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16.解説者を楽しもう
撲中継で誰が解説するのかも楽しみの一つ。一昔前までは、私よりずっと年輩の、現役時代を知らない親方ばかりが登場したものだ。それが今では、星取に選んで一喜一憂した力士たちが親方になって登場するので親近感がある。現役時代の相撲っぷりと、マイクを前にしたときの解説ぶりを対比するのも面白い。
貴乃花に敗れるたびに花道にサガリを叩きつけていた熱血漢の寺尾(錣山親方)は、かなり飄々としていてユーモアたっぷり。塩まきパフォーマンスが豪快だった水戸泉(錦戸親方)は、聞き取れないほど小さな声で物を言う。土俵でのイメージそのままなのは貴闘力(大嶽親方)や琴錦(竹縄親方)で、気っぷのいい爽やかな話し方をする。
ちばん研究熱心な解説者は間違いなく舞の海だ。『技のデパート』と異名をとった技巧派だけあって、舞の海は目の付けどころが緻密でよく見ている。大雑把な表現を、まずしない。例えば...
 「体がひと回り大きくなった」とは言わず
 「首から肩にかけてと、太モモの裏側の筋肉が発達してきた」と言う。
 「出足が悪い」とは言わず
 「頭から行こうとして、つま先を出すのを忘れている」とも言う。
わかりにくい差し手争いや、地味なおっつけ合いも、舞の海にかかれば手に汗握る攻防の応酬に様変わりする。すなわち...
 「あと3センチ頭を低くしてぶつかるべきだった」とか
 「小指からマワシを取りにいったのでうまくいった」などと言う。
小兵のハンディを克服すべく培った分析眼が、解説者になってからも生きている。
挿絵と文章は関係ありません
ラックスして相撲観戦を楽しみたいなら、なんといっても北の富士がいい。およそNHK的な配慮をせず好きなことを言う。例えばアナウンサーがある力士を褒めようとしても、北の富士自身がそう思っていなければ話を合わせない。例えば...
 アナ「高見盛はメキメキと力を付けていますね」
 北富「稽古場では呆れるぐらい弱いんだけどなあ」
 アナ「次の横綱はやはり魁皇が最有力でしょう」
 北富「稽古しないからね。このままだと大関で終わるよ」
当り障りのない優等生的な発言が多い中、親方を辞めて協会から身を引いた北の富士だから言えるセリフかもしれない。それが当たっているかどうかはともかく、聞いていて小気味良い。ビールを飲みながら観戦する時など、いい酒の肴になる。
まらない解説者もいる。さんざん語り尽くされ、誰でも知っているようなことしか言わない解説者だ。引退した貴ノ浪を「懐が深い」と褒めたり「脇が甘い」と非難する解説にはうんざりしたものだ。
四ツ相撲の力士が勝つと「自分の相撲に徹している」と言い、負けると「マワシにこだわりすぎる」と言うのなら私にもできる。闘牙が負けるのは「引いたから」で、霜鳥は「腰が高いから」で、土佐ノ海は「頭が低すぎ」で、玉乃島は「左が取れなかったから」。そのていどなら言われなくても解っている。先場所も、1年前も、5年前もそのセリフを聞かされてきたからだ。よくも飽きずに同じことを繰り返し言えるものだと呆れてしまう。
いやしくも全国放送で解説するのだから、少しは工夫してほしい。闘牙は勝ったときも負けたときもその原因は「引いたから」だ。だとすれば、なぜ引き技が決まらなかったのか、舞の海のように解説してほしい。霜鳥は足が長いからいつでも「腰高」になる。いっそ北の富士のように「現代っ子はマワシが似合わないねえ」と笑わせてくれたほうがよっぽど楽しい。
(2004/06/01)
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