしょ」とかわした。

■魁聖
力強い相撲で連勝を伸ばした。
狙った右を差せず左四つに組んだが、迷いはない。右上手を引きつけ、腰をぶつけるような寄り。
竜電の重心を浮かせて一方的に寄り切った。
思い通りの形にならなくても、205キロの巨体を生かして攻める。
「左四つは強くないけれど、もう右腕で全力でいくしかないと思った」。
新入幕で大健闘した2011年5月の技量審査場所以来となる自己最長タイの9連勝をマークした。

■栃ノ心
初場所で初優勝を決めた際の相手だった松鳳山との一番。
突き起こして左上手をがっちり引き、盤石の寄りを見せた。
「いいんじゃない。捕まえたときに高いと思って、膝をぐっと下ろした」。
余裕たっぷりに取り口を解説した。
三役は過去9場所務め、勝ち越しは1度しかない。
10場所ぶりの関脇で早々と7勝目を挙げ、「少しずつ燃えてきたよ。やってやるぞとね」。
左脚の痛みも日に日に和らぎ、気力もみなぎってきた。



18/03/19
2018.03 9日目 朝情報! 】
■鶴竜
先場所で痛めた右手薬指に不安を残しながらも無敗で折り返した。
「慌てないことだけを意識してやりました。いろいろとやってくる相手だから」。
松鳳山がつっかけ、立ち合いは2度目で成立。
動き回る相手を冷静に突き押しで攻め、最後はタイミングよくはたいた。

■魁聖
隠岐の海を下して無傷の8連勝を飾り、横綱・鶴竜と堂々の首位並走。
友綱親方(元関脇・旭天鵬)との師弟平幕Vの夢が膨らんできた。
久々の中日勝ち越しがかかった一番に「メッチャ緊張した。力出ないと思った。こんなの、久しぶり」。
それでも205キロまで増えた体重をフルに生かし、好調な相手も寄せ付けなかった。

■大奄美
幕内3場所目で快進撃。
幕尻で千秋楽にやっと勝ち越した先場所とは違い、前半戦を1敗で折り返した。
好調の要因は「分からない」と言うが、過去2戦2敗だった錦木を183キロの体で力強く寄り切り、連勝を6に伸ばした。
9日目の相手は、先場所敗れた朝乃山。
「年下には負けたくない」と意地を見せながらも、「あと1回勝てば勝ち越しなので気が楽。あと一番でいい」と控えめだった。



18/03/18
2018.03 中日 朝情報! 】
■鶴竜
薄氷の勝利だった。
土俵際。鶴竜は貴景勝を押し出す際に左足の親指が土俵を出たかで物言いがつき、長い協議が続いたが、行司軍配通りで7連勝とした。
「(土俵の)中の砂をはじいているだけで。確かに俵の上には(左足が)乗りました。(相手を)よくみてね。落ち着いていたのがいい」

■魁聖
約200キロの巨体を生かし、輝を押し込みながら土俵際で前に落ちた。
「落ちたときは負けたと思った」と敗戦を覚悟したが、輝の足が一瞬早く土俵の外に。
土つかずの7連勝とし「明日勝ち越しを決めたい」と笑みが絶えなかった。
初日からの7連勝は、新入幕だった平成23年5月の技量審査場所で9連勝して以来。
勢いに乗っているときは全てがうまく回っていく。
際どい一番でも白星をもぎ取り「ラッキーがあるね」と声がはずむ。

■大翔丸・大奄美
追手風部屋勢がともに5連勝で6勝目を挙げ、1敗を守った。
相乗効果はあるようで、大翔丸が「刺激になる」と言えば、大奄美は「先輩も勝っているので勝たないと」と話した。
大阪出身の大翔丸は出足を利かせた攻めで蒼国来を押し出す快勝。
「地元なのでいい成績を残したい」と意欲的だった。
大奄美は千代の国の激しい突っ張りをしのぎ、豪快な上手投げを決めて「(突っ張りの)痛みに耐えました」。
気温の変化による体調を報道陣から心配されると「大丈夫。冬でも裸で寝ているから」と冗談交じりに笑い飛ばした。



18/03/17
2018.03 7日目 朝情報! 】
■鶴竜
鋭い勝負勘を見せた。
琴奨菊が左四つで一気に出てきたところで、見透かしたように体を開いて突き落とし。
無傷でまた一つ白星を重ね、「しっかり集中できている。うまく回り込めた」とうなずいた。
順調な白星街道に「これを続けていきたい」。
先場所で痛めた右手薬指も「大丈夫」と、心配はなさそうだ。

■逸ノ城
215キロの逸ノ城は、197キロの千代大龍との“400キロ超対決”で快勝した。
相手の突き放しに下がることなく、前に出ながらもろ差しでつかまえ、難なく寄り切った。
「いい相撲でした。前に前にいけた」。
過去3度の対戦では1勝だったが「(苦手意識とか)そういうのはない」と自信を持って臨んだ。
16場所ぶりの三役復帰で好調をキープ。
その巨体は日に日に存在感を増してきている。

■魁聖
大栄翔を押し出し、6連勝とした。
初日からの6連勝は新入幕だった2011年5月の技量審査場所以来。
「どうしたんだろう」とご機嫌そのものだが、土俵での快進撃の裏で、故郷ブラジルでは経験しなかった日本ならではの春の悩みと闘っている。



18/03/16
2018.03 6日目 朝情報! 】
■鶴竜
宝富士に冷や汗をかかされた。
押し込みながら悪癖の安易な引き技に頼った一番は物言いが付き、鶴竜の足が土俵外に出るのと宝富士が倒れるのが同時の判定に。
取り直しの一番で「気持ちを集中した」と相手を一方的に押し出し、初日からの連勝を5に伸ばした。
「まだ5日目。続けてやっていくことが大事」と慢心はなかった。

■松鳳山
荒鷲を逆転で破って5連勝。
相手の投げを徳俵で残して体が離れると、棒立ちの相手にぶち当たって反撃し、右上手を取ると投げで崩して寄り切った。
荒鷲の投げに「相手は決まったと思ったんでしょう」と不敵な笑みを浮かべたが、初めてとなる幕内で土つかずの5連勝には「気分はいい」と人懐こい笑顔を見せた。

■魁聖
2015年夏場所以来となる初日からの5連勝を果たした。
右四つで組むと千代丸の投げをこらえる。
左上手を引き、相手の腰を浮かせて寄り切った。
元関脇だが、昨年春場所前に右膝を負傷した影響もあり、同名古屋場所では十両転落も経験した。
けがをして以降、今では200キロを超える体のためにサプリメントの勉強をするようになったという。
「けがを乗り越えないといけないと思った。相撲も力だけじゃなく、冷静に攻めようと考えている」と逆境が糧になっている様子だった。



18/03/15
2018.03 5日目 朝情報! 】
■鶴竜
荒鷲を一方的に押し出し、初日から4連勝。
昨年初場所で金星を配給した相手だけに「油断できない」と、一層気を引き締めて臨んだ。
痛めている右手の指の状態は「まだそんなに変わらない」というが、「立ち合いがよかった。相手に合わせないよう自分の相撲をとるだけ」と胸を張った。

■遠藤
ご当地大関との対戦で、結びの一番より分厚い懸賞の束をつかんだ。
豪栄道を破り、横綱、大関戦を全て終えて3勝1敗。
新三役に向けて、いい流れを作った。
「しっかり当たって。それだけ考えてやった」。
淡々とした口調の中に満足感をにじませた。

■松鳳山
幕内で自身初の初日からの4連勝。
張って右上手を引き、出てきた琴奨菊を土俵際の出し投げで仕留めた。
同じ福岡県出身で同学年の相手との一番を制し「体がよく動いている感じはある」と表情は明るかった。

■琴勇輝
4日目の14日、右足を痛め「右踵腓靱帯損傷により14日以降1週間の休業・療養が必要である」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。
初日から3連敗と精彩を欠いていた。
4日目の対戦相手、栃煌山は不戦勝。
休場は2017年夏場所以来で7度目となる。
今場所の十両以上の休場は白鵬、稀勢の里の2横綱、平幕阿武咲に続いて4人目となった。

■勢
初日から土付かずの4連勝と元気だ。
というのも、大阪府交野市出身で、春場所はご当所場所。
大声援を背に、立ち合いで力強く踏み込み、朝乃山の突き押しにもひるまず、右が入ると一気に前へ出て寄り倒した。
「気持ちよく土俵に上がれている。いい内容の相撲も取れているのでうれしい」と白い歯がこぼれる。



18/03/14
2018.03 4日目 朝情報! 】
■鶴竜
直接対決3連敗中だった玉鷲の突き押しの中に突っ込むように、前に出て真っ向勝負。
喉輪で相手の上体を起こし、はたき込んで全勝を守った。
攻めの軸となる前みつは取れなかった。
初場所で痛めた右手の中指、薬指、小指の状態は「7〜8割」。
拳を握ろうとすると、3本の指と手のひらにペンが入りそうな隙間が空く。
「固まってるからね。力が伝わらない」と万全にはほど遠い中、一人横綱の土俵を務めている。

■栃ノ心
琴奨菊を相手に力強い相撲を見せた。
立ち合いがよく、当たった瞬間すぐ右が入り、左上手も取った。
後は相手の上手を切り、右を突きつけて起こしながら寄り切った。

■逸ノ城
関取最重量で215キロの逸ノ城が怪力と重い腰を存分に発揮した。
得意の右四つから巻き替えられ、もろ差しを許す不利な体勢にも動じず、168キロの宝富士を力強く土俵の外に運んで初日から3連勝。
支度部屋では取り口とは対照的な小さな声で「慌てなかった」とつぶやいた。
調子についても「まあ悪くはない」と控えめだが、賜杯争いの台風の目となる可能性は十分だ。



18/03/13
2018.03 3日目 朝情報! 】
■鶴竜
先場所敗れた遠藤を下し、2連勝とした。
右前まわしが取れず、突き、押しに後退したが慌てない。
回り込み、2度目のはたきで難敵を退けて「しっかりと相撲を取ろうと思ったから、体が動いた」と涼しい顔だった。
右手の薬指など指3本に痛みを抱え「自分との闘い。自分に勝ちたい」と言い切る。
横綱昇進からちょうど4年の春。最高位の責任感で土俵を引き締める。

■高安
逸ノ城に簡単にはたき込まれ、2連敗を喫した。
初日からの連敗は、2016年春場所以来、12場所ぶり。
首をかしげて引き揚げると、支度部屋では悔しそうな表情を浮かべ、質問に答えなかった。

■豪栄道
荒鷲に完勝し初日を出した。
立ち合いで右を差すと、鋭い出足で反撃を許さず寄り立てた。
2横綱不在の場所、優勝を期待するご当所の声援もひときわ大きいが、「何年やっても初日が出るとほっとする」と大きく一息。

■栃ノ心
玉鷲にはたき込まれ、1勝1敗となった。
「立ち合いは良かったけど、体が反ってしまった」。
場所5日前に痛めた左脚外側付け根をガードするためか、左太ももに前日はなかったテーピングをした。
「切り替えて頑張らないと」と話した。

■逸ノ城
2場所連続で高安を破った逸ノ城は「体重もあって動きもそんなに悪くない」と状態がいいという。
ただ「内容が良くない。まだまだという感じ」と反省しきりで「前に出る相撲を目指していきたい」と語った。



18/03/12
2018.03 2日目 朝情報! 】
■鶴竜
一人横綱の務めを果たした。
千代大龍に低く当たって、左を差し、落ち着いて前へ。
初場所で痛めた右手薬指などに不安を残す中、危なげない内容で快勝し、「立ち合いが良かった。痛いからといって、変な相撲を取らないようにと思った」と納得顔だった。

■栃ノ心
宝富士を力強く寄り切った。
6日に左脚を負傷するアクシデントに見舞われたが「大丈夫。今日で分かった。この白星は力になる」と笑った。
賜杯返還式は「初めてだからどきどきした」と振り返る。
「プレッシャーは考えないように、一つ一つに集中していきたい」。
再び賜杯を手にする期待も高まる。

■逸ノ城
落ち着いて琴奨菊を退けた。
先に左上手を与えて寄り立てられたが、土俵際で上手を引いて体を入れ替え、力強く寄り切った。
「前に前にという意識があった。左が取れたので慌てなかった」とうなずいた。
「前の三役と比べると、自信がついてきた。前に出て勝てている」と頼もしい言葉が続いた。


恒例の協会あいさつに先立ち、土俵に上がった八角理事長や三役以上の力士たちが館内の観客と共に1分間の黙とうをささげ、東日本大震災の犠牲者を悼むと同時に復興を願った。
八角理事長は黙とう後の協会あいさつで追悼の意を表し、さらに角界が昨秋から不祥事に揺れてきたことを受け、「大相撲の伝統、文化、そして誇りを協会員一同一生懸命守り、努める所存でございます」と宣言した。



18/03/11
2018.03 本場所初日朝情報! 】
■鶴竜
初日前日に行われる土俵祭りが10日、会場となるエディオンアリーナ大阪で行われた。
3横綱でただ1人、初日から出場する鶴竜は土俵祭り後、悲壮な覚悟を口にした。
右手薬指など指3本に痛みを抱えるが「(まわしを)取れなくても相撲は取れる。休みたくない、精いっぱいチャレンジしようという強い気持ちで」と出場を決断した理由を明かした。
「ダメかもしれないけど」と悪化すれば途中休場も頭をかすめるが「土俵入りを楽しみにしている人もいる」と重責を胸に立つ。

■栃ノ心
闘志を抑えられずにいる。
春場所初日を翌日に控えて土俵祭りに出席。
「いつも通りです」と平常心を強調しながらも、「(優勝して)本当に頑張らないといけない」と表情を引き締めた。

■竜電
山梨県勢47年ぶりの快挙に挑む。
今場所で8勝を挙げれば、通算300勝の大台に乗るとともに、県出身力士としては1971年九州場所の元関脇・富士桜以来の、新入幕から2場所連続勝ち越しとなる。
快挙がかかる竜電は10日、東大阪市内の宿舎で稽古に励んだ。
「いい成績を残して、もっと(上位に)上がれれば」と活躍を誓った。



18/03/10
2018.03 本場所 1日前情報! 】
■御嶽海
8場所目となった三役での初の2桁勝利を狙う。
先場所(1月の初場所)は初日から7連勝したものの、精神面にほころびが出て8勝7敗にとどまった。
今場所は同じ轍(てつ)を踏まないよう、稽古で積極的に体を追い込んできた。

■栃ノ心
大関昇進への足掛かりをつかもうと春場所に意欲を燃やしている。
初場所後は祝宴などさまざまな行事に参加し忙しい日々を過ごしたが、場所前の稽古(けいこ)ではようやく持ち前の力強い相撲が戻ってきた。
5日には、春日野部屋宿舎(大阪府交野市)に出稽古に来た大関・豪栄道と激しく手合わせし、ほぼ互角に渡り合った。
特に前半は速攻から得意の四つに組んで一気に寄り立てる力強さを見せ、「自分の相撲をしっかり取って、どこまでやれるか」と慢心はない。
豪栄道も「今の力なら(大関に)上がっても不思議じゃない」と警戒を強める。


貴乃花親方が内閣府に協会告発 立ち入り検査を要求
9日、部屋のホームページを更新し、代理人の弁護士を通じて、日本相撲協会を監督する内閣府の公益認定等委員会に告発したと発表した。
元横綱日馬富士関による暴行事件に関連して、1月に理事を解任されたことや、同事件への協会の対応について「重大な疑義が生じています」と訴えた。


9日、大阪市内で理事会を開き、道交法違反(無免許運転)で略式起訴されていた、エジプト出身の幕下大砂嵐に対し、引退勧告の処分を決めた。
理事会に呼ばれた大砂嵐は「今日、引退します」と、処分を受け入れる意向を示した。



18/03/09
2018.03 本場所 2日前情報!10:00更新 】
■鶴竜
右手薬指などを痛めて休場が懸念されていたが、春場所の出場を決断した。
8日、時津風部屋に出稽古した際は「まわしを取っても、そこからぐっと入る一握りが、いまいち」と不安を口にしていたが、その後に協会関係者が出場を明かした。

■白鵬
春場所を休場することになった。
取組編成会議が開かれた9日、休場を届け出た。
両足親指のけがで調整が遅れていた。
休場は途中から休んだ1月の初場所に続いて通算8度目で、2場所連続は初めて。

■稀勢の里
8日、春場所の休場を決めた。
大阪市港区の部屋宿舎での朝稽古に姿を見せず、師匠の田子ノ浦親方が「まだ左胸が完治していない。かばっているから、いろんなところに(悪影響が)くる。治療を優先したい」と説明した。
6場所連続休場となる。
「ちゃんとした形で、土俵に上がりたい」。
休場を決断した稀勢の里が、師匠にこう漏らした。

■高安
春場所で初優勝を狙う。
先月28日に28歳の誕生日を迎えて「一番力が出る時期。大関らしい、豪快な相撲を取りたい」と意気込む。
8日は部屋で稽古し、急ピッチで調整を続けている。
7日には時津風部屋へ出稽古に行き、正代や豊山に激しい当たりを見せて「前に出る相撲が取れた」と手応えを口にする。

▼阿武咲
3月1日頃、春場所を全休することが決まったと、報道されておりました。
>右膝の負傷により春場所を全休することが決まった。
>師匠の阿武松親方が明らかにした。
>阿武咲は小結2場所目だった先場所で右膝の後十字靱帯を損傷し、10日目から休場。
>師匠によると回復は5割程度で、春場所前の稽古では相撲を取っていなかった。
>5月の夏場所では一転して十両転落の危機となる。
>阿武松親方は「出場しようと思えば出場できるが、将来を考えて大事を取った」とコメントした。


9日、大阪市内で理事会を開催する。
2月に道交法違反(無免許運転)の罪で略式起訴されたエジプト出身の幕下大砂嵐の処分を協議。
解雇を含めた厳罰になる可能性があるとみられる。


元横綱日馬富士関による傷害事件の被害者で、西十両12枚目の貴ノ岩が春場所に出場することが9日、決まった。
師匠の貴乃花親方が明らかにした。
昨年9月の秋場所以来3場所ぶりの復帰となる。



18/03/07
2018.03 本場所 4日前情報! 】
■鶴竜
6日、前夜祭後に取材に応じ、「ぐっと一握りができない。取り直してしまう。指先の感覚が大事ですから」と複雑な胸中を明かした。
8日まで様子を見て出場可否を判断する方針。

■白鵬
6日の出稽古を回避した。
大阪市の宮城野部屋で四股など軽めの調整にとどめ「多少、疲れがたまった」と説明。
5日に出稽古を開始して出場に意欲を示していたが、「自分なりにやっていきたい。体と相談しながら」と“トーンダウン”した。

■稀勢の里
6日、前夜祭に先立ち、高石市内の二所ノ関部屋で行われた一門の連合稽古に出席。
相撲はとらず、四股やすり足など基本運動のみだった。
前日5日の連合稽古は欠席しており、「気持ちよくやりました。(感覚は)徐々によくなっている」とは言うものの調整は明らかにスローペース。
出場の可否は取組編成会議前日の8日に判断する意向だ。

■栃ノ心
6日、大阪・交野市の部屋で春場所に向けて稽古中に左足付け根付近を負傷し、急きょ帰京した。
前日5日に続き出稽古に訪れていた豪栄道との申し合いで痛め、そのまま稽古を終了。
前日の稽古後は「明日が初日でもいいよ」と好調をアピールしていた。
春日野部屋付きの三保ケ関親方は「何日も前から痛いと言っていた。普通に歩いていたし、いつも診てもらっている先生のところに行って明日(7日)の稽古も出る予定」と軽傷を強調した。



18/03/06
2018.03 本場所 5日前情報! 】
■白鵬
5日、出稽古を開始し、大阪市福島区の友綱部屋で平幕魁聖らと10番取って全勝した。
出場が前提かと問われると「もちろんです」と答え「(アクセルを)今日は踏み始めているところ」と位置付けた。
親指については「ちょっと気を使っている感覚」と説明した。

■稀勢の里
二所ノ関一門連合稽古が5日、堺市北区の尾車部屋で行われ、稀勢の里は参加しなかった。
全休した昨年秋場所前の二所ノ関一門連合稽古にも参加しており、昨年初場所後に横綱に昇進してからは初の欠席となった。
師匠の田子ノ浦親方は「本人と話して(不参加を)決めた。体を整えないといけない」と説明。
独自調整を優先させる形となったが、関係者によると、大阪市港区の田子ノ浦部屋でも稽古場に下りなかったという。
6日は二所ノ関部屋で連合稽古が行われるが、参加するかどうかは未定。

■高安
5日、連合稽古で精力的に22番取ったが、10勝12敗と負け越し。
「体力を付けるため番数をやらないと。満足はできていない」と反省を込めた。
尾車親方は「(3人の)横綱が(故障明けで)いまいちなので高安に頑張ってもらわないと。そうそう平幕に優勝されては、しゃれにならない」と期待した。

■御嶽海
課題のスタミナ強化に励んでいる。
4日は堺市堺区の出羽海部屋で幕下力士らと30番。
立ち合いの当たりや突き、押しの感触を確認し「形を崩さないことを心掛けている。30番前後は取って体力をつけたい」と明るい表情を浮かべた。

■栃ノ心
5日、大阪・交野市の同部屋宿舎で豪栄道と三番稽古を行った。
出稽古に来た格上の大関と16番とって、7勝9敗とほぼ五分に渡り合った。
「結果は別として、これぐらい稽古ができるのは幸せ。やってる時は本当に苦しいけど、終わるとすごく気持ちいい。“やった!”って気分になるよ」。
今場所の成績次第で、5月の夏場所では大関とりの期待も膨らむ。
「先場所優勝したこととかはもうなし。またゼロからね」と充実の稽古を終え、笑顔を見せた。



18/03/05
2018.03 本場所 6日前情報! 】
■鶴竜
2日、大阪市内の時津風部屋宿舎へ出稽古し、正代と12番。
初場所千秋楽で痛めた右手薬指を気にするそぶりを何度か見せた。
右でまわしを取って攻めても「うまく力が伝わっていない感じがする」と不安を口にした。
初場所後に手術を受けた左足首はテーピングもなく、回復は順調のようで「少し動きが鈍いが、(稽古を)やれば軟らかくなる」と言う。
春場所へ向けては「トレーニングをしているので体力は問題ない。これから稽古をして、自分の相撲が取れるかどうか」と慎重な姿勢も示した。

■白鵬
4日、大阪市内の宮城野部屋で、前頭石浦と若い衆を相手に15番。
右から張った3番以外は肩や胸から当たるなど、立ち合いの踏み込みを試し寄せ付けなかった。
懸念される両足親指は「大阪入りして違和感がなくなり日に日に(良くなっている)。あとは感覚のズレ。(どうしても患部に)気を使っちゃう」と話した。
今日は友綱部屋で出稽古の予定だ。

■稀勢の里
4日、大阪市内の宿舎で大関高安と相撲を18番とり、12勝6敗とした。
7勝6敗から終盤に勝ちを重ねた内容を「最初からいかないといけないけどね」。
本番まで1週間。
状態が思うように上がっていないことをにおわせた。
今日5日の二所ノ関一門連合稽古については「う〜ん、まあ…。(体調と)相談して」と参加するかどうかの明言を避け、慎重な姿勢を崩さなかった。

■栃ノ心
2日、大阪府交野市の春日野部屋で再入幕の碧山と18番取って圧倒。
ぶつかり稽古では栃煌山を鬼気迫る表情で押すなど、懸命に自らを追い込んだ。
「いい稽古をやらないと。少しずつ(状態は)上がってきている」と春場所に向けて手応えを口にした。

■嘉風
春場所に向け「大阪では消極的な相撲を取ると、遠慮ないやじというか激励が飛んでくる。受けないように頑張ります」と笑みを浮かべた。



18/01/29
千秋楽翌日 朝情報! 】
■高安
8連勝で締めて、自己最多に並ぶ12勝目を挙げた。
左四つで前に出てくる御嶽海の攻めをこらえ、最後は右からの上手投げで転がした。
8日目からは相手をはじくような力強い立ち合いが光った。
「次こそ自分が優勝したいという気持ちを持って取り組みたい。ひたすら稽古(けいこ)するしかない」と決意を新たにした。

■栃ノ心
前日に初優勝を決めた栃ノ心が、遠藤を破って千秋楽を白星で締めた。
左上手を引けなくても、前に圧力をかけて攻めた。
力強く右からすくって相手の上手を切ると、勝機とみて押し出した。
「ここで負けたら気合が足りないとか言われる。勝ててよかった」と、一息ついた。
28日、三賞選考委員会で初の殊勲賞、2度目の技能賞に決まった。
三賞ダブル受賞は2015年秋場所で殊勲、技能賞の平幕嘉風以来。
前夜はジョージアに帰省中の夫人とテレビ電話で話し、喜びを分かち合った。泣いていた愛妻の姿を見て、幸せを感じたという。
幕内優勝力士に名を連ねたが、「これからも稽古を一生懸命し、親方の言うことを聞いて、来場所もいい相撲を取れるように頑張りたい」と気持ちを引き締め直した。

