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02.横綱という人格
綱朝青龍が問題になっている。原因はその土俵態度だ。具体的に言うと、行司軍配に抗議して土俵上の足跡を指さしながら睨んだり、自分が負けた相手を悔しまぎれにサガリで叩いたりする。かつて、そのような不遜な態度をとる力士を見たことがない。どんなに判定が不服でも、黙って二字口に戻り、礼をして土俵を下りるのが当り前だった。ましてや朝青龍は横綱。しかもサガリで叩いた相手は、モンゴルの大先輩・旭鷲山だ。
かに人格者の行為ではない。もしかすると一気に頂点まで駆け上がったこの若者は「いい気になっている」のかもしれない。ついこの間まで「旭鷲山関」と呼んでいた大先輩を、今は「シュウ」と呼ぶらしい。モンゴル相撲でも地位に関係なく目上の人には敬意をはらうらしいから、国民性の違いが原因ではない。朝青龍個人の考え方の問題だ。
挿絵と文章は関係ありません
れでも私は朝青龍をさほど非難したくない。好き嫌いは別として、そういう人間はどこにでも居る。むしろ強烈な個性を発揮していて、いかにもプロ、いかにもエンターティナーではないか。できれば部屋では竹刀を振りかざしながら若い衆をシゴいてほしい。チャンコがマズかったらテーブルをひっくり返してほしい。そういう「らしさ」こそ、見ていて面白いではないか。
れが、品行の悪さで横綱になれなかったり、横綱から格下げされるようなら、そのほうが問題だ。横綱にふさわしい態度なんて、今どきあまり意味がない。朝青龍は間違いなく強いのだから、横綱でなければならない。しかも顔つきといい態度といい完全に「悪役」の横綱だ。ここで朝青龍に対抗するヒーローが現れれば、大相撲はもっともっと盛り上がることだろう。むしろ正義の味方がいないことを、相撲協会や横綱審議委員会は嘆くべきだ。これから朝青龍の対抗馬が現れることを期待したい。朝青龍には、傍若無人のままいてもらいたい。
(2003/04/01)
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