■照ノ富士
8敗7休で白星なしに終わった。
右の相四つの蒼国来を相手に簡単に寄り切られ、以前の力強さは全く見られなかった。
来場所は十両転落が決定的。
昭和以降で大関経験者が十両に落ちるのは大受、雅山、把瑠都に続いて4人目となる。
けがで幕下まで番付を下げながら、幕内優勝を果たした栃ノ心に共感する部分があるようで、「自分もそうやって次に向けて頑張るしかない」と前を向いた。

■阿炎
新入幕、東前頭14枚目で千秋楽に勝って白星を2桁に乗せ初の敢闘賞受賞。
千秋楽、松鳳山を押し出して三賞を引き寄せ「力が通じないわけじゃないと思えた」と手応えを口にした。

■竜電
新入幕、東前頭16枚目で10勝を挙げ初の敢闘賞受賞。
千秋楽、千代丸の引き技に落ち、「きょうの相撲は良くなかった」。
複雑な表情を浮かべながら、「まだまだ始まったばかり。これから番付を上げたい」と先を見据えた。


・新入幕の三賞受賞は昨年秋場所の朝乃山以来となる。

・大相撲初場所は千秋楽の28日も入場券が完売し、15日間満員札止めとなった。
 昨年起こった元横綱日馬富士の傷害事件以降、不祥事が次々と明らかになっている中でも盛況だった。
 取組への懸賞は当初2200本以上申し込まれていたが、白鵬と稀勢の里が休場した影響もあって1988本にとどまり、過去最多だった昨年夏場所の2153本には届かなかった。



18/01/28
千秋楽 朝情報! 】
■栃ノ心 【初優勝】
ジョージア出身力士として初の幕内優勝を果たした。
右膝のけがで幕内から一時、幕下まで落ちた苦労人は「人生でも忘れられない日になった」と喜んだ。
松鳳山を寄り切った瞬間は、部屋の教えを守り、顔に感情を表さなかった。
だが、テレビのインタビュー中に感極まって顔をぬぐった。「うれしい涙です」

平幕優勝は、1958年の年6場所制定着以降18例目。
平成以降では9例目。
30歳3カ月での初優勝は、年6場所制では7番目の年長。
新入幕から所要58場所は、2000年春場所の貴闘力に並ぶ4番目の遅さ。

■鶴竜
高安に押し出されて4連敗。
激しい動きの中で、最後は引いて相手を呼び込んでしまった。
4場所連続で休場した影響が終盤に出たようで「15日間取る難しさを感じた。精神面、体力面の両方で」と話した。

■豪栄道
14日目でようやく勝ち越した。
左を差して御嶽海を一気に寄り切った取り口には「立ち合いが良かった」と及第点だったが、成績については「全然、納得できない。星数が上がっていないから」と渋い表情だった。



18/01/27
14日目 朝情報! 】
■高安
立ち合いで荒鷲をはじき飛ばすと、二の矢、三の矢の突きを見舞って圧勝した。
「しっかり踏み込めた。理想の相撲」と満足そうに振り返った。
大関昇進後4場所目で初めて白星を2桁に乗せた。
これまでを「大関らしい相撲ができず、成績も伴わなかった」と反省しつつ、「残り2日もきょうみたいな相撲を取りたい」と気を引き締めた。

■御嶽海
2敗の鶴竜を押し出しで破り、勝ち越し。
印象度抜群の横綱斬りで2桁の勝ち星に望みをつなげ、来場所以降の大関とりに視界が広がってきた。

■栃ノ心
マジック「1」が点灯した。
逸ノ城との平幕対決を制して1敗を守った。
2敗だった鶴竜が御嶽海に敗れたため、14日目に松鳳山に勝てば初優勝が決まる。
平幕優勝となれば、12年夏場所の旭天鵬以来で、15日制では通算20人目。
平幕が14日目以前に優勝を決めれば、01年秋場所の琴光喜以来となる。



18/01/26
13日目 朝情報! 】
■逸ノ城
12日目、嘉風を豪快に押し倒し、7連勝で勝ち越しを決めた。
関取最重量215キロの体を存分に生かし、西前頭筆頭で勝ち越し、16場所ぶりの三役復帰が見えてきた。
「よかった。気持ちいい。しっかり動いている」とニッコリ。
体重については、「できればもう少し落としたい」と願望を口にした。
三役復帰へ「あと残りしっかりがんばる。そのために残り勝ちたい」と意気込んだ。

■栃ノ心
12日目、玉鷲を寄り切って1敗を守り、結びの一番で横綱鶴竜が遠藤に押し出されて2敗に後退したため、単独トップに立った。
所属する春日野部屋の不祥事が表面化するなか、初優勝に向けて前進した。
12日目終了時点で平幕が単独トップなのは平成16年夏場所の北勝力以来。

■照ノ富士
12日目、2型糖尿病のため3日目から休場し、前日に再出場した照ノ富士は5敗(7休)となり、来場所での十両転落が決定的となった。
大関経験者が十両に落ちれば昭和以降で大受、雅山、把瑠都に次いで4人目。
この日は大奄美に一方的に寄り切られ「芯から力が出ていない。千秋楽まで相撲を取って、もう一回体をゼロから鍛え直したい」と話した。



18/01/25
12日目 朝情報! 】
■玉鷲
鶴竜に土をつける殊勲星。
持ち前の馬力十分の突き放しで前まわしを与えず、たまらず引いた横綱を押し出し、「自分も低くして中に入れさせないようにと思った」と喜んだ。
関脇に返り咲いて既に7敗を喫していたが、「優勝争いを面白くできてよかった。あしたも楽しみ」と不敵な笑み。

■栃ノ心
宝富士に土俵際まで追い詰められたが、起死回生の突き落としで10勝目を手にした。
物言いがつく辛勝に「あぶなかったねー」。
結びの一番で全勝の鶴竜が敗れたことで、1敗で首位に並んだ。
平成24年夏場所の旭天鵬以来、6年ぶりの平幕優勝も見えてきたが「まだまだ早いでしょ。やることをやって」と気を引き締め直した。

■栃煌山
12日目の25日、休場した。
11日目を終えて6勝5敗で、左肩付近の負傷とみられる。
休場は2014年名古屋場所以来4度目で、12日目の対戦相手、豊山は不戦勝。

■照ノ富士
石浦の注文相撲にはまって簡単に送り出された。「やっぱり体幹から力が出ていない」。
糖尿病の悪化に加え、インフルエンザも患った後だけに言葉にも元気がない。
東前頭10枚目で、白星もなく、幕内残留の道は険しいが「大関から落ちたら、どこまで番付が落ちても一緒。復活したくて感覚を取り戻したい気持ちで出ている」と胸中を明かした。



18/01/24
11日目 朝情報! 】
■鶴竜
危なげなく隠岐の海を退けた。
すぐに右上手を取り、出し投げで崩し送り出し。
「いいところが取れた。体がよく反応した」と納得の内容だ。
初日からの10連勝は自身最高で16年九州場所以来3度目。
進退の懸かった場所で2桁に乗せても「安堵(あんど)とか、そういう気持ちを持たず、一日一日、また明日から」と慢心はない。

■栃ノ心
過去に29度対戦して5度しか勝てていない合口の悪さを一切感じさせなかった。
琴奨菊を右四つで捕まえると、両まわしを強烈に引きつけ、力強く寄り切った。
ただ1人の1敗を守り、鶴竜の背中を追う。
優勝争いについて問われると、本人は「どうですかね。今日終わったのでまた明日」と語った。
すでに横綱、大関戦は終えているだけに、藤島審判長は「栃ノ心次第でしょう。どこまでついていけるか」と後半戦を展望した。

■照ノ富士
3日目から休場していたが、11日目から再出場することが決まった。
当初「2型糖尿病」で休場し、その後、インフルエンザを発症していた。

■大栄翔
「しっかり突き放して前に出ようと思った」と言う通り、もろ手で栃煌山を起こして右、左とテンポ良い突き。
三役経験豊富な実力者に完勝した。
自己最速となる10日目での勝ち越しを決めても、「喜び過ぎてはいけない。これも勉強したことの一つ」と語る。



18/01/23
10日目 朝情報! 】
■鶴竜
荒鷲を問題にしなかった。
頭で当たって左前まわしを引き、右を浅く取り直してから寄り切った。
初対戦だった1年前の初場所は立ち合いに厳しさを欠き、不覚を取っただけに「今回はそういうことがないように」と油断しなかった。

■栃ノ心
御嶽海との1敗対決を制し平幕勝ち越し一番乗りとなった。
右のかち上げから突っ張り、右四つに組み止めると164キロの相手を豪快につり出した。
「うれしい。よかったね」と素直に喜んだ。
全勝の鶴竜を1差で追うのは栃ノ心だけ。
横綱、大関との対戦を終え初優勝の期待が膨らむ。
八角理事長は「今日の立ち合いをしていれば最後までいけるんじゃないか。強いね」と称賛した。

■阿炎
9日目の22日、新入幕の阿炎が今場所2度目の3連勝で6勝目を挙げた。
この日は、同じ23歳の朝乃山を相手に、回転の良い突っ張りから引き落とした。
「窮屈になったけど落ち着いていてうまく決まった」と自画自賛した。

■安美錦
6日目から休場していた幕内最年長、39歳の安美錦が23日の10日目から再出場することになりました。
初場所5日目に、幕内出場回数で歴代4位の寺尾に並ぶ1378回目の出場となりましたが、この日の取組で右ひざをケガし、6日目から休場していました。
同じ日に、師匠の伊勢ヶ濱親方は「ひざの炎症がおさまれば出られる。本人も出たいと言っている」と話していました。



18/01/22
9日目 朝情報! 】
■鶴竜
8日目、正代を上手出し投げで退け、初日からの8連勝で勝ち越しを決めた。
御嶽海が逸ノ城に寄り切られて初黒星を喫したため、鶴竜が単独トップに立った。

■栃ノ心
7勝1敗で中日を終えた。
前日7日目は全勝対決で横綱鶴竜に敗れたが、この日は嘉風を突き出し、連敗を阻止。
昨年11月8日に生まれた長女アナスタシアちゃんに会いたい。
場所後の2月、西アジアの故郷ジョージアに帰国したい。
師匠の春日野親方に許可をもらうべく、V戦線に残って好成績を残す。


十両8枚目の大砂嵐が、無免許運転で追突事故を起こした疑いが浮上したことを受け、9日目の22日から休場することになった。
大嶽親方は22日未明、東京都江東区の大嶽部屋で取材に応じ、事故を知ったのは21日夕にあった協会からの連絡だったことを明らかにした。
休場の理由については「これだけの問題を起こして協会、私に報告しなかったということで休場をお願いした」と説明した。



18/01/21
中日 朝情報! 】
■鶴竜
心技体が充実してきた横綱に隙はなかった。
栃ノ心との全勝対決に快勝だ。
「油断はできないので気を引き締めて集中していった」
過去20勝1敗と合口の良い相手だったが、落ち着いた口調で最高位の風格を示した。

■豪栄道
埼玉栄高の後輩、貴景勝に貫禄を示した。
相手の突き、押しを低い姿勢でこらえ、慌てず左下手を引くと一気に前進して押し出した。
5勝目に「悪くはない。まだまだ負けてられない」と涼しい顔で話した。

■御嶽海
勢いが止まらない。
2横綱1大関を破った嘉風に付け入る隙を与えず、先手先手と攻めた末、引き落として無敗を守った。
関脇の初日からの7連勝は、昨年春場所で10連勝した高安以来。



18/01/20
7日目 朝情報! 】
■鶴竜
一人横綱の重圧もなんの、腰の重い琴奨菊に苦しみながらも、初日からの白星を6つ重ねた。
相手得意の左四つ。
一枚まわしの右上手が命綱になった。
寄られても上手投げで回り込んで耐え、体を入れ替えて逆襲し寄り切った。

■御嶽海
2場所続けて敗れていた北勝富士をぐいぐいと押し出した。
右手で腹、次いで胸を押し上げ、左からは強烈なおっつけ。
相手の重心をうまく浮かせた攻めには手応えがあるようで、「基本ですからね」と納得の表情だった。
2横綱が休場し、2大関が2敗に後退する中で、関脇の存在をアピールする6連勝。
「まだまだこれから。一日一番、集中していきたい」と気合が入っている。

■嘉風
3日連続の殊勲星を挙げた。
左脇を締めて豪栄道に差させず、大関の足がそろったところでタイミング良くはたいた。
「狙っていたわけじゃなく、たまたま。反応が良かった」と振り返った。



18/01/19
6日目 朝情報! 】
■稀勢の里
6日目の19日から休場することが決まった。
師匠の田子ノ浦親方が同日、明らかにした。
3日連続で金星を与え、5日目まで1勝4敗と不振だった。
田子ノ浦親方によると、5日目の嘉風戦で、かつて痛めた左胸を負傷したという。
親方は「まずはけがを治して、一日も早く土俵に立てる体、状況をつくらないといけない。自信もつけ、心も鍛え直さないと」と述べた。

■御嶽海
無敗をキープした。
玉鷲との激しい押し合いも、タイミングよく両ハズを入れて押し出した。
初日からの連勝を自己最長の5に伸ばしたが、「しっかり前に出ることができた。自分の相撲ですね。一日一番、自分の相撲を取る。それだけです」と飄々(ひょうひょう)と語った。

■栃ノ心
豪栄道との力相撲を制した。
右四つに組んで差し手を返されたが、前に出ながら左上手を取った。
最後は胸を合わせ、まわしを強烈に引き付けての寄り。俵に足を掛けて懸命に耐える大関が力尽きるのを待つだけだった。
幕内では自身初となる初日からの5連勝。
「重かったし、疲れたけど、うれしいね」と語った。



18/01/18
5日目 朝情報! 】
■白鵬
4日目、嘉風にはたき込まれ2勝2敗。
左足親指を負傷し、18日の5日目の出場は当日朝の様子を見て判断するという。

■稀勢の里
4日目、琴奨菊に突き落とされて、序盤戦で3敗目となった。
黒星は2つも先行、連日の金星配給となり、不安が不振へ。途中休場の危機に直面する。

■御嶽海
貴景勝を引き落としで退けた。
初日からの4連勝は幕内では初めての好発進だが、「しっかり相手を押し出したい。これでは満足できない」と反省が口をついた。



18/01/17
4日目 朝情報! 】
■鶴竜
16日、初日から3連勝。
嘉風に当たって、下がらずよく見て突き落とした。
初日から安定した内容で3連勝。
「よく見て、反応できた。流れでパッとね」と口調は軽い。
場所前は“進退場所”との声もあったのがウソのように、横綱で勝ちっ放しは1人だけ。
験担ぎか?少し伸びたあごひげを指摘され「伸びるの早いから。もうそりますよ」と照れていた。

■北勝富士
16日、横綱白鵬を初めて破り4場所連続で金星を獲得した。
1999年夏場所の元関脇土佐ノ海以来、昭和以降では2人目の快挙。

■逸ノ城
16日、稀勢の里から2場所連続の金星を奪った。
頭からきた横綱に当たり負けず、右で差し手争いを制し、左上手でまわしも引いた。
「うれしいですね。ああなったら自信あります」。
先場所の金星は8日目だったが、決まり手は同じ寄り切り。
幕内最重量の215キロ。前日も白鵬が「重たい」とこぼした巨漢は「ま、体重はあります」。
存在感を増してきた。



18/01/16
3日目 朝情報! 】
■稀勢の里
当たりの強い北勝富士を相手に、踏み込みよく頭から当たった。
左は差せなかったが、終始前へ前へと攻め込んで最後は左をねじ込んで寄り切った。
初日は敗れたものの、内容は悪くなかった。
左も使えるようになって、力強さが戻った。

■鶴竜
初日に稀勢の里を破った貴景勝を難なく押し出した。
低い重心から繰り出される相手の突き押しを、ものともしなかった。
左から張り手をかまして右を差しつつ、相手のお株を奪うような押し相撲だった。
「初心を思い出していかないと」。
初日の北勝富士戦の最後は引き技。
この日は前に出続ける相撲を徹底した。


15日、現役を引退した元幕内北太樹の小野川親方が、両国国技館で記者会見し「一番一番、真剣に全力で取り組んだ。悔いなく相撲が取れた」とすがすがしく、約20年間の力士人生を振り返った。
思い出の一番には先代師匠の北の湖親方が死去した2日後の、15年九州場所千秋楽の佐田の富士戦を挙げた。
白星で飾り「北の湖部屋最後の相撲。勝たないとと思い、すごく記憶に残っている」と感慨深げだった。
断髪式は5月の夏場所後に国技館で実施する方向。



18/01/15
2日目 朝情報! 】
■稀勢の里
4場所連続休場からの再起を目指すが、いきなりつまずいた。
新小結の貴景勝を左おっつけから攻めたが、土俵際で逆転のとったりを決められ、出場した4場所連続で黒星発進となった。

■御嶽海
4場所連続で関脇を務める御嶽海は、西前頭2枚目の琴奨菊と対戦。
寄り切りで勝ち、新年最初の相撲を白星で飾った。

■貴景勝
横綱撃破という最高の結果で18年をスタートさせた。
行司差し違えで1度は軍配が相手に上がっただけに「ガムシャラにやった結果。たまたま逆転できただけ」と、最後は自然に体が動いたという。
稀勢の里からは、昨年11月の九州場所に続き2場所で白星を挙げた。



18/01/14
初日 朝情報! 】
■白鵬
13日、土俵祭りを終え「いよいよ。今年1年もいろいろあると思うけれど」などと話した。
前人未到の幕内1000勝まであと30勝として新しい年を迎えた。
一方で横綱審議委員会から、張り手、かちあげが目立つ立ち合いに苦言を呈されている。
初日は阿武咲、2日目は逸ノ城が相手で「いつも通りやるだけです」と余裕を感じさせた。

■稀勢の里
初場所への意欲を問われ「頑張るだけですね。(状態は)いいんじゃないですか」と話した。
鶴竜と同じく4場所連続休場からの復活がかかる。
出場は11日まで状態を見て決断した。
「集中して相撲を取ることを意識して、一生懸命、しっかりやるだけです」といつも通りの言葉で、力みを感じさせなかった。

■鶴竜
土俵祭り後「ファンの人、支えてくれる人のために頑張ります」と4場所連続休場からの復活をあらためて誓った。
昨年名古屋場所で途中休場した際、師匠の井筒親方は「次に出る時は結果を出さないといけない」と進退問題に及ぶ可能性を口にした。
だが「そこまで意識せず、1日1日集中して」と自然体で臨む。

■御嶽海
「体調は悪くない」と新年から実戦的な稽古に積極的に励んできた。
初場所を終えると、後援会などが主催する関脇昇進の「祝賀会」が2月12日に松本市で開かれる。
「祝ってもらえる場を盛り上げる結果を残したい」と気を引き締めた。

■阿武咲
初日に横綱白鵬戦が組まれたことに「楽しみでしかないです。(初場所初日から)最高ですね」と喜びを隠せなかった。
張り手、かちあげなどの多用で横綱審議委員会から苦言を呈された白鵬の立ち合いにも注目が集まる。
「それは何も考えていません。自分は挑戦者ですからね」と全力でぶつかる覚悟を明かした。


13日、幕内経験者で西三段目31枚目の双大竜の現役引退を発表した。
福島県出身の双大竜は、東農大を経て2005年夏場所初土俵。
09年秋場所新十両。
幕内在位は前頭15枚目で新入幕を果たした13年春場所の1場所。

13日、元幕内で東幕下3枚目の北太樹の現役引退と年寄「小野川」襲名を理事会で承認したと発表した。
北太樹の小野川襲名に伴い、元幕内大道の小野川親方が年寄「音羽山」に名跡を変更した。



18/01/13
本場所1日前情報! 】
■稀勢の里
12日、取組編成会議では2日目までの取組を決め、4場所連続休場からの再起を期す稀勢の里は初日に新小結の貴景勝、2日目に北勝富士との顔合わせとなった。
稀勢の里はこの日、田子ノ浦部屋には姿を現さなかった。
部屋付きの西岩親方によると休養に充てたもようだ。
ここまでは精力的に番数をこなし「しっかり戦える準備はできた」と場所前の調整に自信をのぞかせていた。


12日、十両・貴ノ岩はこの日までに初場所の休場届と「頭部外傷、頭皮裂創痕、右乳突蜂巣(ほうそう)炎痕」との診断書を提出した。
摘要には「繰り返す頭部打撲は、慢性硬膜下血腫発症の危険性を増すため、受傷後約3カ月程度は頭部打撲を避ける必要があり」と添えられた。

※大相撲LIVE(Abema TV)
2018年1月からはAbemaTVで生放送が開始される様です。
興味のある方は見てみてください。
■大相撲LIVE 初場所(序ノ口〜十両)【初日】
https://abema.tv/channels/world-sports/slots/8WFadN4vTcNCJb
■大相撲LIVE 初場所【初日】
https://abema.tv/channels/abema-special/slots/9UmUC9gjdwwGoh



18/01/12
本場所2日前情報! 】
■白鵬
11日、友綱部屋に出稽古した。
初場所に向けて、魁聖、十両旭秀鵬、山口を相手に計13番取って全勝だった。
横綱審議委員会から取り口について苦言を呈されていたが、この日は立ち合いの張り手やかち上げはなかった。
「前に出るとやっぱり、次にチャンスにつながっていく。流れというかね」と、手応えを感じた様子だった。

■稀勢の里
11日、田子ノ浦部屋で初場所に向け「しっかり戦える準備はできた」と出場を明言した。
汚名をそそぐためにもやるしかない。
この日、出稽古は行わず、田子ノ浦部屋で四股にすり足、立ち合いの確認など軽めの調整をこなした。
そして稽古後。
「しっかり戦える準備はできた。あとは微調整して初日を迎えたい」と初場所の出場に踏み切ることを明言した。

■鶴竜
11日、初場所の出場を表明した。
結果次第で進退を問われる可能性もある中、約半年ぶりとなる本場所復帰に踏み切り、「一日一日集中してやるだけだと思う」と決意を語った。
昨年は足首に続いて腰も痛め、稽古を十分に積めない悪循環に陥った。
師匠の井筒親方が「稽古の貯金がなくなっている」と心配する状態だったが、今場所前は土俵で久々に元気な姿を見せた。


宮内庁長官は11日の定例記者会見で、天皇、皇后両陛下が昨年まで3年連続で観戦されている大相撲初場所について、今年は取りやめとなった、と明らかにした。
昨年10月に日本相撲協会から招待を受け、検討していたが、元横綱・日馬富士による暴行事件などを受け、今週に入って協会から「昨今の情勢を踏まえて辞退したい」と申し入れがあった。



18/01/11
本場所3日前情報! 】
■稀勢の里
八角部屋に出稽古し、昨年11月の九州場所で金星を配給した北勝富士と精力的に稽古をこなした。
相手の右おっつけに苦戦するなど12番で8勝4敗。
最初の5番は2勝3敗と劣勢だった。
昨年3月の春場所で左腕を痛めてから、左からの攻めが影を潜めているだけに不安が残る内容。
それでも「いい稽古になった。突き、押しの力士とやると体が動く。いい仕上がりになってきた」と前を向いた。

■鶴竜
初場所に出場することが11日、決まった。
本人が「場所は出ますから」と明らかにした。
4場所連続休場からの再起を期す。


新弟子検査が10日、両国国技館で行われ、史上2位の優勝32度を誇る元横綱・大鵬(故人)の孫、納谷幸之介ら受検した9人全員が身長1メートル67、体重67キロ以上の体格基準を満たした。
納谷は身長、体重とも9人の中で最も大きい1メートル88、166キロでパス。
内臓検査の結果に問題がなければ初場所初日に合格が発表され、3日目(16日)の前相撲でデビューする。



18/01/10
本場所4日前情報! 】
■稀勢の里
初場所出場を明言した。
尾車部屋への出稽古を終えた後、「初日に向けて、あと3、4日で仕上げて、場所で結果を出したい」と話した。
8日は尾車部屋で行われた二所ノ関一門連合稽古で琴奨菊、嘉風と取って14勝3敗。
「昨日は手応えが自分なりに見えた。それを確信に変えるつもりで」と再び嘉風と胸を合わせた。
左の差し手を殺されても慌てず、相手の上体を起こして右上手を取ってから寄り切るなど、14番で12勝2敗と圧倒した。
休場が続いた昨年の九州場所までは見られなかった粘り強さが出てきた。
「いいと思う。うまくバランスが取れている」と納得の口ぶりだった。

■鶴竜
「(状態が)上がってきているのは確か。昨年一年はつらかった。応援してくれる人に恩返しをしたい強い気持ちがある」と話す一方で、出場については「番数が増えると(足首に)痛みが出てくる。(取組編成会議まで)あと3日なので。しっかり準備をして、そこから決めたい」と慎重な口ぶりだった。

■高安
9日、時津風部屋に出稽古し、同じく出稽古に来た逸ノ城らと13勝3敗だった。
関取最重量で215キロの逸ノ城の得意な右四つになっても力強く寄り切るなど順調な調整ぶりで「しっかり稽古をしていくだけ」と自らに言い聞かせた。
ぶつかり稽古で横綱白鵬の胸を借り、砂にまみれた。
「大関になっても胸を出してもらって、感謝している」と述べた。


新春恒例の奉納土俵入りが9日、東京・明治神宮で行われ、白鵬、稀勢の里、鶴竜が参加した。
傷害事件を起こした日馬富士が引退したため3横綱での実施で、観衆は2800人。
最近では14年(白鵬、日馬富士)と並ぶ少なさで、3横綱で行われた15年以降では最少となった。
稀勢の里が横綱に昇進した昨年は、21年ぶりに年6場所の全90日間が満員御礼となるなど活況を呈したが、年が明けると様相は一変した。

※宇良
昨年11月の九州場所後に右膝を手術したため、初場所を全休することが8日、分かった。
師匠の木瀬親方が明らかにした。
3月の春場所は12場所ぶりに幕下へ転落することが確実となった。



18/01/09
本場所5日前情報! 】
■白鵬
8日、友綱部屋に出稽古して、魁聖らと16番連続で相撲を取った。
昨年12月の横綱審議委員会の臨時会合で苦言を呈された張り手が1度だけ出たが、反省するかのように稽古後に自ら、取り口を改善する意向を示した。

■稀勢の里
8日、尾車部屋で行われた二所ノ関一門連合稽古に参加し、復調気配。
琴奨菊、嘉風と17番取って14勝3敗。
まわしが取れずに攻められても土俵際で踏ん張るなど、下半身に粘りがあった。
昨年初優勝を飾った初場所への出場に向け、最終調整に入る。

■鶴竜
8日、尾車部屋へ出稽古し、二所ノ関一門の連合稽古に参加した。
嘉風と10番続けて相撲を取り、9勝1敗と寄せ付けなかった。
初場所の出場こそ明言しなかったが、順調な調整ぶりをうかがわせた。

■高安
7日、右脚の負傷により2場所連続休場中の高安は、出稽古に来ている飛龍高の相撲部員に胸を出し「押せ」「腰を落とせ」と声を掛けながら指導した。
1週間後に始まる初場所に向けては「状態はいい。このままペースを上げて調整できればいい」と話した。



17/11/29
日馬富士 引退! 】
29日、現役を引退した。
日本相撲協会に引退届を提出して受理された。
鳥取県警の捜査や相撲協会危機管理委員会の調査が進む中、不祥事の責任を取る形で自ら身を引くことを決断した。
日馬富士は同日午後、福岡県内で記者会見を行った。
「貴ノ岩にケガを負わせ、横綱としての責任を感じた。本日をもって引退させていただく。国民の皆様、相撲協会に大変ご迷惑をかけたこと、心からおわび申し上げます」と語り、深々と頭を下げた。



17/11/27
千秋楽 翌朝 情報! 】
■日馬富士
暴行問題を起こした横綱日馬富士関の師匠、伊勢ケ浜親方は26日、日馬富士関が12月3日に長崎県大村市で始まる冬巡業を全休すると明言した。
九州場所の途中休場理由である左腕の負傷が原因とし、現在は福岡県太宰府市の部屋宿舎に滞在中と説明した。

■白鵬
26日、千秋楽を迎え、前日に2場所ぶり40回目の幕内優勝を果たした白鵬は豪栄道を上手投げで退け、14勝1敗で終えた。

■稀勢の里
腰や左足首の負傷のため、10日目から休場した横綱稀勢の里が12月3日からの冬巡業を全休することになった。
田子ノ浦親方が26日、明らかにした。
同親方は「途中から(参加)も厳しい。治療を優先する」と話した。

■高安
田子ノ浦親方によると、右脚のけがで13日目から休場した弟子の大関高安については、冬巡業に最初から参加する見込み。

■阿武咲
宝富士を電車道で運んで勝ち越した。
11日目に7敗目を喫し、勝ち越しへ後がなくなってから4連勝。
「土俵に上がっている以上、諦めたら終わり」と言うように、気持ちを切らさずに踏ん張った。
初日に日馬富士を破ったものの、その後は横綱、大関にはね返されて6連敗を喫した。
来場所は新関脇への昇進が濃厚だが、「反省しかない。上位に勝たないと、これから先はない」と気持ちを引き締め直した。

■貴景勝
21歳の貴景勝は、前日まで優勝を争っていた隠岐の海を一方的に押し出して自己最多に並ぶ11勝を挙げた。
「結果だけでなく、精神的にも成長できた」。
2横綱1大関を破ったことが評価され、殊勲賞も手にした。

■安美錦
千秋楽、勝ち越しを決めると、感情を抑えられない。
「勝ち負けがある世界なので、つらいことだらけですけど、まあこうやってね。良かったです」。
昭和以降最年長の39歳0カ月で再入幕した場所で12度目の三賞となる敢闘賞までつかみ、声を震わせた。


日馬富士暴行問題
26日の九州場所千秋楽後、福岡・田川市内で開かれた打ち上げに参加。
会場は貴乃花部屋に隣接する「相撲茶屋 貴ノ花」で、後援会関係者らが出席した。
同日夜放送されたフジテレビ系「Mr.サンデー」によると、貴乃花親方は「正々堂々と戦っていく。それが巡業部長の務めだと思っています。ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」とあいさつしたという。
さらに「貴ノ岩の容体は普段の転んだり、普通に殴られたりしてできるような傷ではありません」と貴ノ岩の症状を説明。
「正当に裁きをしていただけなければいけないというのが、巡業部長の責任」などと語ったと伝えた。
貴乃花親方は打ち上げ後、帰京した。



17/11/26
千秋楽朝 情報! 】
■白鵬
25日、勝てば優勝が決まる結びの一番に遠藤を厳しい攻めで一方的に勝負をつけ、前人未到の40回目の優勝を決めた。
場所中に同じ横綱の日馬富士の暴行問題が発覚し、土俵外の不祥事に揺れた一年納めの場所。
白鵬は「言葉にならないくらいうれしい」と優勝回数が大台に乗ったことを喜ぶ一方、「本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と複雑な心境を見せた。

■御嶽海
25日、荒鷲を押し出しで破り勝ち越しを決めた。
これで、今年の6場所全てで勝ち越した事となる。
「自分の相撲が取れたので良かった」とうなずいた。
場所前に左足親指の付け根付近の靱帯を損傷。
腫れもひかず、親指を地面につくこともできなかった。
それだけに「(勝ち越しは)無理だと思いました」。
だが、ふたを開けてみれば前半戦に白星を積み重ねた。
「ホッとしました。こういうけがをしたことがなかったので、けがしたらこうなるんだと、身に染みて分かった」と胸をなで下ろした。

■逸ノ城
嘉風を退けて10勝目。
まわしは引けず、いなされても冷静に対応して押し出した。
横綱、大関との対戦があった場所では、新入幕だった2014年秋場所以来の2桁白星。
「久々なのでうれしい」と言い、憎めない笑顔を見せた。
今場所は下半身がどっしりとした内容が目立つが、「もったいないのが2番あった」と反省も忘れない。
「あしたは一年の締め、今場所の締めなので、しっかりいきたい」と意気込んだ。


日馬富士
暴行問題で、負傷した平幕貴ノ岩の師匠、貴乃花親方が誤った情報を指摘した。
九州場所14日目の25日、日本相撲協会の役員室に呼び出されて対応。
貴ノ岩と連絡を取った元旭鷲山がテレビやフェイスブックなどで発信している貴ノ岩発言が正確でないと説明した。
協会から貴ノ岩への聴取は、引き続き拒否した。



17/11/25
14日目朝 情報! 】
■白鵬
史上最多の大台40回目の優勝に王手をかけた。
宝富士をはたき込み1敗を死守。
今年54勝目を挙げ、2年ぶり10度目の年間最多勝も確定させた。

■高安
「右内転筋筋損傷で3週間程度の加療を要する」との診断書を相撲協会に提出して13日目から休場した。
12日目の北勝富士戦で負傷。
休場は右太ももを痛めて3日目から休場した秋場所に続き2場所連続3回目。
この日対戦予定だった豪栄道は不戦勝。
11日目に8勝目を挙げており、初のカド番は脱出していた。

■逸ノ城
威力十分の立ち合いで御嶽海を引かせた。
そのまま圧力をかけて簡単に押し出し、「ちょっとびっくり。つかまえてからと思ったけど。きょうはたまたま」と自身も驚く圧勝だった。
前日から大関、関脇と破って9勝目を挙げ、「来場所で大負けしないようにしたい」と三役復帰をにらみながら、自分を戒めるような言葉も出た。

■隠岐の海
「最悪の相撲」と苦笑しつつ振り返った。
それでも、勝ったことに意味がある。
首位を走る白鵬との1差を堅持し、独走に待ったをかけた。
ぶつかった直後、胸を合わせれば力を発揮する栃ノ心に左上手を引かれた。
劣勢に立たされたが、左を固めて右差しを許さなかったのが功を奏する。
寄られて後退した土俵際で、下がりながら右下手投げ。
相手が先に落ち、執念の逆転勝利を果たした。

■妙義龍
14日目、「左膝半月板損傷で九州場所の休場と2週間の安静加療を要する」との診断書を提出して休場した。
14日目の相手、正代は不戦勝。
2014年秋場所以来、7度目の休場となった妙義龍は負け越しが決まった。


日馬富士
24日、日本相撲協会の危機管理委員会による調査が難航する気配が漂ってきた。
協会関係者によると、危機管理委は23日に現場の酒席にいた鶴竜と照ノ富士から東京都内で事情聴取。
だが暴行を受けた貴ノ岩に応じる気配が全く見られない。
協会は24日の午後、貴ノ岩関の師匠、貴乃花親方が2度にわたって役員室へ足を運んだが、滞在時間はいずれも3分程度。
終了後は無言で引き揚げた。
春日野広報部長は「何も言えないし、言わない」と説明を避けた。



17/11/24
13日目朝 情報! 】
■貴景勝
自己最高位に並ぶ西前頭筆頭で勝ち越した。
10日目の松鳳山戦で張られた上唇の周辺が大きく腫れる痛々しい姿。
玉鷲のぶちかまし、激しい突きを受けても「引っ張ってくれるのは気持ちだけ」。
その言葉通りに気迫で激痛をこらえ、左はず押しから形勢を逆転した。

■北勝富士
高安を破り、今年夏場所以来自身2度目の10勝目を挙げた。
立ち合いで強烈なかち上げを受けたが踏ん張り、タイミングよく引き落としを決めた。
「ひと押しで(高安が)結構下がって『いける』と思った。足がそろっているのが見えたし、そのまま押したかったけど、勝ちにこだわったっすね」。

■逸ノ城
豪栄道との1分近い一番を制し、2場所連続の勝ち越しを決めた。
もろ差しを許しても左上手は決して離さず、最後は押しつぶすように投げた。
体力を生かして大関を破り、「全然慌てなかった。力が出せた」と振り返った。


日馬富士
23日、酒席に同席し、現在開催中の九州場所を休場している鶴竜、照ノ富士に事情聴取したことが相撲協会関係者への取材で分かった。
貴ノ岩への聞き取り調査については、相撲協会は複数回、貴乃花親方に要請しているものの、「警察の調査に任せている」などとして拒まれている。
酒席で同席していた白鵬は九州場所後に聴取を受ける予定。
相撲協会は貴ノ岩が被害届を出した鳥取県警の捜査に協力し、警察の聴取を終えた関係者への聞き取りを進めている。



17/11/23
12日目朝 情報! 】
■白鵬
11日目、結びの一番で嘉風に寄り切りで敗れた際、納得がいかない表情で立ち尽くし、場内が騒然となる一幕があった。
ここまで10連勝で、気合十分の立ち合いだったが、踏み込んでこなかった嘉風にもろ差しを許した。
直後に、待ったと言わんばかりに脱力したが、立ち合いは成立。
そのまま一気に土俵の外に押し込まれた。
腰に手を当てて土俵に戻ろうとせず、土俵下で約1分間、右手を挙げながら審判にアピール。
物言いは付かず、嘉風が勝ち名乗りを受け、弓取り式が始まっても、首をかしげながら、土俵にとどまったまま。
「納得いかないというのはない」と平静を装ったが、「呼吸が合わなかった」と未練を見せた。

■高安
11日目、得意のかち上げで上体を起こすと休まず突いて出て、幕内最重量の逸ノ城を土俵外まで持って行き、持ち味を発揮した快勝だった。
カド番脱出を決め「踏み込めた良い相撲だった」と笑顔を見せた。

■北勝富士
埼玉栄高の大先輩、豪栄道に3度目の挑戦で初勝利。
押し込まれた土俵際で素早く回り込み、もろ差しになっても攻め急がなかった。
「落とし穴があると思っていた。研究の成果」。
首投げが来ても慌てることなく、最後は両手で押して大関を土俵下まで吹っ飛ばした。


日馬富士
負傷した貴ノ岩の師匠にあたる貴乃花親方が22日、日本相撲協会危機管理委員会による貴ノ岩の事情聴取への協力要請を拒否した。
危機管理委は全容解明のため、当事者の証言を求めているが、貴ノ岩が聴取に応じないことで難航は避けられない。



17/11/22
11日目朝 情報! 】
■高安
7勝目にも取り口には不満げだった。
立ち合いで琴奨菊に当たり勝ちながら、はたいて呼び込み、俵に詰まりながらも相手が先に落ちて白星を拾った。
「苦し紛れで褒められた内容じゃない。前に出なきゃいけなかった」と反省した。
納得はいかない一番だったものの、大関かど番脱出へあと1勝となった。
「まあ勝ちは勝ち。あしたに向けて気持ちを切り替えてしっかりやる」と割り切って話した。

■北勝富士
千代大龍の引き技にしっかりと対応し、10日目で勝ち越した。
自らより30キロも重い190キロの相手を力強く押し出し「下から、下から。相手が引きたくなるように攻めた」と、してやったりの表情だ。

■安美錦
7勝目を挙げ、幕内残留を確実にした。
碧山のもろ手突きを下からあてがって我慢すると、相手のはたきに乗じて一気に出た。
左アキレスけんなどに古傷を抱える中、しっかり足を運び「自然と体が動いた」と納得した。
39歳で8場所ぶりに復帰した幕内での勝ち越しにも王手。
「ちょっと安心した。気持ちを盛り上げて取りたい」と、終盤戦を見据えて話した。


日馬富士
鳥取県警が年内にも、傷害容疑で書類送検する方針を固めたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は日馬富士が、逃亡や証拠隠滅の恐れがないことなどから、逮捕はせず捜査を進める判断をしたもよう。
実態解明が進む中、日馬富士はこの日、福岡・太宰府市に構える九州場所の伊勢ケ浜部屋に戻った。



17/11/21
10日目朝 情報! 】
■白鵬
9日目、唯一全勝の白鵬は、千代の国と対戦した。
白鵬は、相手に何もさせず、無傷の9連勝。
白鵬は9勝0敗となり、千代の国は1勝8敗となった。
9日目で1敗の力士がいなくなり、史上最多40回目の優勝へ、独走状態となった。

■稀勢の里
10日目の21日から休場することが決まった。
9月の秋場所を初めて全休し、左の胸と上腕のけがから復活を期した今場所は、9日目まで5個の金星を配給して4勝5敗だった。
10日目対戦相手の千代の国は不戦勝となる。

■阿武咲
少年時代からのライバル対決。
2度目の対戦は、阿武咲が貴景勝を下し、完敗した夏場所の雪辱を果たした。
出世争いで先行する新小結が意地を見せた格好だ。


日馬富士
危機管理委員会は宴席で殴打された貴ノ岩から九州場所中に事情聴取する意向であることが20日、分かった。
宴席に同席し、休場中の鶴竜と照ノ富士に対しては21日にも聴取を行い、出場中の白鵬については場所終了直後に実施する見通しだ。



17/11/20
9日目朝 情報! 】
■白鵬
2日連続の金星を狙う北勝富士を退けて単独トップを守った。
史上最多を更新する44回目のストレート給金。
支度部屋では自ら「(中日の勝ち越しは)何回目?」と報道陣に聞き、記録へのこだわりも感じさせた。

■稀勢の里
現状は深刻だ。
左を差しにいったが、逸ノ城に右からおっつけられて差せず、逆に大きな相手にガバッと右を差されて、結局は何もできずに敗れた。
力がまったく入っていないし動きが悪すぎる。重みも感じられず、横綱という感じがしないが、体に悪いところがないのなら(9日目以降は)出るしかない。

■貴景勝
御嶽海に完勝。
低く当たって押し込むと、二の矢の腕もよく伸びた。
相手の引きに乗じて勝負を決め、「自分の相撲に集中しようとした。自分が強いとかは分からない」。
いつも通り、表情一つ変えずに淡々と振り返った。


日馬富士
暴行問題について、日本相撲協会の八角理事長が謝罪しました。
「この度は日馬富士の暴力問題につきまして、皆様に多大なるご心配、ご迷惑をお掛け致しましたことをおわび申し上げます」
「できるだけ早く事実関係を明確にすべく最大の努力をして、再発防止の対策も協会の総力を結集して講じていく」
さらに「皆様の信頼を裏切らないように一層の土俵の充実を図るべく取り組んでいく」と語った。



17/11/19
中日朝 情報! 】
■白鵬
白鵬は阿武咲との縁を感じていた。
自身が主催する少年相撲大会「白鵬杯」で、当時中学生だった阿武咲に表彰式でメダルを授与したことがある。
「朝起きて7年前のことを思い出した。不思議な感じ。白鵬杯から入門し、関取になって花が咲いた」と感慨深げだった。
「一つの夢がかなった」という一番は、相手の突進を受け止めると、すぐに左に開いて突き落とした。
次代を期待される新小結を軽く料理し「何とか壁になったね」と余裕たっぷりだった。

■北勝富士
稀勢の里から初対戦で初金星を挙げた。
秋場所の日馬富士戦以来、自身3個目。
「心が折れそうになりました。苦しくて…」。
右のおっつけで横綱の左を封殺。
頭をつけて寄り切った。
座布団が投げられないよう座席に固定された九州場所。
33秒8の激闘に興奮した観客から、トイレットペーパーが投げ込まれるほどだった。
中日は横綱・白鵬に挑む。

■安美錦
幕内最年長39歳の安美錦と、2番目の38歳・豪風とのベテラン対決は安美錦が制した。
真っすぐ頭でぶつかってきた豪風に後退したが「反応できた」と土俵際で右足一本を残しながらはたき込んで1敗を守った。
今場所は左アキレスけん断裂から8場所ぶりに幕内復帰。
豪風が「(幕内に)上がってくるのを待っている」と言っていると聞いた安美錦は「しっかり当たって気持ち良く取れた。互いに高め合い、刺激にしたい」と充実した様子だった。


日馬富士
貴乃花親方が日馬富士関側に対し、民事訴訟などの法的手段を検討する意向を日本相撲協会の事情聴取で示唆していたことが18日、分かった。
提訴すれば、元横綱の現職理事が現役横綱を訴える異例の事態になる可能性がある。
伊勢ケ浜親方が貴乃花親方に対し「悪かった。ただ、他の力士もいるから、(訴えるのは)何とか場所後にしてもらうことはできないか」と謝罪したことも明らかにした。



17/11/18
7日目朝 情報! 】
■白鵬
単独トップに立った。
左張りから右差し、左上手もがっちり取って豪快な上手投げで松鳳山を瞬殺。
「いいところに右が入って、あとはジワジワと圧力をかけて出た」と満足げだ。
日馬富士の暴行問題で一年納めの場所は大きく揺れているが、「しっかり締めていきたい」。

■稀勢の里
古傷を抱える左腕で攻めた。
栃煌山に浅いもろ差しを許したが、挟み付けるように圧力をかけながら前へ。
相手が俵に詰まった反動を利用し、最後は左から突き落とした。
不安を抱える左腕を使って難敵を退け、「悪くはない」と納得顔。
「集中して、またあしたしっかりやるだけ」と気合を入れ直した。

■千代大龍
連敗を3で止めると「口の中また血だらけだ。連敗の中で調子いい大関に勝てたんで、うれしい」と喜んだ。
番付上の相手に過去3勝4敗と健闘している。
お互い引き合う形となったが、「意地でも落ちたくなかった」と執念で白星を奪った。


日馬富士
17日、鳥取県警は東京都内で日馬富士関本人から任意で事情聴取を始めた。
県警は傷害容疑で捜査しているが、殴打にビール瓶を使ったのかなど関係者の証言には食い違いもあり、当日の状況や動機を直接聴いて暴行の経緯を調べる。

17日、貴ノ岩側から協会に提出された診断書について、作成した医師が頭部骨折、髄液漏はあくまで疑いであり、相撲を取ることに支障はない−と重傷を否定していたことを発表した。



17/11/17
6日目朝 情報! 】
■白鵬
制限時間を迎える前、左足から鋭く踏み込んだ。
栃煌山との呼吸が合わず、立ち合いは不成立となったが、横綱の並々ならぬ気迫を感じさせた。
「相手も乗っていたし、会場も盛り上がっていたし、立つなら立ってみようという気持ちで立ったけどね」。
時間いっぱいで仕切り直すと、左で張って、右からはかち上げ。
さらに左の喉輪攻めで起こしてタイミング良くいなす。
何とか向き直った相手を土俵下まで難なく吹っ飛ばした。
初日から抜群の動きを見せて5連勝。

■稀勢の里
松鳳山から薄氷の勝利を収め、連敗を免れて3勝目。
幕内勝ち星702勝とし、貴乃花を抜き歴代8位となった。

■高安
初黒星を喫した。
先場所までの1年間で1勝5敗と苦手にしている玉鷲に対し、立ち合いで体ごとぶつけて押し込んだ。
だが、相手の左おっつけに上体が起き上がり、最後は相手に背中を見せて土俵下に飛び出した。

■安美錦
幕内最年長、39歳の安美錦が新入幕の大奄美に粘り勝ちし、初日から負けなしの5連勝。
弟弟子の日馬富士の不祥事や、照ノ富士の休場などに揺れる伊勢ケ浜部屋勢にあって、土俵上で踏ん張りを見せている。


日馬富士
16日夜、九州場所が開催されている福岡から再び帰京した。
前日(15日)にも福岡−東京間をとんぼ帰り。
報道陣には終始無言で“謎の帰京”とされたが、この日も宿舎を出る際から口をつぐんだ。
報道陣を避けるためか、北九州空港発の航空便に搭乗し、午後11時ごろ、羽田空港に到着。
日馬富士はマスクを着用し、待ち構えた報道陣の問いかけにも言葉を発せず、警察官にガードされたままその場を去った。
鳥取県警は17日にも、東京都内で横綱を任意で事情聴取する方針。
前日に続く帰京は、これに合わせてのものとみられる。



17/11/16
5日目朝 情報! 】
■照ノ富士
5日目から休場することが決まった。
5日目の相手だった御嶽海は不戦勝となる。
かど番だった秋場所で、古傷の左膝を痛めて途中休場し、大関から陥落。
関脇に落ちた今場所は10勝すれば大関に復帰できたが、膝の状態は思わしくなく、初日から4連敗していた。
今場所での大関復帰はなくなった。

■貴景勝
復調気配だった稀勢の里に何もさせなかった。
頭で当たってから突いて出て、ひたすら前に出た。
左おっつけで回り込む横綱についていき、左喉輪で上体を起こして突き出し。
日馬富士を破った2日目に続く今場所2個目、通算3個目の金星だ。

■安美錦
初日から4連勝。
昭和以降では最高齢となる39歳で幕内に返り咲いた大ベテランは「向こうも色々考えてきている感じだったけど、その中でもうまく取れたかな。よかったんじゃない」としてやったりの表情だ。


日馬富士
15日、日本相撲協会の処分決定が年明けとなる可能性が出てきた。
被害を受けた貴ノ岩の師匠貴乃花親方が鳥取県警に被害届を提出。
日本相撲協会は警察への捜査協力を最優先することを確認し、独自組織の危機管理委員会による調査を後回し、身動きが取れない状態となった。



17/11/15
4日目朝 情報! 】
■日馬富士
14日、10月下旬の秋巡業中に同じモンゴル出身の貴ノ岩に酒席で暴行し、大けがをさせていたことが分かった。 日馬富士関は暴行を認めて謝罪し、九州場所を休場した。 貴乃花親方は10月下旬に鳥取県警に被害届を提出しており、鳥取県警が捜査を進めていることが関係者への取材で分かった。

この日の8時半ごろ、福岡県太宰府市の伊勢ケ浜部屋の宿舎の稽古場にて、普段通りに稽古に汗を流した後に報道陣の取材に応じ
「貴ノ岩のけがについて貴乃花親方、貴乃花部屋後援会関係者の皆様、相撲協会、うちの部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くおわびします」と神妙な表情で語った。

また、この日から「左上腕骨内側上果炎、左尺骨神経痛で約6週間の加療を要する」の診断書を出し、途中休場した。

■高安
初顔合わせの阿武咲の反撃で俵に詰まったが、相手が足を滑らせ白星を手にした。
「いい相撲を取っていたが、しっかり残せた」と余裕はあった様子。
年間最多勝争いは47勝となり、御嶽海とともにトップの日馬富士に並び「まあ、頑張ります」と力を込めた。

■御嶽海
今年の年間勝利数が47勝でトップだった日馬富士が休場したことで、1992年の貴花田の60勝に届く力士がいなくなり、年6場所制となった58年以降で最少の年間最多勝となることが決まった。
この日、47勝に並んだのが大関高安と関脇御嶽海。
横綱、大関以外が年間最多勝に輝けば、92年の貴花田以来だが、御嶽海は「全然思ってもいない。勝つのみ」と意識はしていなかった。



17/11/14
3日目朝 情報! 】
■白鵬
初日に稀勢の里から金星を挙げている玉鷲の突進をうまくさばいた。
立ち合いは左の張り手で様子を見ながら距離をとり、相手が前に出たところで左上手。投げながら後ろに回って送り出した。
「余裕をもっていったのは、いいところ」と冷静。

■稀勢の里
連敗を回避した。
先場所は全休で、白星は途中休場した名古屋場所4日目以来、124日ぶり。
節目の幕内通算700勝目に「伸ばせるようにして行きたい」と話した。

■豪栄道
1年ぶりとなる連勝スタートを切った。
2本差して一気に走り、琴奨菊に完勝。
「うまく体を寄せられた。もろ差しになれれば、最高だと思った」。
取り口を振り返る時も、歯切れが良かった。

■北勝富士
御嶽海を押し出しで破った。
「一番うれしいです。横綱、大関(に勝つ)よりうれしいですね」。
同学年で学生時代からのライバルとの対戦成績を2勝2敗の五分に戻し、ご機嫌だった。

■貴景勝
2場所続けて日馬富士から金星を奪った。
頭で当たって横綱の上体を起こし、電車道で押し出した。
相撲内容を覚えていないほどがむしゃらに攻め、結果を出した。

■碧山
3日目の14日、日本相撲協会に休場を届け出た。
13日の隠岐の海戦で右足首付近を痛めた。
3日目の対戦相手、魁聖は不戦勝。
碧山の休場は先場所に続いて通算4度目。

※貴ノ岩
2日目の13日、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間程度」との9日付の診断書を公表した。
鳥取市で巡業が行われた10月26日に負傷し、11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院。
「状態が安定すれば仕事に復帰が可能」ともある。
貴乃花親方は「診断書に書いてある通りです。本人の体調が悪いということ」と説明した。



17/11/13
2日目朝 情報! 】
■白鵬
琴奨菊を上手出し投げで下し、前人未到の40度目の優勝に向けて白星発進。

■稀勢の里
玉鷲戦、左を差す万全の立ち合い。
しかし、胸を合わせきれず、振りほどかれるとおっつけで逆襲され、上体が浮き、右から張り手を見舞う必死の抵抗も実らず、押し出されて力なく土俵下に沈んだ。

■豪栄道
貴景勝に雪辱。
「意識していた」という立ち合いで鋭く当たった。
出足を止めずに前に出て、まともに引いた相手に対して倒れ込みながら押し出した。
要した時間は1秒9。
持ち味の速攻が光り「良かったですね」と納得の表情だった。

■高安
初のかど番初日、引き落としで千代大龍を破った。
先場所休場で負け越せば大関陥落となるが「リラックスしてできた」と、気負いはなかった。
負傷箇所も「大丈夫」と話したが、内容には「相撲が相撲だから」と、納得してはいない。

■阿武咲
2場所続けて日馬富士を破った。
鋭く踏み込んで横綱を起こし、間髪入れずにはたいた。
「しっかり相手が見えた。最高です」と素直に喜んだ。
締め込みを赤からなす紺に変えて臨んだ場所で最高の滑り出し。
勢いに乗って2日目は尊敬する稀勢の里に初挑戦する。
「やっとここまできた。本当に楽しみ。やるべきことに集中したい」と言って、さらに気合を入れた。

■安美錦
昭和以降最年長記録で再入幕した39歳の安美錦が左上手投げで8場所ぶりの幕内の舞台を白星で飾った。
「体の動きだけで投げた。いい相撲だったね」。
2場所ぶり再入幕の琴勇輝に快勝、細い目をさらに細めたベテランは「やっと戻ってきた感じ。せっかくだから頑張りたい」。
八角理事長も「頼もしい。引き出しが多い」と絶賛した。



17/11/12
初日朝情報! 】
■白鵬
40度目の優勝を狙う横綱白鵬は順調に仕上げてきた。
余分な体重を10キロ落とすと、途中から参加した秋巡業では精力的に基本運動を行った。
好不調のバロメーターとしている背中や尻回りの筋肉も盛り上がりを見せ、11日の土俵祭り後には「この良い天気が物語っているんじゃないかな」と晴天の空を見上げながら、自信ありげにつぶやいた。

■稀勢の里
11日、土俵祭りを終え表情は落ち着いていた。
「身が引き締まる思い。平常心で明日迎えられれば」。
秋場所での自身初の全休を含む、3場所連続休場中だが不安は一切ない。そして「しっかり集中してやるしかない」と言い聞かせるように言った。

■阿武咲
土俵祭りに初参加した。
力士では三役以上が出席し、15日間の安全を祈願。
神聖な雰囲気に「新鮮なことばかりで、気持ちが引き締まった」と背筋を伸ばした。
初日は日馬富士、2日目は稀勢の里と、いきなり横綱との連戦が控えるが「思い切ってやるだけ。魂の入った相撲を取る力士だと思ってもらえるようにしたい」とファンに存在感を見せる決意だ。



17/11/11
本場所1日前情報! 】
■豪栄道
6日からは2日連続で一門外の二所ノ関一門の連合稽古で稀勢の里と高安を相手にした。
持ち味の低い姿勢から相手の懐に飛び込んだり、右差しからの寄りを見せたりし、「いい稽古ができた。初日まで微調整したい」と自信をつかんだ。

■阿武咲
10日、九州場所の取組編成会議が行われ、初日に日馬富士、2日目に稀勢の里に挑戦する。
初日の日馬富士戦は予想通りといい「初日は得意だから」とニヤリ。
再十両の昨年名古屋場所以降、初日は7勝1敗という験の良さも強気にさせた。


初日からの休場力士
■鶴 竜/「腰部挫傷、右足根骨剥離骨折後」
■貴ノ岩/不明
■宇 良/「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」「左膝半月板損傷」



17/11/10
本場所2日前情報! 】
■日馬富士
前夜祭での土俵入りを終えると、2連覇が懸かる九州場所に向けて「自分なりにいい汗を流してきた。心と体を一つにして頑張ります」と抱負を口にした。
初場所から今年は47勝を挙げており、年間最多勝争いでトップに立つ。
2位の御嶽海に2差つけておりタイトルがチラつくが、「結果がどうであれ15日間しっかり務める」と力を込めた。

■稀勢の里
9日、九州場所への出場を明言した。
自身初の全休となった9月の秋場所後から精力的な稽古を続け、臨戦態勢が整った。
今年は1月の初場所で初優勝を飾り場所後に横綱に昇進。
3月の春場所では新横綱優勝を果たしたが、その後は3場所連続で休場した。
納めの場所で再起を果たし、激動の一年を締めくくる。

■照ノ富士
9日、九州場所への出場を明言した。
この日は、福岡・太宰府市内にある宿舎から、車で約30分の福岡市中央区にある九重部屋に、出稽古に足を運んだ。
千代大龍(3勝1敗)、千代の国(13勝3敗)と計20番取り、最後は千代の国を相手に5連勝で締めた。
この日の稽古後に「やってみるよ」と万全にはほど遠いながらも出場を表明。
「やれることはやった」と、現状で出来うる限りの調整で九州場所に臨む。

■宇良
九州場所を初日から休場することが9日、分かった。
関係者が明らかにした。
休場は2場所連続2度目。
小兵の業師で人気のある宇良は7月の名古屋場所で負傷した右膝を、9月の秋場所に悪化させて「右膝前十字靱帯(じんたい)損傷」と診断され途中休場した。
その後、師匠の木瀬親方が靱帯に断裂している部分があることも明かした。



17/11/09
本場所3日前情報! 】
■白鵬
8日、福岡市の阿武松部屋に出稽古して、阿武咲と三番稽古を行った。
15番取って11勝で「相撲勘をつかめた」と手応えを口にした。
最初の一番こそ、阿武咲の低く激しい押し相撲に圧倒されるようにして土俵を割ったが、その後は得意の四つになってからの寄り切りや下手投げで圧倒した。
秋場所を全休の原因となった左膝痛の状態も「名古屋場所に比べるといい」と調子を上げてきた。
「久しぶりの優勝を見せたい」と九州場所の意気込みを話した。

■鶴竜
九州場所を休場することが8日、決まった。
師匠の井筒親方によると、7月の名古屋場所で負った右足首痛に加え、数日前から腰痛を併発。
この日「腰部挫傷、右足根骨剥離骨折後により約3週間の治療を要する見込み」と診断され、今場所は全休する。
休場は4場所連続9度目で、今年は5度目となる。
5場所目を迎える4横綱時代だが、今場所も全員皆勤は実現しない。

■高安
8日、部屋宿舎で、若い衆に胸を出す軽めの稽古。
6、7両日の二所ノ関一門の連合稽古では、黒星先行で「しょうもない相撲」と辛口採点だっただけに「横綱とやりたい。やったほうがいい」と兄弟子稀勢の里との手合わせを熱望した。
初のかど番だが「負けたらしゃーない。もちろん、勝ち越して2桁勝利、上を意識してやります」と平常心を強調した。

■阿武咲
8日、福岡市西区の阿武松部屋へ出稽古に来た白鵬と三番稽古を行い4勝11敗。
圧倒されながらも、初顔合わせとなる九州場所での勝利を誓った。



17/11/08
本場所4日前情報! 】
■白鵬
7日、福岡県篠栗町の宮城野部屋で、出稽古に来た魁聖らと13番取り全勝。
鋭く踏み込み四つに組むと攻撃の隙を与えず、一方的に寄り切る場面が目立った。
弟弟子の石浦が首を痛めるほどの立ち合いの破壊力も見せた。
40度目の優勝を狙う横綱は8日から出稽古を開始する考えを示した。

■稀勢の里
7日、二所ノ関一門の連合稽古が福岡県大野城市の田子ノ浦部屋であり、一門外から出稽古の豪栄道と弟弟子高安の両大関と計3勝4敗。
稽古を途中で切り上げて「体もちょっと、しっくりこなかったんで」とお疲れだった。
ハイペースで調整してきたが小休止。
3場所連続休場からの復活へ「いい感じで、できると思う」と慌てる気配はなかった。

■豪栄道
7日、12番で9勝と好調ぶりを披露。
先場所は逆転で優勝を逃しており「強く当たれて力が伝わった。いい結果を残して喜ばれたい」と雪辱を期した。

■高安
7日、9番で2勝。
患部に問題はないとし「万全の状態で取れるように努力していく」と自らに言い聞かせるように語った。

■照ノ富士
出場が不透明な状況だ。
7日、福岡県太宰府市の伊勢ケ浜部屋で立ち合いの確認などを行ったが患部に力が入らず「出るかどうか、まだ決めていない」と話した。
10勝すれば大関に復帰できるだけに「多分出るとは思うけど…」と揺れる気持ちを吐露した。



九州場所・各部屋の宿舎が掲載されていました。西日本新聞



17/11/07
本場所5日前情報! 】
■白鵬
宮城野部屋で、出稽古に来た魁聖、十両の東龍、旭大星、青狼と12番取って全勝した。
体重190キロ超の魁聖を圧倒するなど順調な調整ぶり。
「膝はほぼ気にならない。守りも攻めも順調に来ている」と手応えにうなずいた。

■稀勢の里
6日、二所ノ関一門の連合稽古が福岡県春日市の尾車部屋宿舎であり、嘉風との三番稽古で8勝2敗。
上腕部や胸部の負傷に悩まされてきた左からの攻めに「良かったと思う」と手応えを口にした。

■豪栄道
連合稽古に参加し、高安と大関同士の三番稽古を行った。
高安には本場所で4連敗中。
この日はいきなり2連敗したが、右差しからの速攻などがさえて8勝3敗と勝ち越し。
「徐々に良くなってきた。それなりに満足できる相撲が取れた」と納得の様子だった。

■高安
6日、春日市で二所ノ関一門の連合稽古に参加した。
出稽古に来た豪栄道に3勝8敗。
秋場所で右太ももを故障してまだまだ本調子ではない中、「少しずつ、相撲勘も取り戻してます。今日も思ったより動けました」と前向きだった。

■琴奨菊
6日、春日市で二所ノ関一門の連合稽古に参加した。
関取衆の申し合いの最中、輝を押し出した際、左手小指を脱臼。
勝ち残りすることができずに険しい表情で土俵外へ。
親方衆も心配そうに見つめる中、若い衆から「はまりました」との声が上がり、一同は一安心。



17/11/06
本場所6日前情報! 】
■白鵬
5日、宮城野部屋が宿舎と稽古場を構える福岡・篠栗町の南蔵院本堂で必勝と安全を祈願した。
場所前恒例の行事で、訪れた参拝客らに餅をまいた白鵬は「わたしの活躍がみなさんへ、勇気として伝われば。これから(調子を)あげていく」。
区切りの大台となる40度目の優勝を目指し、週の前半は出稽古にくる力士を迎え、自らの出稽古も予定する。

■稀勢の里
5日、福岡市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古し、琴奨菊と熱い三番稽古を繰り広げ9勝2敗。
見守った佐渡ケ嶽親方は、あまりの激しさに「これが稽古だ」とうなった。

■阿武咲
5日、福岡市内の部屋で稽古し、猛烈に追い込んだ。
幕下以下と30番取ると、休む間もなくぶつかり稽古を10分超も続けた。
阿武松親方が「ぶつかりが強い人はスタミナがある。体の芯から力が湧いてくる」と言う愛のムチで泥にまみれた。

■宇良
4日、福岡・東区の木瀬部屋で三段目以下に16番胸を出して11勝5敗だった。
9月の秋場所中に古傷を再発させて「右膝前十字じん帯損傷」で途中休場。
その後の検査でじん帯を断裂していることが判明した。
秋巡業も全休して九州場所で再起を目指すが、「気持ちだけは出るつもりで稽古をしているが、まだどうなるかわからない」とした。

■高安
31日、九州場所をカド番で迎えるが、福岡入り後初の稽古で兄弟子の稀勢の里と11番取った。
秋場所で右太腿の内転筋を部分断裂。
秋巡業を全休し、この日が負傷後初めての相撲。
1勝10敗と大きく負け越し「完璧とは言えない。8、9割ぐらい」と万全ではないが「稽古始めとしては悪くない。(九州場所は)出る前提で稽古している」と手応えは感じている。
大関3場所目のカド番にも「気楽にやる。今場所がダメなら来場所という気持ちで」と焦りはなかった。

■照ノ富士
27日、松江市で行われた秋巡業で、幕内朝乃山と三番稽古を行った。
途中、巡業部長の貴乃花親方からアドバイスも受けて「ありがたいです」と感謝したが、稽古では3勝4敗。
最後の一番では左膝を気にし、親方の「無理するな」との声掛けもあって稽古を終えた。
九州場所では10勝すれば大関に返り咲くが、半月板を痛めて途中休場した左膝の状態は、まだ厳しい様子。
それでも、相撲を取った後も四股を踏み続けて「無理しないといけない」と悲壮な覚悟を示していた。



17/09/25
千秋楽 翌朝情報! 】
■日馬富士
11勝4敗で並んだ優勝決定戦で豪栄道を寄り切り、7場所ぶり9度目の優勝を果たした。
2度目の制覇に向けて首位だった豪栄道を本割で寄り切って追い付いた。
11勝で制するのは1996年九州場所の大関武蔵丸以来で、1場所15日制が定着した49年夏場所以降で3度目の最低成績。

■三賞受賞
殊勲賞は、1横綱1大関を破って9勝を挙げた貴景勝が獲得。
敢闘賞は、新入幕から3場所連続で2桁勝利を挙げた阿武咲が2度目、新入幕で10勝を挙げた朝乃山が初の獲得。
技能賞は、関脇で8勝を挙げた嘉風が4度目の獲得。

■御嶽海
嘉風にはたき込みで勝って8勝7敗とし、5場所連続の勝ち越しを決め、幕内通算100勝を達成。



17/09/24
千秋楽朝情報! 】
■豪栄道、日馬富士
3敗の豪栄道が貴ノ岩を降して3連敗を免れ、4敗の日馬富士は御嶽海を退けた。
4敗だった新入幕・朝乃山が阿武咲に敗れたため、優勝争いは2人に絞られた。
千秋楽の結びで豪栄道が日馬富士を破れば昨年秋場所以来、6場所ぶり2回目の優勝が決まり、敗れると優勝決定戦に持ち越される。
日馬富士は本割と決定戦で連勝すれば、7場所ぶり9回目の優勝となる。



17/09/23
場所14日目朝情報! 】
■日馬富士
厳しい攻めで、自力優勝の可能性が復活した。
嘉風に頭から当たると中に入らせず、右上手を取って一気に出た。
優勝争いでトップに立つ豪栄道を、予定される千秋楽の直接対決で降せば優勝の目も出てきた。
賜杯を狙っていくかと問われ力強く「もちろん」。

■豪栄道
2敗の豪栄道は貴景勝に苦杯を喫して終盤戦で平幕に連敗。
4敗を守った日馬富士と新入幕の朝乃山との差は1に縮まった。
14日目に豪栄道が勝ち、日馬富士と朝乃山が敗れれば、豪栄道の昨年秋場所以来、1年ぶり2回目の優勝が決まる。

■朝乃山
平幕で唯一4敗を守った。
初顔の大栄翔に、立ち合いから押し負けない。
突っ張り合いに応じてじりじり前に出て、動きの中で得意の右四つに持ち込む。
土俵際ではこらえる相手に165キロの体を預けた。
「前に出ながら自分の形になった」と満足の様子。

■十両・安美錦
通算出場を1655回とし、元関脇・高見山を抜き歴代単独6位になった。



17/07/24
千秋楽翌日朝!情報! 】
■白鵬
千秋楽に横綱日馬富士を寄り倒して14勝1敗とし、歴代最多勝利(通算1050勝)の大記録に花を添える、自身の持つ最多記録を更新する39度目の優勝を果たした。
2場所連続制覇で、40度の大台まで「あと1」に迫った。

■稀勢の里
白鵬との力相撲で屈し、1年ぶりの賜杯奪還を目指した場所を4敗で終えた。
連敗スタートとなったことで「先が見えず、いろいろと考えさせられた。気持ち的に疲れた」。
虚脱感がありありだった。
2横綱1大関が途中休場した中、千秋楽まで務めたが、「本当に一日一日、一生懸命だった。やれるだけやってみたいと。今は休みたい」と本音が漏れた。

■稀勢の里
田子ノ浦親方は23日、岐阜市で30日に始まる夏巡業に、稀勢の里が当面は参加しないことを明らかにした。
「本人とは話していないが、当面は。ただ場所に出るだけでなく、結果を出さないといけないので」と話した。

■高安
千秋楽、豪栄道との大関対決に勝ったものの、優勝を目標に掲げながら9勝止まり。
「勝っても内容は褒められたものではない。稽古が足りない」。
支度部屋では反省の弁を繰り返した。

■御嶽海
2場所連続で殊勲賞を獲得。
白鵬に土をつけただけでなく、初日には稀勢の里も破っており、「自信になる」と話した。

■碧山
千秋楽、自己最多の白星を13に伸ばし優勝決定戦進出へ望みをつないだ。
支度部屋へ戻ると、白鵬−日馬富士戦をテレビで見届けた。
白鵬が勝ったことで優勝決定戦は実現しなかった。
「残念。ここまで来たらもう一番相撲を取りたかった」とときおり笑みを浮かべながら振り返った。
東前頭8枚目で優勝争いに加わった事で、新入幕だった2011年九州場所以来2度目の敢闘賞を獲得。


名古屋場所の懸賞の総本数は1677本で同場所の最多となった。
過去の最多は15年の1509本だった。今年の春場所で記録した地方場所最多の1707本には及ばなかった。



17/07/23
千秋楽朝!情報! 】
■白鵬
通算勝利数の新記録を樹立した翌日とあり「いつもと一緒、と自分に言い聞かせた」と土俵へ向かう心境を振り返った。
満足感に浸ることなく豪栄道を退け、39度目の優勝へ大きく近付いた。
決着までに要した時間は、わずか1秒6。
立ち合いで強烈な右かちあげを見舞い、動きが止まった相手の頭を両手で押さえつけて、すかさずはたき込む。
危なげない白星だった。

■碧山
2敗を堅持して千秋楽まで優勝戦線に残り、「うれしい」と率直に喜びを表した。
「立ち合い変化もあるから」と豪風に対し、よく見て立った。
当たってからの攻めは迷いがない。
もろ手突きから左上手を引く。
右は抱えたままだが、相手より50キロ近く重い体重を生かして一直線に押し出した。



17/07/22
14日目朝!情報! 】
■白鵬
13日目、大関高安を押し倒して、12勝目を挙げた。
通算1048勝となり、魁皇の記録を抜いて単独1位となった。

■碧山
ただ一人、白鵬を1差で追う。
残り2日に向け、「こういう展開で相撲ができてうれしい。疲れはあるけど、ここまで来たら頑張るしかない」と気合を入れ直した。



17/07/21
13日目朝!情報! 】
■白鵬
12日目は玉鷲を寄り切り、元大関・魁皇の持つ史上最多1047勝に並んだ。

日本国籍を取得する意向を持っていることが20日、分かった。
日本国籍を取得すれば、引退後は親方として日本相撲協会に残る資格を得られる。

■栃煌山
3敗同士の対戦で高安を送り出しで破った。
新大関の圧力に耐えながら下から下から攻めて懐に飛び込み、右からの出し投げで相手の体勢を崩した。
「どんどん押すつもりで、その流れで中に入れた。しっかり取れた」と自賛。



17/07/20
12日目朝!情報! 】
■白鵬
魁皇の持つ史上最多1047勝に王手をかけていたが、御嶽海に寄り切られた。
「(いつもと違いが)あったんだろうね。硬さがあったのかな。(最多勝に並ぶのは)大変なことですから」と初黒星に肩を落とした。

■高安
この1年で1勝3敗と分の悪かった玉鷲にまたも苦杯を喫した。
右から張って左を差したが、おっつけられてぐらり。
すかさず頭からの突進を受け、あっけなく土俵を割った。

■御嶽海
立ち合いで左頬を張られたが冷静に対処。
相手の開いた右脇に左腕をねじ込んで左四つになった。
「初めて対戦したときも左四つ。それが頭をよぎった」。
過去の経験を生かし、右上手を取ると休まずに振った。
慌てた横綱が外掛けにきて、体が伸びたところを寄り切った。

■阿武咲
同じ青森県中泊町出身の宝富士との2敗対決を制し、夏場所に続く2桁勝利に王手をかけた。
「(立ち合いは)しっかりいけた。崩れたのが見えたので」。
頭で当たり、相手の上体が起き上がったところで引き落とし。
10学年上の先輩に反撃のチャンスを許さず、勝利を手にした。



17/07/19
11日目朝!情報! 】
■白鵬
千代翔馬を退けて10連勝。
通算1046勝とし、千代の富士を抜いて史上単独2位。
史上1位の魁皇にあと1勝と迫った。

■高安
初顔合わせの宇良との激戦を制して、勝ち越しを決めた。
助走をつけてぶつかってくるという奇襲を受け、足取りから懐に入られるなど苦戦。
最後は自ら下がりながら豪快な首投げで仕留めた。
館内は想像を絶する一番に異様な盛り上がりとなった。

■宇良
異次元の動きで会場を沸かせた。
高安に敗れたものの、バックステップ、足取りなど多彩な技を披露。
八角理事長も「何十年、何百年の中で、ここまで大胆な相撲はないだろう」と驚きを隠せなかった。

■碧山
千代大龍を下して1敗を守った。
かち上げから突っ張って押し出し。
持ち味を出した相撲に「ちょっと(立ち合いが)高かったけど、休まず出られた」と胸を張った。



17/07/18
10日目朝!情報! 】
■白鵬
9日目、はたき込みで初顔合わせの輝を下し、通算勝利数で歴代2位の元横綱千代の富士の1045勝に並んだ。
横綱在位59場所の千代の富士に対し、同60場所目での到達。
元大関魁皇の持つ歴代1位の1047勝に、あと2勝となった。

■高安
2日目からの連勝が止まった。
嘉風に得意の右かち上げを見舞ったが脇が空き、左の下手を許して劣勢に。
小手に振って一度は振りほどいたものの、再び左を深く差されて寄り切られた。
優勝争いから後退する2敗目。
支度部屋で無言を貫いた姿に悔しさがにじんだ。
八角理事長は「ついていってほしかったけど、仕方ない。新大関としては上出来」と話した。

■宇良
9日目、横綱日馬富士をとったりで破り、自身初の金星を挙げた。
立ち合いで日馬富士よりも低く当たり、狙いすましたように相手の右腕を抱えて土俵にはわせた。
所要15場所目は年6場所制となった1958年以降で2位タイのスピード記録で、日本出身力士では北勝富士に並んで最速。
入門から2年4カ月、真夏の名古屋でホープが真価を発揮した。



17/07/17
9日目朝!情報! 】
■白鵬
宇良を一蹴のすくい投げ。
自身が持つ歴代1位の中日勝ち越しを「43」に伸ばし、元大関魁皇の持つ歴代1位の通算勝利数(1047勝)まであと3勝。
同2位(1045勝)の元横綱千代の富士には、9日目にも並ぶ。

■高安
8日目の16日、動きのある千代翔馬に落ち着いた取り口だった。
得意の左四つから右上手は取れなかったものの「一つ一つ組み立てて前に出ようと思った」。
相手が巻き替えにきて上体が浮いたところをすかさず出た。
新大関の場所で勝ち越しにあと1番と迫り、「ここからが大事。またいい相撲を取りたい」。

■阿武咲
碧山の全勝を止めた。
白鵬とともに、ここまで7戦全勝の碧山と対戦。
191センチ、195キロの巨漢目がけて突き押しから、左を差して攻勢。
その左ははね上げられ、すっぽ抜けたが、構わず体を預けるように押し出した。
「しっかり落ち着いてた。いつも通り自然体で」と振り返り、注意したポイントは「(体が)起きないように」と話すように、取組前の備えも十分のようだった。

■宇良
横綱初挑戦で、白鵬を苦しめた。
2横綱1大関の休場で巡ってきた初金星のチャンス。
すくい投げに対し、体をそらして粘る執念を見せた。
「すごく緊張しました。とても強かったです」。
後頭部から土俵外に落下。鼻血を流し、大銀杏に砂がべったり付いた。



17/07/16
中日朝!情報! 】
■高安
正代に雪辱を果たして6連勝。
力強いかち上げで相手を起こし、二の矢の突きも手がよく伸びていた。
先場所のように土俵際での逆襲を許す雰囲気は全く感じさせない圧勝だった。

■御嶽海
15年春場所の同期入門で同学年、宇良の三役初挑戦を退けた。
前相撲から上がってきた初顔に対し、学生横綱とアマ横綱に輝き、幕下付け出しで角界入りしたサラブレッドの貫禄を見せた。

■碧山
7日目の15日、碧山は自身初の無傷の7連勝。
自身と同じく体重が200キロ近い巨漢で、合口の悪かった逸ノ城を突き押しで攻め切り、「同じぐらい大きい相手には一気に攻めないとダメ。今日は全てが良かった」。



17/07/15
7日目朝!情報! 】
■高安
1分半を超える我慢の相撲で、白星をもぎ取った。
栃ノ心に右前まわしを許し、頭もつけられると、半身で上体も起きた。
だが「左1本取っているから、焦ることはなかった。有利になるまで我慢しようと思った。自分がバタバタする必要はない」。
寄りをこらえ続け、強引な出し投げも踏ん張ると、左四つで胸が合った。最後は、相手の巻き替えに乗じて寄り切り。

■御嶽海
嘉風に4度目の対戦で初めて勝った。
上手まわしを許して投げに揺さぶられたが、「相手がよく見えていた」。
慌てず振りほどくと左を差してつかまえ、右上手を引いて一気に寄り切った。

■宇良
幕下時代から一度も勝てなかった貴景勝に通算7度目の対戦で初勝利。
右に動いて低い突進をかわし、左腕を手繰るようにして引き落とした。

■碧山
貴ノ岩を退けて、自身初の初日から6連勝。
互いに右へ変わる立ち合いとなったが、慌てずに先手を取った。
「圧力をかけて、はたいたからね」。丸太のように太い腕で突っ張って、勢いよくはたき込んだ。



17/07/14
6日目朝!情報! 】
■稀勢の里
6日目の14日、日本相撲協会に「左足関節靱帯(じんたい)の損傷で約3週間の安静加療を要する」との診断書を提出して休場した。
稀勢の里の休場は3度目で、2場所連続の途中休場となった。
愛知県長久手市内の宿舎で対応した師匠の田子ノ浦親方は「(本人が)相撲が取れる状況ではないと。昨日も話したが、今日最終的に決めました。簡単な決断でなかったのは確か」と話した。
6日目に対戦が組まれていた琴奨菊は不戦勝。

■照ノ富士
6日目の14日、休場した。
夏場所後に左膝の遊離軟骨を除去する手術を受けており、5日目まで1勝4敗と不振だった。再出場しなければ、秋場所はかど番となる。
休場は昨年初場所以来2度目で、6日目に対戦が組まれていた正代は不戦勝。



17/07/13
5日目朝!情報! 】
■稀勢の里
4日目、正代を力強く寄り切り、連敗を免れて2勝2敗と星を五分に戻した。

■高安
4日目、勝って3連勝の高安はやや不満げだった。
「引いちゃったね、途中。あれがだめ。直そうとしているが、やっぱり出ちゃう」
過去5勝3敗の難敵、御嶽海を右かちあげで起こし、突っ張り合いからいなした。
相手の体勢を崩して突き出すきっかけになった「いなし」に納得がいかなかった。


将棋藤井四段が、4日目取組終了後に白鵬と対面し、自ら文字を書き入れた扇子をプレゼント。
「かわいいね」と声をかけられたといい、「恐縮なんですけど、白鵬関のように堂々とした将棋を指せるように頑張りたい」と“横綱将棋”を目指すことを誓った。



17/07/12
4日目朝!情報! 】
■鶴竜
3日目の北勝富士戦で初黒星を喫した際に右足を痛め4日目より休場。
休場は、途中から休んだ5月の夏場所に続き、今年に入って3度目と不振が続いている。
通算7度目。4日目に対戦が組まれていた小結嘉風は不戦勝。
3月の春場所から17年ぶりに4横綱となったが、3場所続けて全員の皆勤は実現しなかった。

■栃ノ心
稀勢の里をねじ伏せ、15年春場所で日馬富士を破って以来の金星に胸を張った。
支度部屋では開口一番「ヨッシャー、やった。気持ちいいね」と喜び爆発。
右を絞って相手に左を差させずに万全の寄り切り。
結びでの金星は初めてで「座布団が舞ったのも初めて。うれしかった」と何度も感動をかみしめていた。

■北勝富士
横綱初挑戦で初金星を挙げた。
勝ち名乗りを受けた後、土俵下で「新十両を決めて以来」という、うれし泣き。
立ち合いから突き押しに徹し、「ガムシャラだった。引かせるしかない、と。どんぴしゃではまった。最高にうれしい。鳥肌が立った」と会心の相撲を振り返った。
15場所目の初金星は、幕下付け出しを除く年6場所制では、小錦に次いで大砂嵐と並ぶ史上2位のスピード記録。
日本出身力士では最速となった。



17/07/11
3日目朝!情報! 】
■日馬富士
まさかの連敗。
まわしを引けないまま強引に前へ出たのが良くなかった。
正代のすくい投げで体勢を崩されて最後は押し出され、「相撲になってないね」。
流れの悪い取り口をそう振り返るしかなかった。
初日からの連敗は大関だった2010年九州場所以来で、横綱昇進後は初めて。
昨年を含めて8度のうち、3度優勝している名古屋で今年は苦しいスタートとなった。

■稀勢の里
初顔の貴景勝との突っ張り合いを制して初日を出し、幕内通算勝利数を698とし、旭天鵬を抜いて単独8位になった。

■御嶽海
2日目の10日、連日の力強い相撲だった。
前日、大関・高安に勝った北勝富士の右のど輪を苦にしない。
両ハズで攻めて前に出ると、最後は右手一本で土俵の外に押し込んだ。
「最後は体が流れた。腰を割って、相手を正面に置いて逃さないようにしたい」と、会心の取り口にも反省を忘れない。

■嘉風
初日の日馬富士に続き、豪栄道も破って横綱と大関に連勝した。
すぐに左前まわしを引いて一気に寄る完勝だったが、呼吸が合わずに3度目でようやく成立した立ち合いは反省。
「しっくりこなかった。迷いかもしれない」と渋い顔だった。
最高の滑り出しを見せた35歳のベテランは「上位に勝ったけど、僕も上位だから」。
言葉に三役としての意地がのぞいた。

■正代
6度目の挑戦で日馬富士を圧倒。
「実感がわかない。部屋に帰ったら沸いてくるのかな。これが千秋楽だったら最高だけど、まだ2日目だから」。
殊勲の勝利をつかんでも冷静さを失わないのがこの男らしい。



17/07/10
2日目朝!情報! 】
■嘉風
初日の9日、稀勢の里に寄り切りで快勝。
84年ぶりに誕生した長野県出身の新関脇として臨む場所を白星発進した。
稀勢の里には6度目の挑戦で初勝利。
左上腕付近の故障で休場明けだった31歳の横綱に対し、相手得意の左四つを封じると、もろ差しで重心を浮かせて寄り切った。
「イメージ通りにちゃんとできた。新関脇で最高のスタートだと思います」と語った。

■御嶽海
初日の9日、日馬富士に快勝し、先場所の稀勢の里に続いて初日に横綱を破った。
動きの中で後ろを取り「良い体勢になりすぎて、どうしていいか分からなかった」。
最後は懐に入り、落ち着いて寄り切った。


4横綱3大関が出場して2横綱3大関に土がついたのは、1961年九州場所6日目以来で、56年ぶりの大波乱となった。



17/07/09
初日情報! 】
■稀勢の里
8日、現時点での力士別指定懸賞の本数について、稀勢の里が300本でトップであることを明らかにした。
2番手は高安で132本。以下、豪栄道の103本、御嶽海が102本、白鵬が99本で続く。
15日間の懸賞総数は1700本を超える見込みで、名古屋場所としては過去最多になることが確実。
今年3月の春場所でマークした地方場所最多の1707本を超える可能性もある。



17/07/08
本場所1日前情報! 】
■高安
7日、名古屋場所での初優勝に意欲を見せた。
長久手市内にある同部屋宿舎での朝稽古後「大関として力強い相撲を見せたい。やはり全部勝って優勝すること。それが僕の掲げていることですから」と語った。



17/07/07
本場所2日前情報! 】
■稀勢の里
名古屋場所へ、出場の決め手となったのは5日朝の稽古だった。
高安との相撲で「ばしっとはまった」。
内容、結果ともに手応えを得た。
最終判断は場所直前となったが、稀勢の里は「やる気で名古屋に来た。いつも通り調整した」と力を込める。

■鶴竜
6日、「もちろん出ますよ」と語り、名古屋場所への出場を明言した。
この日は出稽古に赴いた愛知県犬山市の時津風部屋で東前頭筆頭の正代や十両の豊山らと相撲を取った。
立ち合い鋭く右四つから前に出る場面もあり「立ち合いでしっかり当たれた」と手応えを語った。
左足首や、不安を抱える腰の状態については「いいですよ」と説明。
場所に向けては「相手に合わせず、自分の相撲を取りたい」と意気込んだ。

■照ノ富士
5日、若い衆を相手に18番相撲を取り、左足を軸にして投げるなど、6月上旬に内視鏡手術をした左膝の状態を確かめた。
前日4日は東京に戻り、左膝にたまった水を抜いたという。
「手術した割には動けている。あと何日かあるので戻していきたい」と意気込んだ。
6日は時津風部屋へ名古屋入り後初めての出稽古を行う予定。
「バーンと状態を良くしていく」と気合十分だ。



17/07/05
本場所4日前情報! 】
■白鵬
4日、場所前初の出稽古を行った。
お目当ては時津風部屋の幕内・正代)。
次の大関と期待される逸材との手合わせが今年初場所前からのルーチンで、14勝1敗と次世代のホープを“かわいがる”形で圧倒した。
厳しい攻めに正代が漏らした「ハー」という声に、白鵬は「ハーじゃない。ほれ」とゲキを飛ばした。
最後の一番はもろ差しから一気に寄り切られ、「おぉ」と絶賛して相手に自信をつけさせる余裕も見せた。
この1敗以外は完勝。「離れてよし、組んでよしだね」と自画自賛した。

■稀勢の里
4日、大関高安と17番の申し合いをしたが、左を差せず一気に寄られる相撲もあって7勝10敗。
稽古後は居残り稽古に臨み、付け人にスマートフォンで立ち合いを撮影させ、その動画を見ながら修整を試みた。

■高安
兄弟子の横綱稀勢の里を相手に相撲を17番取って10勝7敗。
「踏み込みが良かった。コンスタントに同じように当たることができた。今日は良かったですね」と手応えを口にした。
大関昇進を機に、場所本番で使う締め込みの色をこれまでの水色から黒に変更する。
新調した締め込みを初めて試着した高安は「(黒を選んだのは)直感です。気を引き締めてしっかりやりたい」と気合が入った様子だった。



17/07/04
本場所5日前情報! 】
■白鵬
横綱在位60場所は、千代の富士を抜いて北の湖の63場所に次ぐ史上単独2位。
通算勝ち星は元大関・魁皇の歴代1位の1047勝まであと「11」に迫っており、記録更新に期待がかかる。

■稀勢の里
3日、31歳の誕生日を迎え稽古場で元気な姿を見せた。
2日は急きょ稽古を回避。
1日の二所ノ関一門の連合稽古中に春場所痛めた左上腕部などの再発が心配されたが、弟弟子の新大関・高安相手に11勝7敗。
大事に至った様子はなく「体が起きてきた。見違えるような動きができた」。
時折笑顔を見せ、普段通り体を動かした。

■照ノ富士
2日、夏場所後に東京都内の病院で左膝の遊離軟骨を除去する内視鏡手術を受けたことを明らかにした。
名古屋市で開かれた部屋の激励会で取材に応じた。
「手術して1週間で四股を踏み始めた。毎場所最後の方になるとどうしても膝が持たないから手術した。徐々に良くなっている」と状態を説明。
この日の朝稽古では、名古屋に入ってから初めて関取衆と相撲を取った。

■高安
1日は、二所ノ関一門の連合稽古で琴奨菊、北勝富士の2人を相手に10戦全勝。
2日、愛知・長久手市内に宿舎を構える部屋で朝稽古した。
若い衆相手に、受けてからの攻めなど約20分にわたって稽古をつけた。
前日の連合稽古も「10番やっただけでも、だいぶ体にこたえた。夏の稽古は厳しいですね」と振り返るように疲労の色は隠せない。
それでも「まだ体力がないからスタミナをつける稽古をやりたい。まだまだ稽古量が足りないから、来週からしっかりやりたい」と、自らに厳しさを求めた。

■御嶽海
これまで宿舎で調整を続けていたが、29日は、初めて出稽古に赴き、境川部屋宿舎で、大関・豪栄道らと稽古に励んだ。
出稽古について、「関脇になったのでちょっと意識を変えようと思った。出羽海一門のトップがいる所に行きたかった」と説明。
一門最上位の豪栄道らにもまれて成長しようという考えだ。

■宇良
自己最高位に立ち、大きく勝ち越せば新三役も視野に入ってくる地位。
星を伸ばせば初めての横綱、大関戦が組まれる可能性もある。
29日は岐阜県羽島市の木瀬部屋で調整。
相撲は取らず土俵の外で軽く体を動かした。
「まず勝ち越しを目指す、と言える地位ではなくなってきている。怖いですね」と本場所へ緊張感を漂わせた。



17/05/27
14日目朝情報! 】
■白鵬
関脇玉鷲を力強く寄り倒し、13連勝で単独トップを守った。
14日目に2敗の大関照ノ富士に勝てば6場所ぶり38度目の優勝が決まる。

■豪栄道
宝富士を寄り切って勝ち越し、5度目のかど番を脱出した。

■高安
高安の大関昇進が確実となった。
横綱日馬富士をはたき込みで破って11勝目。
直前3場所の合計勝ち星は34勝となり、大関昇進の目安・33勝を1勝上回った。
横綱の壁を越えて印象度も抜群。



17/05/26
13日目昼情報! 】
■日馬富士
貴ノ岩の休場による不戦勝で1敗を維持した。

■白鵬
栃煌山をはたき込み、ただ一人の全勝を守った。

■高安
あっさり10勝を達成し、大関昇進の目安である3場所合計33勝のノルマを達成させた。
あと1番、2番勝ち星を増やすことができれば、誰一人文句を出すこともなく大関昇進が可能だろう。
高安にとって2回目の大関昇進挑戦の場所となり、硬さが出ることも考えられたが、淡々と勝星を重ねていった。

■貴ノ岩
12日目、日本相撲協会に「左大腿(だいたい)四頭筋肉離れで約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し、休場を届け出た。
11日目の輝との取組で負傷した。
稀勢の里が休場した11日目から2日続けて結びが不戦となった。

■阿武咲
新入幕で勝ち越しを決めた。
徳勝龍のいなしを残すと、突き返してから引き落とし。
角界入りする前は近大時代の徳勝龍に胸を借りており、「お兄ちゃんのような存在」だったという。



17/05/25
12日目朝情報! 】
■稀勢の里
11日目、3月の春場所で痛めた左上腕付近の状態が思わしくなく、横綱本人が師匠の田子ノ浦親方に申し入れ、「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の通院加療を要する」との診断書を日本相撲協会に提出した。

■白鵬
11日目の24日、白鵬が単独トップに立った。
豪栄道に右四つから万全の攻めで完勝し11連勝に伸ばした。

■高安
自信たっぷりの突き押しで、大関の座に向かって再び走り始めた。
立ち合いから栃煌山を圧倒し、最後は余裕たっぷりのはたき込み。
昇進のノルマとされる2桁勝利まであと1勝だ。



17/05/24
11日目朝情報! 】
■稀勢の里
琴奨菊戦で稀勢の里が何もできずに敗れた。
左を固めて右足から踏み込んだが、鋭く低い立ち合いですぐに左を差され、そのまま寄り切られた。

■白鵬
1敗で追走していた大関獲りの高安を執念で寄り倒し、無傷の10勝目。
初日からの10連勝は37度目の優勝を飾った昨年夏場所以来で、優勝争いは栃煌山を下して全勝を守った日馬富士とマッチレースの様相を呈してきた。

■高安
白鵬に寄り倒しで敗れ2敗に後退した。
支度部屋に戻ると何を問われても口を開かなかった。
立ち合いで頬を張られ、四つに組んでも最後まで白鵬のペース。
横綱に力の差をまざまざと見せつけられた形に終わり、じっと悔しさをかみしめた。

■宇良
自分より50キロ以上重い巨漢の魁聖を肩透かしで揺さぶり、最後は土俵際で切り返すなど動き回った。
勝ち越しの感想は「特に」と素っ気なかったが、通算100勝目と聞くと「それはびっくり。ジュースで乾杯します」と少しだけ笑った。



17/05/23
10日目朝情報! 】
■稀勢の里
痛恨の3敗目を喫し、賜杯が遠のいた。
栃煌山戦は右から張って出たところでもろ差しを許し、防戦一方で寄り切られた。
4日目の遠藤戦に続き、2個目の金星配給。
日馬富士、白鵬の両横綱が全勝を守ったため、トップと3差に開いた。

■高安
千代の国を破って勝ち越しを決め、首位との1差を守った。
力強い相撲で快勝し、白鵬に挑む10日目へ弾みをつけた。
攻守とも万全の取り口で勝ち越しを決め、大関昇進の目安となる10勝まであと2勝。
八角理事長は、第一声で「堂々とした相撲だよね」と絶賛した。

■琴勇輝
9日目、日本相撲協会に「左膝蓋靱帯(しつがいじんたい)断裂術後、左膝関節水腫で約3日間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。
師匠の佐渡ケ嶽親方によると、22日の朝から膝の具合が悪かったが、10日目の出場には強い意欲を示しているという。



17/05/22
9日目朝情報! 】
■稀勢の里
安定感抜群の内容で復調を印象づけた。 碧山を右から張って左四つに組み止め、じっくり攻めて寄り切り。 4連勝で6勝目を挙げた。幕内通算697勝で、旭天鵬に並び史上8位となった。
■日馬富士
千代翔馬を土俵下に吹っ飛ばし「立ち合いから自分の流れに持っていけた」と手応えを口にする。
19場所ぶりに初日から8連勝をマークしたが、「結果はあとからついてくるもの。一日一日全身全霊で務めるだけ」と先を見ずに泰然と構える。

■白鵬
「投げのタイミングがよかった」と琴奨菊を転がした一番を振り返った。
「まだまだこれから引っ張っていく」と、賜杯奪還へ気概を示した。

■高安
自賛の取り口で連勝した。
立ち合いの強烈な当たりで、豪栄道を下がらせると、間髪入れずに突いて出た。
大関に何もさせなかった完勝を「イメージした内容だった。毎日ああいう相撲が取れるといい」と満足げに振り返った。

■遠藤
終始攻めて豪栄道を破った。
当たり勝ってすぐに出て、たまらず引いた大関の動きにもしっかりついていった。
最後はもろ差しになって寄り切り、「きょうは相撲が最初から最後まで取れたし、体の反応も良かった。全部良かった」と珍しく自分を褒めた。



17/05/21
8日目朝情報! 】
■白鵬
大栄翔を寄り切り、全勝をキープ。

■日馬富士
嘉風を押し出し、全勝をキープ。

■稀勢の里
左上腕付近に負傷を抱えながら御嶽海を寄り切り、2敗を守った。

■高安
千代翔馬を突き落として連敗を免れ、6勝目。
ただ一人、1敗を守った。


立行司、式守伊之助が夏場所7日目の20日、「喉頭炎で可能な限りの安静と発声を控えるのが望ましい」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。
関係者によると初日から喉の不調を訴えており、復帰まで数日を要する見込みだという。



17/05/20
7日目朝情報! 】
■白鵬
1年ぶりの優勝を目指す白鵬が人気の遠藤を一蹴した。
左張りで突き放し、相手の動きを冷静に見極めて押し出し。
20発近い張り手も見舞う厳しい相撲での盤石の6連勝に「まわしを取れるのに越したことはないけど、立ち合いがよかった。その流れで勢いをつけて最後までいった」と涼しい顔で話した。

■豪栄道
成長株の御嶽海と五分の立ち合いから、最後は土俵際で豪快な下手投げを決め、相手の体を裏返し4勝2敗とした。
春場所休場の原因となった右足首の故障も問題はなさそうだ。
白星を2つ先行させて「順調に来ていると思います。本場所の土俵で相撲をとって、勘が戻っていくのが1番いい」。
調子が上向きになっていることを感じてか、言葉は力強かった。

■玉鷲
大関取りに挑む高安に今場所初めて土をつけた。
過去6勝6敗と五分の関脇同士。
大関の座を射止めんとする相手に「そういうことは、あとの話。相撲を取る前は勝負(の雰囲気)を楽しんだよ」。
相手のかちあげをはじき飛ばして一気に前進し、わずか2秒後に押し出した。

■阿武咲
新入幕阿武咲が、初日の黒星発進後、2日目から5連勝。
全勝の両横綱を1差で追う、1敗力士3人の中に割って入った。



17/05/19
6日目朝情報! 】
■稀勢の里
辛抱の相撲で初顔の千代翔馬を退け、白星を先行させて序盤戦を終えた。
左四つながら上手を許して食いつかれる苦しい体勢。
棒立ちになりながらも、再三繰り出される外掛けを何とかしのぐ。
相手の投げに乗じて胸を合わせ、両まわしを引きつけて前に出た。
うるさい相手の足技にも「落ち着いていたか」の問いかけには「そうですね」。
その後は相撲内容に納得いかないのか無言だった。

■高安
危なげない内容で無傷の5連勝とした。
4日目に兄弟子の稀勢の里を破っていた平幕の遠藤をつかまえ、左四つから寄り切った。
大関昇進の目安となる三役3場所33勝には今場所で10勝が必要だが、10日間を残して早くも“M5”。

■阿武咲
2日目からの連勝を4に伸ばした。
妙義龍の右喉輪を外して背後に回り込み、送り出して勝利を飾った。
立ち合いでじらされても「ずらしてくるので落ち着いてやった」と相手のペースに合わせることはない。
場所前は2桁勝利を目標に掲げていたが、「星勘定は考えていない。気づいたら考えているのがいい。本場所も稽古と思っている。場所中強くならないと上にいけない」と言い切った。


審判を務める錣山親方(元関脇寺尾)が体調不良のため、夏場所5日目の18日から休場した。
この日は同じ時津風一門の浦風親方(元幕内敷島)が代役を務めた。



17/05/18
5日目朝情報! 】
■稀勢の里
初めて金星を配給し、早くも2敗となり、ショックを隠せなかった。
支度部屋ではぼうぜんとした表情で生返事を繰り返し、引き揚げる際の足取りも重かった。
バランスを崩した遠藤を一瞬見て動きを止めたことで、相手を支える形となって反撃を許した。

■鶴竜
5日目、休場することが決まった。
師匠の井筒親方が明らかにした。
4日目の小結嘉風戦で3敗目を喫するなど不振だった。
同親方によると、左足首を痛めているという。
休場は2場所ぶり6度目で、14年夏場所の横綱昇進後では5度目。
5日目に対戦が組まれていた隠岐の海は不戦勝。

■日馬富士
幕内通算勝利数を683とし、歴代10位の元関脇・高見山に並んだ。

■高安
今場所初めて押し込まれたものの「俵をかむように残せて足に力が伝わった」と、土俵際で御嶽海を豪快にひっくり返した。

■遠藤
稀勢の里を押し出しで破り、通算3個目の金星を挙げた。



17/05/17
4日目朝情報! 】
■稀勢の里
千代の国に懐に入られて俵に足がかかったが、痛めている左上腕で相手の差し手を抱えて残し、引かれたところで一気に出て押し出した。
新横綱の春場所から平幕相手に無傷の10連勝で、初顔相手にも10連勝となった。

■鶴竜
連敗を止めてようやく初日。
攻めながら慎重に回り込んで遠藤を引き落とし、「これ以上は負けられませんから」と安どの表情だった。

■高安
圧力勝ちだった。
突き押しで先手を取り、機を見てはたき込み。
元大関に何もさせず、「内容のいい相撲。自分の展開」と自賛した。
2桁勝利が目安となる大関昇進へ中身の伴った初日からの3連勝は幸先がいい。
勢いに乗る27歳は「苦労したときもあったが、やっと一皮むけられた。こつこつやってきたことが結果に出ている」と充実感に満ちあふれていた。



17/05/16
3日目朝情報! 】
■稀勢の里
隠岐の海の右差しを許さず、まだ相手を横向きにするほどではないが、圧力もかけた。機を見て、巻き替えるように左をねじ込んだ。流れのあった取り口を「うん。いいんじゃないかな」と静かに振り返った。
本人は患部の状態を「問題ない」としか言わないが、隠岐の海は「左のおっつけが強かった。ベストじゃないだろうけど、力も強かった」と感じた。
八角理事長は「攻めてから差すのは良い。ひとつ勝てばほっとするだろう」と述べ、きっかけになりそうな白星と捉えた。

■白鵬
嘉風を右からかち上げた後、何度も顔を張り、肘も交えて激しく突っ張った。相手の頭が下がった瞬間を逃さず、タイミング良くはたき込んだ。
休場明けの今場所。
初日は土俵際で逆転を許しかけただけに「きのうのきょうだし、引き締めていった」。
稀勢の里を破っていたうるさい嘉風に完勝し、満足そうだった。

■豪栄道
悔しさをかみしめた。 大関とりの関脇高安に立ち合いで完全に当たり負けし、一方的に突き出された。
高安には3連敗で、通算対戦成績は8勝15敗になった。
「完璧にバランスが崩れました。(高安の)かち上げっすね」。
かち上げから突っ張りという相手の必勝パターンにのみ込まれた。

■高安
豪栄道を寄せ付けなかった。
立ち合いでかち上げて相手の上体を起こし、すかさず突いて出て何もさせなかった。
大関相手の取組も「イメージ通りの内容だった。毎日ああいう相撲が取れたら良い」と落ち着いた様子で振り返った。
今場所初の上位戦を危なげなくものにした。
連勝でのスタートにも「自分のできることを自信を持ってやっていくだけ」と淡々と表情を緩めることもなく、気を引き締めていた。

■千代の国
初顔合わせの横綱鶴竜を相手に初金星をあげた。
引き落としで撃破し、「思い切り当たることだけを考えた。あとは体が動くままに任せた。座布団が舞ってうれしかった」。
4月25日に同じ26歳の愛さんと結婚。
両膝の故障で一時は幕下まで落ちた時期も支えてくれた新妻に、「(金星を)早く伝えたい」と声を弾ませた。



17/05/15
2日目朝情報! 】
■稀勢の里
3月の春場所中に痛めた左上腕部、左大胸筋の負傷が癒えていない状況を露呈した。
嘉風の当たりを左胸で受け止めた。
だが、右から強烈におっつけられ、負傷の影響が残る左腕が機能不全に陥った。
体勢が起きて後退。押し出された。
「(おっつけを)我慢できればね…。あしたから切り替えてやる」。

■白鵬
千代の国を寄り切り、白星発進した。
土俵際で右突き落としを食らい体勢を崩してピンチとなったが、相手の足が先に出ていたため助けられた。
「稽古場で(千代の国の体が)柔らかいと思ったけど、場所の方が柔らかかった」。

■高安
大関とりに挑戦する関脇高安は、平幕の大栄翔を危なげなくはたき込んで白星発進。

■豊山
新入幕の東前頭16枚目の豊山は魁聖を寄り切って、幕内最初の一番を白星で飾った。
豊山のしこ名は1981年に元小結の長浜広光さんが引退して以来、36年ぶりの復活となった。



17/05/14
初日朝情報! 】
■稀勢の里
13日は国技館で優勝額贈呈式と安全を祈願する土俵祭りが行われ、初場所と春場所で連続優勝を果たした横綱・稀勢の里の優勝額がお披露目された。
日本出身力士が一度に2枚の額を受け取ったのは、1996年秋場所前の貴乃花以来、21年ぶり。
左上腕付近のケガを抱えながらも出場を決断した横綱は、37年の双葉山を最後に80年間成し遂げられていない初優勝からの3連覇の偉業に挑む。

■高安
2度目の大関とりに挑む関脇高安も土俵祭りに参加し、「全部勝って優勝を目指したい。昇進は結果次第だから」と大きな目標を掲げた。
春場所は初日から10連勝。 「初日は15日間の流れをつくる大事な相撲。全力で取り組みたい。いい内容で勝てば気持ちも乗ってくる」と、初日の平幕大栄翔戦に気合を入れた。



17/05/13
場所1日前情報! 】
■稀勢の里
12日、東京都墨田区の野見宿禰(のみのすくね)神社で土俵入りを行った。
春場所で負傷した左大胸筋、左上腕には不安を残すが「腕は2本あるからね。少しでも力が入れば相撲は取れる」と完全燃焼を誓った。

日本相撲協会関係者によると、夏場所の稀勢の里への個人指定懸賞が過去最多だった春場所の300本から608本まで倍増することが判明。
懸賞金の総本数も過去最多を更新することがほぼ確実となった。

■御嶽海
場所前は痛めている左手の回復を優先し、下半身を中心にした体づくりに終始した。
夏場所は実戦感覚を呼び起こしながら白星を重ねられるかが、鍵を握る。
「不安がないと言ったらうそになる。出稽古ができておらず、関取衆との実戦感覚はつかめていない」。
12日までの稽古は砂袋を使ってのすり足や、付け人に打たせた引き技に対して足を運ぶメニューを重ねた。
「下半身の動きと、上半身に(下から)バランス良く力を伝えているかを確認した」と自己流の調整だった。

※朝赤龍
12日、元関脇・朝赤龍が現役を引退すると発表した。
4月に日本国籍を取得しており、この日の理事会で年寄「錦島」を襲名することが承認された。
十両だった昨年九州場所で負け越し。
今年初場所で幕下に転落したことで、同部屋で138年続いていた関取が消え、話題となった。
西幕下9枚目で臨んだ春場所も負け越し、十両復帰が遠のいていた。

※時津風親方
12日、腰椎椎間板ヘルニアの手術を17日に受けるため、夏場所の勝負審判から外れることを明らかにした。
代役は時津風部屋付きの枝川親方が務める。



17/05/12
場所2日前情報! 】
■稀勢の里
左上腕などを負傷していた稀勢の里の夏場所への出場が11日、正式に決まった。
疲労回復のために稽古を休んだ横綱に代わり、師匠の田子ノ浦親方が「出場します。休場はしません」と明言した。
この日朝に親方が横綱と電話で話して最終的な意思を確認。
「やってみないと分からないが本人がやれるというので。横綱らしい相撲をとってもらうしかない」と弟子の強い意志に全てを託した。

■日馬富士
11日、部屋での稽古で汗を流し、短い言葉の中に闘志を込めた。
この日の稽古は、照強、誉富士を相手に16番。
持ち前の速攻相撲で圧倒し、全勝で稽古を終えた。
最後の優勝以降は12勝、11勝、4勝(途中休場)、10勝と下降気味だが、先場所は13日目に新横綱稀勢の里に快勝し存在感を見せた。
場所を目前に「順調です。自分のやるべきことはやった。頑張ります」と表情を変えずに話した。
ただ、話題を稀勢の里の出場決断について振られると「私も出ます」とニヤリ。
横綱の意地を見せ、優勝回数の2ケタ到達に王手をかけたいところだ。

■白鵬
11日、稀勢の里の夏場所出場に理解を示した。
伊勢ケ浜部屋での出稽古後に「いけるというのがあったんじゃないか。場所で15日間あるから、そこで(体を)つくっていけるというのもあるのでしょう」と話した。
17年ぶりの4横綱になった先場所は、自らの途中休場により一角が崩れた。
「今度はしっかり最後まで取り切りたい」と意気込んだ。

■高安
11日、旺盛な食欲との闘いにも挑んでいることを明かした。
番付発表後に2日間、1回の食事で丼4杯の米を食べ続けたところ、自己最高の183キロまで増量。
現在は176キロまで落としたが、「唯一の楽しみは食べること。ときに暴走することもある。食べ終わって後悔する。そこと勝負したい」と“暴食封じ”を誓った。
この日の稽古は軽めの調整で終え、「一回り成長できた」と手応えを口にした。

■豪風
11日、東京場所前恒例の激励会で、会員15人が東京中央区の相撲茶屋「盛風力」に集結。
代表して激励金を手渡した市川優・会長が「今場所狙うのは小結でしょう」と“要求”するなど7年ぶりの三賞受賞を祈って幕内最年長の奮闘を期待。
「自分の力ではなく変わらず応援してくれる方の力がある。今年達成していない三賞を目指します」と力強く抱負を語った。



17/05/11
場所3日前情報! 】
■稀勢の里
10日、時津風部屋に出稽古し、伝家の宝刀、左おっつけを解禁した。
春場所で負傷した左上腕部、左大胸筋が癒え、ついに全開レベルに達したことを証明。
正代を相手に15番全勝と夏場所への出陣態勢は整った。
伝家の宝刀がついに抜かれた。
同じ相手と続けて取る三番稽古の終盤だった。
立ち合い、当たると左おっつけで正代の体を起こした。
吹っ飛ばすと、そのまま左腕を突き出し、土俵外に一気に押し出した。

■照ノ富士
10日、時津風部屋に出稽古し、正代、遠藤、錦木と稽古し、14戦全勝と絶好の仕上がりを見せ付けた。
「外れる癖がある」と前日に右肩を負傷。
この日はテーピングを巻いていたが、出場に支障ないことを確認した。稽古最後にはぶつかり稽古で遠藤をかわいがり。
「みんな痛いんだよ。お前だけじゃない」と気迫十分だ。

■正代
10日、横綱、大関相手に計23番取り、疲れ切った。
照ノ富士の三番稽古相手を務め、8戦全敗、続いて、稀勢の里に指名され15戦全敗。
さらに稽古の締めには横綱相手にぶつかり稽古を繰り返し、ぶっ倒れた。
「立ち合いは力を横綱に伝えることができたかな。もろ差しになりたかったけど許してくれなかった。力強いですねやっぱり」と完敗。
「幸せです。期待に応えられるように本場所で頑張らないと」と感謝した。



17/05/10
場所4日前情報! 】
■稀勢の里
9日、二所ノ関一門連合稽古で、春場所後、初めて三役以上との稽古を解禁した。
琴奨菊を相手に10番で7勝を挙げて「強い相手とやれたことが収穫」と強調した。
やる気持ちが、立ち合いに見え隠れした。
琴奨菊との最初の2番、タイミングがずれて「待った」。
春場所で負傷した左上腕部には、分厚いテーピングをサポーターの上から巻いたまま。
満面の笑みとはいかなかったが、夏場所に向けてしっかりと一歩前進した。

■高安
9日、二所ノ関一門連合稽古で一門外の白鵬が参戦。
白鵬の“指名”を受け10番で2勝8敗も、横綱に投げ勝つ場面もあるなど内容的には互角に近かった。
「どんな形になっても攻める姿勢を取ろうと思った。勝ち負けも大事だけど今日は内容も悪くなかった」と満足げ。
今場所前は兄弟子・稀勢の里との申し合いができず、武者修行さながら方々の部屋への出稽古で自信を深めている。
「あと少し体力をつけて、いい状態で初日へ」と目を輝かせた。



17/05/09
場所5日前情報! 】
■白鵬
8日、時津風部屋に出稽古し、夏場所に向け調整を行った。
正代、豊山、十両旭大星、錦木、旭日松らと16番取って全勝。
春場所の途中休場の原因となった右足裏と右太ももの負傷の影響を感じさせない、鋭い踏み込みと力強い上手投げや押し出しで終始圧倒した。
「(自分の体に)重さもあったし、残る稽古もできた。よかったんじゃないかな」と手応え十分。全身から噴き出る大量の汗と引き締まった表情が、充実した稽古内容を物語っていた。
出稽古を見守った師匠の宮城野親方は「モンゴルでのトレーニングがものすごくきつくて、大関に上がる前以上のことをやったと本人が言っていた。下半身を鍛えているからぶれない。落ち着いて投げられている。今場所は気合が入った良い相撲を見られる」と期待していた。

■稀勢の里
8日、二所ノ関一門連合稽古で十両・琴恵光、幕内・豪風を相手に16番取って14勝2敗だった。
この日も負傷箇所をテーピングで固定し、得意の左おっつけは見られなかった。
逆に左を攻められると後退する場面もあった。
「自分の相撲を意識した。(左腕の状態は)非常にいい。稽古場は一日一日充実している」と言うものの、夏場所に向けて不安は残る。
二所ノ関親方は、「左から当たっているから、だいぶ回復している。8割くらいはきている」と見ている。
ただ、上位陣との稽古ができていないこともあり、出場した場合について「前半戦がヤマとなる」と懸念していた。

■高安
1日の番付発表後は部屋で稽古したのが1日だけ。
出稽古が続いており「飛ばしすぎた」と疲れがたまっている様子。
輝との申し合いでは自ら崩れて左膝を痛がる場面もあり「少し下半身に力が入らなかった」と反省した。
9日も連合稽古が控えており、「気持ちを引き締めていきたい」と奮起を誓っていた。

■琴奨菊
8日、二所ノ関一門の連合稽古に参加し、関取衆の申し合いで10番取り4勝6敗。
得意のがぶりで一気に持って行くなど元気いっぱい。
「(もっと)攻めのバランスにならないといけない。方向性はいいと思う」と修正点ははっきりしている様子。



17/05/08
場所6日前情報! 】
■稀勢の里
7日、追手風部屋に出稽古し、大栄翔との三番稽古15番で14勝。
春場所で痛めた左上腕部や胸部を気にし、顔をしかめる場面もあったが「痛みはない」と8、9両日の二所ノ関一門の連合稽古参加を明言した。
相撲を取れずにいた春場所後に徹底的に鍛え上げた下半身の粘りで、大栄翔の押しをどっしり受け止めた。
息もほとんど上がらずに「いい状態で(下半身を)使えている。どんどん圧力を相手に与えながら、おのずと上半身がついてくればという気持ち」。
うなずきながら成果を強調した。

■高安
阿武松部屋へ出稽古し、新入幕の阿武咲と36番取った。
重心が低い押し相撲の阿武咲に対し、突き、押しや、先に右上手を取りにいくなどいろいろな立ち合いを試した。
「自分は下から押し上げてくる力士が得意じゃない。納得するまでいこうと思った」と明確に狙いを持って汗を流した。

■御嶽海
4月14日の春巡業松本場所の申し合い稽古で左手を痛めた。
翌日以降は稽古の土俵に上がれず、土俵下などで体を動かした。
左手はまだ痛みがあるため、夏場所に向けた稽古は一人で行うメニューが中心になりそう。
2日は、砂袋を肩に乗せた状態で腰を上下させて体幹を鍛えたり、スピードを意識したすり足を繰り返したりした。

■遠藤
3日の横綱審議委員会稽古総見で古傷の足首を痛めたという。
「アクシデントがあったが、治療したらだいぶ良くなっている」と表情は明るい。
角界屈指の人気力士は新三役に向け「あまり意識せず、まずは上位で勝ち越したい。そうすれば三役に上がった時も力になる」と意気込んでいた。

■大栄翔
7日、追手風部屋への出稽古で稀勢の里に指名され15番続けて相撲を取った。
「相撲界で一番強い人と稽古した経験は自信になる」とうれしそうに話した。
稽古中、横綱に「思い切り来ていいから」と言われ、持ち味の突き、押しで何度も押し込んだ。
ただ「押し込めても土俵際でまた一段重くなって、残り腰もすごい」。
自己最高位の東前頭3枚目で初めての上位戦を迎える夏場所へ、貴重な経験を積んだ。

■阿武咲
7日、大関昇進を目指す高安が出稽古に来た。
三番稽古に指名されると、格の違いを見せつけられ、最初の10番は3勝。
だが、ここからスタミナ抜群の馬力を見せ、後半に4連勝するなど合計36番で19勝17敗と勝ち越した。
稽古後は「高安関はアツ(圧力)といい残り腰といい、えぐいっす。でも、めっちゃ楽しかった。きついけど楽しい気持ちの方が大きいです。稀勢関(横綱稀勢の里)に稽古をつけてもらった時も同じような感覚でした」と、うれしそうに話した。
三番稽古の内容にも「感覚が良かった。こらえられる所はこらえられたし、足の運びとか感覚的に良かったです」と言い「調子が悪くても押せる。力がついてきたと思う」と満足そう。
夏場所は「2ケタは勝ちたいです」と、すっかり自信をつけたようだ。



17/03/27
場所後月曜の朝!情報! 】
■稀勢の里
千秋楽2敗だった新横綱稀勢の里が、1敗で単独首位にいた照ノ富士を本割と優勝決定戦で続けて破り、劇的な逆転。
2場所連続2度目の制覇を果たした。
直接対決で本割、決定戦を連勝して逆転優勝したのは2002年初場所の栃東以来。
新横綱の優勝は1995年初場所の貴乃花以来、22年ぶり8人目。

■白鵬
26日、千秋楽パーティー後の取材で、新横綱稀勢の里の逆転優勝をたたえ「感動しました。4横綱になって新横綱が引っ張ってくれた。いいものを見せてもらって気合が入った」と話した。
稀勢の里がけがを押して出場したことについては「ここまで来たんだから(出る)というのがあったんだろう。無理はしたと思う」と心中を察した。
白鵬自身のけがについては「なかなか痛みが取れない」と述べた。
4月の春巡業の前半は休場する意向で、回復を優先させる方針を示した。

■御嶽海
14日目に三役で初めての勝ち越しを決めていた御嶽海は26日、栃煌山と対戦。
引き落としで勝ち、9勝6敗として三役2場所目を終えた。
休場者を除いた3横綱、1大関には一人も勝てなかったものの、三役同士の玉鷲、正代に2勝。
平幕6人にも取りこぼさなかった。



17/03/26
千秋楽朝!情報! 】
■稀勢の里
痛みを押して土俵を務める新横綱・稀勢の里に、館内は歓声とため息が交錯した。
14日目の25日、前日に左肩付近を負傷した稀勢の里が強行出場した。
結びの一番で鶴竜との横綱対決であえなく敗れたが、会場は健闘をたたえる拍手に包まれた。
支度部屋で「最後までやりたい」と千秋楽出場を明言した。
最高位の自覚を胸に、土俵に向かう決意だ。

■琴奨菊
1場所での大関復帰がなくなる6敗目。
風呂に入ると、周囲に響き渡るうなり声を上げた。「あー、くそっ」。
続けて仕度部屋に腰を下ろすと、「結果論だから仕方がない」と目をつぶった。

■御嶽海
25日、14日目で8勝目を挙げ、三役で初めての勝ち越しを決めた。
新三役だった昨年11月の九州場所で6勝9敗と負け越したが、24歳のホープは三役2場所目で成長を示した。

※先頭力士

1敗
照ノ富士

2敗
稀勢の里

※本日直接対決!

17/03/25
14日目日中!情報! 】
■稀勢の里
13日目の取組で左肩付近を痛めた稀勢の里について、師匠の田子ノ浦親方は25日「本人が出たいと言っている。本人に強い意志がある」と述べ、14日目の25日も出場することを明らかにした。
同日朝、けがの状態を本人に尋ねた田子ノ浦親方は「(痛みが)ましになっている。体も動く。本人も大丈夫と言っている」と語った。



17/03/25
14日目朝!情報! 】
■稀勢の里
日馬富士に寄り倒され、初黒星となった。
この一番で左胸付近を負傷。
支度部屋に戻っても左腕を動かせずに痛がるなど深刻な状況で、救急車で大阪市内の病院に搬送された。
出場するか否かは14日目の朝に判断する。

■照ノ富士
鶴竜を寄り切り、1敗を死守した。
立ち合いで遅れてもろ差しを許したが、外四つから左四つに体勢を変えて勝機を待った。
中央で激しい攻防を繰り返し、胸を寄せて横綱を俵へ運ぶと、一度つられながらも踏ん張る。
最後は持ち前のパワーで両上手を引いて寄り切った。
初優勝した15年5月の夏場所以来の頂点が見えてきた。
優勝の可能性を聞かれて相好を崩したが「(優勝は)稀勢の里でしょ」と乗ってこなかった。

※先頭力士


1敗
稀勢の里 / 照ノ富士

3敗
日馬富士 / 高安 / 栃煌山



17/03/24
13日目日中!情報! 】
■荒鷲
13日目の24日、休場した。
9敗目を喫した12日目の稀勢の里戦で左足首周辺を痛めていた。
休場は三段目時代の2007年九州場所以来、8度目。



17/03/24
13日目朝!情報! 】
■稀勢の里
荒鷲を寄り切って12戦全勝で単独首位を守った。
初日から12連勝は自身3度目。
1949年以降32人誕生した新横綱で無傷12連勝は史上4人目、2位タイ記録。
上には83年秋場所で15連勝した先代師匠の故鳴戸親方、隆の里がいるだけだ。

■照ノ富士
遠藤を浴びせ倒し、唯一1敗をキープ。
相撲巧者の遠藤に土俵際まで寄られ、先場所までならここで万事休すだが、上手をつかんでいた右腕だけで154キロの遠藤を持ち上げた。
そのまま前に出ると、右足で切り返しながら浴びせ倒し。
館内の度肝を抜いた。

※先頭力士

全勝
稀勢の里

1敗
照ノ富士

2敗
高安 / 栃煌山

3敗
日馬富士



17/03/23
12日目朝!情報! 】
■稀勢の里
3度目の結びの一番は嘉風に動き回られて苦戦しながら、送り出しで勝って11戦全勝とした。
15日制定着後の1949年夏場所以降では大鵬、隆の里、貴乃花に続く新横綱優勝が見えてきた。
初優勝からの連続優勝は15日制では千代ノ山と朝青龍しか達成していない。
その2つを成し遂げれば、15日制以前の双葉山以来となる。

■高安
鶴竜の上手出し投げに屈して、初黒星。
支度部屋では無言を貫き、最後まで口を開くことはなかった。
全勝Vなら大関昇進のムードも高まっていたが、審判部長の二所ノ関親方は「1敗したからね」とトーンダウン。
12日目は横綱日馬富士に挑戦する。

※先頭力士

全勝
稀勢の里

1敗
照ノ富士 / 高安 / 栃煌山



17/03/22
11日目日中!情報! 】
■千代皇
11日目の22日、「右母趾末節骨骨折で約1か月程度の安静加療を要する」との診断書を提出し休場すると発表した。
今年2月の稽古中に転倒して痛め、7敗目を喫した10日目の宇良との一番で再発してしまった。
休場は14年の九州場所以来、2度目。



17/03/22
11日目朝!情報! 】
■稀勢の里
珍しいく右からの張り差しで馬力のある玉鷲の出足を止め、すぐに得意の左を差して寄り切り。
これで1月の初場所10日目から16連勝。
大関時代の平成25年春から夏場所にかけた自身最多連勝に並んだ。

■高安
立ち合いで変化した貴ノ岩をはたき込みで下し、全勝を守った。
関脇の初日からの2桁連勝は平成22年春場所の把瑠都以来。
初優勝なら今場所後の大関昇進の可能性も出てきた。

■嘉風
鶴竜を一方的に寄り切る会心の一番。
「いいところが全部出た。」と通算6個目の金星を獲得。

※先頭力士

全勝
稀勢の里 / 高安

1敗
照ノ富士 / 栃煌山



17/03/21
10日目朝!情報! 】
■稀勢の里
琴奨菊の思った以上の突進に後退するも、土俵際膝に余裕を残しながら、右から突き落として全勝を守った。
「ギリギリのところだった」。
初場所でも唯一の黒星をつけられており、「しっかりやろうと集中した」。

■照ノ富士
9日目、5連敗中で通算1勝7敗の勢を寄り切り、勝ち越しかど番を脱出した。
大関に昇進した平成27年名古屋場所以来となる難敵撃破にご機嫌。
「土俵に上がったら相手が小さく見えた。普通にやればいけると思った。小さく見えるときは、勝っちゃうんだよ」。
賜杯争いも稀勢の里、高安を1差で追走。好調の大関が場所を盛り上げる。

■高安
豪風の左の変化にも慌てずに対応。
はたき込みで幕内最年長の37歳を下し、初日からでは自身初となる9連勝とした。
「よく稽古をやる相手だから、取り口は頭に入っている。どういう動きにも対応できるようにしていた」。

■荒鷲
9日目、日馬富士を破り、先場所の鶴竜、白鵬に続き3個目の金星を獲得。
通算400勝に花を添えた。
「いいですね。うれしいですね。ちょっと乾杯くらいはします」と自然と笑みがこぼれた。

※先頭力士

全勝
稀勢の里 / 高安

1敗
照ノ富士 / 栃煌山

2敗
鶴竜 / 千代翔馬



17/03/20
9日目朝!情報! 】
■稀勢の里
初日からの8連勝で勝ち越しを決めた。
初優勝を飾った初場所でも中日で勝ち越しており、新横綱で迎えた今場所も堂々たる勝ちっぷりをみせる。
昇進後は多忙な日々を過ごし、土俵では負けられない最高位の重圧とも闘う新横綱のストレート給金は、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で過去4人だけだ。

■高安
1分近い熱戦の末、勢を下手投げで下し、勝ち越しを決めた。
ストレート給金は平成26年名古屋場所以来3度目。
一瞬ヒヤリとする場面もあったが、「時間はかかったけど、慌てずに自分の形ができるのを待った」と及第点をつけた。
兄弟子の稀勢の里と並走の賜杯争い。
「勝ち越しは一つの区切り。(後半戦も)同じ気持ちで。自信を持ってやります」と、まずは自己最長に並ぶ9連勝に挑む。

※先頭力士

全勝
稀勢の里 / 高安

1敗
照ノ富士 / 栃煌山

2敗
鶴竜 / 日馬富士 / 琴奨菊 / 千代の国 / 千代翔馬 / 徳勝龍



17/03/19
中日朝!情報! 】
■稀勢の里
御嶽海を寄り切り、7連勝。
相手が苦しまぎれに左を巻き替えてきたところを一気に逆襲。
一直線に寄り返した。
「集中してやっただけ」と、涼しい表情を浮かべた。

■高安
7日目、強烈なかち上げ一発で蒼国来を吹き飛ばし、全勝をキープした。
連日の速攻での白星街道に「前に出て、しっかり突き放すいい相撲。イメージ通り」といつものように淡々と話した。

※先頭力士

全勝
稀勢の里 / 高安

1敗
照ノ富士 / 栃煌山

2敗
鶴竜 / 日馬富士 / 玉鷲 / 琴奨菊 / 宝富士
千代の国 / 千代翔馬 / 隠岐の海 / 徳勝龍



17/03/18
7日目朝!情報! 】
■高安
6日目の17日、照ノ富士との無敗対決を制した高安の精神面の充実は目を見張るばかり。
大関昇進という目標を見据え、取り口にはすごみすら漂わせている。
仕切りでにらみつける大関の視線を伏し目でいなす。
立ち合いはじらされたが、じっと待ち構えた。
「呼吸を合わせて立ちました」と落ち着いていた。

■松鳳山
6日目の17日、12度目の挑戦で鶴竜から金星を奪った。
「どんな白星よりうれしい」と相好を崩した。
回転の速い突っ張りで横綱の上体を起こし、引きに乗じて突き出した。
張られて頭を下げたところを引かれていた負けパターンを反省し、突っ張りから双差し狙いの意識を徹底。
「(懐に)入るつもりだったんで考えた通りじゃない」と言いながらも、ようやく出た初日に「やっとスタートを切れた」。
会心の相撲に、普段から冗舌な33歳は笑いが止まらなかった。

※先頭力士

全勝
稀勢の里 / 高安 / 栃煌山

1敗
照ノ富士 / 宝富士 / 千代翔馬

2敗
鶴竜 / 日馬富士 / 玉鷲 / 琴奨菊 / 以下4人



17/03/17
6日目朝!情報! 】
■稀勢の里
初日から5連勝は、15日制となった1949年夏場所以降に誕生した横綱32人中11人目となった。
さらに幕内通算勝利を683に伸ばし、外国人力士で初めて優勝した高見山に並んで歴代9位となった。
「しっかりやるだけ」と偉大な先人に追いついても感慨などないが、来場所には7位の貴乃花(701勝)、6位の武蔵丸(706勝)が射程圏内。

■豪栄道
6日目の17日、休場する事になった。
先場所は勝ち越した後で右足首を痛めて途中休場。
ご当地となる今場所は負傷の影響が残り、2日目から4連敗と不振だった。
このまま休んで負け越せば、5月の夏場所は5度目のかど番となる。

※先頭力士

全勝
稀勢の里 / 照ノ富士 / 高安 / 宝富士 / 栃煌山

1敗
鶴竜 / 千代翔馬

2敗
日馬富士 / 玉鷲 / 琴奨菊 / 御嶽海 / 以下10人



17/03/16
5日目午後!情報! 】
■白鵬
5日目の16日から休場することが決まった。
場所前の稽古中に右足裏を負傷、初日正代戦で悪化し、2日目からはテーピングを施していた。
この日の朝稽古後に師匠の宮城野親方が「休場。太ももも腫れている。そこから全部調べてもらっている」と説明した。



17/03/16
5日目朝!情報! 】
■白鵬
勢に一方的に攻められて2敗目を喫した。
4日目までに2敗したのは2015年秋場所以来。
珍しい事態に「荒れる春場所だな」と自嘲気味に話した。
場所前の稽古でけがをした右足裏の影響があるようで、「自分の立ち合いができない」と説明。
巻き返しに「一番一番ですね」と話した。

■稀勢の里
横綱として初の結びの一番で、初顔合わせの蒼国来を堂々と退けて、全勝を保った。
右上手を引いて、じっくりと寄って最後は差し込んだ左のかいなを返す盤石の攻めだった。
「集中してやるだけ。(流れは)まあ、いいんじゃないですか」と貫禄を漂わせながら語った。

■琴奨菊
大関復帰を懸けた正念場。
鶴竜を力強い寄りからすくい投げ、初日の日馬富士に続く横綱撃破。 弾みのつく白星を手にした。

■勢
白鵬を強烈な左おっつけからの寄り倒しでやぶり、二つ目の金星を挙げた。
横綱が仕掛けた捨て身の左小手投げに自身も倒れ、物言いがついたが軍配は変わらず。
白鵬の自滅で勝った昨年名古屋場所と比べ「いい形で取れている。うれしい」と成長を実感した。



17/03/15
4日目朝!情報! 】
※好調力士
稀勢の里は貴ノ岩、鶴竜は勢をそれぞれ粘り強く攻め、カド番大関の照ノ富士とともに3連勝を飾った。
高安も琴奨菊を豪快に下手投げで勝って3連勝。

■蒼国来
33歳2カ月の蒼国来が日馬富士を撃破。
初金星としては史上2位の年長記録となった。
結びの一番も初めてで「続けてきてよかった。一瞬何が何だか分からなかった」と仕度部屋に引き揚げてから喜びをかみしめた。



17/03/14
3日目朝!情報! 】
※好調力士
4横綱は安泰だった。
白鵬が蒼国来を寄り切り、日馬富士は勢をはたき込み、ともに連敗を免れて初白星を挙げた。
新横綱の稀勢の里は、正代を押し出し、豪風を寄り切った鶴竜とともに2連勝。
4横綱がそろって勝つのは26年ぶり。
今場所から関脇に落ちた琴奨菊も貴ノ岩を寄り倒して2勝目を挙げた。

■高安
合口のいい豪栄道をはたき込み、2連勝とした。
頭を下げて踏み込んできた相手を喉輪で起こし、落ち着いてさばいた。
大関候補にふさわしい内容に「自信を持ってやれば、必ずできるから。しっかり残して自分の展開になった」と風格すら漂わせた。

■宇良
2日目で土がついた。
大阪市平野区出身で日大に進んだ1学年上の平幕大翔丸に、なすすべなく押し出される完敗。
「余裕がなかった。力の差を感じた」と脱帽した。
関学大時代には1度対戦して白星。
「そうでしたかね」と思い出話には興味なしだった。



17/03/13
2日目朝!情報! 】
※荒れる春場所
新横綱の稀勢の里は豪風を落ち着いて押し出し、鶴竜は御嶽海を退け白星発進。
白鵬は正代に突き落とされ、日馬富士は関脇に転落した琴奨菊に完敗し黒星発信。
17年ぶりの4横綱時代で2横綱が敗れる幕開けとなった。
宇良は佐田の海に勝って新入幕白星発進。

※輝、土俵入りでミス
土俵を下りる際、通常左回りになるところを右回りとなり、正面に尻(背面)を向けてしまった。
相撲界では失礼にあたり“禁忌”とされる行為に「初めてだったので、緊張してしまった。(間違いには)終わってから気づいた」と22歳は恐縮した。



17/03/12
初日情報! 】
■白鵬
11日には会場で土俵祭りが行われ、白鵬をはじめ三役以上の力士らが出席して15日間の安全を祈願した。
この日、32回目の誕生日を迎えた大横綱は11年3月11日に起きた東日本大震災の被災地へ出席者と黙とうをささげ、被災地とともに戦う覚悟を見せた。


11日、土俵祭りが会場のエディオンアリーナ大阪で行われ、八角理事長ら親方衆、三役以上の力士が出席し、場所中の安全などを祈願した。

12日、会場のエディオンアリーナ大阪には当日券を求めて大勢の人が駆けつけ、用意した215枚の当日券が販売開始約10分で完売した。
先頭に並んでいた福岡から来た50代男性は、2月5日の先行販売では買えず「勝負は当日しかない」と、11日の午後7時から徹夜で並んでいた。
熊本から来た60代男性は「稀勢の里効果やね」と話した。



17/03/11
場所1日前情報! 】
■稀勢の里
10日、大阪市港区の田子ノ浦部屋で2日ぶりに朝稽古を行った。
取組編成会議で初日に幕内最年長で37歳の平幕豪風、2日目に小結正代との対戦が決まり「だいたい(番付の)あの辺と当たると予想していた。一日一番集中してやるだけ」と意欲を語った。
前日を休養に充てた。
この日は相撲を取らず、四股やぶつかり稽古などで約1時間半をかけて調整し「非常にいい稽古ができたし、形も決まってきた。今日(10日)、明日(11日)こんな感じでやれば切れ味も戻ってくると思う」と手応えを口にした。

■魁聖
10日、右膝のけがで大相撲春場所を休場する魁聖の診断書を公表。
「右前十字靱帯断裂、右外側半月板損傷で約3カ月の加療を要する見込み」との内容だった。
6日の稽古中に負傷した。
休場は、2006年秋場所で初土俵を踏んでから初めて。
師匠の友綱親方は「思っていたより、ひどくはない」と話した。

■宇良
部屋の稽古が休みだった10日は、一時帰京して東京都内で開かれた昇進披露祝賀会に出席。
母校の関学大関係者ら約1000人から祝福された。
こうした行事は番付発表後に催されるが、場所2日前に本場所開催地を離れることは異例。
11日に再び大阪入りする宇良は「幕内では厳しい戦いの15日間になる」と気を引きしめた。


10日、理事会を開き、ブルガリア出身の元大関・琴欧洲の鳴戸親方が4月1日付で佐渡ケ嶽部屋から独立し、鳴戸部屋を新設することを承認した。
内弟子2人と転属する。
部屋は東京都墨田区に新築する予定。
欧州出身者では初の師匠となる鳴戸親方は、大阪市内で「日本で教わったことにプラスして、少しずつ新しいことを取り入れ、私を超える力士を育てたい」と抱負を語った。



17/03/10
場所2日前情報! 】
■豪栄道
9日、大阪府寝屋川市の境川部屋で稽古をし「何とか間に合った。集中して、我慢して相撲を取っていれば、勝機も出てくるし、結果がついてくると思う」とご当地場所出場の意向を示した。
幕内佐田の海らと23番取って22勝。
師匠の境川親方は「いい感じで仕上がったんじゃないか」と弟子の背中を後押しした。

■照ノ富士
9日、大阪市東成区の伊勢ケ浜部屋で、宝富士らと15番。
10日の取組編成会議を前に「初日の相手は誰?」と早くもピリピリとした雰囲気だ。
古傷である両膝の状態は万全でなく、左上腕にも不安を抱える。
最近は8勝と2桁負けを繰り返し、大関としては不名誉な成績が続く。
入門後は負け越しがない春場所へ向け「悪いところはないよ」と不安を振り払うように話した。


春場所の懸賞金の総数が、地方場所での史上最多を更新する見通しとなった。
これまで最多は16年春場所の1672本だったが、日本相撲協会の懸賞金担当者は「1900本に近い」と大幅増となることを明かした。
懸ける力士を指定する懸賞の本数は稀勢の里が約300本でトップ。
2番手は地元大阪出身の大関・豪栄道で約200本だという。



17/03/09
場所3日前情報! 】
■白鵬
8日、大阪市港区の田子ノ浦部屋に出稽古し、高安と8番取ってから、稀勢の里を促し6番取った。
優勝争いのライバルの異例の前哨戦は先輩横綱が4勝2敗と貫禄を示した。

■豪栄道
8日、大阪府寝屋川市の境川部屋で、妙義龍らと23番取り、22勝だった。
5日から申し合いを始めるなど、急ピッチで調整を進めている。
「段々調子が良くなっているのを自分でも実感している。(けがした右足首は)問題ない。大丈夫」と繰り返した。
師匠の境川親方は「きょうの段階ではいい感じと思う」とご当地場所出場へ前向きな姿勢を示した。

■高安
出稽古に来た白鵬の胸を借りた。
白鵬と稀勢の里を相手に計17番取ったが、1勝ずつを挙げたのみ。
だが、表情に暗さはなく「わざわざ遠くから来てもらって幸せです」とすがすがしかった。
先場所は白鵬を一方的に撃破するなど、確かな成長の跡を示した。
27歳で迎える最初の場所へ向け「もう若手ではなく、中堅の上の方。今年を勝負の年にしたい」と強い意欲を口にした。



17/03/08
場所4日前情報! 】
■白鵬
7日、5場所ぶりの優勝を狙う白鵬が春場所前夜祭で一足早く誕生日を祝福された。
来場者が「ハッピーバースデー」を合唱すると「11日で32歳になります」と笑顔で答えた。
かねて35歳で迎える東京五輪まで現役を続けたいと話しており「東京五輪で土俵入りがあるかもしれないので頑張りたい」と改めて意欲を示した。

■日馬富士、鶴竜
7日、稽古場で顔をそろえた。
白鵬、日馬富士、鶴竜がそれぞれ時津風部屋に出稽古。
互いが胸を合わせることはなかったが、それぞれが他の関取衆と15番程度の申し合いをこなした。
ともに初場所を途中休場した日馬富士は「体調を取り戻すよう頑張っている。万全の状態で場所に入りたい」と意気込み、
鶴竜は「優勝しかない。しっかり結果を出したい」と決意を口にした。

■豪栄道
7日、大阪市内で行われた前夜祭に参加し「良くはなってきている。これも経験。前向きにやっていく」と出場に意欲を示した。
30歳のご当所大関は、地元のファンの温かい声援を受けた。
「30歳は昔はベテランだったけど、今は進歩している。老け込む年齢ではない」と力強く話した。

■宇良
落語家の6代目桂文枝が大阪府吹田市の木瀬部屋を訪れ、新入幕の宇良を激励した。
12番で7勝5敗と熱のこもった朝稽古を見せた宇良に、落語界の大御所も「強い。こういう人がいると盛り上がる」とうなった。
宇良も「きょうは文枝師匠も来ていて気合が入りました」と納得の稽古ができた様子だった。


バンダイナムコエンターテインメント
稀勢の里に千代の富士や貴乃花も登場する『大相撲ごっつぁんバトル』配信開始!=>公式サイト



17/03/07
場所5日前情報! 】
■白鵬
出稽古を開始し、大阪市平野区の友綱部屋で魁聖らに14戦全勝と上々の動きを見せた。
魁聖が右膝付近を負傷したため番数は少なめだったが、右四つでの寄りを中心に動きを確かめた。
「いい汗をかいた。環境を変えてできたのは、気分の部分でもいいし(感覚も)滑り出しとしては良かった」と満足げだった。
4場所連続優勝から遠ざかっているだけに「乗り越えていく。(調整を)意識して、考えていく」と決意を示した。

■稀勢の里
大阪市港区の田子ノ浦部屋で出稽古に来た嘉風との2番目の手合わせの際、相手の頭が当たり左目上の眉尻を裂傷。
おびただしい鮮血が胸まで垂れ、稽古をやめて応急治療を行った。
約2センチほど切れたためすぐには血が止まらず、部屋近くの病院で数針縫った。
4年前の春場所前も日馬富士に胸を借りた際に同じ箇所を裂傷した。
ばんそうこうを貼って戻ってきた稀勢の里は「大丈夫。ケガのうちに入らない。痛みはほぼゼロ。いい男が台なし?それが一番」と笑顔まで見せた。


大島親方(元関脇旭天鵬)が、5月の夏場所後に所属する友綱部屋を継承することが分かった。
師匠の友綱親方が4日、明らかにした。
日本相撲協会理事会で承認されれば、モンゴル出身で初の師匠となる。

鳴戸親方(元大関・琴欧洲)が、所属する佐渡ケ嶽部屋から独立し、4月から自らの部屋を設立することが1日、日本相撲協会関係者の話で分かった。
今月中の協会理事会で承認される方向で、欧州出身初の師匠となる。
外国出身では3人目。



17/03/06
場所6日前情報! 】
■稀勢の里
5日、稀勢の里は出稽古に来た玉鷲と同部屋の高安を相手に18番の申し合いで16勝2敗と順調ぶりをアピールした。
「今、一番圧力がある相手じゃないの」と評価する玉鷲に押し込まれる場面もあったが、「だいぶ身体もいい感じになってきた。来てもらうのはうれしい」と充実の表情を浮かべた。

■照ノ富士
5日、時津風部屋に連日で出稽古した。
十両・小柳、小結・正代と15番ずつ取り、敗れたのは小柳との1番のみ。
自ら脇を開けて双差しを許した状態から反撃したり、組んでいる最中に「もっと押せ」と注文したりするなど、勝敗以上に圧倒した。
調整について本人は「普通でしょ」と素っ気ないが、今後の仕上がり次第では久々に期待できそうだ。

■貴ノ岩
5日、大阪市住吉区の住吉大社に宿舎を構える立浪部屋で行われた、貴乃花一門による連合稽古で、無尽蔵のスタミナぶりを発揮した。
番付下位とはいえ、幕内の貴景勝、十両の阿武咲、力真や幕下力士と6番取って全勝。
その後は阿武咲と連続24番。
合計30番連続で25勝と圧倒的な強さで「一門頭」の実力を見せつけた。



17/03/03
場所9日前情報! 】
■稀勢の里
2日、大阪市東住吉区の芝田山部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加した。
嘉風と続けて13番取って全勝と、順調な調整ぶりをみせた。
10日後に控える本場所へ「体ができてきた。だいぶ仕上がったんじゃないかな」と手応えをにじませた。

■高安
2日に行われた二所ノ関一門による連合稽古では、大関候補の高安が目立った。
大関から転落の琴奨菊、玉鷲の両関脇らと申し合いで16番。
激しい突き、押しが光って12勝4敗と好調で「少しずつだが自分のスタイルを確立できつつある。体調はすこぶるいい」と自信を深めている様子だ。

■琴奨菊
2日、大阪市内の長居相撲場で行われ、大関から陥落した琴奨菊が悲壮な覚悟を見せた。
10勝すれば大関復帰がかなう運命の春場所。
「(体が)壊れてもいい」と、13番の申し合いで決死の9勝を挙げた。
がむしゃらだった。
7連勝と一門の関取を総なめにしていた好調の高安をがぶりで攻め立て寄り切った。
その後、玉鷲を圧倒するなど5連勝。
再び高安を迎え連敗した際は「くそー」と鬼の形相で悔しがった。



17/03/02
場所10日前情報! 】
■鶴竜
1日、大阪市東成区の時津風部屋へ出稽古し、小結正代と十両小柳を14戦全勝と圧倒した。
もろ差しからの寄りがさえ、不安を感じさせない内容。
「いいんじゃないですか。昨日より今日、今日より明日という気持ちでやっていく」と表情も明るかった。
3年前の春場所で初優勝し、場所後に最高位への昇進を果たした。
稀勢の里が加わり、4横綱時代が到来した春の大阪。
31歳の先輩横綱は「ここで結果を出すことに意味がある」と燃える思いを口にした。

■遠藤
1日、大阪・堺市の追手風部屋で同部屋の大翔丸らと計13番取って10勝3敗だった。
この日は伊勢ノ海部屋に所属する幕内錦木が出稽古に訪れ、遠藤が2勝した。
「いまのところ(出稽古は)考えていない」とした。



17/03/01
場所11日前情報! 】
■稀勢の里
28日、大阪入り後の初稽古は不調に終わった。
大阪市港区の田子ノ浦部屋で高安と17番取って6勝11敗。
十分の左四つで胸を合わせても腰が高く攻めきれなかった。
足が出ないため、はたき込みで土俵に転がる場面もあった。
新横綱の姿を見ようと集まったファンからは驚きの声まで上がった。
「良くはないが、まだ初日だから。力むこともないし、焦ることもない」と言うものの、これまで弟弟子との稽古では負け越すことはほとんどなかった。

■豪栄道
28日、エディオンアリーナ大阪で開かれた力士会後に、今週末から稽古場で相撲を取り始める意向を示した。
右足関節外側靱帯(じんたい)損傷で全治1カ月と診断されていた豪栄道は、この日の朝、負傷後初めて立ち合いの確認と、ぶつかり稽古をこなした。
春場所は地元大阪で開催されることもあり「出場する」と話してはいるが、階段の上り下りではいつも以上に慎重になるなど、まだ万全の状態ではない模様。
稽古場で相撲をとる時期については「今週末くらいかな」と語った。

■高安
28日、この日が27歳の誕生日。
「入門した頃を思い出して稽古した」と初心に帰って気迫を前面に出し、横綱を圧倒した。
昨年名古屋から5場所連続の三役。
小結だった初場所は11勝を挙げ、春場所は大関昇進の足固めを目指す。
「これからが一番力が出る時期」と捉えている27歳は「堂々とした相撲を取って、優勝を目指して頑張りたい」と賜杯まで見据えた。

■宇良
28日、この日から大阪府吹田市に土俵を構える所属の木瀬部屋で、春場所へ向けた本格的な稽古を開始した。
この日は四股などの基本動作や、土俵内に入って横への動きを確認。
地元の人気者だけにイベントも多く、必死の努力で約130キロまで増量した体重の維持について「うまくいかないことが多いです」と悩みもポロリ。
忙しい中で体重キープの手段を確立できるかどうかが、活躍の鍵を握りそうだ。


17/02/28
力士情報! 】
■宇良
朝青龍らと同じ所要12場所、史上7位のスピード出世に「そんな方々と比べるのは失礼」と困惑。
36力士を擁する角界最大所帯の木瀬部屋で最上位の番付になったことにも「部屋頭になったからといって、自分ができることは何もない。兄弟子がおられるんで」と腰を引いた。
それでも、番付表最上段に記された名前を確認すると「非常にうれしく思う」と笑みを浮かべた。
左手骨折や、右足首損傷などのけがを乗り越えたことには「期待してくれた方に応えたい気持ちがあったので、ここまで来られた」とうなずいた。
業師だけに技能賞への期待も高いが、地元大阪で1番1番に集中する。
「気持ちで負けないようにしたい」と心を引き締めた。



17/02/27
本番付発表! 】
■白鵬
初日前日の3月11日に32歳の誕生日を迎える。
5場所ぶり史上最多の38度目の優勝を目指す。
番付は4場所ぶりに、序列最高位となる東の正位に就いた。

■照ノ富士
2場所ぶり4度目の大関かど番。
琴奨菊が関脇に陥落したことで大関は、豪栄道と合わせ14年名古屋場所以来の2人となった。

■稀勢の里
27日、本番付が発表され4横綱の中では序列最下位となる西の2枚目に番付された。
大阪市港区の田子ノ浦部屋宿舎で記者会見に臨んだ稀勢の里は、3代目若乃花以来19年ぶりとなる日本出身の新横綱誕生から約1カ月がたち「(横綱と呼ばれることが)なじんできましたね」と笑顔を見せた。
「横綱」としるされた新番付を見ると「うれしい半面、気が引き締まりますね」と話した。

■琴奨菊
大関からの陥落は14年初場所の琴欧洲以来、昭和以降では25人(30回)目となる。
規定により、今場所10勝を挙げれば大関に復帰できる。
関脇に陥落した05年初場所で11勝を挙げ、翌場所で返り咲いた栃東以来の大関復帰なるか、にも注目される。

■宇良
ご当所の大阪府からは昨年春場所の大翔丸以来、戦後21人目の新入幕。
関学大からは初めてで、学生相撲出身では昨年九州場所の北勝富士、石浦以来、89人目の幕内力士となった。



17/02/24
大相撲春場所まつり! 】

春場所を盛り上げる「大相撲春場所まつり」が28日3月2日、大阪市北区茶屋町の毎日放送ちゃやまちプラザで開催される。
28日は、昨年の九州場所で敢闘賞を獲得した「石浦」、3月1日は兵庫県芦屋市出身の「貴景勝」、2日には阪神・淡路大震災当日に生まれた、南あわじ市出身の「照強」がそれぞれ来場する。
3人の若手注目力士たちの楽しいトークイベントが繰り広げられる。
開演は各日とも午後3時。
入場無料、定員100人(先着順)。
問い合わせはスポニチプラザ大阪事務局=電話06(6346)8565まで。



17/02/22
3兄弟同時力士! 】

大相撲春場所で、珍しい「3兄弟同時力士」が誕生する。
昨秋の全国学生選手権個人で準優勝した東洋大の大波渥が荒汐部屋で初土俵を踏む。
3兄弟はいずれも荒汐部屋に所属し、目下の出世頭は、十両入り目前の次男・剛士で、けがを克服した長男・大波も春場所は幕下復帰が濃厚。
三男の渥も三段目付け出し初土俵と実力差は近接。
元三役の祖父・若葉山を目標に、誰が最初に関取になるか、注目される。



17/02/20
碧山が披露宴! 】
19日、都内のホテルで同じブルガリア人の女性(35)と披露宴を開き、春日野親方や幕内の御嶽海、十両宇良ら関係者約230人が門出を祝った。
2年前の5月に帰国した際、食事の席で友人に紹介され「顔を見た瞬間、心の中で『オレの女性なんだ』と感じた」と運命の出会いを振り返った。
ドイツで建築デザイナーとして働く新婦は昨年4月に来日。
8月に婚姻届を提出した。
「もう1人じゃない。奥さんのためにも東京五輪まで頑張る」と心機一転を誓った。



17/02/16
浪速武道館8年ぶり相撲大会開催! 】

大相撲春場所の開催時には、田子ノ浦部屋の稽古場としても使われていた「浪速武道館」で19日、8年ぶりとなる相撲大会が開催される。
大阪市の方針で平成21年に閉鎖後、放置されていたが、見かねた関係者が奔走。
19年ぶりの日本人横綱・稀勢の里誕生で沸き上がる春場所を前に、一日だけの土俵再興が実現する。



17/02/15
荒磯親方3人目の子供誕生! 】

荒磯親方(元幕内玉飛鳥)に3人目の子供が誕生し、14日にお披露目した。
先月28日に両国国技館で断髪式を行ったばかりの親方は、「11日に生まれました。3310グラムの男の子です。名前は勘太郎に決まりました」と喜んだ。



17/02/14
春場所「御免札」設置! 】
13日、春場所の開催を知らせる「御免札」が会場のエディオンアリーナ大阪の正面に立てられた。
新横綱稀勢の里への関心の高さもあり、5日に発売された前売り券は即日完売となった。



17/02/13
稀勢トークショー&横綱昇進祝賀会! 】
12日、水戸市で行われたトークショーと横綱昇進祝賀会に出席し、合わせて約1700人から温かい祝福を受けた。
「多くの人の激励をいただけると夢にも思わなかった。うれしい。春場所で成績を残さないといけない」と感謝した。



17/02/09
稀勢の里14番の稽! 】
8日、田子ノ浦部屋で高安と前日よりも3番多い14番の稽古を行い、10勝4敗。
ほぼ圧倒したが、羽目板に打ち付けられると「ぐぁ〜」と悔しさをにじませ「(高安は)だいぶ力をつけている。ちょっと油断するとやられてしまう」と息を吐いた。
しばらく出稽古の予定はないが「(昇進して)緊張感もあって動きの切れもいい。高安が元気なうちは」と成長著しい弟弟子と今後も高め合う意向。
春場所へ本格的な稽古を再開したものの、18日には地元・茨城県牛久市での凱旋パレードも控えており慌ただしい日々は続きそう。
9日も茨城県庁などを表敬訪問するが「ぶっ飛ばしたら1時間半かからない」と朝稽古後に出発する予定だ。



17/02/08
稀勢の里関県民栄誉賞 】
■日時
平成29年2月9日(木曜日)14時00分〜14時20分
※スケジュールの関係で,稀勢の里関は,表彰式終了後すぐにお帰りになりますので,予めご了承ください。
■場所
茨城県庁舎2階県民ホール
■功績概要
平成29年大相撲1月場所において見事初優勝を果たし,第72代横綱に昇進されるという快挙を成し遂げられた。
このことは,県民のみならず全国民に大きな喜びと感動を与え,本県の名声を著しく高め,県民の誇りである。

※滋賀県HPより
http://www.pref.ibaraki.jp/bugai/hisho/eiten/news/news20170209.html



17/02/07
元小結・時天空の通夜! 】
6日、元小結時天空で、悪性リンパ腫のため1月31日に37歳で死去した時天空慶晃氏の通夜が東京都墨田区の回向院念仏堂でしめやかに営まれ、角界関係者ら約500人が参列した。
日馬富士、鶴竜の両横綱も悲痛な思いで、モンゴルの先輩に最後の別れを告げた。
葬儀・告別式は7日午前11時半から同所で営まれる。
37歳、志半ばで天国へ旅立った時天空氏に、誰もが悲痛な思いだった。
時津風一門はもちろん、一門外からも親方、関取衆が次々と斎場を訪れた。



17/02/06
稀勢の里トーナメントV! 】
5日、41回日本大相撲トーナメントで優勝した。
2回戦から宝富士、勢、臥牙丸、玉鷲を下して、決勝では貴ノ岩を突き落とし。
初場所初優勝の勢いそのままに、初めて優勝杯を手にした。
また、先代師匠の故鳴戸親方が愛用した最高級絹織物「結城紬(つむぎ)」の着物も、昇進祝いで贈られることになった。



17/02/02
稀勢の里横綱昇進パレード! 】
牛久市は、大相撲初場所で初優勝し、横綱に昇進した稀勢の里の祝賀パレードを十八日に実施、市内のコースや、その後、開かれる祝賀会の参加方法を発表した。
パレードは午後一時、JR牛久駅東口の「牛久駅東口交差点」を出発。
稀勢の里関を乗せたオープンカーが「けやき通り」を約六百三十メートルパレードする。
「ぶどう園通り」を通って市役所に到着する。
約八百メートル、一時間ほど。
けやき通りとぶどう園通りを結ぶ市道区間は観覧できない。



17/02/01
間垣親方死去! 】
間垣親方(元小結時天空)37歳が死去。
血液のがん「悪性リンパ腫」で闘病中だったが、1月31日未明、悪性リンパ腫のため東京都内の病院で死去した。



17/01/25
★19年ぶり日本出身横綱誕生!★=== 】
日本相撲協会は25日朝、国技館で臨時理事会を開き、満場一致で、初場所で初優勝を果たした大関稀勢の里の横綱昇進を決めた。
72代横綱稀勢の里が誕生した。
日本出身力士の横綱は、1998年夏場所で昇進した3代目若乃花以来、19年ぶり。
「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします」と口上を述べた。
土俵入りは雲竜型で、27日に明治神宮で初めて披露する。



17/01/24
横審満場一致で横綱に推薦! 】
23日、横綱審議委員会(横審)が両国国技館で開かれ、守屋秀繁委員長が初場所で初優勝を飾った稀勢の里を満場一致で横綱に推薦することを決めた。
25日の日本相撲協会理事会と春場所番付編成会議を経て、正式に「第72代横綱・稀勢の里」が誕生する。



17/01/22
千秋楽近況! 】
■稀勢の里
14日目の21日、逸ノ城を降し1敗を守り、ただ一人、1差で追っていた白鵬が貴ノ岩に敗れたため、千秋楽を待たずに優勝が決まった。
大関昇進後31場所での初優勝は昭和以降で最も遅い記録で、場所後の横綱昇進にも大きく前進した。

■白鵬
稀勢の里について「強い大関がいてよかった。おめでとうですね」と、素直にたたえた。
「明日(千秋楽)はいい相撲を取るだけ」と淡々と話した。

■御嶽海
プロ入り通算百勝を達成した。
上位と総当たりする場所での記録達成に「うれしいです」と喜んだ。


稀勢の里関の出身地、茨城県牛久市では21日、市役所でパブリックビューイングが行われた。
市民や後援会関係者ら約150人が集まり、テレビ画面を食い入るように見詰め、結びの一番で白鵬関が敗れて優勝が決まった瞬間、割れんばかりの拍手と万歳の声が鳴り響いた。



17/01/21
14日目近況! 】
■稀勢の里
残り2日を単独トップで迎えるのは今回が初めて。
何度も優勝争いを経験しているが、最も賜杯に近づいたと言える。
14日目、逸ノ城に勝ち、白鵬が貴ノ岩に敗れれば初優勝が決まる。
支度部屋でその可能性を聞かれても「しっかり集中してやるだけ」と朝と同じ言葉を繰り返した。


横綱審議委員会では、ハイレベルな優勝なら昇進もあり得るという声が出ていた。
13日目の20日、観戦した守屋秀繁委員長は優勝=昇進かと問われると「もちろん星も見てみたい。13勝だったら非常に難しい。議論になると思う」と話し、誰も文句のつけようのない白鵬を破っての14勝での優勝を期待した。
昇進を預かる審判部の二所ノ関部長は「とにかく優勝」と前置きしながらも「内容よりも優勝。優勝したら、みんなと話はします」と昇進について議論することを明かした。


業師が大相撲史上“初”の決まり手をついに記録した。
十両の宇良が自身21手目の「たすき反り」で天風を撃破。
優勝争いでも3敗で首位に並び、初優勝へもぐっと近づいた。



17/01/20
13日目近況! 】
■豪栄道
13日目の20日、右足首付近の負傷により休場することになった。
19日、遠藤との一番に突き落としで敗れ、8勝4敗となり、取組のあと「右の足首をひねった」と話し、国技館を去る時には付け人の肩を借りないと歩けなかった様子。
境川親方は20日朝、「相撲を取らせられる状態じゃない」と話し、休場させる意向を明らかにした。
豪栄道のけがによる休場は、おととしの夏場所以来4回目となる。

■琴奨菊
12日目の19日、玉鷲に敗れて8敗目を喫し、2場所連続での負け越しが決まったため、大関から陥落することになった。
3月の春場所は関脇で臨むことになる。



17/01/19
12日目近況! 】
■稀勢の里
11日目の18日、平幕の遠藤を小手投げで下して10勝1敗とし、単独首位を守った。
白鵬、貴ノ岩、蒼国来、逸ノ城も9勝目を挙げ、追走する。



17/01/18
11日目近況! 】
■鶴竜
11日目の18日、休場を届け出た。
先場所で3度目の優勝を遂げたが、今場所は3個の金星を与えるなど、10日目まで5勝5敗だった。
右脚負傷で7日目から休場の日馬富士に続き、2横綱が不在となった。
11日目の対戦相手、琴奨菊は不戦勝。



17/01/16
9日目近況! 】
■白鵬
荒鷲に敗れ、初顔相手の連勝が28で止まった。

■荒鷲
中日の白鵬戦で勝利し、6日目の鶴竜に続く2個目の金星を挙げた。



17/01/15
中日近況! 】
■白鵬
7日目の14日、横綱在位中の出場回数を北の湖を抜いて歴代最多の819回とし、「また新たな記録を見つけて、再出発します」と気持ちを新たにした。

■琴奨菊
かど番で早くも5敗目。
「リセットした新たな気持ちでいかないといけないが、今は負の連鎖になっている」と言う。
浮上のきっかけをつかめるか。
「自信に満ちた姿で、あしたはいい相撲を取りたい」と自らに言い聞かせた。



17/01/14
7日目近況! 】
■日馬富士
7日目の14日、休場を届け出た。
7日目の対戦相手、勢は不戦勝。

■白鵬
6日目の13日、結びの一番で隠岐の海を寄り倒して全勝を守った。
この日で横綱としての出場回数が歴代最多の北の湖に並ぶ818回。
節目を快勝で飾った。

■荒鷲
6日目の13日、鶴竜を破り、苦労して金星にたどり着いた。
初土俵から85場所目での初金星獲得は、昭和以降で7番目のスローで、外国出身力士では最も遅い記録となった。
「思い切っていけたのが良かった。うれしい」と笑みをこぼした。



17/01/13
6日目近況! 】
■栃ノ心
6日目の13日、「右膝外側半月板損傷で休場を要する」との診断書を日本相撲協会に提出して休場した。
5連敗を喫した5日目の関脇正代戦で古傷の右膝を痛めた。
東京都内の病院で検査を受け、松葉づえを突き「靱帯は切れていないが炎症を起こしている。場所前から気になっていた」と述べた。
再出場は厳しい状況。


12日、朝日山親方が所属先の二所ノ関一門を離脱して伊勢ケ浜一門に移籍したことが日本相撲協会関係者の話で分かった。
関係者によると、親方は東京都内で開かれた二所ノ関一門会で移籍を表明し、了承されたという。
伊勢ケ浜親方と親交が深いことなどが理由とみられる。
現役時代は佐渡ケ嶽部屋に在籍した朝日山親方は昨年6月に尾車部屋から独立し、朝日山部屋を再興した。


17/01/12
5日目近況! 】
■御嶽海
4日目の11日、2場所連続優勝が懸かる鶴竜を押し出しで破った。
平幕が横綱に勝つ「金星」を2日目の日馬富士戦に続いて獲得。
豪栄道に快勝した初日と合わせ、2横綱1大関を破る快進撃で3勝1敗とした。



17/01/11
4日目近況! 】
■松鳳山
3日目、日馬富士にまわしを許さず、もろ差しに持ち込むと一気に走って寄り切り。
2日目の鶴竜戦は行司軍配差し違えで金星を逃したが、文句のつけようのない内容で昨年初場所以来、1年ぶり3個目の金星を獲得した。

■石浦
3日目の10日、自動車レースF1にも参加している「マクラーレン」のスポーツカーで両国国技館に場所入りし、大きな注目を浴びた。
場所前にマクラーレン東京からスポーツカーをあしらった化粧まわしを贈られた縁があり、27歳の誕生日でもある10日に実現した。



17/01/10
3日目近況! 】
■御嶽海
9日(初場所2日目)で、日馬富士を寄り切りで破った。
横綱7戦目で、平幕力士が横綱に勝つ「金星」を初めて獲得した。
長野県出身力士が金星を獲得するのは、大昇が西前頭5枚目だった1955(昭和30)年1月場所で、初日に横綱栃錦を破って以来62年ぶり。



17/01/09
2日目近況! 】

天皇、皇后両陛下は8日、東京・両国国技館を訪れ、大相撲初場所初日の取組を観戦された。
両陛下は2階の貴賓席で、八角理事長の説明を受けながら中入り後の取組計10番を観戦。
陛下は皇后さまと時折話をしながら、勝敗が決まるごとに拍手を送った。


元横綱北の富士勝昭氏が昨年末に心臓の手術を受けていたことが8日、分かった。
解説を務めていたNHK大相撲中継の初場所の出演は見送ることになった。
NHKは「現在は自宅で療養中ですので、初場所の解説はお休みいただいています。経過は良好と伺っています」と説明。
順調に回復すれば、春場所から解説に復帰する予定。



17/01/08
本場所当日情報! 】
■豪栄道
7日、初めて優勝額贈呈式に臨んだ。
初優勝した昨年秋場所の額が贈られ「いつか自分の優勝額も飾ってもらいたい気持ちがあったから」と感慨深げ。
国技館天井付近には32枚の優勝額が掲げられるが、これで昨年初場所の琴奨菊に続き、7年ぶりに日本出身力士の額が2枚になった。
初場所へ「元気良く動き回りたい」と意気込んだ。

■石浦
7日、都内で英国の自動車メーカー「マクラーレン・オートモーティブ」の正規販売代理店「マクラーレン東京」から、新化粧まわしを贈呈された。
関取最軽量114キロの速さを生かし、化粧まわしに描かれたスポーツカーのようにスピード勝負で挑む。
新しい化粧まわしを前に、石浦は満面の笑みだった。
事前にデザインは知っていたが、直接見るのは初めて。
濃紺をバックに緑色のスポーツカーが描かれたデザインに「めちゃくちゃかっこいい。着けるのが楽しみ」と、土俵入りが待ち遠しい様子だった。

■貴景勝
新関脇の正代ら若手の台頭が注目される中、新入幕の佐藤改め貴景勝も今後の活躍が期待される一人だ。
「緊張せず、喜びをかみしめながら、新入幕らしく相撲を取りたい」と晴れ舞台に向けて意気込みを語った。
2014年秋場所初土俵から2年あまり。
「早く上がれたのはうれしい」と喜んだ。



17/01/07
本場所前日情報! 】
■正代
6日の取組発表で、初日に白鵬、2日目は荒鷲と組まれた。
白鵬とは、わずか2秒7で敗れた昨年夏場所以来2度目の対戦。
当時の悪夢がよぎったのか、正代は弱気発言を連発した。
初日の相手が白鵬に決まったことを知ると、正代は稽古場で「え〜」と目を丸くした。
「緊張はしますけど、いつも通り自分の相撲を取れたら」
「(年末の稽古総見で)胸を出していただいたので、その成果を横綱に感じてもらえるように頑張ります」「前に攻めていきたい」。
テレビカメラの前ではあくまで前向きに、平然を装った。

■御嶽海
5日、出羽海部屋で、近くにある春日野部屋の関取衆との連合稽古に臨んだ。
3日に春日野部屋で行われた出羽海一門の連合初稽古を体調不良で休み、親方衆から苦言を呈された。
自覚ある行動が求められる中、今年初めての本格的な稽古となったこの日は積極的な姿勢を見せた。
勝ち残り指名方式の申し合い稽古が始まると、栃ノ心を押しのけるように最初に仕切り板に立ち、碧山と対戦した。
栃煌山を含めた3人と取った計13番は栃煌山に1度勝っただけだったが、仕上げのぶつかり稽古まで前に出る姿勢を見せた。



17/01/06
本場所2日前情報! 】
■日馬富士
5日、照ノ富士らと18番取って全勝だった。
伊勢ケ浜部屋に出稽古した横綱白鵬との横綱同士の稽古こそ、実現しなかったが「毎場所毎場所、全身全霊で」と納得の表情だった。
両肘や両膝にはサポーター、足首にはテーピングと故障との闘いが続く。
3場所ぶりの賜杯へ、「周りもみんな、けがをしているから」と自らに言い聞かせるように話した。

■白鵬
5日、都内の伊勢ケ浜部屋に出稽古した。
照ノ富士らに14戦全勝で「負けている相手がいるから」と、順調な調整ぶりを披露した。
ターゲットは横綱日馬富士ではなかった。
照ノ富士と宝富士には昨年、いずれも2勝2敗。
要因は「調子が良すぎたから」とはぐらかしたが、2人を立ち合いで圧倒して羽目板にたたきつけた。
新十両照強には「(白まわし姿が)慣れない感じ。十両で暴れて存在感を出して」と、エールを送る余裕も見せた。
初場所と春場所の目標は、12勝以上で優勝争いに絡むこと。
場所直前まで出稽古先を探す横綱は「気持ちを抑えて、けがをしない体をつくりたい」と意気込んだ。

■稀勢の里
5日、江戸川区の部屋で初場所へ向けて体を動かした。
相撲は取らず、土俵周りで四股などの基本運動をこなした。
前日4日の二所ノ関一門連合稽古で、帰宅時に右足を引きずり周囲を心配させたが、この日は軽めの動きながらも足は問題なさそうだった。
本人は「大丈夫ですよ」とサラリ。
それでも、年末や元旦の休みも体を動かしてきたせいか、疲れについては「あると思います」と話した。

■豪栄道
5日、足立区の境川部屋でまわしをつけて土俵へ降りたものの、相撲は取らなかった。
3日に行われた出羽海一門による連合稽古で腰の違和感を示していた。
境川親方は「大事を取ってのこと。(腰は)よくなっている」とし、初場所については「心配はない。出ます」と不安を打ち消した。



17/01/05
本場所3日前情報! 】
■鶴竜
4日、東京・墨田区の時津風部屋への出稽古後に今年の展望について言及。
2017年は、6場所の皆勤出場を目標に掲げた。
出てきた言葉は優勝でも連勝でもなかった。
「去年も一昨年も休んで(休場して)いる。けがしないで元気でいることで結果も出る」。
連覇に挑む横綱としては控えめだが、苦い経験から導き出した教訓だ。

■日馬富士
4日、江東区内の伊勢ケ浜部屋で、大相撲初場所に向けて、熱のこもった稽古で汗を流した。
前日3日が新年の稽古始めだったが、午後に神奈川県内で行われた新年の恒例行事に参加したため、この日が本格的な稽古始め。
照ノ富士、宝富士、誉富士、照強の4人の関取衆を相手に20番(17勝)取り、相手を羽目板にたたきつけるなど厳しい相撲を取った。
誉富士と最初の2番を取った後、左肘に二重のサポーターを巻くなど一瞬、ヒヤリとさせたが、その後も18番を取り大事には至らなかった様子。
「場所と場所の間隔が短いから、なかなか治らないけど、条件はみんな一緒だからね。一生懸命やるだけですよ」と気力を高ぶらせていた。

■琴奨菊
4日、尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古で、大関同士による稽古で稀勢の里を7勝3敗と圧倒した。
7度目のかど番で迎える初場所だが、左膝の不調を思わせない出足を見せた。
低く鋭い立ち合いから一気のがぶり寄りで稀勢の里に6連勝するなど、充実した内容を披露。
「一番一番が本場所と思って大事に取った。相手も強いから気持ちを高めていった」と笑みを浮かべた。
32歳の大関にとって厳しい1年となりそうだが「不安ばかりだが、少しのことでも自信にして初日を迎えたい。優勝を目指していくし番付もまだ上がある」と進化をにらんだ。

■遠藤
4日、埼玉・草加市の追手風部屋で新年の稽古を開始した。
同部屋の大翔丸らと17番取って13勝4敗。稽古が終わってからも土俵に居残り、幕下力士と10番をこなした。
「場所も近い。(追加の10番は)まだ、できていないところがあるので。感覚は悪くない」
元日にみた初夢を苦笑いしながら明かした。
「部屋で稽古している夢。『もう一丁、もう一丁!』と何度も相撲を取っていた。朝起きたら、体が痛くて」。
夢の中でも気張って力んでいた、という。
寝ても覚めても、稽古に集中。新三役を“正夢”にする。



17/01/04
本場所4日前情報! 】
■稀勢の里
2日、東京都江戸川区の部屋で今年最初の稽古を行った。
高安と12戦全勝。
年末や元日の休みも体を動かしており「(新年の感じが)いつも以上にない。(初日の)1週間前って感じだけです」と正月ムードをかき消した。
優勝にはまたも届かず、3度の綱とりは全てはね返された昨年だったが、年間最多勝を獲得もした。
30歳となって成長を感じさせた16年。
17年は「やっぱり、いい1年にしたい。相撲人生でいい成績を残し、思うように体が動く状態が一番いい。一番欲しいモノは『衰えない体』『強い体』。そのために基本と食生活をしっかりしないと続かない。いくらでも自分次第だと思う」と誓いを立てた。

■豪栄道
3日の出羽海一門による連合稽古で腰に違和感があり、栃ノ心、碧山と10番にとどまった。
後退する場面が目立っての8勝2敗に「そんなに良くなかった。しっかりと体調を整える」と渋い表情。
綱とりが期待される新年に向け「昨年以上にいい年にしたい。優勝を目標にする」と述べた。

■御嶽海
24歳のホープは3日、東京都墨田区の春日野部屋で行われた出羽海一門の連合稽古を欠席した。
出羽海親方によると腹痛が原因だという。
春日野親方は新年早々の“肩透かし”に「本場所だけ勝てばいいという精神は、たたき直さないといけない。伝統のある部屋にいる意識を持たなければ」と苦言を呈した。

■琴勇輝
3日、保育士の女性と1日に結婚したことを発表した。
6月10日に都内のホテルで挙式する予定。
女性の父親が、佐渡ケ嶽親方を現役時代から応援していた縁で知り合った。

■正代
3日、時津風部屋の稽古始めで新年をスタートさせた。
小柳と、出稽古に来た逸ノ城との申し合いは6連敗。
次に出稽古に来た鶴竜に、三番稽古の相手に指名されたが、こちらも歯が立たず、15番取って全敗だった。
年末は12月29日が稽古納めで、翌30日から4日間は熊本に帰省するなどで「ほとんど体も動かしていない」とあり「今日は感覚を取り戻せなかった」と、さすがに観念した様子。ただし、鶴竜が「本場所に入ったら(調子が)分かるんじゃないですか」と話すように、本場所での強さは実証済み?
新年の抱負も「初場所だけで終わりたくない」と、三役維持を誓っていた。


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